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ベイジン



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ベイジンの評価: 4.19/5点 レビュー 108件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 81~87 5/5ページ
No.7:
(5pt)

さすがです!

いや、さすがです。
北京五輪に原発というデリケート極まるテーマ。著者でなくては書けない作品であろうと思う。
原発という一般にはなじみのないものを、小説の材料にできたのは、著者の力量によるものだろう。

また現代の中国という国の描かれた方もすばらしい。
領収書まで売買の対象になっているというくだりは、金になるものならば何でも、という拝金主義にまみれた空気を端的にあらわしていた。

オペラ、トゥーランドットの姫の謎掛け「夜毎それはうまれ、夜毎それは消えるもの」--希望--がこの小説のキーワードである。

以下は本文の抜粋である。

-----希望、そんなものの存在すら知らない中国人だっている。先進国は中国の格差に注目するが、そもそも中国に格差など存在しない。富めるものと貧しきものはそれぞれ別の国の住人なのだ。彼らは互いの存在を見ようともしないし、見えたとしても何も感じない。その無関心こそが大中華を支えているのだ----

どうでしょう?中国人官吏・郭がつぶやくこのセリフ。
中国が見えてきませんか?
トゥードットは中国という国そのもの。ラストも意味深。

エンターテイメント性はもちろん、中国を理解できる一冊です。
オリンピック前の今、読むべき!違う角度から五輪が見えてきます!
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.6:
(5pt)

希望

「希望」
中国人と日本人を繋いだのは「希望」だった。

北京オリンピックと原子力発電という2つの事柄を描いている。その描き方がなんとも「熱く」ていい。

祖国とは何か。国家の品格とは何か。人間の品性とは何か。生きるとは何か。仕事とは何か。自分の死に場所は何処か。誕生から死に向かう道程を「人生」という。ならば、如何に生かされるか、如何に死ぬか。自分で選択できるのは、如何に生きるか。だとしたら、自分にとって尊いもののために良く生きたい。そんな想いにさせられました
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.5:
(5pt)

絶妙のタイミング。現代中国を知り・感じることが出来ました

2007年「ハゲタカ」で話題になった著者だけに、期待して発売直後に購入、先ほど一気読み終了。

書籍発売のタイミングとしてはオリンピック開催直前、そしてなぜか発売日直前に中国の新聞で「今後15年で『原発大国』を目指し、6兆円を投資」とのビッグニュース。さながら近未来シュミレーションを見ているかのような、現代を考える上でとても勉強になる一冊でした。

一方で、主人公の日本人技術者、中国の党幹部という立場と境遇が異なる二人の、希望を持つこと〜に対する物語として、一気に読ませる迫力あふれる内容です。

現代中国が抱える課題、原発を巡る様々な議論、改めて考えるきっかけになりました。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.4:
(5pt)

ハゲタカをも凌ぐ秀作

真山先生の作品は一通り目を通しましたが、
過去の作品をもしのぐスケールの大きな作品。
プロットの組み立てや人物描写はまさに匠の域。
ストーリーの良さも然ることながら、
一貫して伝えたい熱いメッセージが伝わってきます。
この作品に真山先生の真髄を見たような気がします。

中国社会の実情、腐敗の構図、中国国民のものの考え方、
中国相手にビジネスする方にとって有益な情報が多々あると思います。
また原子力に関する知識もつきます。

われわれが決して忘れてはいけない「希望」
命題のない混沌とした日常に、
「希望」という魂を注いでくれる
そういう作品です。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.3:
(5pt)

単純に面白い!

単純にただただ面白くて、上下巻一気に読んでしまいました。
オリンピック前のこのタイミングで【ベイジン(北京)】とは
思わず購入してしまいました。

ハゲタカとは少しテイストは違いますが作品の質の高さは間違いなく
超一流です。
陳腐な表現しかできないのが残念ですが、とにかくスケールの大きな
面白い作品ですので自信を持ってお勧めいたします。
文句なく5つ星です。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.2:
(5pt)

コン・パッション!(情熱を込めて)

上下巻は一気に読めます。(3時間程)
早く読めると言うことは、文章が良いと言うことだと思います。
特筆すべきは・・・
不覚にも終末に進むに連れて目頭が熱くなりました。
「仕事」「命をかける」「人を愛する」とはこうであって欲しい。
「人間」の真の姿はこうであって欲しい。
そんな「人間」の存在、人間の様々な営みに対する
「浪漫」を呼び起こしてくれます。

日本人であることの意味。
自分の立場をちゃんと見る必要を忘れていた。
浮かれている自分を自覚しました。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.1:
(5pt)

ハゲタカよりも面白い

ハゲタカも以前、読みましたが、それよりもかなり面白い。一日で一気に読んでしまいました
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683

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