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ルー=ガルー 忌避すべき狼
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【この小説が収録されている参考書籍】
ルー=ガルー 忌避すべき狼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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最初の方は世界観が分からず、ただ読んでいるだけだったのですが、200ページあたりからぐいぐい引き込まれ、一気に読みました!犯人に驚きでした。これはおすすめです。 | ||||
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「京極夏彦」ときけばそれだけで読みたくなる人とそうでない人がいます。 読みたくなくなる人にお薦めしたい作品。 タイトル、装丁、近未来設定。妖怪はいませんが狼がいます。読めば骨子は京極夏彦。 少女たちの稀薄さと生死の曖昧さ、けれど確かに存在する境界線。 言葉も選ばれ、書き手の横暴さや不躾さががありません。 男の人がえがく「少女」は普遍です。 | ||||
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京極堂シリーズをある程度読めたので読んでみました。舞台が未来になっても京極は京極でした。 読者の声を反映させた未来像だったらしいですけど、 現実味があるようなないような、不思議な未来で 想像力を程よく刺激されて、楽しめました。 作中にあげられる議題や思考もやっぱり京極って感じで 妖怪以外でも彼の作品は面白い!と改めて感じられました。 彼の作品を読んだことない人でも十分楽しめるかと思われます。 かなり長いですけど、価値アリな一冊です(・∀・) | ||||
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いきなり近未来小説。 出てくるのはほとんど少女。でも、京極堂シリーズの面々とだぶって見える…。京極堂シリーズでも名言や決め台詞は数あれど、 こちらの世界でも、そ~だったのか!!発言多数。人を殺すのはなぜいけないのか。 秩序内に生きることはアウトローと同じく命がけである。 占いとは本来…数々の命題を明快に解き明かす京極節、健在。 | ||||
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最初はなんだか違和感を感じました。 京極堂作品で感じていた、最初からひきこまれるというカンジがこの作品にはどうも感じられなくて「あれれ?」と。 でも、読み進めていくうちに、特に後半の辺りからのテンポの良さは、買って失敗じゃなかったかなとホっとさせてもらえましたよ~。 読者や雑誌等の企画で募集されたものからアイディアがくみ込まれているという事を事前に理解していれば、もっと落ち着いて楽しめたかもしれません。 なので、星は4つにさせていただきました。 | ||||
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人が人を殺す時には、動機が重要だ。推理小説の醍醐味は、いかに謎を構築するかというトリックのテクニカルな側面と同時に、同様の重要なのが、「なぜ、殺したのか?」という心理的、動機の側面です。この近未来SF小説も京極ワールドとしてはとても他の作品に似ていて、とりわけ『魍魎の匣』とは、同型のような印象を受ける。それは作者が、この登場人物の殺人の動機を同じものとして描いているからだと思う。読者のアイディアを使うというめずらしい手法を使った小説だが、近未来を描くと、どうしても閉塞的な管理社会が連想されてしまうらしい。20世紀から近未来は、暗いものという暗黙の了解があるようだ。ハックスレーの『すばらしい新世界』やオーウェル『1984』、日本では栗本薫の『レダ』、映画ではアンドリューニコルの『ガタカ』等など、ディストピアが好きな人にはお薦めの作品です。 僕とりわけ『レダ』と似ている気がした。遺伝子操作と人工授精システムによる家族制度の崩壊と家族の束縛からの自由、それに伴うコミュニケーションの個人化。そうした世界を所与のものとして生きる子供達が、どうなっていくのか。ただ良くも悪くも京極作品なので、あの冗長さが好きかどうかでも大きく評価は分かれると思います。 | ||||
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京極さんの本はどれもとてもおもしろい。そして、人生に大切なウマイひとことが必ずおりこまれている。人生訓;人間の生き方についての教えである。 しかし、どれも厚くてよほどの本好きでなければ、読破できないようなものが多い。しーーかし、これは、とても読みやすい!! ぜひぜひ、本離れしてきている若い皆様方に読んでいただきたい。バトルロワイヤルを読めたのなら、これもきっと読めるはず。 そして、こっちのほうが断然、あなたのこれからの生き方に必要な大切な なにかを得ることができることまちがいありません。 若い人のみならず、京極さんの作品を途中で挫折してしまった方々にも オススメです。京極ワールドへようこそ!! | ||||
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相変わらず分厚くて肩が凝るけど,面白くって気にならない。犯罪,死,生についての深い論理が読めて唸る一方で, 青春ものとしても楽しい読み応え抜群の一冊。あと,ガメラ好きにもたまりません。 | ||||
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「どすこい」が楽しめた人、お勧めです。特に前半。 ”カウンセラー(女性)のツッコミ/毒舌”と言ったら通じることでしょう。ちゃんと真面目なストーリーにもなっています。一文一文が良かったです。 近未来像を一般から公募したことを後で知りました。内容紹介にある、 「募集した様々なアイデアが京極氏の物語をどのように輝かせるのか。」のとおり、本当に輝いてました。でも、後半は映画化を意識しすぎかな。 | ||||
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未来の世界の設定が細かすぎる、とっつきにくいとは少々思ったものの全体的な印象はすごく面白かったです。 京極作品の象徴であるかのごとく滅茶苦茶分厚いんですが、それにしたってだらだら文を伸ばしてるんじゃなくて寧ろ、人と人との交流が希薄である世界観を表すかのように簡素な文。それでいて中身は詰まってる!少女達のやりとりが徐々に人間らしいものになっていく過程とか本当素晴らしかったです。歩未の「けもののような」スマートな格好良さも印象的でした。難点は本が傷みやすい(表紙も中の紙も)ところですかね。ハードカバーにして欲しかった…。 | ||||
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舞台は日本とは書かれていませんが近未来。 でも「近」とは言えど文明はかなり進んでいます。 すべてがデータ化され数値化され管理されている世界。 それが全てで真実。 主人公はそんな時代に育った14歳の少女達。 みんなモニタを見て毎日を過ごし、人と接触することは、 定期的にあるコミュニケーション研修のときのみという児童がほとんど。そんな世界と子ども達を中心に物語りは進んでいきます。私は半分まではちょこちょこ読んでました。 長いなー無謀だったかなーと思いつつ。ファンタジーなので、 その世の中の仕組みに関する記述が長い長い…。がんばれ。一つの連続殺人事件を大筋に、14歳の少女たち側とそのカウンセラーや刑事など大人側と二つの視点を交互に描写していて、後半になるにつれその二つが絡み合い、それまで真実だったものが真実でなくなり、さてさて…。途中はともかく、半分以降は一気に読めました。読み終わった後には おもしろいっという満足感と、キャラへの愛情が…。星を一個減らしたのは長いから読みにくいかなという理由からです。 読む価値あり。 | ||||
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他の方のレビューになかったので。。京極堂の妖怪シリーズと絶妙に繋がってます。 『魍魎の匣』の●●の出てくる話『鬼一口』(『百鬼夜行―陰』に収録)のあの人が実は…。。 この2編を読んでると、最後のあの人の台詞の意味がよくわかると思いますよ。あとあゆみの家の周りの描写にも、オヤと思うはずです。痛快な少女活劇なだけでなく、妖怪シリーズとの見事なリンクが嬉しかった作品です。面白かった! | ||||
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京極堂シリーズから一気にテーマを変えた京極夏彦の作品 近未来SF小説 最後まで読めない人だと解らないですが 場面が次々と変わっていく中で、徐々に明らかになっていくと思ったら 一発のどんでん返しを受けて驚愕した。 流石、京極夏彦氏だと思った。 事件をきっかけにリアルな世界に飛び出していく葉月らがいい。後半からのアクションなどとても良かった。ただし、この小説はかなり分厚い、そして押し絵一つもない。 この様な小説では長文が苦手な人にはおすすめできません。 | ||||
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これは面白いです。 読み終わるまでが長いですが、後半は時間を忘れて夢中になりました。 少し残念なのが最後の戦闘シーンくらいでしょうか。 「リアルな死」がまるでゲーム感覚で繰り広げられていくのに少し違和感がありました。 それ以外は謎と興奮の連続です。さすが京極さんですね。 これを読んで色々と価値観について考えが変わりました。今まで当たり前に感じていた事が、どれだけアンバランスな価値観だったかを気付かせられました。 心に残るような台詞がたくさんあります。 好みは分かれてしまうかもしれない作品ですが、とりあえずお勧めです。 | ||||
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京極夏彦は初読。 近未来の世界が、ある種の浮遊感を伴って心地いい。 葉月も歩未も美緒も麗猫も愛おしい。 理屈っぽい文脈もさほど違和感はない。 もう少し女の子たちの姿形や装束への描写が欲しかったが。 続編、期待。 | ||||
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厚さ4.5センチという京極夏彦の3年ぶりの書き下ろし。 購入してからいつ読もうかと考えていたけれど、読み始めてみるとこれを通勤には持っては行けないという気持ちからたった3日間で読了。 そしてやはり面白かった。21世紀半ば、無機的な都市で14~15歳の少女だけを狙った連続殺人事件が発生する。人と会うことなく生きていけるヴァーチャルな時代で、リアルな”死”に対して覚醒する少女たち。 都市も無機的ならそこで生きる大人も子供も無機的。 小説の後半あたりでは何故、少女たちが殺されるのかという答えはわかってくるものの、そんな中で目覚めていく少女たちに目が離せなくなります。 そして狼は誰なのか… | ||||
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久しぶりに徹夜をして、一気に読んだ本です。さらっと軽く読める本ではないのものの本当に面白くオススメです。腰を据えて、じっくりと読んでもらいたい作品。授業も仕事もインターネットのデータで個人的にコントロールされ、学校に通うのも週に一度だけ。超管理社会舞台に、猟奇事件に巻き込まれる14歳の少女達の運命。近未来SF冒険小説。 | ||||
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待望の新作は、やはり弁当箱のようで厚い…。 そして、やはり京極堂シリーズ同様に薀蓄いっぱいである。そこに嵌れるならばドップリと京極ワールドに浸る快感の何と気持ちのよい事か。人殺しの是非などが問われ続けている今、この本の出版は意義のある事なのである、と思う。さらに、読者から募った近未来感、何処が読者のアイディアで何処が著者のアイディアなのか考えてみるというのも一興であろう。 | ||||
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