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殺人鬼
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殺人鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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この小説は、著者浜尾四郎が欧米の推理小説に果敢に挑戦し、見事に結実した作品で、日本の本格推理小説の白眉、と言っても過言ではありません。本来なら、浜尾四郎はこの後も、数多くの傑作を書き、乱歩や正史と並び名声を確実にするべき人でしたが、惜しくも急逝されてしまい、そうはなりませんでした。非常に慚愧に堪えません。そんな浜尾が残した一大傑作がこの殺人鬼です。欧米の作品と比較しても、何ら見劣りすることのない素晴らしい内容だと思います。少し長めではありますが、読み始めたら止まらない、息もつかせぬ展開でドンドン引き込まれること受け合いです。是非一読されることをお薦めします。またこの作品はずい分前に、土曜ワイド劇場で、片岡仁左衛門さん主演でドラマ化もされており、とても面白かったのを覚えています。もう一度放映してくれないかな、と思います。 | ||||
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明智小五郎ほど有名ではないが。所謂探偵小説好きなら楽しく読める。 | ||||
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Highly recommended for anyone who just wants a well-written and narrated page turner that isn't too highbrow! I actually FEEL better after reading this book because it helped me release a lot of anxieties I’ve been carrying around. Five stars! | ||||
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I'm just not a reader. This book kept my attention alllllll the waaaaaay thru... Will defiantly be sharing this book on all of my social media platforms, as well as with book club/friends/ family/ etc! It’s a must buy! Beautiful, memorable book, an intelligent work of fiction The book kept my interest throughout and provided enough plot twists to keep me guessing and turning another page. | ||||
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I can’t remember when it’s been easier to recommend a book. In fact, I’ve already added this to my “read again” stack. I must have been complaining a bit too much when a good friend of mine suggested I get this book. So happy she did! If you're looking for a pick me up, this might be something you want to try.Just read the book independently and make your own judgments. You'll be glad you did. | ||||
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I enjoyed this book from the first page until the last Moreover, everything else you would find in a marsh excellent excellent book!!! This book deserves all the rave reviews and attention it is getting | ||||
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I might have just finished my favorite read of 2018. This will be hard to top. My recommendation couldn't be any higher -- and sometimes it is just enough to say "read this book -- don't hesitate." I don't want to put any spoilers in my review. The book is a treasure! I guarantee you won't be disappointed.Could Not Put it Down! | ||||
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At last a book that grabbed me and I read it in a day. The story is different a nd kept me guessing to the end. I have heard people talk about this book for years. Had some time, was curious, hit Amazon and found a great price on it and now have the book in my personal library. Very good and insightful read. I could not put it down - I carried it in my purse, took it on the plane, snuck in a few pages on my lunch break. You will inhale the pages - it's so interesting, and it's written very well. I even purchased this for a friend as a present recently, and she loves it! | ||||
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初出は1931年の『名古屋新聞』。その後、何度となく書籍化されている。 歴史に残る名作だが、初めて読んでみて、その意外性と論理性に感嘆するとともに、あまりにも複雑な謎解きに音を上げそうにもなった。結末を読んだうえで再読しなければ、きちんと理解できない。 これだけのものが昭和6年に書かれていたとは、本当に驚きだ。 | ||||
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本書収載の「殺人鬼」が日本のミステリ界に残した足跡は大きい。 執筆当時の事情があるが、昭和初期当時はこの様な堂々たる長編ミステリは少なかった。 そこに、たとえ翻訳臭くとも、たとえ「グリーン家」の換骨奪胎であろうとも、読み応えのある、しかも推理論理を備えた本格ミステリが登場したことには、大きな意義がある。 あのハヤカワ・ポケミスでたった三作のみ日本作家作品があり、その内のひとつが本書であるという事実は、当時監修役だった乱歩がいかに本作に衝撃を受けたかということを、如実に表している。 そして本作の内容は、それに相応しい風格のある本格ミステリである。 特に、解決部分の推理の根拠となる記述部分をいちいち記述してあるあたりは、まるでクロフツ「ホッグズバック」さながらだ。 そして、本書には「殺人鬼」以外にも著者の長編「鉄鎖殺人事件」、「博士邸の怪事件」、未完の「平家殺人事件」が収載されている。 「鉄鎖〜」は「殺人鬼」よりまとまっていて好きだという人も多い作品であり、ある意味著者の代表作といっても良い作品だ。 いずれも、昭和初期に書かれたとは思えない作品である。 もちろん今となっては古くさい雰囲気であろうが、その歴史的意義、何と言ってもこの土台の上に今のミステリがあることを、忘れてはいけない。 少々高価な本だが、廉価本セールで新刊が半額で手に入るチャンスもある。 私は本全集2巻をそれで手に入れた。 まだまだ入手する機会もあるので、ミステリ好きは手に入れてぜひ一度読んでほしい。 乱歩が評価した理由が分かるはずだ。 | ||||
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創元推理文庫の『浜尾四郎集』とどちらを選ぶか迷ったが、長編を全て収録しており『鉄鎖殺人事件』が現在この本でしか読めないのでこちらをセレクトした。本書は沖積舎『浜尾四郎全集』の第2巻に当たり、第1巻では短編・随筆を収める。 私立探偵藤枝真太郎は元検事で女嫌い。ワトソン役の小川雅夫は藤枝の高校時代の同級生という設定。この小川が『殺人鬼』といい『鉄鎖』といいやたら女に一目ぼれするし、母親と同居だし、下手すると『古畑任三郎』の今泉慎太郎かというヘタレキャラだ。 翻訳臭を感じるとの評価もある『殺人鬼』だが、戦前の本格長編としては破綻無くよく出来ている。乱歩『魔術師』と並んでヴァン・ダインの色が濃いけれども、咀嚼後の表現は異なるので興味のある人は読み比べてみるといい。書き下ろし長編企画「新作探偵小説全集」全10巻の一環として昭和8年発表された『鉄鎖殺人事件』も通俗的と言われるがストーリーは纏まっており悪くはない。浜尾四郎自身が「検事→弁護士」の職業柄、他の作家より法律に詳しい為、作品にハッタリを効かせられなかったという説もある。逆にその緻密な性格で、長編のストーリーをあるべき結末にもってゆく力という意味では横溝正史と比肩したかもしれない。同性愛への興味もあっただけに、乱歩『孤島の鬼』とは別の形でそれを活かした作品が読みたかった。わずか四十歳で早世したのが誠に惜しまれる。 作品数が少ないせいか、大きなハズレが無い人である。他に論創社『浜尾四郎探偵小説選』もあり。 | ||||
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緻密な構成、 物語の展開、 館の雰囲気、 トリックやアリバイの妙・・・。 全てが一級品だった。 ヴァン・ダインを目指した作者が、 日本独特の光景や伝統におとして再現させた一級品。 これを読まずして推理小説は語れない。 素晴らしい展開と全体を覆う雰囲気に脱帽である。 | ||||
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