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神話の果て
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【この小説が収録されている参考書籍】
神話の果ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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20年ぶりに読みたくなって、やはり面白いですね | ||||
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アンデス山脈でインディオと日本人の間で繰り広げられるドラマ。主人公はハードボイルドで素敵。また、主人公を取り巻く人物の描写もおもしろい。 そしていつも感心するが、知らない外国の土地の政治学などが詳しく書かれており、勉強になる。一気に読み切れます。おもしろい。 | ||||
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船戸先生の作品ですし、内容は相変わらず素晴らしいのですが、残念ながら文字のフォントが読みづらい。 | ||||
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「志度正平」という男の物語。 殺人をするということと、していないことに対するギャップ また、殺人を職業として行うということ。 革命軍;戦争ー軍隊;テロリスト。 なにゆえ、殺人を職業とするのか? そして、殺人自体を自分の使命のように考えていく。 インディオの抑圧された歴史の中から、解放すべき集団の誕生。 ラ・ポーラという代表者。 ウラニウムが、大量に埋蔵されている。 それが、アメリカの権力闘争にも重要な位置がある。 ノンフィクションから、フィクションへ 時代の背景をとらえる。 | ||||
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支払いを終えた後、思っていた以上に早く届いたので、おどろききました。 | ||||
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すごく読みやすくて、どんどんページが進んでいきました。 船戸さん、好きです。 | ||||
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すごく読みやすくて、どんどんページが進んでいきました。 船戸さん、好きです。 | ||||
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先が読めない展開で流石のおもしろい本。南米の旅の前に読むと理解が深まります。お勧めの本ですね。 | ||||
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週刊文春1985年 国内6位 船戸与一 南米三部作の第2弾。第1弾の『山猫の夏』とは、日本人が主役の冒険小説であることは共通だが、ストーリー上のつながりはない。 舞台は政情不安定なペルー。天然ウラン鉱床を発見したアングロ・アメリカン鉱業は、一帯を支配するゲリラ組織カル・リアクタを壊滅させるため、指導者ラポーラの密殺を計画する。アングロ・アメリカン鉱業から依頼を受けた破壊工作員の日本人 志度正平は、日系の革命家になりすまし、カル・リアクタに潜入を試みる。志度の前に立ち塞がるのは、利権をめぐってゲリラ組織の壊滅を阻止したいCIAエージェント ジョージ・ウェップナー、そして、ただ命を奪うためだけに志度を付狙うカンボディア人の暗殺者ポル・ソンファン。アンデスの高地で繰り広げる血みどろの戦い。はたして、志度の運命は ・・・ 冒頭の、酒浸りの”弛緩”した生活を続ける志度が、仕事のために身体をつくっていくというプロセスは、私のお好みの設定。世話になった娼婦に大金を残し、背中で別れを告げ、無言で去っていく。このくささがたまりません。 官憲の目をくぐり抜け、他の工作員を排除しながらのゲリアへの潜入行は、まさに艱難辛苦というところ。次々にまき起こる障害を、プロフェッショナルな冷徹さで切り抜けていく。志度の、元文化人類学者にして殺戮衝動に目覚めた男というキャラクターに没入するのは、なかなか難しくはあるのだけれど。 キーパーソンと思われる人物が、あっさりと命を落としてしまうのは船戸流か。主役といえども安穏としていられない。緊迫感は途切れることなく持続する。ゴルゴ13の原作者でもあった著者ならではで、銃撃シーンの描写には力が入っている。『山猫の夏』と同様、懐かしの西部劇を彷彿させる冒険小説だ。ペルーという私にとっては未知の世界が、スケールの大きさと本物っぽさを感じさせる。 全編の血なまぐささや決着のつけ方からすると、男性読者向けの小説なんだろうな。 | ||||
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週刊文春1985年 国内6位 船戸与一 南米三部作の第2弾。第1弾の『山猫の夏』とは、日本人が主役の冒険小説であることは共通だが、ストーリー上のつながりはない。 舞台は政情不安定なペルー。天然ウラン鉱床を発見したアングロ・アメリカン鉱業は、一帯を支配するゲリラ組織カル・リアクタを壊滅させるため、指導者ラポーラの密殺を計画する。アングロ・アメリカン鉱業から依頼を受けた破壊工作員の日本人 志度正平は、日系の革命家になりすまし、カル・リアクタに潜入を試みる。志度の前に立ち塞がるのは、利権をめぐってゲリラ組織の壊滅を阻止したいCIAエージェント ジョージ・ウェップナー、そして、ただ命を奪うためだけに志度を付狙うカンボディア人の暗殺者ポル・ソンファン。アンデスの高地で繰り広げる血みどろの戦い。はたして、志度の運命は ・・・ 冒頭の、酒浸りの”弛緩”した生活を続ける志度が、仕事のために身体をつくっていくというプロセスは、私のお好みの設定。世話になった娼婦に大金を残し、背中で別れを告げ、無言で去っていく。このくささがたまりません。 官憲の目をくぐり抜け、他の工作員を排除しながらのゲリアへの潜入行は、まさに艱難辛苦というところ。次々にまき起こる障害を、プロフェッショナルな冷徹さで切り抜けていく。志度の、元文化人類学者にして殺戮衝動に目覚めた男というキャラクターに没入するのは、なかなか難しくはあるのだけれど。 キーパーソンと思われる人物が、あっさりと命を落としてしまうのは船戸流か。主役といえども安穏としていられない。緊迫感は途切れることなく持続する。ゴルゴ13の原作者でもあった著者ならではで、銃撃シーンの描写には力が入っている。『山猫の夏』と同様、懐かしの西部劇を彷彿させる冒険小説だ。ペルーという私にとっては未知の世界が、スケールの大きさと本物っぽさを感じさせる。 全編の血なまぐささや決着のつけ方からすると、男性読者向けの小説なんだろうな。 | ||||
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南米三部作のうち他の二作や「砂のクロニクル」など、どちらかといえば反帝国主義、先住民や貧困層の側に立って戦う革命家主人公の描写が多い中、こちらは資本家に雇われ破壊工作を行う「反革命」側からの視点。そういう意味では立場的にはデビュー作の「非合法員」の主人公に近いキャラといえるか。 主人公の任務というのが、ペルーで当時猛威を振るっていたゲリラ組織、センデロ・ルミノソ(SL)と政府軍の抗争の合間を縫って勢力を広げた謎の先住民武装勢力の内部に入り込んで首級を挙げて運動を潰すというヘドの出るような内容なので感情移入は全くできないのであるが(そもそも内面はほとんど描かれない)、周りは当然敵ばかりといった状況や仕事を妨害しようとする別の資本グループが放った刺客との対決など、緊張感に満ちているため充分に楽しめることができます。 どちらかといえば主人公の敵のはずの先住民武装勢力のほうが自信と大義に満ちているため、ラストのシーンもあわせやや主人公の情けなさが目立ちます。 話としてはかなり練れているので星4つ。 | ||||
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