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(短編集)

きみにしか聞こえない



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【この小説が収録されている参考書籍】
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)

きみにしか聞こえないの評価: 4.33/5点 レビュー 55件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 41~47 3/3ページ
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No.7:
(4pt)

柔らかな短編達

 乙一がスニーカーで書く短編達は柔らかい。ホラー性あふれる他の場所とは違った乙一が見れる。特に言えば切ないので、そういうのが好みの人にはお薦めしたい。今回の短編はいずれも非現実的なので、単純に切なさを求めるのならいいが、こじつけとかが嫌いな人には逆にお薦めしがたい。そう言った意味で一応4つ星。相変わらず独創性は豊かではあるけど。個人的に最初以外は好きかな。 最初の短編「Calling You」は個人的には微妙。一応ストーリーとしてはあるが何も言えない。取りあえず切ないくらいかな。簡単に想像するとネット世界かな。ヒントはそれだと思う。最後のオチはまあ、面白かった。 2話目の「傷」は特殊学級と言った平常でない子達を集めた小学校の1つのクラスの中のストーリー。小学校時代(と言っても何年か前だが)の純粋な感じがある。一番柔らかみがあって優しい感じ。アサトの優しさ。優しさとは言い難い優しさも、ストーリー自体が優しいからかみ合っていると思う。何が正しくて何が正しくないか、何をすればいいか。そういうことなのだろう。小学生だからまだよく分かってないのは仕方ない。上からの視線で見たが、同じような視点で見ても面白いと思う。 3話目の「華歌」はそのままで華!が歌う。ただそれだけじゃ話にならないからそこにミステリータッチを加えた感じ。その華にまつわるエピソードなんだが面白かった。これは、温かみがあるかな。その華の歌に聴き入られて自分自身の中でも何かが変わった3人。単純にいいなあ、って思う。切っ掛けがあって変われた主人公。その、華のエピソードが切ない。切ない分、華は歌うんだろうなあ。メッセージとして。
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)より
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No.6:
(5pt)

安心して読める本

この本は私が乙一さんの本に出会うきかっけになった最初の本です。こんな不思議な話をかける人もいるんだなぁ、と思っていたらファンになっていました。このお話は不思議なテンポで進んでいく切ないお話です。この本のでは「傷」が一番印象的でした。人間ってどうしても綺麗な部分だけでは生きられないものですよね。当たり前だけど。読んだ後に誰かに優しくしてあげたくなるような本です。乙一さんをまだ知らない方は、もしかしたらこの本で私同様ファンになってしまうかもしれませんよ。
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No.5:
(4pt)

非現実だがすんなりと受け入れてしまう物語達

私は2番目の”傷”という話が好きです。無垢な人間、私にとって無垢な部分は一体どれほどものもか改めて考えさせられました。そして乙一氏の独特の描き方には惹きこまれている自分がいました。とても気持ちの良い作品だと思います。
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No.4:
(5pt)

描写が非常に上手

友達に勧められて読んだ。僕も高校生で携帯を持っていないが「CALLING YOU」には言葉では表せないような感動がある。ただ単に僕の表現力がないからとも言えるけど…。
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No.3:
(5pt)

切なかった。

少女の空想から始まった、同じ思いを抱える少年との出会い・・・。クラスに馴染めなくて、いつも寂しい思いをしていた主人公が、頭の中に思い描いたケータイによって、ある少年に出会う。その少年も同じように頭の中にケータイを思い描いていたと言う。今まで誰にも話さなかった想いや、お互いの事を訊いたりしながら、次第にふたりは仲良くなっていく。「・・・・気にしていたほどのニキビではないね・・・・」のセリフに泣かされました。乙一さんの描写はとてもいい。展開も好きです。ありそうで、ない、そんな世界を見せてくれます。読んだあとに残る、気持ちはとても優しいです。ぜひ、読んでみてください。
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No.2:
(5pt)

奇妙に優しい物語

私はケイタイを持っていない。欲しくても、かけてくれる友達が居ないから。そんな少女の想像から生まれた携帯電話が、彼女の頭の中で着信音を鳴らす。それは、少女と同じ寂しさを持つ、少年からの電話だった。これは、寂しさと、切なさと、幼い頃に忘れてしまった何かと、ほんの少しの奇妙さと、そして優しさを上手に取り混ぜた物語。
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No.1:
(4pt)

切なさの達人?

ホラー作家のイメージの強い著者が書いた、切ない物語の短編集。私のお気に入りは、表題作の「きみにしか聞こえない」いまどき携帯電話も持っていない主人公の女子高生。本当は欲しいのだが、かけてくれる友達がいない・・・ある日突然、頭の中で携帯電話が鳴り響く。恐る恐る、電話に出る主人公・・・そこから物語りは始まってゆく・・・ぐいぐいと引き付けられる文章で読み易い。著者の書く主人公は、暗い子が多い(笑)
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