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“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)



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【この小説が収録されている参考書籍】
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)の評価: 4.27/5点 レビュー 22件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

破綻…してますね…。

文学少女『天野遠子』先輩のビジュアル的破壊力に圧倒される形で、前作『死にたがりの道化』を購入。かなりの高確率で、小説を読み始めて3分以内に居眠りをしてしまう生まれながらの『文盲亡者』である私が3度読み返してしまうくらい、面白かったと思います。その勢いで、続編に当たる当書籍を購入。読み始めたのですが…。

 この続編、どういう訳か遠子先輩の活躍が殆どありません。事実上、傍観者・兼・説明役に終始してしまってます。このエピソード、学園ミステリー…というよりも、実質、『嵐が丘』…なる知る人ぞ知る…といった感じのドロドロの愛憎劇のパロディーじゃないかと思います。私は、この物語を知りません。名前すら知りません。作中の説明によれば、どうやら、性欲と支配欲と独占欲、そして憎悪しか知らない未成熟な半人間&人非人たちのバトルロワイヤル…と言った感じの、私のような文盲から見れば、精神衛生上芳しからぬ文学のカバーストーリーと言った感じで、当エピソードは、そんな『嵐が丘』のカバー作品といった感じです。そして、それを演じる二人の登場人物を見て、遠子先輩が同情の涙を流すといった感じのストーリーです。読んでいて、かなりの苦痛を伴う退屈を感じながら、何度も何度も居眠りを繰り返し、膨大な時間をかけて、やっと読み終えました。

 自分の元彼女に復讐する(?)ために、その元彼女に瓜二つの少女を監禁し、虐待を繰り返す…という、大昔の鬼畜エロゲのようなストーリー(?)展開には、正直、ついていけませんでしたし、この男・黒崎なる非人・変質者(…ですよね?…というか、この男、幼女虐待致死の殺人鬼じゃあ…?)に対しては、最大級の侮蔑と気色悪さしか感じませんでした。そんな黒崎への同情を誘うような終盤の雰囲気に、物語としての無理・破綻を感じます。遠子先輩の弟(…こんなヤツいないだろう…的な白けムードが半端ない)もそうだけど、どんなに熟練されたプロの作家の文章で取り繕ってみても、つぎはぎは所詮、つぎはぎに過ぎないと思いました。もう少し丁寧にやってほしかったと思います。非常に残念です。

 私個人的には、全編中唯一、遠子先輩と琴吹さんが意気投合し、心葉くんを困らせるシーンは面白かったと思います。(この辺りだけは一気に20ページほど読み干しました。)ので、☆3つとさせていただきます。
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)より
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No.5:
(3pt)

なんちゃってミステリ…

シリーズ第2弾
今回は「嵐が丘」をテーマにした作品。

なんと言うか、非常に荒い。
1巻のレビューで、このシリーズはミステリだと書いたが、
訂正する。これはミステリなどではない。内容が荒すぎる。
ミステリの様なもの、なんちゃってミステリである。

兎に角、ストーリー展開が雑で非常に分かりにくい。
雨宮、黒崎について、全く感情移入できなかった。
雨宮の黒崎への想い、黒崎の夏夜乃への想い…
この辺りの描写が「キモ」なのに、描写が酷すぎた。
作者は感動的な話を書きたいのだろうな〜と思ったのだが、
如何せん、全くストーリー展開に納得感が持てず、
最後までしらけてしまった。

あと、琴吹がうっとおしいほど登場する。
ストーリー展開に絡む訳でもないのに…
次巻以降の伏線にしたいのだろうが、
もっと登場シーンを抑えたほうがよい。

正直言って、がっかりな作品。
次巻が積極的に読みたくはならなかった。
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No.4:
(3pt)

嵐ヶ丘

今回は『嵐ヶ丘』がテーマとなっています

進キャラや文芸部での部活動で1巻よりは読みやすいです

今回は所々スリルがあり続きが読みたくなります

しかし最後の推理の場面ではまだ遠子のセリフが長くダレます

そこが改善されるといいんだが…

また嵐ヶ丘を読んでいない人には最後の推理の場面で?となると思います

ても途中に挟まれている文章(クライマックスへの伏線)を最後に繋げる野村美月先生の力はすごいです

次巻を買うか未定ですが文学少女シリーズは読む人によって評価が分かれると思います
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No.3:
(3pt)

うーん

後半から読むのがしんどくなりました。
謎解きや語りが退屈でいまひとつ共感や驚きがありませんでしたね
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No.2:
(3pt)

遠子が可愛らしかった

今回は遠子の弟とか、新しいキャラクターがでます
それに遠子の意外な弱点も判明します。

いつもどおり、遠子の突飛の無い発想と行動で心葉は振り回されますが
そこに仕掛けられた悪戯に憤激した遠子が、犯人を捕まえようと息巻いてくれました
しかし遠子は珍しく大敗してしまう。

この巻は、エミリー・ブロンテの「嵐ヶ丘」を題材に描かれています
しかし切ない恋を表現しようとしたにしては、登場人物の心情が今ひとつ共感できません。
基本的に遠子が主人公で、彼女中心に物語が進むという、作品の特性上、仕方がないかも知れませんが
今回の物語の核心となる、黒崎や蛍についても、もっと言及があった方がより楽しめたと思います

ただ、作品で目に付いたのは、天真爛漫の遠子の振る舞いと
彼女の可愛らしい弱点です。
それはほほえましく思えました
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No.1:
(3pt)

今回は「嵐が丘」

井上心葉は、文芸部の一員である。文芸部長である天野遠子は、実は、食べ物の代わりに物語を食べる妖怪である。そんな彼女に、毎日せっせと「おやつ」の小説を書くのが心葉の日課である。遠子が、ラブレター目当てに置いた、文芸部の「恋の相談ポスト」に不思議な紙片が舞い込むようになり...

"文学少女"シリーズ二作目です。
今回は、「嵐が丘」をモチーフにしていますので、そちらを先に読めば、もっと面白いかもしれません。内容的には、かなり「どろどろの人間関係」の話です。私は、「嵐が丘」は読んではいないのですが、割と早くから展開が読めてしまいました。そして、「嵐が丘」ならOKだったかもしれない登場人物たちの設定も、正直、かなり無茶です。その辺はマイナスとして、相変わらずさわやかに熱く文学を語ってくれる彼女の薀蓄に耳を傾けていると、読んだ事のなかった名作に手を出してみようかな、という気になりました。次の作品も楽しみです。
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