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(短編集)
邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿
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邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「邪馬台国」に比定される3つの地域でなぜか殺人事件に出くわす歴史学者3人組、という設定の三話からなり、第1話は吉野ヶ里遺跡、第2話は纏向遺跡、そして第3話の舞台は三内丸山遺跡となっている。だが、三内丸山遺跡はそもそも邪馬台国とは関係ない。もちろん作中では三内丸山の住人が南下して東北山中に邪馬台国を築いた、という話は出るのが、その根拠は語られない。いやそもそも邪馬台国についての推理は随所で展開されるが、どれも根拠に乏しいか、あるいは根拠が示されないのだ。一方で発生する殺人事件は歴史絡みとは言い難いものばかりで、それゆえ歴史推理と殺人推理が噛み合っていないように思われる。その上殺人の真相もかなり不自然で――同一人物が3人もの相手から携帯電話を盗んだ上、それが誰にも気づかれないなど――、いくら虚構とは言え限界を超えているようにも思う。さらには物語は会話文主体で進むのだが、3人以上の会話のシーンになると、どの台詞を誰が言っているのかはっきりしない場合がある。しかも主人公は「3人組」なのだ。これが読みにくさを生じてさえいるのは少々困る。 | ||||
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主人公の歴女だけが浮いて新規性や意外性に欠ける。 古代史ファンの方にはお勧めできません。 | ||||
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