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陰陽師 龍笛ノ巻
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陰陽師 龍笛ノ巻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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きちんとした描写は案外に少ないのに何となくイメージが湧いてきて軽やかに読めてしまえる、夢枕先生の筆の妙技が楽しめるシリーズ六作目であります。 今回は五編収録で全体に軽め。というか、むしめづる姫の印象が強過ぎて、他の話はよく覚えていません(苦笑)。 | ||||
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第6冊目ですか。やっとこの巻で形式の成熟と全体像の構築が完成されたようです。もうすでに指摘されているように、これはシャーロックホームズの形式に酷似したものです。違うのはヴィクトリア時代と平安時代との差異です。馬車は牛車に転換されるというわけです。新しい登場人物として、「むしめづる姫」の露子、賀茂保憲が登場します。もちろん道満も「怪蛇」と「むしめづる姫」の2つに登場します。ここでの道満はもはや晴明に敵対する存在ではありません。無常の世の中に不易で存在する人間の業にささやかなトリックを退屈しのぎに仕掛けるトリックスターとしての存在です。全編を通して政治との関わりを示唆する事件はなく、「首」は別として、むしろどれもファンタジックな終わり方をしています。時代としては、純友の乱が20年前と言及されていますので、961年前後の2年間が舞台となっているようです。 | ||||
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