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フェイク



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【この小説が収録されている参考書籍】
フェイク
フェイク (角川文庫)
フェイク (角川文庫)

フェイクの評価: 3.44/5点 レビュー 48件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21~40 2/3ページ
No.28:
(4pt)

楡さんの作品としてはちょっと驚き?

2004年に刊行された楡 周平さんの作品です。

楡さんと言えば、「Cの福音」・「クーデター」・「マリアプロジェクト」などなど。ハードが展開を期待してしまいますが、この作品はまるで違う作家が書いたようなコミカルな作品に仕上がっています。

舞台は銀座の高級クラブですが、新米のボーイとして働く主人公の岩崎陽一は若くしてのし上がってきた伝説のママ、麻耶ママに気にいられて、お店とママの自宅との送迎のドライバーを引き受けます。

その麻耶ママからある日、お店の高級ワインをタダ同然のワインにすり替えるという違法行為を依頼をされてしまいます。
貧乏生活からの脱出をかけて、陽一はこの業務を引き受けることになるのですが・・・。

後は本書でお楽しみください。

たまにはこういう作品があってもいいかもしれませんね。
銀座の高級クラブに行ってみたくなりました。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.27:
(5pt)

等身大、リアリティ、そして、夢

私個人とっては、非常に面白い作品でした。瞬く間に読み終えてしまいました。

安月給にうだつの上がらない日々、そして、小心者で臆病者、そんな主人公にどれだけ自己投影したことか。

それに登場人物も非常に身近にいるような人たちばかりで、これも凄く良かったと思います。

人は背負ったものが大きいほど成り上がるチャンスがある、や、三流大学出身者は生涯その十字架を背負っていかなかればならない等非常に納得・共感できる台詞が多々ありました。これも非常に魅力的でした。

楡周平はこういう作品も劇的に描けるのだと感服しました。

また、アメリカンドリームのような過激でハイリスク、そして、スキャンダラスなサクセスストーリーをかなり現実的に描いているのも私に希望を与えてくれました。

非常に素晴らしい作品に出会えたと感動しました。

かなりお勧めできる作品だと私は思います。
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No.26:
(5pt)

気楽に楽しめる

筆者にしては、珍しい作品である。初期の作品に慣れている方は、意外に感じるかも
知れない。

内容は、とてもシンプル。まるでテレビの2時間ドラマを見ているような
コミカルな展開が続き、あっという間に読み終わってしまう。
さっぱりと肩の力を抜いて楽しめる一冊。
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No.25:
(2pt)

金は人を幸せにしてはくれる。だけど、一番大切なのは、その金をどうやって稼いだかだ。

銀座のクラブの利益構造や競輪の仕組みや面白さについて、小説を読みながら垣間見ることができます。
クライマックスの企業恐喝の場面が、「そんなにうまくいくのかなー」という気持ちがありました。

 また、主人公と大学のガールフレンドとの恋愛について、もう少し踏み込んで書いてあったら楽しめた
と思います。「結局金か!」で話が終わってしまうのも、小説としてはちょっと寂しいですね。
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No.24:
(3pt)

嘘だらけの夜の世界。

初めてこの作家さんの小説を読みました。てっきりアクションハードボイルド系かなと思ったけど、何てことはない夜の世界とギャンブルのお話だった。
主人公がいい人?単純?過ぎる・・・親友に平気でお金貸したり連帯保証人になったり、実はしたたかだった彼女にも優しく、うまくいくかもわからない危ない仕事も安請け合いし。摩耶との関係ももう少しどうこうなった方が、もっと面白くなるんではないかなぁ。

こじれてなく読みやすかったが、もう少し大どんでん返しが欲しかった。
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No.23:
(3pt)

なんかイマイチ盛り上がりに欠けるんだよな〜

この手の小説にしては、主人公の窮地に陥り方が甘く、最後の「祭り」の部分も切迫感
が伝わって来ない。現実的に同じ事をしようとしたとして、本当にやくざから金を取れる
のか、と言う問題も横山と言う人間一人の存在で何とかしようとしているように思える。

金の奪いかたとか、発想は面白かったけどハラハラドキドキは少なかった。この手の小説
でハラハラしないのは致命的では無いかと思うのですが…。
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No.22:
(4pt)

単純に面白い!!

面白かったです。
真保裕一の「奪取」を読んだ時、面白い!!と思ったあの感覚です。
濃い経済物とか読んだ後に最適!!
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No.21:
(3pt)

まあそこそこ楽しめた

物語として決してつまらないわけではなかったが、別にこれといってなにか光るものがあったわけでもなかった。
性病を持ち出すあたり、なんだかつかみを今の小説って感じにしたがっている感がして、たいして意味もないのに長々と続くのはどうかと思ったが……。
もちろん自分も銀座のクラブなんて縁がないので、そういった世界が描かれていたのは非常に興味深かった。
だが、もっといろいろとどんでん返しを期待していただけに残念。
後半は一気に読ませるものがあった。
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No.20:
(3pt)

深夜ドラマにしやすそう

さらっと読めて面白い作品でした。あくまでさらっと。
「感動!」とか「共感!」とかではないですね。
話の流れを楽しむ感じです。
深夜のドラマか、ジャニーズのタレントさん主演のドラマか。
どちらにしてもテレビや映画にしやすそう・・・。これが真っ先におもった感想です。
というか、どっかで見たことあるような・・みたいな。
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No.19:
(5pt)

おもしろかったです

いつまでたってもウダツのあがらない主人公が一気に大金を手にしてのし上がろうと思った矢先トラブルに巻き込まれたりで散々な目にあったり展開がジェットコースターの様に読んでてとても楽しめました。狸と狐の化かしあいなどの駆け引きもあり中々楽しめる作品です
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No.18:
(4pt)

頭脳ゲーム?

「白熱する頭脳ゲーム」という見出しにつられて買ってしまったのだが、頭脳ゲームというほどの展開がなくて残念だった。山野社長を嵌めるアイデアやお金の使い道はそれぞれおもしろかったが、相手とのやりとりはなく一方的な展開だったため頭脳ゲームという感じがしなかった。また、陽一と大学の同級生であるさくらについても、なぜ陽一と恋愛関係に発展しないのか、陽一のことをどう考えていたのかも疑問が残ったままだった。
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No.17:
(4pt)

カネ,プライド,闇

本屋で平積みになっていたので買ってみた.
カネの作り方,使い方を良く描いている.
本来,人間はプライドで生きているということなのか?
カネは必要ではあるがカネ=幸福ではない.
金を持ってみないと分からない心情がこの本にはある.
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No.16:
(5pt)

これは一種の情報小説か

これまでの楡周平ものとはずいぶん違うけど、これはこれでごく素直に楽しめた。
だいたい、銀座のクラブの舞台裏なんて、知らないもんねぇ。。。一生縁がない、っぽい。
でも、興味はありますからねぇ。

ホステスさん、(やとわれ)ママさん等の生活。店の料金システム。
なんでシャンパンやワインを抜く客が喜ばれ、少々高級でもウィスキーやブランディのボ
トルはだめなのか。いやはや、よくわかる。

この物語は、主人公である一人の男の子の成長ストーリーとも見れるし、銀座でのし上が
り、沈み、また浮かぼうとする一人の若い女性のサクセスストーリーとしても面白い。
ぼくがなにより嬉しかったのは、オトコとオンナ、なんてかんじの恋愛劇や濡れ場が全く
なかったこと。
実は、水商売の裏側とギャンブル、を扱っている極めて硬派な物語。
そう見ると、なるほど、楡周平らしいかな、と。

いずれにしても、不思議に悪人が悪人らしくなく。全体に良質のコメディのようでそのく
せ、スタイリッシュ。とても面白い都会らしいポップな話しで良かったです。
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No.15:
(4pt)

素直におもしろい!

はじめはやや単調だが、中盤から物語がいろいろと展開してきて、
終盤に盛り上がりを迎える、楽しめるエンタメ小説。
それでいてこの小説にちりばめられている、
ホステス、サラ金、競輪、株、企業恐喝といったディテールも
実社会を知るのにいい知識。

唯一残念なのは美女が2人も登場していながら、
いらん性病描写のみで恋愛・SEX描写がないのが、
やや主人公像のリアリティにかけるが、
物語のおもしろさにそれほどの影響はない。
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No.14:
(4pt)

娯楽作としてすごく面白い

ほぼ同じタイトルの、五十嵐貴久の『Fake』の直後に読んだので、つい比べてしまうのだけれど、読後感の爽やかさという点で、本作の方がずっと上だろう。あくまで私の個人的な好みだけどね。

 この小説が面白いのは、やはり一つずつの場面の、細部に確かなリアリティがあるからだろう。フィクションは、やはり細部の魅力の積み重ねで初めて全体が輝くのだと思う。
 夜の銀座を舞台に、登場人物たちの欲望とだまし合いが渦を巻き、周到な伏線の末に、クライマックスへなだれ込む展開は快感。善人が出てこない(主人公が凡人だけど一番まとも?)作品なのに、不快な感じは全くない。

 内容的には、厳密に言うとコンゲーム小説とはちょっと違うようにも思う。クライマックスの大仕掛けの所では、必ずしも敵を「だます」わけじゃないしね。この作品の快感は、物語の中の材料できちんと世界が構築され、なるほどと納得できる決着になっていることにあるのだろう。ラストがやや小さくまとまりすぎた印象はあるけどね。

 夜の銀座の内幕を描いた部分も、確かにリアルで非常に面白いが、この小説に描かれているのは、水商売の一端のそのまた一端くらいに過ぎないと思う。だから、その意味の「情報小説」として称賛するようなほめ方は、ちょっと筋違いかな、という気がする。
 単純に、娯楽作としてすごく面白い。それがこの小説に一番ふさわしいほめ言葉だろう。
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No.13:
(3pt)

悪くは無いんだけど・・・

和製コン・ゲーム小説。

クライマックスの頭脳バトルそのものの質はなかなか良いのだが、そこに至るまでの前置きにどうしてもぬるさ・かったるさを感じてしまうのが残念。ラストも少し弱いかな・・・
ただ、著者の表現力・文章力といったものは読み取れるので、他の作品をあたってみようかという気にはなる。
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No.12:
(1pt)

読みやすいが内容はいまひとつ。

この本はどういうジャンル付けをすればいいのであろうか悩む。ミステリーと呼ぶには不十分だし、ノワールと言えるほどドロドロした部分はない。むしろ文体は爽やかだ。
主人公たちの仕掛けるトリックにも不自然さを感じるし、全てがうまく行き過ぎている。小説としてはもう一波乱あったほうがよかったと思う。
読みやすい内容なので自然とページが進み一日で大半を読み終えたがいまいち記憶に残らなかった作品だ。文章力がある作者だと思うの次回作に期待したい。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029
No.11:
(4pt)

面白かった^^

初めて楡周平氏の作品を読みました。
面白かったです、期待していた以上に^^
銀座に水商売の裏話的な題材、
特に主人公の青年に惹かれたかなw
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No.10:
(4pt)

銀座の倶楽部はどんなとこ?

華やかだけど空虚でもあり、だけど札束が舞う夜の銀座....貧乏人の僕には座っただけで五万円の店に行ってみるだけの軍資金がない。そこでだ、その世界を覗けるこの小説、わずか700円で高級クラブの様子を垣間見れ、しかもエンターティメントな筋書きがついてくる。お得です。
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No.9:
(5pt)

なんて舞台なんだ

フェイク−「虚飾」で彩られた街。銀座の高級クラブを舞台にした(これまでの著者の本からすれば、なんて舞台だ)痛快なストーリーです。

男と女、金とアルコールが絡むと、どろどろとした感じになりがちですが、奇抜などんでん返しもなく、きれいにまとめていて、読後感のよい作品でした。

でもなあ、やはりなんて舞台なんだ。
フェイク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フェイク (角川文庫)より
4043765029

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