白ゆき姫殺人事件

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評判

白ゆき姫殺人事件の評価:

3.00/5点 レビュー 183件。 C ランク

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平均点3.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全366件 181〜200 10/19ページ
No.186
(2pt)

起承転結の「結」がない

スピード感のあるストーリーでテーマもおもしろく、私は最初~中盤は楽しく読めました。おそらくすっきりした(勧善懲悪的な)結末が待っているのだろうなとワクワク。けれどいよいよ当事者が登場というところで、まさかの完結! 起承転結の「結」がないのです。

ネットや噂話により人格を歪められた主人公が、どうあがいてどう生きていくかメインテーマだと思ったので消化不良でした。ここまで振っておいてもったいない。序章のまま終わってしまった、未完の話題作といった感じです。せんせ、続編をば!
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.185
(2pt)

起承転結の「結」がない

スピード感のあるストーリーでテーマもおもしろく、私は最初~中盤は楽しく読めました。おそらくすっきりした(勧善懲悪的な)結末が待っているのだろうなとワクワク。けれどいよいよ当事者が登場というところで、まさかの完結! 起承転結の「結」がないのです。

ネットや噂話により人格を歪められた主人公が、どうあがいてどう生きていくかメインテーマだと思ったので消化不良でした。ここまで振っておいてもったいない。序章のまま終わってしまった、未完の話題作といった感じです。せんせ、続編をば!
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.184
(1pt)

図書館でかりたほうが良いです

巻末の新聞記事やTwitterっぽい資料がリアル感があったので「面白い試みだな〜」と期待して読み始めたが内容、話の展開の薄さにびっくりというかがっかり・・・
睡眠不足でもないのに読み始めると睡魔に襲われ何度か寝てしまった。
この物語はドラマや映画の原案としては良いとは思うけど、本としては評価し難いというのが率直な感想かな。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.183
(1pt)

図書館でかりたほうが良いです

巻末の新聞記事やTwitterっぽい資料がリアル感があったので「面白い試みだな〜」と期待して読み始めたが内容、話の展開の薄さにびっくりというかがっかり・・・
睡眠不足でもないのに読み始めると睡魔に襲われ何度か寝てしまった。
この物語はドラマや映画の原案としては良いとは思うけど、本としては評価し難いというのが率直な感想かな。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.182
(1pt)

なんだこりゃ・・・?

いろいろな試みはさておき小説として全く面白みがありませんでした。
途中証言者から語られる様々なエピソードがなにか伏線に繋がっているのかとか、きっと意味があるに違いないと注意しながら読みましたがそんな深読みは無駄でした。まるで意味をなしていない与太話の羅列に過ぎなかったんだとは。
小説のあと、関連資料とかって長々あったけど基の小説がつまらないのにとても読む気になれませんでした。いっそ資料が先にあった方がまだ楽しめたかも。でもやっぱりつまらないものはつまらない。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.181
(1pt)

なんだこりゃ・・・?

いろいろな試みはさておき小説として全く面白みがありませんでした。
途中証言者から語られる様々なエピソードがなにか伏線に繋がっているのかとか、きっと意味があるに違いないと注意しながら読みましたがそんな深読みは無駄でした。まるで意味をなしていない与太話の羅列に過ぎなかったんだとは。
小説のあと、関連資料とかって長々あったけど基の小説がつまらないのにとても読む気になれませんでした。いっそ資料が先にあった方がまだ楽しめたかも。でもやっぱりつまらないものはつまらない。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.180
(3pt)

本小説を楽しめるかどうかは付録群を楽しめるか次第

化粧品会社社員の凄惨な殺人事件。
貴社の赤星が調査を進める中、浮かび上がる容疑者は同僚だった。

著者らしく、多くの登場人物の視点から描かれる連作小説。
真犯人・その動機も意外なものではある。
このことを含め本小説を楽しめるかどうかは、
充実した後半の付録群を楽しめるか次第。

付録群への高いこだわりは理解できるが、
正直自分はそこまで楽しむことはできなかった。
この付録群を読むと、極めて映画向きの小説のように感じる。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.179
(3pt)

本小説を楽しめるかどうかは付録群を楽しめるか次第

化粧品会社社員の凄惨な殺人事件。
貴社の赤星が調査を進める中、浮かび上がる容疑者は同僚だった。

著者らしく、多くの登場人物の視点から描かれる連作小説。
真犯人・その動機も意外なものではある。
このことを含め本小説を楽しめるかどうかは、
充実した後半の付録群を楽しめるか次第。

付録群への高いこだわりは理解できるが、
正直自分はそこまで楽しむことはできなかった。
この付録群を読むと、極めて映画向きの小説のように感じる。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.178
(1pt)

早晩消えていく作家さんだろうな

ストーリー、登場人物、文体すべてがペラッペラ。
推敲もなにもなく、おもいついたことをそのままスラスラ書いていったかのよう。
と、いうかきっとそれに近いんだろう。

喋り言葉も登場人物たちの行動もリアリティの欠片もなく。
恐らく描きたがったであろう情報がひとり歩きするメディア社会の恐怖も、まったく恐ろしく感じられない。
とにかく描き切れていない。大体そのテーマも手垢がつきまくっているというか古臭いし。

湊さんはモノローグ形式で物語を進めていく術しか持ち合わせていないのか、それにしても
セリフのひとつひとつがヘタクソすぎ。そんな喋り方する人間いないでしょう。
田舎の老人たちが喋るステレオタイプの訛りも失笑もの…。

似たような構成で描かれた宮部みゆきさんの「理由」なんかは惹きこまれるものがあったけど。

ペラッペラで単純な内容が2時間程度の尺にハマりやすいためか、映像化が多い売れっ子作家さんだけど、
どこかで覚醒されないと、早い段階で誰にも支持されない作家さんになってしまうのでは。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.177
(1pt)

早晩消えていく作家さんだろうな

ストーリー、登場人物、文体すべてがペラッペラ。
推敲もなにもなく、おもいついたことをそのままスラスラ書いていったかのよう。
と、いうかきっとそれに近いんだろう。

喋り言葉も登場人物たちの行動もリアリティの欠片もなく。
恐らく描きたがったであろう情報がひとり歩きするメディア社会の恐怖も、まったく恐ろしく感じられない。
とにかく描き切れていない。大体そのテーマも手垢がつきまくっているというか古臭いし。

湊さんはモノローグ形式で物語を進めていく術しか持ち合わせていないのか、それにしても
セリフのひとつひとつがヘタクソすぎ。そんな喋り方する人間いないでしょう。
田舎の老人たちが喋るステレオタイプの訛りも失笑もの…。

似たような構成で描かれた宮部みゆきさんの「理由」なんかは惹きこまれるものがあったけど。

ペラッペラで単純な内容が2時間程度の尺にハマりやすいためか、映像化が多い売れっ子作家さんだけど、
どこかで覚醒されないと、早い段階で誰にも支持されない作家さんになってしまうのでは。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.176
(1pt)

推理小説だと思わない方がいいです

事件に関わる人達の証言をインタビュー形式で浮き上がらせる、
それは手法として普通にあると思います。

でもほとんどが登場人物の関係と環境についての説明に終始して
おり、それに対して殺人事件についての解決部分は、一般の人が
ニュースを通して知る情報程度しか書かれていないので、
ある意味ビックリしました。
タイトルから推理ものだと思っていましたので。
そうじゃないんだと最後まで読んで、どうにか納得。

会社内のOLの軋轢の話なので、共感する方もいらっしゃる
かもしれませんね。
にしても浅いので、映画や2時間ドラマになったのを観た方が
面白いかも。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.175
(1pt)

推理小説だと思わない方がいいです

事件に関わる人達の証言をインタビュー形式で浮き上がらせる、
それは手法として普通にあると思います。

でもほとんどが登場人物の関係と環境についての説明に終始して
おり、それに対して殺人事件についての解決部分は、一般の人が
ニュースを通して知る情報程度しか書かれていないので、
ある意味ビックリしました。
タイトルから推理ものだと思っていましたので。
そうじゃないんだと最後まで読んで、どうにか納得。

会社内のOLの軋轢の話なので、共感する方もいらっしゃる
かもしれませんね。
にしても浅いので、映画や2時間ドラマになったのを観た方が
面白いかも。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.174
(1pt)

陳腐で薄っぺらい

井上真央が主演で話題になった映画だけど
原作のあまりの酷さにビックリ。
本書の8割が、容疑者と思われる人物について語る、
同僚や幼馴染など周囲の証言で成り立っているのだが
これが全部口語で書かれている。

例えるなら
「マジですか?でも、それって確かにそうだったかも」
といった陳腐な独白ばかりがだらだら続くのである。

口語であっても、それがリアルな話し言葉であれば
きっと共感できたかもしれない。
作者としては、すべてを口語スタイルにすることによって
読者により深い共感とリアリティを与える狙いだったと思うが、
10代の子供ならいざ知らず、大人にこれは通用しないだろう。

というのも、口語の作者のセンスが致命的。

「イマドキの20代がそんなセリフ吐くだろうか?」
「こんな証言の仕方ってあるんだろうか?」
と、とにかくもう嘘くさく芝居がかっているため白ける。
「いかにも」な感じが濃厚すぎて、これは大失敗だと思う。

あまりにも芝居がかった証言のため、
この周囲の人物像にまったく共感ができず、リアリティが薄い。
あくまで一人でベラベラしゃべっている言葉のみで
この独白している状況も解り辛い。

ここで、証言者について外見だったり多少の内面だったり
様子や表情なども織り交ぜて書かれていれば
より情景が浮かんだだろうに、手抜きとしか言いようがない。

そんな風な稚拙な独白シーンばかりで無駄にページが進み
途中まではそれでも、「どこかで物語が盛り上がるはず」
「これはあくまで前フリかもしれない」と、なんとか読めたが、
「いつになったらアッと驚く展開になるのか」と、思っているうちに
あっけない幕引きで終了。
これには悪い意味でアッと驚かされた。

こんなバカバカしい理由が動機になるとでも?
この人物を犯人に設定するのは無茶すぎる

というラスト。
とってつけたような動機や
とってつけたような殺人の説明で
これはもう今まで読んだ殺人モノのミステリーの中でも
文句なしのワースト1。

サスペンスですらないし、ミステリーとしてもダメだし、
もう本当にすべてがグダグダでダメダメな内容。

アイディアとしては、ツイッター等や掲示板ツールで
事件を面白おかしく騒ぎたてるイマドキの世情を書き上げ、
画期的で話題作になることを狙ったのかもしれないけれど
全てが中途半端な上に、言葉のセンスが絶望的で
物語の組み立て方も酷過ぎる。

これって、そこそこ文を書くのが得意な人なら
別に作家じゃなくても書けるよね?
と、感じた低レベルな一冊。
俗なケータイ小説と何ら変わりない内容。
湊氏にはガッカリさせられた。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.173
(1pt)

陳腐で薄っぺらい

井上真央が主演で話題になった映画だけど
原作のあまりの酷さにビックリ。
本書の8割が、容疑者と思われる人物について語る、
同僚や幼馴染など周囲の証言で成り立っているのだが
これが全部口語で書かれている。

例えるなら
「マジですか?でも、それって確かにそうだったかも」
といった陳腐な独白ばかりがだらだら続くのである。

口語であっても、それがリアルな話し言葉であれば
きっと共感できたかもしれない。
作者としては、すべてを口語スタイルにすることによって
読者により深い共感とリアリティを与える狙いだったと思うが、
10代の子供ならいざ知らず、大人にこれは通用しないだろう。

というのも、口語の作者のセンスが致命的。

「イマドキの20代がそんなセリフ吐くだろうか?」
「こんな証言の仕方ってあるんだろうか?」
と、とにかくもう嘘くさく芝居がかっているため白ける。
「いかにも」な感じが濃厚すぎて、これは大失敗だと思う。

あまりにも芝居がかった証言のため、
この周囲の人物像にまったく共感ができず、リアリティが薄い。
あくまで一人でベラベラしゃべっている言葉のみで
この独白している状況も解り辛い。

ここで、証言者について外見だったり多少の内面だったり
様子や表情なども織り交ぜて書かれていれば
より情景が浮かんだだろうに、手抜きとしか言いようがない。

そんな風な稚拙な独白シーンばかりで無駄にページが進み
途中まではそれでも、「どこかで物語が盛り上がるはず」
「これはあくまで前フリかもしれない」と、なんとか読めたが、
「いつになったらアッと驚く展開になるのか」と、思っているうちに
あっけない幕引きで終了。
これには悪い意味でアッと驚かされた。

こんなバカバカしい理由が動機になるとでも?
この人物を犯人に設定するのは無茶すぎる

というラスト。
とってつけたような動機や
とってつけたような殺人の説明で
これはもう今まで読んだ殺人モノのミステリーの中でも
文句なしのワースト1。

サスペンスですらないし、ミステリーとしてもダメだし、
もう本当にすべてがグダグダでダメダメな内容。

アイディアとしては、ツイッター等や掲示板ツールで
事件を面白おかしく騒ぎたてるイマドキの世情を書き上げ、
画期的で話題作になることを狙ったのかもしれないけれど
全てが中途半端な上に、言葉のセンスが絶望的で
物語の組み立て方も酷過ぎる。

これって、そこそこ文を書くのが得意な人なら
別に作家じゃなくても書けるよね?
と、感じた低レベルな一冊。
俗なケータイ小説と何ら変わりない内容。
湊氏にはガッカリさせられた。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.172
(4pt)

新たな試み

完全に映画化されるのを前提として書かれているように感じます。
そう読めば納得できるかと思います。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.171
(4pt)

新たな試み

完全に映画化されるのを前提として書かれているように感じます。
そう読めば納得できるかと思います。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.170
(2pt)

微妙

さくさく読めました
が、面白いかと言われると微妙
ツイッターのやりとりはいらなかったと思います
湊かなえの作品は登場人物が好きになれないのが多く、この話の城野も好きになれません
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.169
(2pt)

微妙

さくさく読めました
が、面白いかと言われると微妙
ツイッターのやりとりはいらなかったと思います
湊かなえの作品は登場人物が好きになれないのが多く、この話の城野も好きになれません
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594
No.168
(5pt)

低評価が多くて意外【若干ネタバレあり】

この話はミステリーではありません。
また、SNSが出てきますが、ネットの無責任な大衆の暴走、という話でもありません。
むしろ身近な人・コミュニティに焦点があてられています。

話は全編を通してインタビューのセリフと記事、SNSのみで構成されています。
殺された被害者の同僚・城野がアヤシイ、
という噂を週刊誌のフリーライターが追いかけていくだけです。

このフリーライターは自己中の無責任野郎で、噂の内容の真偽を確かめもせず、
センセーショナルな方向に編集して発信していきます。
これだけだと"週刊誌なんてそんなものよね"で終わってしまいます。

問題は、インタビューを受けているのが城野の確かな知り合いである、というところです。
会社の同僚・大学時代の友人・実家のご近所…

彼らの証言は、"城野が犯人"という思い込みを前提としているため、
「あの子ならやりかねないかも。だって昔、~ということがあったから」
という、後付けの塊です。話を盛って話す、こういった部分はとてもリアルです。

歪んだ見方・盛った話は後付けなのですが、過去の出来事自体は確かにあった事を述べています。
"何割かは事実である"ということが、歪んだ発言を無視できないものにしています。

また、述べているのは一部事実であるため、同じ事実を知っている同じコミュニティの人間には、
たとえ証言者匿名の記事であれ、「これはあの人がしゃべったんだな」とわかります。

この話ではタイトルも含め、あだ名やハンドルネームなど"名前"が取り上げられており、
匿名であるようで実は匿名になりきれていない状況が出てきます。

とくに言われている側の城野にとっては、すべての証言が誰のものかわかるでしょう。
そしてどの証言も、確かに"事実"を述べており、その上で城野がいかに犯人らしいかを述べています。
(ホントは味方する証言もあるのですが、ライターが編集して歪めてしまいます。)

自分の過去から現在までのつながりある人々が、皆"あいつは犯罪者"と述べる。
自分は今までそんな風に見られていたのか、自分はいったいどんな人間なんだ、と、自分が崩壊してしまいそうです。

証言から人物像や事件の真相を形作っていくミステリーやサスペンスに対して、
この話は、証言によって、城野という人物を壊していくお話なのです。

証言を慎重に読んでも事件の真相には近づけません。
話の最初以外警察の存在が出てこない、というところがミソです。
ライターが真相に迫っているのなら、どこかで捜査中の警察と同じ場所に行きつくはずです。それがない。
つまりこのインタビューは、事件と無関係なところで無関係な人たちが無関係なことをしゃべっているのです。
匿名・ゴシップ・インタビューという非日常で、簡単に無責任な無意識な悪意をばらまいてしまう人間こそが中心にあります。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1) Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
4087451585
No.167
(5pt)

低評価が多くて意外【若干ネタバレあり】

この話はミステリーではありません。
また、SNSが出てきますが、ネットの無責任な大衆の暴走、という話でもありません。
むしろ身近な人・コミュニティに焦点があてられています。

話は全編を通してインタビューのセリフと記事、SNSのみで構成されています。
殺された被害者の同僚・城野がアヤシイ、
という噂を週刊誌のフリーライターが追いかけていくだけです。

このフリーライターは自己中の無責任野郎で、噂の内容の真偽を確かめもせず、
センセーショナルな方向に編集して発信していきます。
これだけだと"週刊誌なんてそんなものよね"で終わってしまいます。

問題は、インタビューを受けているのが城野の確かな知り合いである、というところです。
会社の同僚・大学時代の友人・実家のご近所…

彼らの証言は、"城野が犯人"という思い込みを前提としているため、
「あの子ならやりかねないかも。だって昔、~ということがあったから」
という、後付けの塊です。話を盛って話す、こういった部分はとてもリアルです。

歪んだ見方・盛った話は後付けなのですが、過去の出来事自体は確かにあった事を述べています。
"何割かは事実である"ということが、歪んだ発言を無視できないものにしています。

また、述べているのは一部事実であるため、同じ事実を知っている同じコミュニティの人間には、
たとえ証言者匿名の記事であれ、「これはあの人がしゃべったんだな」とわかります。

この話ではタイトルも含め、あだ名やハンドルネームなど"名前"が取り上げられており、
匿名であるようで実は匿名になりきれていない状況が出てきます。

とくに言われている側の城野にとっては、すべての証言が誰のものかわかるでしょう。
そしてどの証言も、確かに"事実"を述べており、その上で城野がいかに犯人らしいかを述べています。
(ホントは味方する証言もあるのですが、ライターが編集して歪めてしまいます。)

自分の過去から現在までのつながりある人々が、皆"あいつは犯罪者"と述べる。
自分は今までそんな風に見られていたのか、自分はいったいどんな人間なんだ、と、自分が崩壊してしまいそうです。

証言から人物像や事件の真相を形作っていくミステリーやサスペンスに対して、
この話は、証言によって、城野という人物を壊していくお話なのです。

証言を慎重に読んでも事件の真相には近づけません。
話の最初以外警察の存在が出てこない、というところがミソです。
ライターが真相に迫っているのなら、どこかで捜査中の警察と同じ場所に行きつくはずです。それがない。
つまりこのインタビューは、事件と無関係なところで無関係な人たちが無関係なことをしゃべっているのです。
匿名・ゴシップ・インタビューという非日常で、簡単に無責任な無意識な悪意をばらまいてしまう人間こそが中心にあります。
白ゆき姫殺人事件 Amazon書評・レビュー: 白ゆき姫殺人事件より
4087714594