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陰陽師 龍笛ノ巻
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陰陽師 龍笛ノ巻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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前作の長編から、今回はいつもの短編に戻り、安定の面白さ。 1.怪蛇⇒東寺の和尚が、大切な仏像(孔雀明王像)の重要な仏像パーツを無くしたため生じる禍。 2.首⇒我儘な姫君の愛情を得るため、封印された首塚の怨霊を目覚めさせて起こる禍。 3.むしめづる姫⇒虫好きの姫君を虫嫌いにするため、陰陽師道満が仕掛けた罠。 4.呼ぶ声の⇒藤原伊成が古桜の下で琵琶の名演奏。その音が、桜の下に呪術を掛けられた陰陽師海尊の霊を蘇らせて生じる禍。 5.飛仙⇒仙人に成り損ねた妖しが作った天足丸を落としたため、生じる禍。 すべて、安倍晴明の陰陽師の術と源博雅のサポートで怪なる事件を解決する。 一番良かった短編は、「むしめづる姫」である。誰も傷つける訳でもなく、一途に昆虫愛を貫く物語の視点は温かい。 | ||||
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無事何事も無く届きました。 | ||||
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晴明と博雅の 「ゆくか」 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。 というくだりは、好きですね。 | ||||
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お馴染み安倍晴明と源博雅のお話ですが、賀茂保憲が登場します。 晴明に匹敵する術者で、晴明の良き理解者でありながら希代のめんどくさがりやなキャラが好きです。 時に悲しく、時に笑えて、時に泣ける、陰陽師シリーズ。 地道に揃えていきたいですが…最近の陰陽師は数がたくさんだけど高いですね。 | ||||
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陰陽師シリーズを漫画化されたり映画化されたり、世間が注目する前から虜になって読んできた僕は、いまだに読むのが止められない。本当におもしろいから。 清明が博雅に語る「呪」の話は、哲学的な存在論のようで聞いていて不可思議な境地へと誘われる。そして、そのイントロダクションがその後の物語を密かに暗喩しているのだから、これまた興味が尽きなくなってしまう。 今回は、人間の身体の中に「呪」が宿る話が多い。特におもしろかったのは「呼ぶ声の」章だ。天皇を呪詛した法師が、呪詛返しに遭い落命する前に陰陽師の保憲を祟ると述べる。禍を嫌った保憲に「山込め」という封印をされてしまう。その。「呪」の方法が、額に「山」の字を書くこと。数年後、その法師が埋められた場所に、「山」の字を欲しがる妖が現れる。その理由は…。 | ||||
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陰陽師シリーズを漫画化されたり映画化されたり、世間が注目する前から虜になって読んできた僕は、いまだに読むのが止められない。本当におもしろいから。 清明が博雅に語る「呪」の話は、哲学的な存在論のようで聞いていて不可思議な境地へと誘われる。そして、そのイントロダクションがその後の物語を密かに暗喩しているのだから、これまた興味が尽きなくなってしまう。 今回は、人間の身体の中に「呪」が宿る話が多い。特におもしろかったのは「呼ぶ声の」章だ。天皇を呪詛した法師が、呪詛返しに遭い落命する前に陰陽師の保憲を祟ると述べる。禍を嫌った保憲に「山込め」という封印をされてしまう。その。「呪」の方法が、額に「山」の字を書くこと。数年後、その法師が埋められた場所に、「山」の字を欲しがる妖が現れる。その理由は…。 | ||||
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いつでもどこからでも楽しめるのが陰陽師シリーズの良さですが、今回は短めの作品ばかりなので、特に読みやすさを感じます。物語のはじめに展開される晴明と博雅の呪に関する問答が少ないのはさみしいのですが、その分ストレートに物語に入っていけます。その中でもこの巻で特によかったのは、「むしめづる姫」でしょう。人のエゴや欲が鬼や蟲毒の形で現れる話ばかりの陰陽師シリーズの中で、これほどすっきりとした結末を迎えたお話はなかったように思います。晴明の「露子姫の御心次第」という言葉がが非常に印象的です。博雅にも通じるような露子姫の透明感は忘れがたく、他のお話も読んでみたいと思わせてくれますよ。 | ||||
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やっと出ました!私は文庫でこのシリーズを集めているので、すぐ買って何度も読み倒しました。 やっぱり以前と変わらず文章の持つ雰囲気がとってもいい♪情景が目に浮かぶようなゆったりとした文が好きです。 他のレビュアーの方々も書いていますが、今までのよりも新しく新鮮な印象を受けました。新キャラが登場しているからかもしれませんが。 短編なのもお気に入りです。ちょっとの時間に一編だけ…というように読めるし、さくさく読めるのも魅力です。また、ゆっくりじっくり読んでいると他の本にはないような、落ち着いた気分になれます☆ 結局、どのように読んでも大好きな一冊なんですけどね。。。笑 | ||||
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『陰陽師』シリーズ。今回の目玉は同じ陰陽師の賀茂保憲が登場していることではないでしょうか。古典好きな人にはたまらないコラボレーションだと思います。この二人から移行の陰陽師は系統が別れているという歴史的な側面も含みつつ、清廉で淡々とした味わいは流石だなあと思います。このシリーズは新刊が楽しみです。 | ||||
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おなじみ陰陽師シリーズ。 特に「むしめずる姫」の凄絶な美しさに感嘆。なんか道満、おとなしくなっちゃったね。 「飛仙」は妙に愛嬌があるし。 なんだかシリーズ中でもとってもリリックな作品という気がします。 お薦めです。 | ||||
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この夢枕獏さん著の陰陽師シリーズは文庫になると必ず買う。村上豊さんの表紙も良いんだよな。陰陽師の安倍晴明と殿上人の源博雅のまったりとした掛け合いからはじまる京の都の妖奇ツアー、私の頭の中では野村萬斎(晴明)と渡辺謙(博雅)が喋ってる。映画の伊藤英明はちょっとイメージより若いので脳内変換。 文章は読んでいくだけで頭に映像がくっきり浮かんでくるので、それも楽しみ。特に庭の描写はとても美しい映像が浮かぶ。晴明の庭はさほど手入れはされていないのだが、全体に調和していたるところに有用な植物が多種生えている、という私の理想の庭でもある。今回の本では準レギュラーの道満の他に新たに晴明の兄弟子の賀茂保憲が出てくる。保憲から頼まれて妖しい物事を丸く収める…というところで、はっと気がついた。 この陰陽師シリーズは平安版「シャーロックホームズ」なのですよ。晴明がホームズで博雅がワトソン、ついにホームズの兄マイクロフトとして保憲が出てきた。二人で喋っているところに事件が持ち込まれ、ホームズ=晴明の知識を動員し現地にも出かけ、見事事件を解決しまた二人でお酒を飲む…そっくりでしょ。ホームズ好きな人はきっと陰陽師も好きだと思う。内容はいつものとおり。有名人「虫めづる姫君」が登場し、晴明と絡むのが変化球っぽくて楽しかった。 | ||||
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映画も好きですが原作は又違ったよさがあります。 特に清明と博雅の掛け合いがいいです。 よい男だな~という エピソードが楽しいです。 | ||||
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ものすごく強烈で悲しい物語だった『生成り姫』の印象が強いせいか、今回は、若干軽く感じた。軽いとは言っても、鬼や魔が跳梁する世界である。だからこそ、「むしめずる姫」のさわやかさ、「飛仙」のとぼけた味がひきたつのだろうか。 | ||||
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悪夢のような出来事が清明の登場で、美しい幻想に変わる…いつもながらの 鮮やかなお手並みに拍手喝采です。個人的には、“虫めずる姫”と“飛仙”の 幕切れが殊更、美しかったように思います。 散文を思わせるような、独特の改行の仕方も、物語世界の雰囲気づくりに 一役買っていて、とても素晴らしいのですが、贅沢を言えば、そのせいですぐに読めてしまうのが残念でたまりません…。早くも続編が楽しみです。 | ||||
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龍笛ノ巻の中の、「首」が一番好きです!! この話で出てる、賀茂 保憲さんがけっこう好きだったりするのもあるのですが。 いや、たぶんその理由がほとんどです(爆)。 あと、映画「陰陽師」の公式ページでも載ってた、 「呼ぶ声の」もいいです♪ 晴明さんと博雅の掛け合いもいつも通りほのぼので、 何度も笑わしていただきました(^ ^) | ||||
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