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バイロケーション
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バイロケーションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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画家志望の忍は、スーパーに買い物に出かけると、突然偽札容疑で取り調べを受けてしまう。謂れの無い事を言われ困惑していると、高級レストランに連れて行かれ、「もう1人の自分であるバイロケーションを何とかする会」に出会う。バイロケーションと呼称されるもう1人の自分。本物の忍と偽者を巡って、世にもおぞましい物語へと発展していく。 ホラー作品は数十作読んでいるが、これほど鳥肌が立った作品を私は知らない。 本物か偽者なのか、そのトリックが分かった時、恐ろしくて背筋に迫ってくるものがある。 序盤から終盤まで常にホラーがつきまとう。これだけホラーを追求した作品は他にあるだろうか。 リーダビリティの高さもこの本の特筆すべき点。 謎が謎を呼び、物語には混乱しながらも、文章力と表現力で補い、読者を置いてけぼりにしない。 これだけの作品がホラー小説大賞を取れかったのは納得がいかない。日本のホラー小説の歴史に燦然と輝くべき作品。 | ||||
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とりあえず基礎設定が面白い。 導入が早く、次から次へと謎が出て来るので、正直ページをめくる手が止まらなかった。 ラストが近付くにつれて明らかになる事実の数々に引き込まれ、気付けば6時間ぶっ通しで読破してました。 ここまで一気に読破した小説は久しいし、全体的には独創的で完成度の高い作品だったと思います。 ただ、若干文章が荒削りなのと、オチが割と早い段階で読めてしまったので、今後の著者の方への期待も込めて、敢えて辛口で☆を一つ引かせていただきます。 | ||||
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三人称で始まりながら、気付くと一人称に。 突然他者の視点に切り替わって混乱するし、言いかけたセリフを 「○○…… 「○○○…… と表記する。ほとんどアマチュアが書いたウェブ小説のノリ。 どうしてこんな稚拙なものが受賞したのかわからない。本当にこれ以上のものがなかったのか。 プロの作品ではない。 | ||||
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ホラーというよりもミステリー色が強く 怖さを感じることはあまりなかったです。 バイロケーションと呼ばれるもう一人の自分。 設定をうまく使い、いろいろと仕掛けがされています。 僕はうまく騙されました。 バイロケーションとの接触や葛藤等が 物語を盛り上げクライマックスへ! 結末はあなたの目で確かめて下さい。 | ||||
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今回の日本ホラー小説大賞の長編賞を受賞した作品です。うーん、評価が少し難しいですね。 バイロケーションという、自分の分身をテーマにしたところはとても斬新でした。ホラー小説が好きな自分でも、知りませんでしたから。そして作品の仕掛けも大掛かりで、そつのないものとなっていました。 とにかく最初から最後まで謎謎謎謎…。登場人物もすべて謎。そしてその謎がまた謎を産みさらにまた謎が…という設定で、目が離せませんでした。不可解な事件ばかり起こる展開にハラハライライラという感じでした。 まあ、途中でさすがにオチは読めてしまったのですが、それでもその予想を超えるラストが用意されていてさらに驚きましたね。まあ、ちょっと後味の悪い大団円でしたが。 確かに、小説の出来は文句なく満点です。でもホラー小説としてどうかと言われると…。まったくこの小説には恐怖がありません。ドキドキハラハラという切迫感はありますが。やはりこのバイロケーションという特殊な設定が災いしているのでしょうか。特異的な現象であるがゆえに読者にも及ぶ危険の可能性が薄いため、ある日ある時この世の誰かに起こった不可解な現象として捉えられ、他人事としての認識しか持てなかった、という意味で言うとやはりホラーとしては力不足かな、という気はします。 しかし、長編小説としてのホラーは非常に難しく、ここまでの作品を仕上げるというのも、プロの小説家ですら困難なものです。今一線で活躍しているプロの小説家のうち、誰がこれほどの作品を仕上げることができるだろうか…という意味で考えると、この小説にはホラー小説という意味でも端倪すべからざるものがあるとも言えます。 という意味でいうとやはり★は5つである、という評価がふさわしいのかな、と思いましたので、今回の評価とさせていただきました。 | ||||
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自分の知らない場所で一方の「自分」が活動している、という二重存在の設定自体に斬新さは感じないものの、スピード感があってSFミステリドラマとして面白く読めた。もう一人の「自分」にあって「自分」に無いもの、些細な違いが最後にはこんなに大きな差異を生み出すのか。オチは途中でよめたけど、最後残りのパズルが一気にはまっていく気持ちよさがあって、読者としては楽しめた。読後感は...人それぞれかな | ||||
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