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“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)
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“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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文学少女『天野遠子』先輩のビジュアル的破壊力に圧倒される形で、前作『死にたがりの道化』を購入。かなりの高確率で、小説を読み始めて3分以内に居眠りをしてしまう生まれながらの『文盲亡者』である私が3度読み返してしまうくらい、面白かったと思います。その勢いで、続編に当たる当書籍を購入。読み始めたのですが…。 この続編、どういう訳か遠子先輩の活躍が殆どありません。事実上、傍観者・兼・説明役に終始してしまってます。このエピソード、学園ミステリー…というよりも、実質、『嵐が丘』…なる知る人ぞ知る…といった感じのドロドロの愛憎劇のパロディーじゃないかと思います。私は、この物語を知りません。名前すら知りません。作中の説明によれば、どうやら、性欲と支配欲と独占欲、そして憎悪しか知らない未成熟な半人間&人非人たちのバトルロワイヤル…と言った感じの、私のような文盲から見れば、精神衛生上芳しからぬ文学のカバーストーリーと言った感じで、当エピソードは、そんな『嵐が丘』のカバー作品といった感じです。そして、それを演じる二人の登場人物を見て、遠子先輩が同情の涙を流すといった感じのストーリーです。読んでいて、かなりの苦痛を伴う退屈を感じながら、何度も何度も居眠りを繰り返し、膨大な時間をかけて、やっと読み終えました。 自分の元彼女に復讐する(?)ために、その元彼女に瓜二つの少女を監禁し、虐待を繰り返す…という、大昔の鬼畜エロゲのようなストーリー(?)展開には、正直、ついていけませんでしたし、この男・黒崎なる非人・変質者(…ですよね?…というか、この男、幼女虐待致死の殺人鬼じゃあ…?)に対しては、最大級の侮蔑と気色悪さしか感じませんでした。そんな黒崎への同情を誘うような終盤の雰囲気に、物語としての無理・破綻を感じます。遠子先輩の弟(…こんなヤツいないだろう…的な白けムードが半端ない)もそうだけど、どんなに熟練されたプロの作家の文章で取り繕ってみても、つぎはぎは所詮、つぎはぎに過ぎないと思いました。もう少し丁寧にやってほしかったと思います。非常に残念です。 私個人的には、全編中唯一、遠子先輩と琴吹さんが意気投合し、心葉くんを困らせるシーンは面白かったと思います。(この辺りだけは一気に20ページほど読み干しました。)ので、☆3つとさせていただきます。 | ||||
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息子用。 シリーズものです。 一度読み始めたら止まらなくなるのもわかります。 | ||||
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普通の恋愛を題材にするだけでなく、こういったものを題材にするとは凄い。 文句無しの☆5です。 | ||||
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文学を自称する作品はやたらと重広長厚を佳しとして形骸化するけど、これもどーなの?これもうラノベの域を超えてしまっているよね。ライトじゃないヘビーな悲恋モノだという訳ね。 | ||||
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嵐が丘との掛け合わせが良かった 真っ直ぐで歪んだ恋心 どこかでちゃんと向き合うことが出来ていたなら…… 結末はもっと違ったものになっていたんだろう 麻貴先輩のこともちょっとわかって、遠子先輩の弟も出てきて……少しずつ心葉くんを取り巻く環境も進んだ1冊 | ||||
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シリーズ第2弾 今回は「嵐が丘」をテーマにした作品。 なんと言うか、非常に荒い。 1巻のレビューで、このシリーズはミステリだと書いたが、 訂正する。これはミステリなどではない。内容が荒すぎる。 ミステリの様なもの、なんちゃってミステリである。 兎に角、ストーリー展開が雑で非常に分かりにくい。 雨宮、黒崎について、全く感情移入できなかった。 雨宮の黒崎への想い、黒崎の夏夜乃への想い… この辺りの描写が「キモ」なのに、描写が酷すぎた。 作者は感動的な話を書きたいのだろうな〜と思ったのだが、 如何せん、全くストーリー展開に納得感が持てず、 最後までしらけてしまった。 あと、琴吹がうっとおしいほど登場する。 ストーリー展開に絡む訳でもないのに… 次巻以降の伏線にしたいのだろうが、 もっと登場シーンを抑えたほうがよい。 正直言って、がっかりな作品。 次巻が積極的に読みたくはならなかった。 | ||||
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テーマとなっているA・ブロンテの「嵐が丘」を読まなくても楽しめます。 文学少女シリーズは恋愛を主体としたライトノベル小説です。とにかく恋愛です。 ですが最近のライトノベルでよくある、主人公とヒロインがいちゃつく話を期待して買うと心を抉られます。 前半は甘いベタベタな展開が続いています。 その展開がベタベタすぎて苦手という人が多く、この時点で中断する人は「文学少女はつまらない」と言います。僕は好きですが。 それでも諦めず、是非最後まで読んでほしいと思います。 恐らく3章あたりに入ると、ノンストップで読み進めることが出来ると思います。 だいたい読むのに5時間ほどかかりました。 これ以上言ってしまうと物語の展開上面白くなくなってしまうのであまり言えませんが、 遠子先輩が心葉君の書いた”おやつ”を食べた時の、「甘いと思っていたのに辛かった」という発言は 今回の物語を表しているものだと思います。 とても面白い本なので是非読んでみてください。 作画を担当している竹岡 美穂さんの絵はとても綺麗で、文学少女の雰囲気にも合っていると思います。 感動したい人、なんとなく静かな物語を読みたい人にはとてもおすすめです。 | ||||
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今回は『嵐ヶ丘』がテーマとなっています 進キャラや文芸部での部活動で1巻よりは読みやすいです 今回は所々スリルがあり続きが読みたくなります しかし最後の推理の場面ではまだ遠子のセリフが長くダレます そこが改善されるといいんだが… また嵐ヶ丘を読んでいない人には最後の推理の場面で?となると思います ても途中に挟まれている文章(クライマックスへの伏線)を最後に繋げる野村美月先生の力はすごいです 次巻を買うか未定ですが文学少女シリーズは読む人によって評価が分かれると思います | ||||
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後半から読むのがしんどくなりました。 謎解きや語りが退屈でいまひとつ共感や驚きがありませんでしたね | ||||
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E.ブロンテの「嵐が丘」も、C.ブロンテの「ジェーン・エア」も中学生のとき読んだのですが、全く記憶に残ってません。本作で引用されているようなドロドロのホラーならもっと記憶に残っていると思たのですが?小説をネタにした文学少女第2弾は重厚なミステリ。引用にも落ちにも工夫がされてあり、とても感心しました。作者の構成力の巧みさがずば抜けています。ますます、楽しみなシリーズになりました。 | ||||
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謎の数字の言葉を投函している「幽霊」の正体を突き止めようと、 遠子先輩が動き出し、心葉が引きずられる。巻き込まれた心葉だが、 麻貴先輩や、遠子先輩の弟の流人により、 どんどん深みにはまってゆく。 そして、狂気な悲しい物語にたどり着く。 伏線をもっと書いて欲しかったですね。それを含めて、伏線とその回収には やや不満はありますが、買って損はないでしょう。 前作の「死にたがりの道化」の方が読んでて面白かったですが。 題材となっていた、ブロンテ著「嵐が丘」を読んだことはありませんでしたが、 十分楽しめました(有名だそうですね)。ドラマCDも発売されるようですね。買うつもりです。 | ||||
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今回は遠子の弟とか、新しいキャラクターがでます それに遠子の意外な弱点も判明します。 いつもどおり、遠子の突飛の無い発想と行動で心葉は振り回されますが そこに仕掛けられた悪戯に憤激した遠子が、犯人を捕まえようと息巻いてくれました しかし遠子は珍しく大敗してしまう。 この巻は、エミリー・ブロンテの「嵐ヶ丘」を題材に描かれています しかし切ない恋を表現しようとしたにしては、登場人物の心情が今ひとつ共感できません。 基本的に遠子が主人公で、彼女中心に物語が進むという、作品の特性上、仕方がないかも知れませんが 今回の物語の核心となる、黒崎や蛍についても、もっと言及があった方がより楽しめたと思います ただ、作品で目に付いたのは、天真爛漫の遠子の振る舞いと 彼女の可愛らしい弱点です。 それはほほえましく思えました | ||||
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最後の遠子先輩が暗号を食べるシーンが切なすぎる。 蛍の父親への愛憎がこれでもかというほど伝わってきて涙が出ました。 読んで、損はありません。絶対に。 | ||||
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今回は嵐が丘です。 なぜ嵐が丘をチョイスしたのかがわからなかった 嵐が丘好きじゃないんだよ ほんとにそれだけで評価ができなくなる 遠子先輩、入手困難な本を語るのはひきょうですよ しかし琴吹さんがかわいいのでそれだけで素晴らしいです | ||||
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“謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の第2巻です。 ある日文芸部設置のポストに謎の紙片が入っていた事から、「私はもう死んでいるの」と語る少女・蛍と遠子のバックアップとして活躍する姫倉麻貴の二人を中心に「嵐が丘」の様な事件が展開されて行きます。 これは、荒れ狂う嵐のような激しい「愛情」と表裏一体の「憎しみ」、そして「後悔」に彩られた悲しい物語です。 「失われた時間は新たに歩んで取り返せる」と語り事件の全容を“想像した”遠子先輩。 「時間がない、戻すことも取り返すことも出来ない」事に気付いてしまった心葉。 激しい感情を剥き出しにして、想いを告白する蛍。 すべてを知った上で、記録し物語を紡ごうとした麻貴。 この一連のシーンは非常に衝撃を受けます。 そしてすべてが終わった後のラストシーン。事件の発端となった紙片を味わう遠子先輩が一番印象的。恐怖、悲しみ、切なさ、希望、愛が綴られた紙片がどんな味だったのかは書かれておりませんが、最後の挿絵がすべてを物語っています。 一読の価値がある、とても熱くて苦いお話です。 | ||||
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他の方のレビュー通り、今回はメロドラマです。交錯しあう誤解が生んだ、遅すぎた救い。 後半がかなり悲劇すぎですが――どこぞのキャッチフレーズを借りますけど――「渇いた救いの物語」として、話が動き始めた気がします。 あと、「道化」よりもミステリー寄りになっています(暗号とかあります)。今回の太字の語りが「彼女」だったとは、意外でした。 ついでに言うとこの巻、長さが「巡礼者」とほぼ同じ長さです。 追記:今回の「嵐ヶ丘」については、野村先生も「十分に魅力を伝えきれなかったのが残念」とおっしゃっているみたいです。 推奨BGM:スキマスイッチ「雨待ち風」「アカツキの詩」「マリンスノウ」 心葉というよりは、当事者達をイメージした曲が…… | ||||
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シリーズ第1巻では太宰治の「人間失格」を念頭においた様なストーリー構成がなされていましたが、シリーズ第2巻に当たる本作品でも同様に、過去の文芸作品をオマージュしたストーリー構成になっていますね。文学少女にふさわしく、今後もこの方針で進むのでしょう。 今回、天野遠子と井上心葉が事件に巻き込まれるきっかけは、妖怪ポストのように設置された、文芸部の恋の相談ポストに投函された、幽霊を暗示する手紙と数字の暗号。変な想像を迷走させ突っ走る遠子と、遠子と同居する櫻井流人に誘われ別ルートから事件に関わってしまう心葉。死んだはずの九條夏夜乃を名乗る雨宮蛍と、姫倉麻貴の登場を以って、事件は歪んだ人間関係を白日の下に晒す結果となる。 設定自体はとても暗く、愛憎渦巻く物語なのだけれど、作品全体として見たときには明るく、コメディのような軽さも感じるのは、天野遠子の存在なのだろう。彼女の手にかかれば、どんな作品でも美点を見出され、輝き始める気がする。 元になった作品を先に読んだ方がいいのかどうかには諸説あると思うが、読んだことがないのであれば、後で読んだ方が純粋にこの作品を楽しめるのではないかとボクは思う。 | ||||
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深くて、重くて、心に浸みます。普通の恋愛小説やラノベ、ミステリものとは一線を超えた、世界があると思った。 一巻もそうでしたが…稀に見る良作シリーズです。ラノベと思って侮るなかれです。 気持ちに響いて、刻まれる。何気ない、ささやかな幸せを願わずにはいられません。 | ||||
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井上心葉は、文芸部の一員である。文芸部長である天野遠子は、実は、食べ物の代わりに物語を食べる妖怪である。そんな彼女に、毎日せっせと「おやつ」の小説を書くのが心葉の日課である。遠子が、ラブレター目当てに置いた、文芸部の「恋の相談ポスト」に不思議な紙片が舞い込むようになり... "文学少女"シリーズ二作目です。 今回は、「嵐が丘」をモチーフにしていますので、そちらを先に読めば、もっと面白いかもしれません。内容的には、かなり「どろどろの人間関係」の話です。私は、「嵐が丘」は読んではいないのですが、割と早くから展開が読めてしまいました。そして、「嵐が丘」ならOKだったかもしれない登場人物たちの設定も、正直、かなり無茶です。その辺はマイナスとして、相変わらずさわやかに熱く文学を語ってくれる彼女の薀蓄に耳を傾けていると、読んだ事のなかった名作に手を出してみようかな、という気になりました。次の作品も楽しみです。 | ||||
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(文学少女〉シリーズ2作目。 今回、文学少女の前に現れるのは満たされることのない想いを 抱え、運命の袋小路に追い込まれる“飢え渇く幽霊”達です。 とにかく「どろどろ」。 一歩間違えば喜劇になりそうな、暗い情念の 交錯を描くメロドラマ的悲劇が展開されます。 読者としては遠子や心葉と同じく、嵐のように吹きすさぶ 人の愛憎の激しさに翻弄されるしかないのかもしれません。 さて、本巻では遠子が居候する家の息子・櫻井流人が初登場。 一見軟派で、特殊な恋愛観を持つ真正プレイボーイですが、 実は男気もある奴。しかし、それが裏目に出てしまい……。 レギュラーでは、学園理事長の孫・姫倉麻貴がいよいよ本領発揮。 今回は、かなり重要な役割を担います。 もう一人のレギュラー“ツンデレ少女”琴吹ななせは、……。 次巻以降、彼女が報われる話を期待します。 (いや、マジで) | ||||
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