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エクサバイト



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【この小説が収録されている参考書籍】
エクサバイト
エクサバイト (角川文庫)

エクサバイトの評価: 3.46/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

読ませる筆力はあるのだが

近未来だけ(20年くらい先)の叙述じゃなく、本当の未来2119年の後日譚を入れてしまったがために、「え?」っと感じる作品になってしまった感じがします。
そこは読者を信じて、読者に任せた方がよかったのではないですか?

全体に冗長さもなく、つかみ難いプロットにもかかわらず説明くさい部分も少なく「人物」の視点から上手に切り取っているのですが。
故に、読み始めると比較的テンポ良くエンディングまで進むのですが。

近未来の人たちも、妙に今っぽい感じがしましたし、100年以上先の人もなんだか、今の視点が強すぎる感じがします。
エクサバイト (角川文庫)Amazon書評・レビュー:エクサバイト (角川文庫)より
4043944187
No.2:
(2pt)

復調!服部真澄

しばしの休養の後に刊行された、著者の『バカラ』(2002)、
『GMO』(2003)、『海国記』(2005 これはリズム感が乏し
く最低でした。)は、いずれもパンチ力に欠け、もの足りなく
感じました。久々に、出来のよいものを読んだ気がします。
 中身は、情報の確保と争奪、そしてそれに係る権力の陰
謀という著者お得意のモチーフでの近未来小説です。203
3、2025、2031、2119年と時系列がめまぐるしく変わる
のに展開に淀みがないのは、著者の本領であるストーリー
テラーとしての卓越したタレントが、十分発揮されたからな
のでしょう。
 難点は、ヴィジブル・ユニット(体内に装着した超小型記
録メディア)という創作上の仕掛けに現実感がないこと、そ
してクニコ(主人公の母親)の長寿の秘密が、ありきたりに
過ぎることでしょうか。本来は減点対象なのでしょうが、今
回はご愛嬌ということにしておきます。
エクサバイト (角川文庫)Amazon書評・レビュー:エクサバイト (角川文庫)より
4043944187
No.1:
(2pt)

あっさりしすぎでもったいない

超小型化された電子機器を体内に埋め込み、自分が見たもの聞いたものすべてを記録する、というのは良くある話ではあるが、アイデアとしては面白い。しかしこの本はそのアイデアを活かしきれておらず、話に厚みがない。いわば経験をデジタル記録するわけだが、そうすると当然「データの改ざん」や「データの捏造」といった問題が生じてくることは容易に想像がつく。それをあたかも大事のように描写されても読み手としては白けるばかり。また、主人公の母親と「会長」の関係についても、本来ならば「驚愕の事実」であるはずなのに、演出不足からそれほどの驚きを感じることはできなかった。そこまで期待するなと言われればそれまでだが、この手の小説はまさにそこが生命線であると思うので、物足りなさが残ってしまった。
エクサバイト (角川文庫)Amazon書評・レビュー:エクサバイト (角川文庫)より
4043944187

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