クラインの壷

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評判

クラインの壷の評価:

4.36/5点 レビュー 127件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全277件 161〜180 9/14ページ
No.117
(4pt)

意味深なタイトル

この本はミステリというよりは、バーチャルリアリティを主題に据えている点で、SFだという気がしないでもない。
それとも、やはり、謎解き要素があるので、こういった点を加味してミステリと言ったほうが適切だろうか。

概要としては、題名にもなっている通称「クラインの壺」と呼ばれる仮想現実体験ゲームを通じた、仮想と現実との境界があいまいになっていく、というもの。
しかも、タイトルがなかなか意味深である。
この主題が、最初から最期まで貫かれており、終始一貫して、現実(リアリティ)とは何か、ということを読者に突き付けてくる。

しかし、驚くのは、本書が刊行されたのが20年以上前の平成元年だということ。
それだけ古い小説なのに、今読んでも技術に古さを感じさせないのが素晴らしい(現実の技術革新が遅いだけかもしれないが。。。)

まぁ、19世紀後半にジューヌベルヌが月旅行を空想してから、実際に人間が月に行くのに1世紀要したのだから、本書のような、リアルすぎるバーチャルリアリティの世界が実現するためには100年かかるかも知れないが(映画マトリックスのような形でバーチャルリアリティが実現していたりすると面白いような)。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.116
(4pt)

意味深なタイトル

この本はミステリというよりは、バーチャルリアリティを主題に据えている点で、SFだという気がしないでもない。
それとも、やはり、謎解き要素があるので、こういった点を加味してミステリと言ったほうが適切だろうか。

概要としては、題名にもなっている通称「クラインの壺」と呼ばれる仮想現実体験ゲームを通じた、仮想と現実との境界があいまいになっていく、というもの。
しかも、タイトルがなかなか意味深である。
この主題が、最初から最期まで貫かれており、終始一貫して、現実(リアリティ)とは何か、ということを読者に突き付けてくる。

しかし、驚くのは、本書が刊行されたのが20年以上前の平成元年だということ。
それだけ古い小説なのに、今読んでも技術に古さを感じさせないのが素晴らしい(現実の技術革新が遅いだけかもしれないが。。。)

まぁ、19世紀後半にジューヌベルヌが月旅行を空想してから、実際に人間が月に行くのに1世紀要したのだから、本書のような、リアルすぎるバーチャルリアリティの世界が実現するためには100年かかるかも知れないが(映画マトリックスのような形でバーチャルリアリティが実現していたりすると面白いような)。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.115
(4pt)

意味深なタイトル

この本はミステリというよりは、バーチャルリアリティを主題に据えている点で、SFだという気がしないでもない。
それとも、やはり、謎解き要素があるので、こういった点を加味してミステリと言ったほうが適切だろうか。

概要としては、題名にもなっている通称「クラインの壺」と呼ばれる仮想現実体験ゲームを通じた、仮想と現実との境界があいまいになっていく、というもの。
しかも、タイトルがなかなか意味深である。
この主題が、最初から最期まで貫かれており、終始一貫して、現実(リアリティ)とは何か、ということを読者に突き付けてくる。

しかし、驚くのは、本書が刊行されたのが20年以上前の平成元年だということ。
それだけ古い小説なのに、今読んでも技術に古さを感じさせないのが素晴らしい(現実の技術革新が遅いだけかもしれないが。。。)

まぁ、19世紀後半にジューヌベルヌが月旅行を空想してから、実際に人間が月に行くのに1世紀要したのだから、本書のような、リアルすぎるバーチャルリアリティの世界が実現するためには100年かかるかも知れないが(映画マトリックスのような形でバーチャルリアリティが実現していたりすると面白いような)。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.114
(5pt)

正しいことは何ひとつ証明できない。

読みやすい平易な文章。
もともとSFは好きだが、
なかなか面白い。

解説にもあるように、
初版は90年のIT革命前のもの。
映画マトリックス以前のもの。

当時の著者には
俺たちには見えていないものが見えていた。

まだ今よりも先、
これから起こるであろう世界。

本編を通して、
ゲーテルの不完全性定理を思い出した。
世の中には証明不可能なものしかない。

それは
正しいことは何ひとつとして、
正しいと証明することはできないということ。

だからこそ、
あらゆる情報を精査して、
己の決断を信じるしかないのだ。

それが現在の、
IT革命後の俺達の生きる道。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.113
(5pt)

正しいことは何ひとつ証明できない。

読みやすい平易な文章。
もともとSFは好きだが、
なかなか面白い。

解説にもあるように、
初版は90年のIT革命前のもの。
映画マトリックス以前のもの。

当時の著者には
俺たちには見えていないものが見えていた。

まだ今よりも先、
これから起こるであろう世界。

本編を通して、
ゲーテルの不完全性定理を思い出した。
世の中には証明不可能なものしかない。

それは
正しいことは何ひとつとして、
正しいと証明することはできないということ。

だからこそ、
あらゆる情報を精査して、
己の決断を信じるしかないのだ。

それが現在の、
IT革命後の俺達の生きる道。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.112
(5pt)

正しいことは何ひとつ証明できない。

読みやすい平易な文章。
もともとSFは好きだが、
なかなか面白い。

解説にもあるように、
初版は90年のIT革命前のもの。
映画マトリックス以前のもの。

当時の著者には
俺たちには見えていないものが見えていた。

まだ今よりも先、
これから起こるであろう世界。

本編を通して、
ゲーテルの不完全性定理を思い出した。
世の中には証明不可能なものしかない。

それは
正しいことは何ひとつとして、
正しいと証明することはできないということ。

だからこそ、
あらゆる情報を精査して、
己の決断を信じるしかないのだ。

それが現在の、
IT革命後の俺達の生きる道。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.111
(5pt)

面白かった

楽しみました。
次どうなるんだろう、と思いながら読みました。
謎が謎のまま終わるのもよかったと思います。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.110
(5pt)

面白かった

楽しみました。
次どうなるんだろう、と思いながら読みました。
謎が謎のまま終わるのもよかったと思います。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.109
(5pt)

面白かった

楽しみました。
次どうなるんだろう、と思いながら読みました。
謎が謎のまま終わるのもよかったと思います。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.108
(4pt)

読み終わってからが・・・怖いです

ミステリからしばらく離れていたせいもあり新鮮で、面白く読めました。
他の方のレビューにもありましたが、確かにミステリというより、SF風味のサスペンスに近いです。'89刊行ですが、「ギガバイト」の上の単位「テラバイト」がさらっと出てきたり、思ったより古さを感じさせません。
主人公等がゲームの中に入っていってしまう。現実世界と仮想世界が交錯し、いったいどこまでが現実なのか?SFなどでこのタイプ、(とくに最近では)すごく珍しい設定というわけではなく、私を含め読者は慣れてきていると思います。うんとダマされながら読むのがいい。そして最後にそうだったのか!って。
実は読み終わってからが怖いのです。後味は決して悪くない。でも・・・自分のいる場所がとても不安になるのです。「もしかしたらここは・・・。」

『現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそまこと』という江戸川乱歩の好んだ言葉を(本来とはちょっと違った意味合いで)ふと思い浮かべました。「さて今目の前の夢はどちらなのでしょう」と。乱歩賞作家のこのお二人、本書刊行の後解散されたのですね。本書もほとんど井上夢人さんお一人で書かれたとか・・・。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.107
(4pt)

読み終わってからが・・・怖いです

ミステリからしばらく離れていたせいもあり新鮮で、面白く読めました。
他の方のレビューにもありましたが、確かにミステリというより、SF風味のサスペンスに近いです。'89刊行ですが、「ギガバイト」の上の単位「テラバイト」がさらっと出てきたり、思ったより古さを感じさせません。
主人公等がゲームの中に入っていってしまう。現実世界と仮想世界が交錯し、いったいどこまでが現実なのか?SFなどでこのタイプ、(とくに最近では)すごく珍しい設定というわけではなく、私を含め読者は慣れてきていると思います。うんとダマされながら読むのがいい。そして最後にそうだったのか!って。
実は読み終わってからが怖いのです。後味は決して悪くない。でも・・・自分のいる場所がとても不安になるのです。「もしかしたらここは・・・。」

『現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそまこと』という江戸川乱歩の好んだ言葉を(本来とはちょっと違った意味合いで)ふと思い浮かべました。「さて今目の前の夢はどちらなのでしょう」と。乱歩賞作家のこのお二人、本書刊行の後解散されたのですね。本書もほとんど井上夢人さんお一人で書かれたとか・・・。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.106
(4pt)

読み終わってからが・・・怖いです

ミステリからしばらく離れていたせいもあり新鮮で、面白く読めました。
他の方のレビューにもありましたが、確かにミステリというより、SF風味のサスペンスに近いです。'89刊行ですが、「ギガバイト」の上の単位「テラバイト」がさらっと出てきたり、思ったより古さを感じさせません。
主人公等がゲームの中に入っていってしまう。現実世界と仮想世界が交錯し、いったいどこまでが現実なのか?SFなどでこのタイプ、(とくに最近では)すごく珍しい設定というわけではなく、私を含め読者は慣れてきていると思います。うんとダマされながら読むのがいい。そして最後にそうだったのか!って。
実は読み終わってからが怖いのです。後味は決して悪くない。でも・・・自分のいる場所がとても不安になるのです。「もしかしたらここは・・・。」

『現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそまこと』という江戸川乱歩の好んだ言葉を(本来とはちょっと違った意味合いで)ふと思い浮かべました。「さて今目の前の夢はどちらなのでしょう」と。乱歩賞作家のこのお二人、本書刊行の後解散されたのですね。本書もほとんど井上夢人さんお一人で書かれたとか・・・。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.105
(4pt)

ビデオゲームの本質

普段全然小説は読まないんだけど、これは文句なしに面白かった。それだけは確かだ。
まあゲームがテーマになってるから興味をもったんだけど、ゲームについていろいろと考えさせられた。
今のPS3やXBOX360は映像と音だけに関して言えば、クライン2と同じ方向性に行ってるんじゃないか?
ただクライン2は一つのゲームとして見てみると、あまり面白そうとは思えない。
いや文章だけ読んでるとすごく面白そうだけどね。なんか作る必要性が無いというか、なんと言うかうまく言えないけど。
コンセプト自体はグランドセフトオートに似てるかもしれない。
要するにゲームじゃなくて「現実シミュレーター」になっちゃってるんだよな。そこが引っかかった。
主人公がおかしくなるのも無理は無い。誰だっておかしくなるでしょう?
ゲームなんて極端な話、真っ白な画面でも成立すると思う。カーソルを合わせる位置によって、音を出して風景を探ったりとか。

とにかく一つの小説としては完成度は高いと思った。一番初めの契約書がいい。掴みがうまい。
次回作の初めの詩も「ん?」と思って一気に引き込まれたし。この作者は引き込むのがうまい。と言っても3作しか読んでないけど。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.104
(4pt)

ビデオゲームの本質

普段全然小説は読まないんだけど、これは文句なしに面白かった。それだけは確かだ。
まあゲームがテーマになってるから興味をもったんだけど、ゲームについていろいろと考えさせられた。
今のPS3やXBOX360は映像と音だけに関して言えば、クライン2と同じ方向性に行ってるんじゃないか?
ただクライン2は一つのゲームとして見てみると、あまり面白そうとは思えない。
いや文章だけ読んでるとすごく面白そうだけどね。なんか作る必要性が無いというか、なんと言うかうまく言えないけど。
コンセプト自体はグランドセフトオートに似てるかもしれない。
要するにゲームじゃなくて「現実シミュレーター」になっちゃってるんだよな。そこが引っかかった。
主人公がおかしくなるのも無理は無い。誰だっておかしくなるでしょう?
ゲームなんて極端な話、真っ白な画面でも成立すると思う。カーソルを合わせる位置によって、音を出して風景を探ったりとか。

とにかく一つの小説としては完成度は高いと思った。一番初めの契約書がいい。掴みがうまい。
次回作の初めの詩も「ん?」と思って一気に引き込まれたし。この作者は引き込むのがうまい。と言っても3作しか読んでないけど。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.103
(4pt)

ビデオゲームの本質

普段全然小説は読まないんだけど、これは文句なしに面白かった。それだけは確かだ。
まあゲームがテーマになってるから興味をもったんだけど、ゲームについていろいろと考えさせられた。
今のPS3やXBOX360は映像と音だけに関して言えば、クライン2と同じ方向性に行ってるんじゃないか?
ただクライン2は一つのゲームとして見てみると、あまり面白そうとは思えない。
いや文章だけ読んでるとすごく面白そうだけどね。なんか作る必要性が無いというか、なんと言うかうまく言えないけど。
コンセプト自体はグランドセフトオートに似てるかもしれない。
要するにゲームじゃなくて「現実シミュレーター」になっちゃってるんだよな。そこが引っかかった。
主人公がおかしくなるのも無理は無い。誰だっておかしくなるでしょう?
ゲームなんて極端な話、真っ白な画面でも成立すると思う。カーソルを合わせる位置によって、音を出して風景を探ったりとか。

とにかく一つの小説としては完成度は高いと思った。一番初めの契約書がいい。掴みがうまい。
次回作の初めの詩も「ん?」と思って一気に引き込まれたし。この作者は引き込むのがうまい。と言っても3作しか読んでないけど。
クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.102
(5pt)

現代版・胡蝶の夢

夢と現実が混ざりあうという話は良くあるみたいですが、特に気にすることなく読み進められました。
ラストも急転直下ながら違和感を感じさせず、作者の構成力に感嘆せざるを得ません。

クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.101
(5pt)

現代版・胡蝶の夢

夢と現実が混ざりあうという話は良くあるみたいですが、特に気にすることなく読み進められました。
ラストも急転直下ながら違和感を感じさせず、作者の構成力に感嘆せざるを得ません。

クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127
No.100
(5pt)

現代版・胡蝶の夢

夢と現実が混ざりあうという話は良くあるみたいですが、特に気にすることなく読み進められました。
ラストも急転直下ながら違和感を感じさせず、作者の構成力に感嘆せざるを得ません。

クラインの壺 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壺 (講談社文庫)より
4062750171
No.99
(5pt)

残念ながら合作最後の作品

新潮ミステリ倶楽部で刊行されたときが初読である。まるでSFのような設定で、はたしてこれはミステリなのか、と思ったものだった。今ではかなり普及したが、本作刊行当時ではまだまだバーチャル・リアリティは一般的ではなかった。それを大胆に取り入れ、意識や感覚の‘ゆらぎ’をテーマとした本作は、バーチャル・ゲームが当たり前のようになった今、読まれる意味がある。

 謎はある。サスペンスもある。しかし私には、本作はミステリというよりはSF作品という感じが強い。そして本作を読んだ読者もまた、主人公と同じように虚実の判別が曖昧になって、放り出される。その不安感と頼りなさは、ホラーといっても差し支えない。

 著者らの合作最後の作品となった本作は、かなり井上氏の意向が大きい作品だが、その熱気というか執念のようなものが、文脈から滲み出ている。本作のテンションとクオリティでもっとミステリ作品を発表して欲しかったと思っているのは、私だけではあるまい。
クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027151
No.98
(5pt)

残念ながら合作最後の作品

新潮ミステリ倶楽部で刊行されたときが初読である。まるでSFのような設定で、はたしてこれはミステリなのか、と思ったものだった。今ではかなり普及したが、本作刊行当時ではまだまだバーチャル・リアリティは一般的ではなかった。それを大胆に取り入れ、意識や感覚の‘ゆらぎ’をテーマとした本作は、バーチャル・ゲームが当たり前のようになった今、読まれる意味がある。

 謎はある。サスペンスもある。しかし私には、本作はミステリというよりはSF作品という感じが強い。そして本作を読んだ読者もまた、主人公と同じように虚実の判別が曖昧になって、放り出される。その不安感と頼りなさは、ホラーといっても差し支えない。

 著者らの合作最後の作品となった本作は、かなり井上氏の意向が大きい作品だが、その熱気というか執念のようなものが、文脈から滲み出ている。本作のテンションとクオリティでもっとミステリ作品を発表して欲しかったと思っているのは、私だけではあるまい。
クラインの壷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: クラインの壷 (新潮文庫)より
4101080127