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笹の墓標
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笹の墓標の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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第二次世界大戦中、北海道・朱鞠内で強制労働を強いられた朝鮮人犠牲者の遺骨発掘活動で、実際に遺骨が見つかり掘り出されたことを元にした小説なのだが、男女の恋愛の絡んだ推理小説という手法が却ってテーマをボケさせてるし、事実をきっちり知りたい者にとっては、男女の恋愛の絡んだ推理小説という手法は邪魔だった。そのまま素直にノンフィクションで書かれた方が、はるかに問題の大きさ・重要性が伝わったたのではないかと思われる。 | ||||
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大変良かったです。 | ||||
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メチャメチャワクワク面白い 最後のどんでん返し 予想はハズレるかも? | ||||
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戦時体制下に兵役だけでなく、国民や併合された人々を巻き込み、その命をかけた歴史を背景に、史実を基に、森村さんの権力構造小説となっているようです。 | ||||
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北海道開拓史。 それは華やかな一面を持ちながらも、暗い一面を持つ。 戦争被害の少なかった北海道のもうひとつの繰り返してはいけない歴史でしょう。 タコ部屋で強制労働を強いられた人たち。そしてしっかりとした墓も立てられることなく埋葬された歴史。 笹の墓標しか立つことがなかった人々の静かな悲しみが胸に染みます。 日本人として読んでおきたい。 | ||||
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主な舞台は、太平洋戦争時代の北海道北部山間の雨竜ダム工事現場と、現代の東京、北海道、九州。 この作品のテーマは、朝鮮人強制労働だが、どう読み進んでも、心が痛むばかりだ。 また、現在の犯罪が、当時の強制労働と巧みに絡められていて、内容が濃い。 本書は、強制労働の過酷極まる現実を、嫌という程提示してくる。 ただ、本書の言葉を要約すると、戦争惨禍は砲煙弾雨の戦場のみならず、人間を狂気に駆り立て、 国土とともに精神をも荒廃させると主張するが、全く同感だ。 また本書は、著者が度々主張する大都会東京に蠢く夢と現実の厳しさを突きつける。 それと強烈な対比を成すのが、九州唐津という街の、優しさと温かさだ。 勿論、唐津は作品中の象徴であって、大都会と地方都市とを対比させている。 大都会には多くの夢はあるが、現実はきわめて厳しく、下手をすると、生命まで危険にさらすのだ。 基本的に本書は、現代の推理小説だ。 しかし、テーマはあまりにも重い。 本書のタイトルは、強制労働の多数の犠牲者には、墓碑すらなく、ただ群生するクマザサが墓標であるのみ、という意味だ。 いかなる理由があろうと、戦争は二度としてはならないというのが、最大の感想だ。 | ||||
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