図書館の神様

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評判

図書館の神様の評価:

4.29/5点 レビュー 107件。 B ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全214件 121〜140 7/11ページ
No.94
(5pt)

とにかく爽やかな小説

余分なものがなく、今まで出会ったことがないような、とにかく爽やかな小説です。

主人公は、高校時代に打ち込んでいたバレー・ボールで、自分の一言から自殺者を出し、そこから離れる道を選んだが、何がしたいか解らないまま高校の講師になった清が主人公です。

そんな清が高校で出会ったのは、いやいや顧問をやるはめになった文芸部の垣内君です。
この二人のつかず離れずの絶妙の関係が素晴らしく、読んでいる者の心まで清々しい気持ちにしてくれます。
当然、傷ついていた清の心も洗われてゆき、やがて本格的に先生への道に進むことになります。

実はこの垣内君も中学の時のサッカー部の時代に、同様の傷を負って文芸部に来たのですが、二人の会話はそうした具体的な互いの「傷」の話にはゆきません。
それでも、川端康成や山本周五郎などの文学を読んだり、詩を作ったり、走ったり、サイダーを飲んだりといった、とりとめのない行為のなかから、二人のいいなあと思える関係は生まれてきます。

この二人の感情に流されず互いに思いやるそっけない言葉。
これが実に素晴らしい。
この感覚が、この本の読後感を素晴らしいものにしているのでしょう。

同時に収録されている「雲行き」も、なかなか楽しい短編です。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.93
(5pt)

とにかく爽やかな小説

余分なものがなく、今まで出会ったことがないような、とにかく爽やかな小説です。

主人公は、高校時代に打ち込んでいたバレー・ボールで、自分の一言から自殺者を出し、そこから離れる道を選んだが、何がしたいか解らないまま高校の講師になった清が主人公です。

そんな清が高校で出会ったのは、いやいや顧問をやるはめになった文芸部の垣内君です。
この二人のつかず離れずの絶妙の関係が素晴らしく、読んでいる者の心まで清々しい気持ちにしてくれます。
当然、傷ついていた清の心も洗われてゆき、やがて本格的に先生への道に進むことになります。

実はこの垣内君も中学の時のサッカー部の時代に、同様の傷を負って文芸部に来たのですが、二人の会話はそうした具体的な互いの「傷」の話にはゆきません。
それでも、川端康成や山本周五郎などの文学を読んだり、詩を作ったり、走ったり、サイダーを飲んだりといった、とりとめのない行為のなかから、二人のいいなあと思える関係は生まれてきます。

この二人の感情に流されず互いに思いやるそっけない言葉。
これが実に素晴らしい。
この感覚が、この本の読後感を素晴らしいものにしているのでしょう。

同時に収録されている「雲行き」も、なかなか楽しい短編です。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.92
(5pt)

穏やかに響く感じ

ぐずぐずした心の時に読むと、いい処方箋になると思います。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.91
(5pt)

穏やかに響く感じ

ぐずぐずした心の時に読むと、いい処方箋になると思います。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.90
(4pt)

神様好きはご一読を

誰だって人生につまづく事はある。
そんな挫折から抜け出せないままに、海辺の高校に勤め始めた清(きよ)。
そして、たった一人の部員の文芸部の顧問になってしまう。
じぶんが何をしたいのか分からないままに、
部員の垣内君と会話したり、質問することによって、だんだんと何かが変わり始めるのだ。

ありきたりの実らぬ恋。
風変わりな部員。
やさしい弟。

いつのまにか教師になってゆく。
教師って熱血でなくてもいいんだ。
聖職なんておこがましい。
生徒と知り合い、対等にコミュニケーションし、短いある期間を時間を共有する事で素晴らしい人生にするために存在する。
それが教師だ。

ポケットに入れて、旅行や散策の合間に読んで欲しい本です。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.89
(4pt)

神様好きはご一読を

誰だって人生につまづく事はある。
そんな挫折から抜け出せないままに、海辺の高校に勤め始めた清(きよ)。
そして、たった一人の部員の文芸部の顧問になってしまう。
じぶんが何をしたいのか分からないままに、
部員の垣内君と会話したり、質問することによって、だんだんと何かが変わり始めるのだ。

ありきたりの実らぬ恋。
風変わりな部員。
やさしい弟。

いつのまにか教師になってゆく。
教師って熱血でなくてもいいんだ。
聖職なんておこがましい。
生徒と知り合い、対等にコミュニケーションし、短いある期間を時間を共有する事で素晴らしい人生にするために存在する。
それが教師だ。

ポケットに入れて、旅行や散策の合間に読んで欲しい本です。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.88
(5pt)

文学はすごくおもしろいんだ

バレー部の顧問になりたいというだけで
高校の国語の講師になったのに、
任された部活はまさかの文芸部…!!(しかも部員は1人)

はじまりからしておもしろい!
本を読むのが大好きな人も、文学の何がおもしろいの?という人にも
是非読んでもらいたい一冊。

見た目は明らかに体育会系、唯一の文芸部員垣内君と
これまでバレー命!できたのでなかなか文芸部が理解できない清。
二人の会話がすごくいい。
さばさばとした、時に素っ頓狂な清の発言に対して
実に的確で淡々としているのに優しさのある垣内君の返し。
本当にすごくいい。

山本幸久さんの解説にも、とても共感。
私も垣内君の意見に激しく賛同します。
文学はすごくおもしろい。
これからも文学を勝手にたのしくやっていきます。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.87
(5pt)

文学はすごくおもしろいんだ

バレー部の顧問になりたいというだけで
高校の国語の講師になったのに、
任された部活はまさかの文芸部…!!(しかも部員は1人)

はじまりからしておもしろい!
本を読むのが大好きな人も、文学の何がおもしろいの?という人にも
是非読んでもらいたい一冊。

見た目は明らかに体育会系、唯一の文芸部員垣内君と
これまでバレー命!できたのでなかなか文芸部が理解できない清。
二人の会話がすごくいい。
さばさばとした、時に素っ頓狂な清の発言に対して
実に的確で淡々としているのに優しさのある垣内君の返し。
本当にすごくいい。

山本幸久さんの解説にも、とても共感。
私も垣内君の意見に激しく賛同します。
文学はすごくおもしろい。
これからも文学を勝手にたのしくやっていきます。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.86
(4pt)

スポーツだけが青春じゃない!

「明日から朝練しようよ」
心に傷を持つ体育会系講師、清が文芸部の顧問となり、ただひとりの部員・垣内君との部活動を通じ、過去を克服していくお話。

まっすぐに、公明正大に、生きることが、唯一の正解なのか。そんな生き方を否定されたときに、逃げるのではなく、新しい世界に触れ、受け入れることで見えてくるものがある。そんなことに気づかせてくれる。

また、文系学生がぬぐい去り難く持っている、体育会系学生に対する言いようのない劣等感を払拭してくれる点もポイントが高い。

「文芸部は何一つ同じことをしていない。僕は毎日違う言葉をはぐくんでいる」。

なんとかっこいいセリフでしょう!スポーツだけが青春じゃないですよね。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.85
(4pt)

スポーツだけが青春じゃない!

「明日から朝練しようよ」
心に傷を持つ体育会系講師、清が文芸部の顧問となり、ただひとりの部員・垣内君との部活動を通じ、過去を克服していくお話。

まっすぐに、公明正大に、生きることが、唯一の正解なのか。そんな生き方を否定されたときに、逃げるのではなく、新しい世界に触れ、受け入れることで見えてくるものがある。そんなことに気づかせてくれる。

また、文系学生がぬぐい去り難く持っている、体育会系学生に対する言いようのない劣等感を払拭してくれる点もポイントが高い。

「文芸部は何一つ同じことをしていない。僕は毎日違う言葉をはぐくんでいる」。

なんとかっこいいセリフでしょう!スポーツだけが青春じゃないですよね。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.84
(5pt)

忘れていた読書欲が甦った

この本との出会いは五年前、高校の図書室で…幼い頃から読書好きな私が部活動やら勉強やらで教科書や楽譜以外には目もくれなかった、そんな時に新しく赴任された司書さんに勧められて読みました。読み終わった後の清々しさは何年たっても変わりません☆


本をきっかけに司書さんと仲良くなり大幅な図書室改革を手伝ったり貴重な体験もでき、思い出深い一冊!贔屓目に☆5つです!
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.83
(5pt)

忘れていた読書欲が甦った

この本との出会いは五年前、高校の図書室で…幼い頃から読書好きな私が部活動やら勉強やらで教科書や楽譜以外には目もくれなかった、そんな時に新しく赴任された司書さんに勧められて読みました。読み終わった後の清々しさは何年たっても変わりません☆


本をきっかけに司書さんと仲良くなり大幅な図書室改革を手伝ったり貴重な体験もでき、思い出深い一冊!贔屓目に☆5つです!
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.82
(5pt)

小学時代、中学時代の図書館が懐かしくなります

初エッセイ『見えない誰かと』の中で、
“今作のモデルはこのときの高校生”との一文に興味をそそられ手にしました。

エッセイで、
モデルとなった高校生の話を知っていたため、
より一層、作品の世界に浸ることができました。

実体験に基づいているからでしょう。
登場人物も魅力的な息吹が吹き込まれて、とても自然。

瀬尾さん、お得意の
ノーマルな文章を続けていたと思ったら、
音楽の転調みたいに、突然ニュアンスを変える。

そこでドキッとしたり、クスッと笑ったり、眼が離せなくなってしまう。



「雑草の詩」
「一人の大きな愛もいいけど、たくさんのささいな気持ちも悪くない」



これまで読んだ
『幸福な食卓』『天国にはまだ遠く』同様に
最後は爽やかなハッピーエンドで終わる展開も大好き。

今作は、迂闊にも電車内で眼を潤ませてしまいました。

今作だけでも十分、世界を味わえますが、
できることならエッセイ『見えない誰かと』をお読みに
なってから、通読されることを、お奨めします。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.81
(5pt)

小学時代、中学時代の図書館が懐かしくなります

初エッセイ『見えない誰かと』の中で、
“今作のモデルはこのときの高校生”との一文に興味をそそられ手にしました。

エッセイで、
モデルとなった高校生の話を知っていたため、
より一層、作品の世界に浸ることができました。

実体験に基づいているからでしょう。
登場人物も魅力的な息吹が吹き込まれて、とても自然。

瀬尾さん、お得意の
ノーマルな文章を続けていたと思ったら、
音楽の転調みたいに、突然ニュアンスを変える。

そこでドキッとしたり、クスッと笑ったり、眼が離せなくなってしまう。



「雑草の詩」
「一人の大きな愛もいいけど、たくさんのささいな気持ちも悪くない」



これまで読んだ
『幸福な食卓』『天国にはまだ遠く』同様に
最後は爽やかなハッピーエンドで終わる展開も大好き。

今作は、迂闊にも電車内で眼を潤ませてしまいました。

今作だけでも十分、世界を味わえますが、
できることならエッセイ『見えない誰かと』をお読みに
なってから、通読されることを、お奨めします。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.80
(5pt)

先生と生徒のやりとりがコミカル

たった一人しかいない文芸部だが、清と垣内のやりとりはコミカルでおもしろかった。文芸部では運動部と違って同じことをしている日は1日もないと言い切ることや、朝練で図書室の本を整理したりと文芸部を盛り上げるための発想もよかった。また、曲がったことが大嫌いな清に対して柔軟な発想をもつ垣内くんとのやり取りが印象的だった。特に頭痛もちの理由として自分の正しさを相手に押し付ける図々しさの話はもっともだと思った。作品中に実際の本もいくつか紹介されておりタメになる話も多く、山本周五郎の「さぶ」は機会があったら読んでみようと思う。

図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.79
(5pt)

先生と生徒のやりとりがコミカル

たった一人しかいない文芸部だが、清と垣内のやりとりはコミカルでおもしろかった。文芸部では運動部と違って同じことをしている日は1日もないと言い切ることや、朝練で図書室の本を整理したりと文芸部を盛り上げるための発想もよかった。また、曲がったことが大嫌いな清に対して柔軟な発想をもつ垣内くんとのやり取りが印象的だった。特に頭痛もちの理由として自分の正しさを相手に押し付ける図々しさの話はもっともだと思った。作品中に実際の本もいくつか紹介されておりタメになる話も多く、山本周五郎の「さぶ」は機会があったら読んでみようと思う。

図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.78
(5pt)

多才

瀬尾さんの作品の登場人物は多才で羨ましいと思う。
非凡な才能の中にある楽しみかた、その世界を巧妙にでも読みやすく描いていると思います。
だから親近感も湧くし、素直にいいなと思わされるんだろうな。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.77
(5pt)

多才

瀬尾さんの作品の登場人物は多才で羨ましいと思う。
非凡な才能の中にある楽しみかた、その世界を巧妙にでも読みやすく描いていると思います。
だから親近感も湧くし、素直にいいなと思わされるんだろうな。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467
No.76
(5pt)

温かさいっぱいの図書室の日々

瀬尾さんの言葉遣いは、とっても好きです。
あんまり大きな声ではなく、ていねいに話している口調で、柔らかくしみいる感じがします。

「図書館の神様」は、主人公のキヨが気の乗らないまま文芸部の顧問を引き受けて、
たった一人の垣内くんという部員と向き合う1年が書かれています。
瀬尾さんが教師をしているという話を別の本で読んだ後だったので、
「教えている生徒によって自分も癒されて、また成長させてもらえる」
っていう経験がおありなのかなと思いました。

この話の中では一言も書かれていないけれど、きっと垣内くんはキヨ先生が好きだったんだろうな。
キヨの弟が、あんまり言葉を交わしていなくても姉のことをとても理解してくれていて、それが
「姉ちゃん、悪くないのに」 という一言によく現れていると思いました。
また、自分の一言が原因で自殺してしまった同級生のご両親様からキヨに宛てられた手紙が
とっても印象的。
相手を責めて生きたくなるものなのに、キヨの心遣いに感謝しながらも、彼女をそっと未来に押し出すようで、
温かさがいっぱい詰まった手紙でした。
図書館の神様 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 図書館の神様 (ちくま文庫)より
4480426264
No.75
(5pt)

温かさいっぱいの図書室の日々

瀬尾さんの言葉遣いは、とっても好きです。
あんまり大きな声ではなく、ていねいに話している口調で、柔らかくしみいる感じがします。

「図書館の神様」は、主人公のキヨが気の乗らないまま文芸部の顧問を引き受けて、
たった一人の垣内くんという部員と向き合う1年が書かれています。
瀬尾さんが教師をしているという話を別の本で読んだ後だったので、
「教えている生徒によって自分も癒されて、また成長させてもらえる」
っていう経験がおありなのかなと思いました。

この話の中では一言も書かれていないけれど、きっと垣内くんはキヨ先生が好きだったんだろうな。
キヨの弟が、あんまり言葉を交わしていなくても姉のことをとても理解してくれていて、それが
「姉ちゃん、悪くないのに」 という一言によく現れていると思いました。
また、自分の一言が原因で自殺してしまった同級生のご両親様からキヨに宛てられた手紙が
とっても印象的。
相手を責めて生きたくなるものなのに、キヨの心遣いに感謝しながらも、彼女をそっと未来に押し出すようで、
温かさがいっぱい詰まった手紙でした。
図書館の神様 Amazon書評・レビュー: 図書館の神様より
4838714467