五分後の世界

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評判

五分後の世界の評価:

3.97/5点 レビュー 129件。 E ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全253件 121〜140 7/13ページ
No.133
(3pt)

古くなってる。

昔読んだのを最近になって再度読み返してみた。

以前はとても面白かった気がしていたが、文章からして頭に入ってこない。
文章が不自然に感じるのだ。

なぜだろう・・・多分表現が今の時代にあっていないように感じる。
古くなってしまったんだね。

この本は時の試練に負けそうであると思った。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.132
(5pt)

この本を最初に読んだ時は今から10年近く前

その時は単純に、このストーリーの中の日本人がとてもカッコイイなって思った。

今また読み直して気がついたことがたくさんあった。

第二次世界大戦を降伏しなかった日本は、現在生き残ってる国民は26万人らしい。

その26万人の国民達は驚くほど優秀に描かれている。

今の日本の人口から計算すると、約2%位の人口の計算になる。

単純に今の人口から見て、2%の人間はかなり優秀な人達であることが分かる。

今成功している経営者、実業家などのような賢さと同じものを、このストーリーの日本人がいとも簡単にやっているから、たぶんそういう人たちが生き残った国民のモデルになってるだろうと、簡単に想像できる。

100人に1人が1億円以上の金融資産を持っているといわれる今、それを持っている人たちの集団って思えば、どれ位優秀なのかが分かる。

このストーリーの中で日本人は国民、純国民、非国民と振り分けられ、今起こっている格差社会を上手く表現していているなぁと思った。

混血児が多く出て来るが、それは近い将来もっと増えるであろう外国人労働者のように思える。

読んだあとは、もっと強く賢く生きないといけない!って言う思いになる。

間違いなく、自分はこの話の中で言う、非国民にあたる人種だから、無駄をなくし、もっとシンプルに考えて行動しないと!という気分にさせられる、やる気が出る本だと思う。

たぶん、この本を読んで批判的なことを言える人は、2%にあたる人たちだと思った。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.131
(5pt)

これは。

村上龍の作品を読んでいるといつも、「俺」を感じる。
自分はどうあるべきなのかを自問させてくるし、その答えを常に与えてくるのが村上龍の小説だと思う。それが答えなのかは分からない。

ただただ、強く生きたいと思う。全滅の危機があれば、足でまといであれば、何の躊躇もなく殺してくれるような信頼できる仲間と。

腹が熱くなる
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.130
(2pt)

村上龍を読んでみた

伝えたいテーマは、分かり安すぎるほどに良く伝わりました。
しかし、伝え方が巧みであるとは感じませんでした。

まず、文章に味がありません。
集められた情報の羅列、平凡な会話表現などが作者の固い頭を想わせます。
また、小説内の想像世界があまりにも勧善懲悪な設定であり、失笑することもありました。

ほかの村上龍作品を読もうとは思いませんでした。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.129
(5pt)

日本人について改めて考える

「もしも日本が戦争のときにこうだったら・・」

最近だとかわぐちかいじの「ジパング」が有名だが、
「ここまで日本が降伏しなかったら」という話に惹かれてこの本をハードカバーで買った。

そして、今また読み直した。日本について真剣に考えるようになったからだと思う。

海外戦線で情報の大切さを学んだ兵士を中心とした人々が文字通り「地下に潜った」
人口26万人の「日本」
その国の教科書に書かれていること、そこに著作時の日本に対する気持ちが表われている。

【「沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は『無知』のままで、
生命を尊重できないまま、何も学べなかったのかもしれません」】

この本が出て十数年経つ今でも 日本はまだ学んでいない。

国よりも子々孫々の未来よりも決算期の数字が大事な日本人。

「矜持」どころか「正直な商売」すらできない日本人

責任の所在を明らかにしないことを連綿と続けている国家

このままいけば、「拉致」どころか
本当に「被爆」しても、「割譲」されても
目が覚めないのかもしれない。

それにしても、取材に基づいたリアルな描写に引き込まれていく
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.128
(2pt)

熱しやすく、冷めやすい人々

からとても強く支持されそうな小説。村上さんの今の日本の現状を憂いている事は良く分かりますが、そのための手段として小説という方法で表現するなら(そう私には感じられました、私個人の感想です、また作品からどう感じる事も読者の自由であると私は考えます)、その設定が安易過ぎると思う。また誰の心にもあるいわゆるタカ派的なるものを満足させるファンタジーとしては有効ですが、その先が(手段なり、方法なり)放り投げられていてちょっと不満。安易なタカ派的カタルシス(生きている実感)が最高、という単純な思考が悲しいです。

激しい環境の中ではささやかな安らぎを大きな幸せに感じ、安穏とした環境の中ではすべての物事が薄く感じられる事を分かっていてあえて、単純化しているようで残念。ただ描写は様々なものに焦点が合っているクリアーな、クリアー過ぎる感じのする写真を見ている様でいて非常に上手いと思います。だからこそ、単純化し過ぎる点が残念。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.127
(5pt)

ドルビーサラウンドノベル

前半の山場である戦闘場面の臨場感は圧巻である。映画「プライベートライアン」の冒頭の砂浜上陸作戦のシーンにはいまだに度肝を抜かれているが、あの胸倉つかまれて息苦しくなるような切迫感を本書でも味わえるとは思わなかった。村上龍独特の改行を用いず、おしくら饅頭的にぐいぐい畳み掛けていくリズミカルでスリリング文体がその迫力に拍車をかけている。後半にもビデオゲーム「メタルギア」シリーズを彷彿とさせる緊張感みなぎる場面が用意されていてたまらない。本作で描かれている日本は荒廃したパラレルワールド(ドラマ「ダーク・エンジェル」の舞台シアトルをちょっと思い出した)なのだが、そこに生きる一部の人々の生き様のある種の潔さが身にしみる。彼らは悲惨な状況でつらい日々を送っているのだが、ついつい知らぬ間に憧憬の念が芽生えているのだ。「半島を出よ」も良いがこっちも面白い。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.126
(5pt)

自ら最高傑作と称す一冊

本書の著者である村上龍は、あとがきで「今までのすべての作品の中で、最高のものになったと思っている」と述べている。作家を含めた(主観的ではあるが)一流と言われる芸術家たちは、自らの作品を簡単に「最高」と呼ぶだろうか。それほど完成された作品が、この小説である。

隅から隅まで調べつくしていくのは、村上龍のスタイルの1つとも言える。様々な作品において、大量の資料を読み込んだり、インタビューをしたり、調査したりしている。

そして、「半島を出よ」における北朝鮮の軍隊のように完璧な「アンダーグラウンド」。こういった動きは読んでて面白いし、眼に浮かんでくる。

とにかく、こんな面白い小説はないと思いました。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.125
(4pt)

読者のレベル

友人からぐっと引き込まれると言われ借りて読みました。

ワカマツの演奏場面や戦闘場面などに多くの頁を費やしていることについて、普通の小説家なら逃げてしまうようなことをあえてつっこんでいる、そこが村上龍らしさだということが解説に書かれていました。しかし、このことについて私は若干違和感を抱きます。作者ほどの想像力をもってして完全に作品にはまり、超集中状態で読めればそれはよしとされると思いますが、60、70%の集中力で読んでしまうと正直追い切れないと思います。

要するに読者の読者としてのレベルによってこの作品は名作にもなるし、駄作にもなるのではないかなと。

解説では村上龍の作品は近年では希少な「小説」が多いと称されています。単なる読物ではなく、小説を書き上げる評価の高い小説家なのです。限りなく透明に近いブルーはわからなくても、この作品に引き込まれないようでは、まだまだかなと…。反省もこめて。読む方、是非!集中してこの作品に向かってほしいと思います。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.124
(2pt)

最高傑作か?

少し期待しすぎたのかもしれない。

執拗な戦闘描写、現代日本に対するメッセージ性などが賞賛されているようだが、

残念ながら自分にはそのような好意的な感想は全く持てなかった。

緻密な取材によって構成された世界観であるはずなのに、それが十分に生かしきれていない。

この作品の第二弾である「ヒュウガ・ウイルス」が、この五分後の世界で描かれた舞台をそのまま再利用して書かれている点から見ても、

その辺の消化不良は作者自信も感じていたのだろう。

何度か読み返しているうちに味が出てくる小説というのもあるとは思うが、

1度読んだ時点で2度目があるかどうかが決まってしまうのも事実である。

他の作品に期待したい。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.123
(5pt)

無人島に一冊だけ本を持って行ってもいいと言われたら

無人島に一冊だけ本を持って行っても良いと言われたら。
よくある質問ですが、私は迷わずこの作品。

村上龍氏の筆力というべきなのか、書き込む力が圧倒的です。
綿密な取材に基づいて細部を本当に細かく細かく丁寧に書き込んでかつ全体観が崩れていない。
この作品が発表された当時に限らず今現在も含めて、日本の人たちが失ってしまった勇気とプライドとは何なのかを考えさせられます。
考えさせられるという表現は妥当ではなく、無理やり考えろと強制されて苦しいんだけど止められない、という感じですか。
時間が十分にないときは読み始めてはいけないと思いました。

本作の世界観はとても魅力的なので、組織の中で多少軋轢を生じながらも国民ゲリラ兵士の行動規範をビジネスの局面でも流用しようとすることが多いです。
私の所属する組織は規模が小さいのでまさに「ゲリラ」戦を挑まないといけないので。
シンプルに考える。
優先順を決める。
出来ることから手を着ける。
徹底してやる。
100%実行できるわけではないですが、少し生き方が変わりました。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.122
(5pt)

村上龍のディープ・インパクト

とにかく圧倒された。

まわりの景色がわからなくなり、時間と場所の感覚が無くなっている、そんな状態がおとずれる。

作品の出来や文章の質を問わずともかくインパクト、ということならダントツで1位に挙げる。

ゆえに時間のない時片手間に、というのは絶対にいけない。

「もしも○○でなかったら」「もしも○○だったら」というのはドリフは言うに及ばずこれまでも各メディアで表現されてきた題材であるのに、このインパクトというのはいったいなぜなんだろう。

思うにこの作品は、「体感」とくに「痛覚」に訴えるように書かれている。

だいたいがしょっぱなから、雨の山中をえんえん行進、ああ、しんどい。

その後も手足がちぎれとび、目には砂が入り、とにかく痛い。

ごていねいに、アメちゃんの相手をさせられる村の女の子のピアスまで引きちぎられる。ああ、痛い。

にもかかわらず、痛みを感じなくなる幻覚剤によって死ぬまで撃ち続ける兵士、なんて人をおちょくったものまで登場させて、さらに読者の「痛覚」が刺激される。

村上龍は徹底して「この痛みを感じろ」と迫る。「頑丈なやつ」村上。

キッツい作品だ。でも、体で感じた痛みは忘れない。何かをふっきりたい時には効くかもしれない。そんな痛い小説。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.121
(4pt)

並じゃない、さすが、です。

友人に勧められて読んだ。感動した。読んで良かった。

後に、村上龍の傑作だと知った。

他人のレビューを読むことなく、一気に読んで欲しい。

読み終わった後に、

他人の目を気にせず、この本について語り合える仲間を

探してもらいたい。

もし、貴方が日本人なら…。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.120
(4pt)

読者に強いる小説

読者の神経に訴えかける小説というのは何百とあるが、強いる小説はそうそうありません。

この小説は、そんな「強いる小説」のうちの一つだと思います。

想像力を喚起させる、圧倒的な量と質の描写は神経を撫でられますし、古くは「すばらしき新世界」や「1984」などで使われた、ファンタジーの世界を通して行われる現代社会批判のメッセージには棘がありすぎます。

その辺が他人に薦める上での注意事項にあたります。

そこを了承してもらえる方には是非読んでほしいものです。

強烈な恍惚感か、不快感か。

どっちを得るにしても、ものすごく印象的な読書になることは、間違いないでしょうから。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.119
(5pt)

ナショナリストの理想郷

ナショナリストの理想郷が描かれているパラレルワールドもの、

とジャンル決めしてしまうのは簡単だが、

身の丈に応じた国際的役割を果たせていない

(もしくは果たせていないと思われている)国に

住むものの一人として、この理想郷が我が国だったらと

それは極めて甘く、魅力的に映る。

「もうひとつの日本」の住人たちも

超人的扱いは勘弁して欲しいところだが

キャラクターとしての魅力はなかなかのもので

氏の小説の中ではもっとも設定が巧みに

造られている作品のひとつではないだろうか。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.118
(5pt)

意志はあるのか、プライドはあるのか。

数年ぶりに読み返した。村上龍の作品の中では最も刺さる作品で、今回も一気に読み終えた。「意志(自分が何をしたいのか)」と「プライド(自分が何のために行動するのか)」というテーマを強く意識させる作品だ。

 描かれている五分後の世界はシンプルで理想化され過ぎていると思うが、その分テーマが強調される。無難、予定調和、責任逃れのための行動など、日常的に行っている自分の行動、目にする風景に対して「本当にそれでよいのか」と注意を向けさせる。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.117
(5pt)

”勇気とプライド”

僕が本というものを読み出した初期に出会ったのが村上龍さんでした。

もう5年程前になりますが、子どもにも分かるくらいはっきりとした物言いの本が多かったのが印象的でした。

あまりにはっきりとした物言いなので、嫌悪することも多かったですが。この本に関しては特別の印象を受けました。

別世界の「日本人」が持っている、「勇気とプライド」

自分の現状が情けなくて、泣いてしまうほどの衝撃を受けました。

この本は今も部屋の本棚に置いてあり、その後に読んだ数百の本の中でも特別な位置を持っています。

この本で知ることのできた「勇気とプライド」

単純に言葉だけでなく、その背景にある膨大な意味と共に

今でも僕の生きる指針となっています。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.116
(1pt)

やはり。…。

幻冬舎という所から、想像がつく。売れ筋の本しか出さない。商用絶対主義の書肆である。

 軽めのエンターテイメント本。RPGのノベライズそんな物しか感じられませんでした。文学=芸術と思って生きている小生にとって、苦でも楽でもない、虚無しか感じさせてくれない。そのその根拠、出発点が荒唐無稽であり、なにゆえに戦闘しているのか理由が見えない。戦闘シーンがそのそのの目的なのか。俗受けとしか思えません。失礼ながら…。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.115
(5pt)

風刺

作者自らが最高傑作と太鼓判を押すこの作品は間違いなく傑作だ。衝撃的な戦争描写や世界観はいまあるどの小説にも無い現実味を帯びてる。地下日本のシミュレートには文化的にアメリカの奴隷となっているという表現があり、村上が今の日本の現状を痛烈に風刺している。今作の描写は後の「半島を出よ」に通じているような気がし、村上が「戦争」をどの様に捕らえているかを感じることができる作品となっている。

しかしながらその描写から読み続けるのには力が要り、一息で読めるような作品ではなく、読み終わったあとに下らない恋愛漫画でも読みたくなってしまうのは事実だ
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049
No.114
(2pt)

カタカナで書かれた小説

読み進めながらこの違和感はなんだろうと色々考えてみたが、結局この小説の文章が問題なのでははないかと思い至った。この乾いた文章は内容から必然と生まれた文体とは思えず、行間に意味がないというべきか-時折感じる「単語」の感覚的きらめきは認めるとしても-まさしく身も蓋もないと・・。読了後たまたま次に読んだ小説が島尾敏雄の「死の棘」だったのだが、(たとえが陳腐で恐縮だが)砂漠の放浪のはてにやっと見つけたオアシスに出会えた感じだった。ああこれこそが「日本語」で書かれた小説だ!ほんとうの物語だ!と、まじで涙がでてきた(この作品と「五分後〜」をくらべるのはちょっと酷だけれど。) たとえれば「五分後の世界」を読んでいるときのこの感じはカタカナの文章を読んだときの違和感と同じ・・。カタカナで書かれた小説・・、漢字がない小説、漢字も表音文字となってしまった小説・・。遠目に見ると記号が並んでいる小説。 やっと理解できました。
五分後の世界 Amazon書評・レビュー: 五分後の世界より
4877280049