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華の棺
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華の棺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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女流作家が良かったので購入しました。淡々と話が進んで行く感じです。 | ||||
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西村さんの作品はほとんど読まないのですが、「小説家そのものの話」ということで前回の『女流作家』も読みましたし、今回も遅ればせながら買って読みました。 五月二十五日の午後の便で、江本夏子が、フランスから帰国すると知らされていたので、編集者の何人かが、矢木と一緒に、関西空港に、迎えに行った。 これは冒頭部分ですが、全編通してこんな感じです。つまり「読点」が多いのですが、これがはじめは面白くて笑っていたのですが、この不可思議なリズムがあとになると慣れて来てよくなるのですねぇ。 話としては、山村美紗さんを思わせる「夏子」をめぐる四角関係で、それに西村京太郎さんを思わせる「志賀」の古代史をめぐる小説「謎のヤマタイから真実の大和へ」が入れ子構造となったりして絡んでくる、というものです。 それにしても大時代的な文体と内容ですし、3人が「あれ」になって、1人は「あんなふう」になってしまうなんて、ほんとうにびっくり仰天するのです。 | ||||
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2000年に刊行された「女流作家」の続編(完結編)ともいえる作品。主人公のモデルはいわずと知れたミステリーの女王・山村美紗。前作「女流作家」では、主人公・夏子とその恋人矢木との間に微妙なミゾができ、一人旅に出た夏子は「今後どうしよう?」という中途半端なところで終わってしまいましたが、本作は、その旅の終わりから始まります。推理小説界の両雄・志賀と蔵田との三角関係と死別、持病の喘息との戦い、矢木の病、そして彼女自身の突然の死。 志賀と蔵田の邪馬台国に関する論戦はサイドストーリーですが、古代史好きの私には楽しいものでした。志賀と蔵田のモデルはだれかな?などと考えながら読むといっそうおもしろいです。 ただ、夏子の死とそれ以降の記述については、やや不満が残ります。確かに主人公のモデル・山村美紗氏の死はあまりにも唐突な事件ではありましたが、肝心の恋人・矢木がその事実をどう受け止めたかが全く記されていないので・・・ 。小説はあくまで夏子視点で描かれているので仕方ないのかも知れませんが、矢木視点での夏子というのを読んでみたい気がします。 | ||||
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