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血の轍
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血の轍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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公安と刑事サイドの緊張感は良かったけど、事件は解決に至らずモヤモヤ感が残った。ラストは足の引っ張りあい。 | ||||
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相場英雄さんの本です。 警察ネタです。公安vs刑事、という感じです。 公安を代表とするのが、曽根と志水。刑事を代表するのが、海藤と兎沢。 警察OBを被害者とした殺人事件がおきて、それをさぐっていくと、どうやらその警察OBが事件を再調査し、そのデータを送っていた…。 そのデータを奪還するために、公安vs刑事の闘いがある。しかし、殺人は続いていく。 とりあえず、公安がエグいっすね。つか、ほとんどスパイ組織のような…。 しかし、ネットに強い刑事の坂上が反撃を…となります。 殺人事件くらいは、公安は平気で揉み潰す感じで、それに対して、キッチリと落とし前つけようぜ、というのが刑事、そういう対照がおもしろいですね。 また、グリ森事件や、警視庁長官狙撃事件なんかをモデルにした事件も絡んできたりして、おもしろいです。 とりあえず、楽しめました。 | ||||
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元刑事が絞殺された。警視庁捜査一課の兎沢は、国家を揺るがす大事件の真相に元刑事が辿りついていたという糸口を摑むも邪魔が入る。立ちはだかったのは公安部の志水。兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ所轄時代の先輩だった。事件の解決を急ぐ刑事部と隠蔽を目論む公安部の争いが激化。組織の非情な論理が二人の絆を引き裂く……。胸打つ警察小説! | ||||
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好き嫌いが分かれますね。物語は、刑事部と公安部の意地の張合いなんて可愛いものではなく、莫大に税金を使いまくる警察の内部抗争の物語、に尽きます。余りに莫大に税金が使われているのがヒシヒシと感じるので(より壮大に使うのは公安ですが)、おそらくこの物語のテーマである公安と刑事にとっての「正義とは」のピントが合わなくなるくらいでしたな。 日本はこんなことしている場合じゃないでしょ、という小説です。 最後あやふやにした案件(事件そのものの収束の仕方や、志水と兎沢の関係性など)があるので、続編狙っているのではないでしょうか。 | ||||
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警察のセクショナリズムという、如何にもありそうなテーマではあるが、一方が公安なのは新鮮。執拗さや異常さを描写することにより公安の面々の爬虫類的なキャラクターが際立ち、わかりやすい対立構造となっている。 一方で、警察小説にリアリティを望む向きにはいくつか気になるところもある。 まず、「グリコ森永事件と株価操作」について。確かに当時、株価操作説があったが、出来高がさほどでもなかったので、空売りしたとしても十分に利益を得られなかったのではないかというのが専門家の見立てだったのでは?したがって、二匹目のドジョウという設定に無理を感じる。 そして、医療関係者の逮捕。警察の実務・実態はよくわからないが、医者を逮捕するとしても緊急性に乏しければ、執刀予定くらい確認するのじゃないだろうか? 一番リアリティがないのがセクション抗争の最後の方。幾らなんでも相手を貶めるのに、国家機密といってもいいような重要情報を巷に流布させるというのはヤリスギじゃないだろうか? | ||||
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氏の著書は初めて読みました。全体的な評価としてはそれなりに面白かった。 ただ「公安」、「刑事」の各主要人物が現在のような人間形成にいたった 動機、原因というのが今一つのように感じられました。 またそれぞれの上司のスキャンダル発覚も、これだけの人物が 凡人と同じような過ちを犯す?と私には思えました。 | ||||
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10年以上まともに自宅へ帰った日は数えるほどしかないであろう公安 vs 刑事の 真剣勝負 というより ガチの殴り合い。 殺人事件のホシとグルへの鉄槌が下るであろうことが読者にとっての唯一の救い。 公安、刑事 両者は疲弊しきり誰も特をしていない「大規模焼け野原小説」。 この現象は両者の追う人物と目的に矛盾が会った場合にのみ生ずると信じたい。 ただし書店で見た「震える牛を遥かに凌ぐ、大傑作警察小説の誕生!」とは言いがたい。 同レベルか、やや劣ると私は思う。 また『フィクションと謳いながら、ノンフィクションとも取れる書き方はやめなさい。無知な読者が邪推した場合、 あんた責任取れるのかよ。震える牛も同様だ。』 犯人とその背後関係が早い段階で分かってしまうため、東野圭吾 白夜行のような 意外性による感情の振幅も起きない。 ただし、平易な文章に支えられたスピード感を味わえる読書となることからエンターテインメントとしては最適。 「現実に起きたこと事件をいい具材」に、手心を加えただけの「お惣菜」だとも取れる。 震える牛同様、著者のオリジナリティーがあまりない。 ただ刑事の捜査方法、特に公安なるもののの 仕組みはよく分かる勉強本。 警察が警察を守るために操作を繰り広げるという壮大な税金の無駄遣い。 ただし組織のバランスを考えた場合の内部痴話のもみ消しはいかなる組織でもありそうでは、ある。 配送をする宅配員をキャッチするか待ち構えるか、茶屋までの道程でブツを強引に押さえなかったのかなど 諜報機関のくせに民間に対しては間抜けが多い。 以上です。 | ||||
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