■スポンサードリンク


ケインとアベル



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

ケインとアベルの評価: 4.59/5点 レビュー 59件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.59pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全59件 41~59 3/3ページ
<<123
No.19:
(5pt)

よく出来すぎている、でも掛け値なしに面白い!!

ジェフリー・アーチャーの出世作にして、最高傑作だと思います。
名作の誉れ高い、「百万ドルをとり返せ」よりもスリリングかつ面白い。


表題としましたが、最初から最後まで(新潮文庫では上巻・下巻通じて)、徹頭徹尾、非常によくできています。
まさに小説のように(小説ですが)よく仕組まれていて、鼻につくくらい出来すぎています。

しかし、本当に面白い、また、読みやすい。

小説の醍醐味を味わえます。

ぜひ、ご一読を。オススメです。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.18:
(5pt)

ジェフフリー・アーチャーの最高傑作のひとつです。

極貧に育ち運良くアメリカに渡り成功していくアベル、裕福な銀行家の家に生まれ何不自由なく育ちながらもトップレベルの成績と銀行家としての資質を高めていくケイン。出会い方が違ったらアメリカをも動かすコンビニなっていたと思える二人が、行き違いにより終生の敵になって争っていく様と家族の関係等を小気味良い展開で描いた作品で大変好きです。
アーチャーの多くの本が絶版になっているのは大変残念です。
「ケインとアベル」を読んで面白いと思った方は古本屋で「ロスの不スキー家の娘」他も楽しめると思います。
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.17:
(5pt)

面白さがわかりやすい

対照的な2つのサクセスストーリー、ライバルとの対決、恋愛、親子の絆。
さまざまな要素が一つの本にすべて詰め込まれている。

これは翻訳小説全体に言えることかもしれないが、面白さがわかりやすい。
この作品は特にそうで、登場人物から起こる出来事すべてが象徴的かつ印象的だ。

特に、対照的な2人の生い立ちと、その対決がとんでもなく面白い。
あらすじを見れば、誰もが興味をそそられるだろう。
章ごとに視点が入れ変わり、それぞれの思惑がわかるのもいいですね。

序盤では、その生い立ちから、アベルに感情移入させ、ウィリアムを悪役に見せていた。
だが、アベルがのし上がるにつれて、ウィリアム視点での描写を濃くしてゆき、最後の方にはウィリアムに同情を誘うように描かれている。
さらには、確執うんぬんもだんだんぐだぐだにさせる。

そして、最後のあの結末である。うまい。
最後の最後で、悪役だったウィリアムに感情移入させることで、結末が生きる。
単にウィリアムを倒して終わり、ではないのがいいですね。
読者がどのように感じているかを完全に把握した上で、話を創っているように感じました。

ふだん翻訳ものを読まないのですが、この作品はとても楽しめました。

ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.16:
(3pt)

ビデオは感動もの

映画があまりにも素晴らしい出来で、本から同じ感動は得られませんでした。
あのような類稀な映画がDVDにもならず、再放送も聞き入れてもらえないなんて悲しい。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.15:
(5pt)

死とは決してドラマチックではない

この本を読んで漠然と思ったこと、それは、
「人ってあっけなく死ぬもんだな」ということです。
最近のテレビドラマ(死が物語の起点となるようなドラマ)のように誰しもがドラマチックに荘厳で美しく死ぬわけではありません。
人はあっさりと、簡単に、あっけなく死んでゆくものなのでしょう。

人の生き死にを日常の中で意識しなくなった(逆にテレビで壮絶な死を多く見ることが増えたことは非常に皮肉的でもあります)私たちがどのように「死」と向き合えばいいか、この本は重厚なストーリーの中でそんなことを考えさせてくれます。

蛇足になりますが文章が非常に美しい本でした(といっても横文字の人物が多すぎてそのストーリーの面白さにどこまでついていけたか甚だ不安ですが)。
もし英語力のある人ならぜひ英語でよんでみるといいのかもしれません。

ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.14:
(5pt)

最後の真実に胸が熱くなりました。

最後の真実が語られている手紙の部分は、全く予想していなかったので、驚いたとともに、
彼の(ここで名前は伏せておきます。)懐の深さに感動しました。途中で、暴露して鼻をあかしてやっても良かったでしょうに。それをよしとしなかったのは、プライドだけでは無かったはずです。正々堂々と戦いたかったのでしょう。最後の方では、一線を越えてしまいましたが。上巻を読破する苦労は、ここで報われます。絶対!
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.13:
(5pt)

7回読みました。

人生のドラマ、すべての喜怒哀楽が学べる貴重な1冊。
いろいろな環境の中から、人は生まれ育つ。
その中で、どのように生きたらいいのか、多くの視点と生命力が活字から伝わってくる。

運命と環境、時代に左右されながら、一生懸命に生きる2人の男、ケインとアベル。
冒険小説、ビジネス小説としても読める。

「夏目漱石のような心の内面の描写が素晴らしい」

2人の最後の再会の場面、言葉を交わすこともなく、お互いの気持ちが分かり合えたような、
そんな場面が、僕は大好きです。

この小説を、30人以上の友人・知人にプレゼントしてきました。
「おもしろかった」「一気に読んだ」との声を聴いて、とっても嬉しかった。

読む楽しさも大切です。
それ以上に、この本から、僕は学んで欲しいと心から願っています。
これからも、読み返したい大切な本です。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.12:
(5pt)

数奇な運命

ポーランドの片田舎で生まれたヴワデク(後のアベル)と、ボストンの名家で生まれたケインの人生を描いた大作。
おもしろかった!一気に読めました。
ヴワデクの壮絶な少年時代も、青年時代のホテルのウェイターから出世していく姿にも、
ケインの恵まれた環境と名家のプレッシャーの中で知恵と努力で銀行の中で地歩を固めていく姿にも、
興奮しました。
どちらの主人公も好人物で、私が好印象を持っているこの二人がお互いの立場の違いから仲たがいしてしまうのが、
二人に感情移入している私としては残念でありながら、また同時にドラマチックでわくわくしてすぐに下巻を読まずにはいられなくなりました。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.11:
(5pt)

20世紀のアメリカ

ケインもアベルも実業家として成功していきます。
ケインとアベルの争いが、銀行やホテルや司法や家族を巻き込んでいく様もドラマチックで、次のページをめくる手が早くなります。
いろんなテーマを含んだ物語ですが、ボタンのかけちがいで、プライドのために争い続けるってことは、現実にもあるかも知れないですね。
ただ、二人の大実業家(しかもケインとアベル)が同じように大戦に兵士として参加するというくだりはなくても良かったような気はしますが。
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.10:
(5pt)

アベル、いい人です。

ちょっとした就活の息抜きに読んだつもりが、今ではすっかり嵌ってしまいました。
まったく対照的な境遇の二人の物語というのはあらすじからわかっていたのですが、それでもアベルは凄すぎますね。
アベルがどんどん成功する様を見ていると、心の底から応援したくなるので不思議です。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.9:
(1pt)

評価にだまされました。

雑誌やこのサイトの評価がいいので読んでみました。
何度、途中でくじけそうになったことか。というか、282ページ目ぐらいでは途中で破り捨てたくなりました。ハイハイ、1人はすごく恵まれて、頭がいいです。1人はすごく苦労しているけど、頭がいいです。発想のレベルが稚拙で読むに耐えない。まるで対照的な2人を演出する物語を中学校のクラスで意見を出し合って、箇条書きにしているような物語。
自信を持って断言します。お勧めしません。今まで読んだ小説で最低の本。
つまらなく、くだらないだけでなく、腹が立ちますから、くれぐれも、上下巻一緒にだけは買わないようにしてください。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.8:
(1pt)

評価にだまされました。

雑誌やこのサイトの評価がいいので読んでみました。
何度、途中でくじけそうになったことか。というか、282ページ目ぐらいでは途中で破り捨てたくなりました。ハイハイ、1人はすごく恵まれて、頭がいいです。1人はすごく苦労しているけど、頭がいいです。発想のレベルが稚拙で読むに耐えない。まるで対照的な2人を演出する物語を中学校のクラスで意見を出し合って、箇条書きにしているような物語。
自信を持って断言します。お勧めしません。今まで読んだ小説で最低の本。
つまらなく、くだらないだけでなく、腹が立ちますから、くれぐれも、上下巻一緒にだけは買わないようにしてください。

ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.7:
(5pt)

大買収時代の視点でも・・・

今話題になっている、ライブドアとニッポン放送のことなど、ケインとアベルを読むともっと理解が深まると思います。アメリカはやっぱり進んでいますね。
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.6:
(4pt)

一気によみました。

上下巻、一気に読みました。野心有る青年のサクセスストーリー、親子愛、ビジネスでのライバルとの対決、20世紀のエポックメイキングの出来事(第一次、二次世界大戦)がうまくミックスされて、テンポ良く読ませます。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.5:
(5pt)

憎み合う2人とその結末

上巻を過去として下巻は現在~未来と言ったところだろうか。 下巻ではケインとアベルに本格的な競争心が芽生える。読み終わってみると面白い物だと改めて確認した。壮絶なロマンがここにはある。憎悪があり、新たな憎悪が芽生え、目標が生まれ、経営えの執着心も生まれる。行くところまで行って終わるのがよい。結果もちゃんとついている。結果がない場合もミステリにはあったがキッチリ終わっているのがよい。続編として「ロスノフスキ家の娘」があるが、この書を読んでからの方がその娘であるフロレンティナのことは断然わかりやすい。名前の由来も見えてくる。 ジェフリー・アーチャーはスケールが大きい。双方とも世界を又にかけての熱戦。その下で繰り広げられるラブストーリーもあるのがよい。それが「ロスノフスキ家の娘」につながっていくのだと思う。文章間に挟む淡々とした心理描写は、永井淳の訳が上手いと言うべきか。全体的にテンポは速いので、下巻では時間的には短いが内容が濃いように思う。テーマさえあてはまれば非常に読みやすいと思った。上巻に比べてそれは増して、私事だが下巻は上巻の半分の日数で読了した(休日関係はあるが) 続編でもあり、フロレンティナが主人公の「ロスノフスキ家の娘」も読み始めた。ハイテンポで面白いし、娘からの視点な為アベルに対する見方は違ってくるのも面白い。これを読むなら、個人的には「ケインとアベル」からをお薦めする。断然本書が面白くなるかな。
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.4:
(5pt)

こういう話おもしろいなあ。

デビュー作の百万ドルを取り返せとは一変して硬派な筆致で描かれる2人の一生をかけた争い。メインストーリーはそこにあるのだがおもしろさの本質はむしろアメリカの隆盛期といえる1900年代を舞台にした2人の人生そのもの。上巻のアベルのロードストーリーで描かれる破天荒な人生には思わずページをめくる手も早まる。復讐が人生の大きな部分を支配していたアベルの性格が徐々に陰湿なものになっていくのが空恐ろしく感じられた。ケインの人生にはまさにアメリカ的な人物像が垣間見れた。これは壮大なサクセスストーリーを軸に繰り広げられる現代アメリカ史であるといえるだろう。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.3:
(5pt)

もっと続いてほしい~

いっきに読めます。本当です。上下巻なので読み進むにつれ、終わりが近づくのがつらかったです。
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)より
410216104X
No.2:
(5pt)

なんて皮肉な運命でしょうか・・・

憎しみあったケインとアベル。この憎しみゆえに起こるさまざまな出来事。なぜ2人はこれほどまでに憎しみあうのでしょう。でも意外な結末が待っているのです。気づいたときには時すでに遅かったのですが・・・。ついついわが身に振り返って考えたくなっちゃいます。つまらない意地をはらないで素直にいきていこうと思える2冊です。こちらの上巻読んだら下巻までぜったいに読みたくなるので、買うなら2冊一緒にかいましょう! 私はあまり翻訳ものは好きでないのですが、この作品は本当におもしろかったです!
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031
No.1:
(5pt)

非常に深いサクセスストーリー!男性にお薦め。

ジェフリーアーチャー作品の中でもとくに有名な作品である。この作品のストーリーは同じ日に全く違う境遇で生れた名家ケイン一族の一人息子、ウィリアムとポーランドの罠猟師の息子ヴワデグ(のちにアベルと改名)が一生涯をかけて戦いを繰り広げる話である。ケインは一族が経営する銀行の銀行家として、アベルは自らの手で創業したホテルチェーンの経営者としてそれぞれの成功を収めるが、お互いに争い、競い合いあっていくのである。どちらが勝利を収めるのかにも興味が惹かれるが、それよりもお互い高みを極めたもの同士の憎しみからでた奇妙な連帯感のようなものが美しく描かれている。アーチャー作品を読まれた方なら御存知かも知れないが、アーチャー作品にはサクセスストーリーが多い。それを陳腐なサクセスストーリーで終らせないあたりが、アーチャー作品の魅力である。アーチャーは元英国国会議員という経歴を持つ。それだけではなく、在職中に破産し、それで作家になったという人物でもある。よってとくに政治や国家の描写についてとくに優れたものを書いている。「ケインとアベル]は政治関係に関する描写はそれほど多くないが、移民流入時代や大恐慌などの時代描写はアーチャーを優れたストーリーテラーたらしめている。私にはアーチャーが文学的に優れた作家かどうかはわからない。アーチャー本人も「自分が小説家ではなく、ストーリーテラーだ」といっている。彼にとって小説家というのはヘミングウェイのような人のことのようである。それを踏まえた上で私はこの作品をレベルの高い娯楽作品としてお薦めする。またこの作品は同著書「ロスノフスキ家の娘」が続編となっている。
ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3Amazon書評・レビュー:ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3より
4102161031

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!