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海賊とよばれた男
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海賊とよばれた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1156件 121~140 7/58ページ
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上巻を読んでから下巻をあまり読む気になれず1年後くらいに下巻を読みました。さて下巻の内容は、まず国岡商店が石油元売会社に認定される為に最低条件であるタンカーを手に入れるところから始まります。国岡商店は、東京銀行より4千万円借りてタンカー船の日章丸を手に入れます。戦後間もない日本の石油会社はセブンシスターズ(七人の魔女)と呼ばれる7つの海外の巨大な石油会社に牛耳られていました。元からあった日本の石油会社もこのセブンシスターズにM&Aで株式の半分くらい取得されて子会社していました。しかし国岡商店だけはこれに屈せず孤軍奮闘してました。まだセブンシスターズの力の及ばない海外の国よりオクタン価75以上の「アポロ」と命名したガソリン等を輸入して売ってました。しかしこれもセブンシスターズの妨害により出来なくなります。次に国岡商店が目をつけたのはイランでした。イランの製油所はイギリスのアングロ・イラニアンという会社が仕切ってました。これに対してイランはアングロ・イラニアンを国有化してしまいます。当然イギリスは怒りイランとの石油貿易はどの国も行うなとお触れを出します。これを破って密輸した国はイギリスの軍艦に拿捕されました。どこの国の人もこれに恐れてイランとの石油貿易はしませんでした。しかし国岡商店だけはタンカー船の日章丸でイランに行き石油を輸入して来て今後も貿易出来るようにイランと契約してきます。万事うまくいくと思った矢先にイランのムハンマド・モサデク首相がアメリカのCIAが先導したクーデターにより投獄されてしまいます。それに伴いイランの首相はモサデク首相からザヘディ首相に変わり国有化したアングロ・イラニアン石油会社もコンソーシアムというセブンシスターズとプランス石油会社の8つの巨大な会社に乗っ取られてしまします。後にザヘディ首相も追放されてしまうのですが、現代でもイランとアメリカが仲が悪いのはこの時の経緯があるからではないでしょうか。せっかくイランとの契約を取り付けてこれからは安泰だと考えていた国岡商店もイランの石油会社がコンソーシアムに乗っ取られてがっかりします。次に国岡商店が考えた策は、原油を輸入して自分達で製油しようとする考えです。そのためバンクオブアメリカから多額の借金をして徳山県に製油所を作成します。この製油所はユニバーサルオイルプロダクトコーポレーションの技術をもとに突貫工事で建てられた製油所です。この製油所が完成後にガルフ経由でクウェートから原油を輸入したりソ連とも関係を持ち原油を輸入して国岡商店は大いに繁栄しました。国岡鐵造の後年に国岡商店子会社の船の第一宗像丸がタラルド・ビーグル号にぶつかり36人の船員が亡くなりました。この時、国岡鐵造は引退しようと考えていたが、もうひと頑張りしないといけないなと思いました。国岡鐵造が最後の喧嘩だと考えていたのは国が出した石油生産調整案を廃案にすることでした。国が石油の生産量を決める悪法をなんとか辞めさせようと石油連盟脱退をほのめかしたりマスコミと連携して世論を味方につけてなんとか石油生産調整案を廃案にすることが出来ました。この本を読んでの感想ですが現在でも核開発の問題でイラクとアメリカが険悪になってますが、過去の歴史でムハンマド・モサデク首相がアメリカのCIAのクーデターで失脚させられてのちに復権しているがこの時の事が今でも因縁になっているのではないでしょうかと考えさせられました。 | ||||
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会社の方がバイブルにしているとのことで読んでみたのですが、想像をはるかに超えてました。 感動の一作です。 | ||||
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本はネタバレになるから何も言いません。 面白いか面白くないかも個人の趣味、主観になるので評価難しいです。 でも、本を読むのは良いと思います。 | ||||
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飛行機の中で先に映画を見ました。 本をすぐに買ったのですが、なんだか怖くて、熱くなるに決まっている自分が怖くて 半年以上読めませんでした。「永遠のゼロ」はもちろん素晴らしかったのですが読みながら 胸がかきむしられるような気持ちになって、読了後呆然となって。。 それと同じ感動をもらうのが怖かったのです。 意を決して読みました。 戦い続ける主人公、主人公とともに身を削るように戦う社員たち、 意気に感じる男たち、愛する主人公のため身を引く気丈な妻。 敵ながらあっぱれな敵たち、そして卑怯者の敵ども。 戦前戦争中、戦後、いや現在にいたるまで変わらない 心底腹の立つ日本の組織、小役人たち。 利益のためでなく、日本のため日本の将来のためにこれほど 熱く戦い続けた人が私とおなじ時間、空間にいたとは! 終わりに作者が主人公の言葉を借りて語ります。 日本人がいるかぎり、日本人としての誇りをもつ日本人がいるかぎり この国は輝き続けるだろう、と。 重いバトンです。私は今まで何をやってきたかをつきつけられました。 小さな火でも燃やし続けて出光佐三さんの志を次の世代に手渡すには どうしたらいいのだろうと考えました。 いまだに日本人を恐れて弱体化させようとしている国々の やり口を見ると、逆に私たちは本当に素晴らしい素質をもった 国民なのだと思います。 出光さん、力の限り書いてくださった百田さん、本当にありがとうございます。 そして小さな楽しみ。 永遠のゼロの宮部と主人公が出会うシーンがありますよ。 これから読む方、楽しみにして読んでくださいね。 | ||||
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きれな状態で届きました。ありがとう。 ワクワクして読んでいます。 | ||||
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本屋大賞2013年度受賞作です。 読了後、書店員さんが本を選ぶ目が確かであることを痛感するはずです。 そして、書店員さんたちが公平であることも。 上巻のレビューでもお伝えしたように、百田氏の小説は、長編であっても贅肉がありません。 本作の背景には、複雑な世界情勢がありますが、非常に整理された形で明瞭に説明されていますので、そういった知識に疎い読者であっても問題なく読むことができます。 読み終わると、石油資源をめぐる各国の思惑や利権構造、複雑であるはずの歴史的な流れが明瞭に頭に残っていることに驚くでしょう。 上巻と同様、下巻も、1頁目から最終頁まで、退屈させられることはありません。 特に、四分の一を過ぎたあたりから、クライマックスとなる大プロジェクトのエピソードがはじまります。 ハラハラしっぱなしで、エピソードを読み終えた時、あごやこめかみに痛みを感じたほどです。 読んでいる途中、終始、歯を食いしばっていたからです。 実話ベースでなかったとしたら信じられないぐらいスケールの大きな話が展開しますが、百田氏が丁寧な描写を積み上げているので、読者自身が主人公たちに立ち会っているかのような臨場感があります。 一度読み始めたら、途中でやめることは難しいです。 ところで、ご存知の通り、本作は、一部から右傾作品という不当なレッテルをはられています。 確かに、本作の主人公国岡鐵三は強い愛国心を持っています。 しかし、国岡はわたしたちが「愛国心の持ち主」と聞いてつい連想してしまうような人物ではないのです。 そもそも、国岡は、国家権力に全然従いません。 大臣が出てこようが、省庁に何を言われようが、自分の信念にそぐわない場合、全くいうことを聞きません。 同調圧力に屈することはありません。 根底にあるのは、自由貿易を守り、消費者に尽くそうという信念です。 そのためには、石油カルテルの軍門に下った霞が関とも戦います。 国岡は自分を律し、不屈の闘志でやり抜きます。 名もなき民、同胞のために尽くそうという覚悟が、国岡の愛国心なのです。 しかし、国岡は偏狭な人物ではありません。 開明的であり、世界情勢を見通す確かな目を持っています。 ライバルあるはずのアメリカ人たちとも信頼関係を築きます。 日本人の対ソ感情が最悪であった頃に、水面下で首相から請われ、貿易こそが平和を維持するという信念の下、どれほどの逆風を受けるか覚悟の上で、ソ連との貿易をいち早く行います。 在日米軍から嫌がらせを受け、右翼団体からは襲撃されます。 しかし、国岡は一歩もひるまないのです。 また、万能なだけではなく、実に人間らしい部分も見せてくれます。 読んでいて、何度も感傷的な気持ちになりました。 こんな男なら憧れるしかない。 そう思わされてしまいます。 百田氏は、本来なら直木賞を取っているはずの作家です。 実際に、私の周囲でも、太宰治がよく芥川賞作家だと間違われるように、百田氏も当然、直木賞作家だろうと思っている人が何人かいました。 保守的な立場を明確に出しているためなのでしょうが、残念ながら百田氏は正当な評価を受けられていないのです。 航空自衛隊広報室を題材にした「空飛ぶ広報室」が直木賞選考委員から右傾エンタメと評されるぐらいです。 直木賞の選考委員の顔ぶれからいって、百田氏の受賞はむずかしいのでしょう(そういえば、文豪トルストイも、その徹底した平和主義やアナーキズムが選考委員から嫌われ、ノーベル文学賞を取っていないのでした。政治的な観点から作品や作家が不当に低い評価を受けてしまうのはとても残念なことです)。 しかし、書店員さんたちは偏りのない目でこの作品を大賞に選びました。 本屋大賞は、百田氏の評価を高めたことでしょう。 一方、本作により、書店員さんたちの評価も大いに高まったことでしょう。 追伸 文庫版の解説は元官僚である堺屋太一さんが書いています。 官僚の立場から、「百田さんちょっと反論させてくれ」といわんばかりの文章です。 これがまた実に味があって、ニヤリとさせられます。 解説は、ぜひ、作品本編を読んだ後にお読みになることをお勧めします。 | ||||
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私は、人に本をお勧めするのが趣味です。 自分の周囲のごくごく小さな世界のことですが、本の虫で通っています。 そのため、知人や親類から、おすすめの本を聞かれることもあります。 誕生日などには、知人に本をプレゼントする機会も多いです。 長期入院する親類がいると、本を差し入れます。 何しろ時間だけは有り余っているので、そういう場合、長い小説が好まれます。 長いものは読みごたえがあって、元気も出ます。 辛さを忘れ、不安を吹き飛ばせるのです。 何冊か選ぶ際、1冊は百田尚樹さんを入れることが多いです。百田さんの作品は、長編小説であっても、贅肉がありません。事件の合間の穏やかな場面であっても、時代背景を解説する場面であっても、1頁たりとも退屈するようなページがないのです。 これはすごいことです。 だから、本をあまり読まないような人であっても、安心しておすすめできるのです。 海賊とよばれた男(上)は、切迫したピンチの場面から始まります。分厚い本ですが、主人公の国岡がピンチを乗り切れるかどうか、ハラハラしながら、前半終わりまで、あっという間に到達するはずです。 本書の後半では、時代がさかのぼり、国岡の誕生から戦争終結までが書かれます。 激闘する日本の近代史がまるまる入っているようで、情報量はとても多く読みごたえがあります。 しかし、すらすら読めます。読者はワクワクしながら、国岡とともに広い世界に漕ぎだしていくことでしょう。 ところで、近年の百田尚樹は保守の代表論客というイメージが強く、リベラルな傾向がある者は、本書を手にすることに抵抗を覚えるかもしれません。確かに、本書の主人公は愛国者です。しかし、本書が読者を選ぶかといわれれば、決してそんなことはないのです。本書は日本を盲目的にすごいと持ち上げるような本ではありません。 そもそも、国岡は同時代の日本人の中でもきわめて開明的であり、自由貿易を強く支持しています。国岡は、相手が軍部であろうが、官僚であろうが、決して言いなりになるようなことはなく、筋を通します。 日本の高官や既得権益層から容赦なく痛めつけられ、踏みにじられますが、それでも、やはりこの国を愛するのです。 そのためか、彼らの愛国心はどことなく物悲しく、そして高貴です。 彼らの愛国心は、私益を捨てて日本のために尽くそうという強い意志です。 愛国心は、組織や権力者たちを擁護することなどではありません。 名もなき民、同胞のために尽くそうという覚悟、ストイックな「心のありよう」なのです。 とはいっても、国岡は、決して排他的ではありません。 従業員時代には、台湾の消費者に小麦を安く届けることに奔走しています。 中国では、軍部からにらまれつつも、不足している石油をアメリカから輸入してでも中国国民に届けています。中国人従業員の働きぶりに感謝しながら、自社の日本人従業員が中国人従業員を軽んじたりしないことを喜び、敗戦直後の混乱の中でも中国人従業員に退職金を払うことができたことを誇りにするのです。 自分はどちらかというとリベラル側だと思う人であっても、食わず嫌いをすることなく、本書を読んでみてほしいです。 本書は文句なく面白いのです。 なお、本書よりもさらに面白い本を最後にご紹介しましょう。 それは本書の下巻です。 というわけなので、入院している知人に本を差し入れるようなときは、かならず下巻も一緒に差し入れましょう。 決して、上巻だけ差し入れるようなことはしないでください。 嫌がらせになってしまいます。 | ||||
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彼の不屈の精神力には感動を覚えた。あの戦争で優秀な民間人は皆兵隊にとられ、残った人物はあまりぱっとしない人ばかりと思っていたがこの様にあの敗戦から立ち上がった秀でたしかもバイタリティーに満ちた人もいるのだと感じいった。 著者百田氏の力作である。 | ||||
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流石に百田さん、感動した、涙で文字がみえないくらい | ||||
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国岡鐵造はなんと豪快な男なのだろう。 今の労働環境と比較して、と言ってはいけないのだろう。 「海賊と呼ばれた男」まさに。 ゲリラ戦略で力強く人もお金も引き付けてくる。 家族のように社員を守りながらも 周囲の人からの守られ愛される人が、国岡鐵造なのでしょう。 (下巻に進む) | ||||
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現代の「日本凄いぞ」系のテレビや商品開発における「オールジャパン」信仰に通じる 気持ちの悪さ・非理性的な島国根性が浮き彫りになった小説。 永遠の0などはジャニーズアイドルで誤魔化し侵略戦争とその犠牲を美化した右傾化エンタメの典型 原作は一言で言えば右翼のオ○ニー小説。かつて愛国だの憂国だのと口にしてた右翼が日本を破滅させたことを忘れるな!! 作者の百田尚樹はツイッターで有事の際は在日朝鮮人を殺すと公言するほどの人種差別主義者であり、 戦後、日本の国家犯罪に何ら向き合わず歴史捏造を続け被害国を侮辱し続けた読売や産経の工作員のような男である。 そんな日本の恥晒しの典型のような男の書籍であり、内容も兵站を無視した日本軍の無能ぶりを批判するでもなく 日本軍人を美化し、侵略戦争や植民地支配という罪業から目を背け国粋主義に傾倒しているおぞましい内容である あまつさえ、それらを批判した朝日新聞記者を侮辱した展開を書いている屑作品・屑野郎である | ||||
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映画を見て 衝動買いしちゃいました。 魂に刺さってくるような気がしました。 | ||||
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上巻と同じく、衝動買いしちゃいました。 読み応えのある本でした。 | ||||
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評価が悪いのは、私の判断ミスが原因です。 文庫本なのに気づかずに買ってしまいました。 上巻を読んだあとすぐに、下巻を読みたかったのに、字が小さすぎて断念しました。 老眼の私が、文庫本を買うなんて・・・残念でした。 | ||||
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良い出来の小説です。出光佐三は異色の経営者であったことも事実と思います。ただ現実としての出光興産をずいぶんと美化しているのではないでしょうか。残業なし=何時間働いても同じ、労働組合なし=オーナー独裁、定年なし=死ぬまで働いても良い、など一流企業としては疑問の残る企業だったと考えます。出光興産の知り合いも給料を嘆いていました。株式会社化してずいぶん普通の会社になったはずですが、その時も創業者一族と経営陣の間でゴタゴタがありました。小説としては上質ですが、あくまでも小説として楽しむのが良いと思います。 | ||||
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良い出来の小説です。出光佐三は異色の経営者であったことも事実と思います。ただ現実としての出光興産をずいぶんと美化しているのではないでしょうか。残業なし=何時間働いても同じ、労働組合なし=オーナー独裁、定年なし=死ぬまで働いても良い、など一流企業としては疑問の残る企業だったと考えます。出光興産の知り合いも給料を嘆いていました。株式会社化してずいぶん普通の会社になったはずですが、その時も創業者一族と経営陣の間でゴタゴタがありました。小説としては上質ですが、あくまでも小説として楽しむのが良いと思います。 | ||||
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敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP社)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる。1953年春、極秘裏に一隻の日本のタンカーが神戸港を出港した―。「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。 | ||||
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上下巻共実によい作品だった。 今は様変わりしてしまったがかつての石油会社の中に合って出光興産が石油連盟、通産省と一線を画す会社であることは当時全く知らなかった。 この作品を読んで凄い企業そして凄い社長が日本に存在したことを改めて絶賛したい。 一般文学通算2290作品目の感想。2019/07/07 17:25 | ||||
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百田作品を始めて読んで経済小説として面白いと実感した。 この作品の一部を他の作品で読んだ記憶はあったが誰のどの作品化までは思い出せなかった。 これほどの男国岡鐵造が数多く読んだ経済小説等で過去に名前を聞かなかったのは何故だろう。 出光興産・出光佐三をモデルとしているが今まで誰も注目しなかったのか。 一般文学通算2290作品目の感想。2019/07/06 13:05 | ||||
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文章が圧倒的にうまい。 人物の造形、ストーリー性、読みやすさのどれも素晴らしい。 しかも、ただ面白いだけでなく、戦前から現代にかけての戦争や石油の歴史、石油産業について知識が広がるため、経済書としても価値が高い。 ただ残念なのは、登場する企業や人命の一部がフィクションになっているところ。どこからが創作なのかわかりにくい。すべて実名で描いてほしかった。 作家は右寄りで問題行動が目立つが、書籍の出来は素晴らしい。 この書籍の基本的なスタンスは日本礼賛だが、気になる程ではなかった。 | ||||
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