長恨歌

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評判

長恨歌の評価:

3.26/5点 レビュー 66件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全131件 101〜120 6/7ページ
No.31
(3pt)

イマイチの結末

不夜城1が面白かっただけにこの結末は残念である。
不夜城はシリーズ化せずに1作目で終わるべきだったのかもしれない。
もっとも馳星周自身も3作目は書きたくなかったらしいが。過去にトラウマを背負った男が、どうしようもない状況に追い込まれ、騙し騙されの生き残りを賭けたゲームに巻き込まれていく。
という基本的なストーリーは前2作と全く同じだが、今回は劉健一がずば抜けた存在になり過ぎているのだ。
前2作は楊偉民という強大な敵がいたのだが、今回は劉健一に匹敵する相手がいない。
僕は不夜城シリーズは劉健一と楊偉民の骨肉の争いの物語だと思っていたのですが皆さんどうですか?
2人の闘いが完結編の中心になると思っていたので非常に残念だ。当然だが、前2作を読んでいないと話がわからないので、これを読む前に前2作を読んでおいて下さい。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.30
(3pt)

結局・・・

結末としては予想できる展開だが、前2作と比較すると出来映えは「?」が付くのも事実。
作者自身が語るように書き上げていく上でのモチベーション維持が大変だったのだろうと思える内容。
「不夜城」を読みどうしても自分の中で劉健一の物語の完結を求める方は読んでみてもいいかも。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.29
(3pt)

イマイチの結末

不夜城1が面白かっただけにこの結末は残念である。
不夜城はシリーズ化せずに1作目で終わるべきだったのかもしれない。
もっとも馳星周自身も3作目は書きたくなかったらしいが。過去にトラウマを背負った男が、どうしようもない状況に追い込まれ、騙し騙されの生き残りを賭けたゲームに巻き込まれていく。
という基本的なストーリーは前2作と全く同じだが、今回は劉健一がずば抜けた存在になり過ぎているのだ。
前2作は楊偉民という強大な敵がいたのだが、今回は劉健一に匹敵する相手がいない。
僕は不夜城シリーズは劉健一と楊偉民の骨肉の争いの物語だと思っていたのですが皆さんどうですか?
2人の闘いが完結編の中心になると思っていたので非常に残念だ。当然だが、前2作を読んでいないと話がわからないので、これを読む前に前2作を読んでおいて下さい。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.28
(3pt)

完結編とは

完結編と銘打ってあるには、少々内容的には不満が残るものでした。健一の最後と言うような感じの終わり方ですが、半分くらい読んだところで
ある程度の結末が予想できてしまっていましたね。最後の最後でのどんでん返しも期待したほどではなかったですし、前2作に比べると
若干おとなしめな内容だったかもしれません。それほど過去を引きずっている話ではないので、前作を見ていなくてもそれなりに話は伝わると思いますが、やはり読んでおいたほうがよいと思います。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.27
(3pt)

完結編とは

完結編と銘打ってあるには、少々内容的には不満が残るものでした。健一の最後と言うような感じの終わり方ですが、半分くらい読んだところで
ある程度の結末が予想できてしまっていましたね。最後の最後でのどんでん返しも期待したほどではなかったですし、前2作に比べると
若干おとなしめな内容だったかもしれません。それほど過去を引きずっている話ではないので、前作を見ていなくてもそれなりに話は伝わると思いますが、やはり読んでおいたほうがよいと思います。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.26
(1pt)

馳星周への「長恨歌」

~馳星周様
この小説を読むために『不夜城』『鎮魂歌』と読み返し、その興奮と余韻を引きずりながら読み始めましたが、結果的には、本当に失望しました。世間では、あなたの小説を「どれを読んでも同じ」などと言いますが、僕にとっては、それも愛すべき点として、どの本も心から楽しんで読みました。しかし『長恨歌』は、なんというか、どこにもほめる所のな~~い小説です。(余計なお世話ですが、装丁も安っぽいですね。)ストーリー、構成、文章、登場人物の造形、ディテールの描写、すべてダメダメダメです。 <このあと3万行ほど愚痴省略> ‥‥聞こえてくるのは読者から馳星周への「長恨歌」という、皮肉にもならない馳星周完結編。~
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.25
(1pt)

馳星周への「長恨歌」

~馳星周様
この小説を読むために『不夜城』『鎮魂歌』と読み返し、その興奮と余韻を引きずりながら読み始めましたが、結果的には、本当に失望しました。世間では、あなたの小説を「どれを読んでも同じ」などと言いますが、僕にとっては、それも愛すべき点として、どの本も心から楽しんで読みました。しかし『長恨歌』は、なんというか、どこにもほめる所のな~~い小説です。(余計なお世話ですが、装丁も安っぽいですね。)ストーリー、構成、文章、登場人物の造形、ディテールの描写、すべてダメダメダメです。 <このあと3万行ほど愚痴省略> ‥‥聞こえてくるのは読者から馳星周への「長恨歌」という、皮肉にもならない馳星周完結編。~
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.24
(2pt)

自己模倣の果てに

『不夜城』が発表されたとき「他の誰の真似でもない暗黒小説が出た」と驚いた。『鎮魂歌』『夜光虫』、この辺りまではおもしろく読めた。しかしそのほかの作品は舞台が異なるだけで、キャラクターの味付けもプロットも「前にも読んだような」ものばかり。
 そこへ今回の『完結編』である。『不夜城』の興奮を思い出し、久しぶりに馳作品を買ってみたが・・・何だこれ? 最後の引き金を引く者にまったく感情移入できない、と他の方が評しておられるが、同感。また、骨太で魅力のあるキャラが中途半端に殺されたり、「重要な役回りかも」と推測していた脇役が話の筋から消えたり、と疑問ばかりが残る。そして誰も彼もが携帯電話に頼り過ぎでうっとおしい。そもそも携帯電話なしではこの作品自体が成立しないだが。
 同じように暗黒小説から出発した新堂冬樹が次々と作品世界を広げているのに比べ、馳星周はもはや自己の作品をなぞることしかできないのだろうか。独特の人間観と類い稀なる筆力を持つ作者だけに残念。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.23
(2pt)

自己模倣の果てに

『不夜城』が発表されたとき「他の誰の真似でもない暗黒小説が出た」と驚いた。『鎮魂歌』『夜光虫』、この辺りまではおもしろく読めた。しかしそのほかの作品は舞台が異なるだけで、キャラクターの味付けもプロットも「前にも読んだような」ものばかり。
 そこへ今回の『完結編』である。『不夜城』の興奮を思い出し、久しぶりに馳作品を買ってみたが・・・何だこれ? 最後の引き金を引く者にまったく感情移入できない、と他の方が評しておられるが、同感。また、骨太で魅力のあるキャラが中途半端に殺されたり、「重要な役回りかも」と推測していた脇役が話の筋から消えたり、と疑問ばかりが残る。そして誰も彼もが携帯電話に頼り過ぎでうっとおしい。そもそも携帯電話なしではこの作品自体が成立しないだが。
 同じように暗黒小説から出発した新堂冬樹が次々と作品世界を広げているのに比べ、馳星周はもはや自己の作品をなぞることしかできないのだろうか。独特の人間観と類い稀なる筆力を持つ作者だけに残念。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.22
(3pt)

薄めのノワール

今作は、自称日系二世の主人公、武基裕の一人称で語られる物語です。
劉健一は完全に裏社会のフィクサーとして活動しており、その姿はかつての楊偉民
とダブります。しかし、最後まで底が見えない分、不思議なオーラを発散しており
私の目には非常に魅力的なキャラに映りました。
「不夜城」「鎮魂歌」と比較すれば決して満足は出来ませんが、やはり一定の面白さ
はあります。本作では暴力的な描写が比較的抑えられ、一時模倣していたJ.エルロイ
調の文体も鳴りを潜め、ライトなノワールに仕上がっています。特に性的な描写
(はっきり言って陵辱シーン)が皆無である点は、個人的には評価しています。
しかし、このシリーズを終わらせるからには、ストーリーには相当のアイデアを
もって望んで欲しかったです。「ファンの気持ちに応えたラスト」とは言い難いのは
確かです。その点やや残念。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.21
(3pt)

薄めのノワール

今作は、自称日系二世の主人公、武基裕の一人称で語られる物語です。
劉健一は完全に裏社会のフィクサーとして活動しており、その姿はかつての楊偉民
とダブります。しかし、最後まで底が見えない分、不思議なオーラを発散しており
私の目には非常に魅力的なキャラに映りました。
「不夜城」「鎮魂歌」と比較すれば決して満足は出来ませんが、やはり一定の面白さ
はあります。本作では暴力的な描写が比較的抑えられ、一時模倣していたJ.エルロイ
調の文体も鳴りを潜め、ライトなノワールに仕上がっています。特に性的な描写
(はっきり言って陵辱シーン)が皆無である点は、個人的には評価しています。
しかし、このシリーズを終わらせるからには、ストーリーには相当のアイデアを
もって望んで欲しかったです。「ファンの気持ちに応えたラスト」とは言い難いのは
確かです。その点やや残念。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.20
(3pt)

悔しい終わり方だ。

悔しい終わり方だ。
著者の作品は言いようのない無力感を催すが、今回は最も悔しいものだった。
最後の引き金を引く者に感情移入できず、歯がゆい思いが残った。裏切りに次ぐ裏切り。展開の速さは本シリーズの醍醐味だ。
しかし本作は、暗黒社会の中に生きる登場人物達の強さ、弱さ、悲しさといった個性に感情移入することが少なかった。
不夜城の世界は、力の均衡から問答無用の世界へと変遷したようだ。
物語中の中国人社会の変遷と同様に、長いときを経て世界は変わったことが描かれたようだ。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.19
(3pt)

悔しい終わり方だ。

悔しい終わり方だ。
著者の作品は言いようのない無力感を催すが、今回は最も悔しいものだった。
最後の引き金を引く者に感情移入できず、歯がゆい思いが残った。裏切りに次ぐ裏切り。展開の速さは本シリーズの醍醐味だ。
しかし本作は、暗黒社会の中に生きる登場人物達の強さ、弱さ、悲しさといった個性に感情移入することが少なかった。
不夜城の世界は、力の均衡から問答無用の世界へと変遷したようだ。
物語中の中国人社会の変遷と同様に、長いときを経て世界は変わったことが描かれたようだ。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.18
(2pt)

うーん。。。

期待した分、キツかった。。。
「不夜城」の衝撃と完成度から「鎮魂歌」の顔が歪むような泥沼感を
味わった後の締めくくりとしてはあまりにも弱い気が・・・。
文中、「お前は臭いが薄い」というような会話が出てくるけど
この作品全体の臭いが薄い!!という感想です。
文体も以前程、スピード感がなく
(作者があえて変えようとされているらしいですが)
最後まで一気に地獄へ行く疾走感も薄いです。
馳星周の本、全部だいすきではあるけど、
期待するあの「感覚」とあまりにえぐいので逆に「慣れ」てきて
もっとハードに!!と思う気持ちは止まらないんですよね・・・
でも、これ以上ハードな世界って想像するのも嫌だけど。
うーん、とにかく最後としては「残念!!」
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.17
(2pt)

うーん。。。

期待した分、キツかった。。。
「不夜城」の衝撃と完成度から「鎮魂歌」の顔が歪むような泥沼感を
味わった後の締めくくりとしてはあまりにも弱い気が・・・。
文中、「お前は臭いが薄い」というような会話が出てくるけど
この作品全体の臭いが薄い!!という感想です。
文体も以前程、スピード感がなく
(作者があえて変えようとされているらしいですが)
最後まで一気に地獄へ行く疾走感も薄いです。
馳星周の本、全部だいすきではあるけど、
期待するあの「感覚」とあまりにえぐいので逆に「慣れ」てきて
もっとハードに!!と思う気持ちは止まらないんですよね・・・
でも、これ以上ハードな世界って想像するのも嫌だけど。
うーん、とにかく最後としては「残念!!」
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.16
(1pt)

これでいいのか?

最近の馳星周の作品は正直どれを読んでも同じ内容に思え、一体何が書きたいのかもよくわからなくなってきたので、全く見向きもしていなかったのですが、それでもやはり不夜城シリーズの完結偏だけは読まずにはおれず、久方ぶりに作者の本を手にしました。読んでみると、今回の作品は久しぶりに読んだからか以前に感じた飽きと言うものもなくスラスラと読めました。しかし、不夜城の完結作と言うにはあまりにあっさりしているというか、非常に肩透かしを食らいました。主人公が劉健一でないというのはなんとなく予想できていたんですが、この作品はまるで不夜城の焼き増しです。この作者は全く成長していない、というかむしろ衰えているんではないかなぁと思わずにはいられませんし、作者のドル箱であろう不夜城シリーズですらこのレベルのものしか書けないとなると今後の作者には全く期待がもてないだろうし、いずれなんだかんだと言いつつも番外編と銘打って書くだろうなという気はします。この作品で特に気になったのが、実生活の作者と同じように劉健一が葉巻にはまっているという点。もうここに関しては明らかに作者のジコマンだとしか思えない。興ざめしました。
これが単体の作品であるとするならば、まぁ可もなく不可もなく、味気ない話だけどまぁいっか、という感じもするんですが、これが不夜城完結だとすると、かなりの落胆なので星は一つです。処女作が最高作、と言う定説は彼に限っては当てはまるようです。さようなら、馳星周。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.15
(1pt)

これでいいのか?

最近の馳星周の作品は正直どれを読んでも同じ内容に思え、一体何が書きたいのかもよくわからなくなってきたので、全く見向きもしていなかったのですが、それでもやはり不夜城シリーズの完結偏だけは読まずにはおれず、久方ぶりに作者の本を手にしました。読んでみると、今回の作品は久しぶりに読んだからか以前に感じた飽きと言うものもなくスラスラと読めました。しかし、不夜城の完結作と言うにはあまりにあっさりしているというか、非常に肩透かしを食らいました。主人公が劉健一でないというのはなんとなく予想できていたんですが、この作品はまるで不夜城の焼き増しです。この作者は全く成長していない、というかむしろ衰えているんではないかなぁと思わずにはいられませんし、作者のドル箱であろう不夜城シリーズですらこのレベルのものしか書けないとなると今後の作者には全く期待がもてないだろうし、いずれなんだかんだと言いつつも番外編と銘打って書くだろうなという気はします。この作品で特に気になったのが、実生活の作者と同じように劉健一が葉巻にはまっているという点。もうここに関しては明らかに作者のジコマンだとしか思えない。興ざめしました。
これが単体の作品であるとするならば、まぁ可もなく不可もなく、味気ない話だけどまぁいっか、という感じもするんですが、これが不夜城完結だとすると、かなりの落胆なので星は一つです。処女作が最高作、と言う定説は彼に限っては当てはまるようです。さようなら、馳星周。
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
4048735764
No.14
(3pt)

誰にも感情移入できない暗黒小説

馳星周のデビュー作「不夜城」(角川文庫)の完結篇。前2作はスピーディなストーリーテリングでぐいぐい読ませたが、今回の話はどこか破綻が生じているような気がしてならない。東野圭吾の「白夜行」(集英社)のように敢えて真相は語らずに状況証拠みたいなものを積み重ねて、読者に何が起こっているのか、その真相を想像させる仕掛けがとられているものの、それがうまく機能していないのではないか。それはなぜかというと、とどのつまり大味な展開だからだ。もともと暗黒小説なので登場人物たちが抱える深い闇に共感するのは難しいし、幸せな結末が待っている訳ではないことは了解済みで読み始めるのだけれど、処女作、第2作にあった有無を言わせぬ物語の力を感じることができなかった。残念!
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.13
(4pt)

完結させる必要性の有無は別として・・・

物語は横浜に逃げ延びた揚偉民から始まる。この冒頭数ページで意識は「鎮魂歌」の最後に巻き戻され、一気に不夜城の世界に引きずり込まれてしまった。
著者作品のいつものスタイルで物語は進んでいく。一人の男が追い詰められていく様子。本作はお決まりのバイオレンス描写が抑えられシンプルになった印象だ。
不夜城といえば劉健一だが「鎮魂歌」と同じく彼は表全面には出てこない、裏で不気味に全てを操る存在として登場している。主人公というか主に物語を進める人物は別の男だ。著者作品で主人公となった人物は蟻地獄に落ちたようなもの、とにかく足掻くが全てが落ちていく道に続いている。そしてその男が追い詰められ全てを失っていく様子、救いの無い物語の終焉に読者は不思議と快感を得るのだと思う。まあ最近ではすっかりマンネリ化してしまって衝撃も受けなくなりましたが・・・。不夜城は「鎮魂歌」で劉健一が復讐を成し遂げるが個人的にはここで終ったままでもよかったと思う。かと言ってこの「長恨歌」が気に入らなかったとか面白くなかったわけではないが、このような形で完結させたことは、やはり著者にとって「死」をもって完結とすることが基本となっているということかもしれない。第1作、第2作からもだいぶ時間も経っているし、シリーズといっても短いので単純に「終ったか。」と淡々とし
た気持ちで読み終わった。
長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 長恨歌 不夜城完結編 (角川文庫)より
4043442076
No.12
(3pt)

誰にも感情移入できない暗黒小説

馳星周のデビュー作「不夜城」(角川文庫)の完結篇。前2作はスピーディなストーリーテリングでぐいぐい読ませたが、今回の話はどこか破綻が生じているような気がしてならない。東野圭吾の「白夜行」(集英社)のように敢えて真相は語らずに状況証拠みたいなものを積み重ねて、読者に何が起こっているのか、その真相を想像させる仕掛けがとられているものの、それがうまく機能していないのではないか。それはなぜかというと、とどのつまり大味な展開だからだ。もともと暗黒小説なので登場人物たちが抱える深い闇に共感するのは難しいし、幸せな結末が待っている訳ではないことは了解済みで読み始めるのだけれど、処女作、第2作にあった有無を言わせぬ物語の力を感じることができなかった。残念!
長恨歌―不夜城完結編 Amazon書評・レビュー: 長恨歌―不夜城完結編より
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