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彼女はカフェオレの夢を見る: 珈琲店タレーランの事件簿2
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彼女はカフェオレの夢を見る: 珈琲店タレーランの事件簿2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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一巻目からそうでしたが、今回はもはやお話自体が、コーヒ-にはほぼ関係なく、 「コーヒ-に【も】くわしい、聡明な頭脳の持ち主であるOLさんの事件簿」でも問題ない感じ。 タレ-ランの設定があまり生かされておらず、もったいない。 そして一巻目でも感じたことですが、そもそも美空さんが「聡明な頭脳」の持ち主なのはまあいいとして、 なんで謎解きをすることになっているのか、その導入部が描かれていないので気持ち悪い。 著者の頭の中で、まずタレ-ランがあり、そこに謎解きをする女バリスタがいて、という設定だけがあり、 とりあえず話を始めました...という感じで「とってつけた感」がいなめません。 コ-ヒ-に関する謎が起こり、その深い知識からバリスタが自然に謎を解く展開になる、というわけでもなく、初めに設定ありきで強引。 一巻目の美空の過去は、謎解きをすることには直接つながりませんしね。 また一巻目でアオヤマさんの正体がわかったので、今回はその体(てい)で話が展開するのかと思ったら、そうでもなく。 一つ一つの謎を考えるのにいっぱいいっぱい、フ-という感じですが、もっとタレ-ランの描写もほしいです。 何だかいつもお客様がいるかいないかよくわからない。 後は皆さんが書いているように、男女の気持ちがなぜお互い惹かれあっているのか、それが本当にこっちに伝わってこないんですよね。 ビブリアはその辺りが自然で、入っていけるんだけど... これは何もかもが「とってつけたよう」。 美空さんも性格にクセがあって、一体何がいいのかわからないし、表紙のイラストを見てもイメ-ジが違い、人物像が頭の中に湧いてこない。 文章力の問題でしょう。 ダメ出しばかりでしたが、期待を込めて三巻も読みます。 | ||||
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語り手であるアオヤマがヒロインの推理のたびに「んぐゎ」と言うのだが 正直、嫌悪感さえ抱かせる嫌な口癖である 空いた口がふさがらないとか、あまりに驚いて喉が変に鳴ったとかそうゆう描写のほうがまだいいように思う キャラクターの性格がイマイチまとまりがなく、今誰が喋ってるんだろう?と、読み返す必要があった 叙述トリックがちょっとあからさまだったり、強引だったりどうもしっくりこない点があったが それを含めすっきりした感じがしない それとこの作品、魅力的なキャラクターがいない 癖のある性格の女性がやけに多いし、攻撃的だし好きになれない そして、前作に続き犯人役が自分は賢いと思っていて、自分こそが正しいと勘違いしている お馬鹿さんで思わず笑ってしまった | ||||
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京都の街にひっそりとたたずむ珈琲店「タレーラン」のバリスタ・切間美星の活躍を描いた連作短編ミステリの第2集。 美星の妹・美空が京都にやってくるのですが、姉に秘密の目的があるようで、夏の間はタレーランでバイトする様子。 人の死ではない日常の謎系のミステリなんですが…… やっぱり、「ビブリア古書堂の事件手帖」の二番煎じの間が拭いきれません。連作短編の中に1冊を通した謎を入れてみたり、装丁もそういう感じを狙っているように見えます。 1作目は珈琲のトリビアも交えていたりもしたのですが、2作目はそういう部分もあまり見えなくなってしまって、尚更楽しみどころがつかみにくくなっています。 物語、登場人物ともに少しずつ不満が残る仕上がりで、酸味が効き過ぎたブラックコーヒーを飲んだような読み心地でした。 | ||||
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とりあえず1冊目は読み終えるコトが出来たので購入してあった2冊目に入ったのですが、読み続けるコトを断念しました。理由はただ1つ。無駄な文が多すぎる!背景描写だと思うのですが数行前でも同じよーなコトが書かれているし…。これが本文を読み終わる間に何回も出てくれば読み手側は無駄に疲れてしまいます。1冊目がなかなか進まなかった理由も多分これが理由だったんだな…。気付かない自分も情けないけど編集者サンには読みやすかったんだろうか。 | ||||
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物語は相変わらず軽いタッチで読みやすい。じいちゃんのキャラも妹さんもいい感じ。 前作では何をやりたいんだか分らなかったけど、今回はややストレートにミステリを描いており、一冊の本として成り立っている。前作のような読者をだますのに近い感じの書き方はなくなって・・・とまあ、そこらへんが良くなったところ。 そういう点では、次作での進歩を期待できる。・・・たぶん。 以下、減点ポイント。 コーヒーに関するウンチクはもうネタ切れって感じで、中途半端だった。 いっそのことウンチク無しでもよかったのに、無理にもってくるから、ジャズベとか名前のもじりとかしょうもない展開になってしまう。いさぎよくないのが腹立たしい。 文体とか言葉の選び方も、シャレているのか、単にダジャレなのか判断に苦しむところが多い。 正直鼻につく。 せっかくのいいキャラをストレートに生かすような作品を期待したい。 | ||||
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一巻もこの二巻も定価で購入しています。これは、ささやかながら作者への見えないエールだと考えています。 んぐぁ・・・この二巻も期待外れでした。 確かに、ストーリーの起伏だけで楽しめる中高校生には向いているかも知れません。しかし、どう表現してあるかなど小説らしさを 求める年代には不向きでしょう。ミステリーとしても薄味過ぎて、水っぽい珈琲と言ったところでしょうか。 欠点としては よく並べて比べられるビブリア古書店は本を巡るミステリーでした。本に対する蘊蓄と謎そのものが有機的に絡んでいます。 しかし、この本はどうでしょう。 まずその蘊蓄の薄っぺらさ。まるで珈琲への愛を感じません。どっかの本を引き写した感じさえします。そもそも蘊蓄と物語が全く関係ない。したがって、蘊蓄部分だけが物語から浮いています。 これなら京野菜の店が舞台でも問題はないだろう。「八百屋のサブちゃん事件帳」とかさ。 なんか面白そう(笑) 文体が回りくどく、意味不明なほど大げさ。まるで、春樹さんの文体の悪質な模写です。 エセ春樹文体というのは使いやすそうでいて一歩間違うとうざくて臭くなってしまうという危険性があります。 この本では、比喩やら格好つけた言い回しがエセ春樹。あぁ言うキザで意味ありげな言い回しが、「作者の隠された意図」と評されたり 許されたりするのは春樹さんだけです。 この作品では比喩や言い回しに深読みの余地すらない。もう、そのまんま・・。単にくどくて薄っぺらいという効果しか上げていません。 こういった本をたたきつけたくなる描写に、付箋を貼ってみたら、本がとんでもないことになりました。 第一作から人物表現も謎も文体も進歩がない。 若い作者さんです。1巻目なんてお試しのようなもの、2巻からこそ本領発揮に違いない。作品をつくるという難行苦行を越えて きっと、進歩した作品を読ませてくれるだろう。と基本的には期待しています。物語を紡げると言うだけで、尊敬します。でもね。でもね。 この2巻目・・・1巻目よりも、むしろ、薄っぺら感は増している。読みやすいということを勘違いしているのではないだろうか。一度読んだら十分、二度目は読まない・・固定客の着かない喫茶店のような物語です。読み捨てにするには680円は高い。 よく比べられるビブリアは本作よりなん十倍も良くできた物語であることがよくわかります。 比べられることさへ不本意だろう。ビブリアみたいな小説を求めている人は読まない方がいい。 1巻目は2巻目に期待して我慢した。しかし、取りあえず3巻目は定価では買わない。均一で買って余ったお金で珈琲を飲む。なんなら、蘊蓄を語っても良い。 でも、もしも、もしも、3巻目がよかったら、4巻目はやはり定価で購入します。(笑) | ||||
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他の方もおしゃっているように 登場人物の青年が出す”んがぁ”という不快な音 やりたい事は解らなくも無いですが もっと他に有ったのでは無いかと出てくる度に 思います。 文章は句読点を多用し 読みやすくしようというのは伝わってきますが描写がいまいちで あまり京都の良さやその場面の風景が伝わってきません。 また 登場人物に珈琲のネタを絡めてくるのはいいのですが 作中で青年が勝手にしかも 説明口調で解説するのはどうかと・・・珈琲の知識にしても然り。 あとがき等を設けて作者がチラリと説明するなら楽しめるのですが。 今回も謎が珈琲に関連しているわけでも無く やはり特に珈琲店にする必要は無かったと 思います。 | ||||
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販売部数80万の宣伝文句に釣られて、1巻と2巻を衝動買いしましたが、ちょっと後悔ですね。 まず文章が読みにくかったです。また、キャラにもあまり魅力を感じません。謎解きもご都合主義のミステリーで浅いように思いました。途中で読むのをやめてしまいました。 アマゾンで1巻のレビューを確認すると、僕と同じように途中やめた人もいらっしゃいますし、個人のブログなんかでも酷評が多いですね。でも、おもしろいとのレビューもあるようです。 人それぞれで感想が違うのでしょうけど、僕には合いませんでした。 | ||||
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デビュー作にして大ヒットを記録した作品の続編.前巻に続いて,全七章の連作短篇集です. 初めての人への配慮か,やや説明的なやり取りが目立つ第一章が全体への導入部を兼ねており, 各篇最後に幕間劇を挟み込み,本編とは別の場面を少しぼかしながらも広げ,収束させる展開は, 前巻に比べるとだいぶ読みやすく,それぞれの篇との繋がりを意識させられる構成となっています. ただ,地名や路線,名所を並べ,巻頭にマップも付くものの,伝わりづらい京都の街並みや, コーヒー豆になぞらえた登場人物の名前を,作中で『自ら』指摘する点などは変わっておらず, 二作目にして,早くもコーヒーにまつわるやり取りが薄れているのも,ちょっと気になるところ. これ以外にも,『うまく言ってやろう』感が透けて見え,鼻白んでしまう言い回しが多い印象で, 前巻と同様の『ミステリ的な仕掛け』にしても,節々にそれを成立させるがためのあざとさを感じ, それらが明かされても,気持ちの良さはなく,何ともスッキリしない感情の方が先に来てしまいます. また,語り部の青年が頻繁に発する奇妙なうめき声は,その『音』自体が不愉快な上にサムく, 著者のお気に入りなのか,はたまたヒロインの決めゼリフと同じような扱いにしていきたいのか, 何にせよ,シリアスな終盤でもそれを連発させるあたりは,雰囲気をぶち壊し苛立ちすら覚えます. まだまだ続くのでしょうけれど,もう少しクセのある言い回しが落ち着いてくれればいいのですが…. | ||||
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