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(短編集)
はやく名探偵になりたい
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はやく名探偵になりたいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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テンポもよくコメディカルな鵜飼と流平のやりとりがおもしろかったです。 また、短編なので短い時間で小分けにして読めるので、隙間時間にぴったりだと思います。 | ||||
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最後の話がハートフルな動物モノで、 少しだけ宮沢賢治や新美南吉を思わせ、 少しうるっときた。 似合わないもの書きますなあ(褒めてます)。 あと別の話へのツッコミで、 松方弘樹と釣りを結びつけて知ってる少年が出てくるが、 いったいいつの時代の話なのかッ! | ||||
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烏賊川市を舞台に、私立探偵・鵜川と助手・流平が活躍(?)する短編集だ。 「藤枝邸の完全なる密室」「時速四十キロの密室」「七つのビールケースの問題」「雀の森の異常な夜」「宝石泥棒と母の悲しみ」の5篇が収められている。 いずれもとぼけたストーリーで、鵜飼たちがトンチンカンな推理を展開しつつも、真相が明らかになっていくのが楽しい。 特に「宝石泥棒と母の悲しみ」の結末の馬鹿馬鹿しさといったらない(なおかつ感動的にまとめられているのだが)。 2014年には文庫化もされている。 | ||||
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少し(?)現実離れした展開だけど、それが想像とは違うので余計に面白くて、登場人物の掛け合いが楽しかった。 | ||||
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烏賊川市シリーズの初の短編集となる作品。 短編集ながら、本格ミステリーらしいトリックが満載で、ユーモアミステリーとしては標準以上の出来の作品が並ぶ。 短編集となると、ミステリーファンからは賛否両論の謎解きはディーナーの後でみたいなノリかと敬遠している人もいるかもしれないが、このシリーズはデビュー作からの本格推理愛に溢れており、このシリーズは面白い。 | ||||
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著者の本、3冊めです。 いががわしい の当て字で烏賊川市での出来事を 探偵とその助手が謎解きするシリーズです。 国立市の金持ち警官や女子高校生が主人公と思われるシリーズより こっちのほうがいいかも。 探偵と助手のコンビネーションがうまくできている。 それなりに人物像が想像できて、なんとなく感情移入できる。 出来事が殺人事件だけではない。 ちょっと無理があるものの、なぞときが探偵一人の手によるものでなく 周りの人がヒントを出している点がいい。 短篇集ではあるものの、長さがやたらと長いものがあったり短いものがあったり。 長いもののほうがやはり面白い。 烏賊川市シリーズはもっと読んでみようと思わせます。 | ||||
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短編集です。 個人的に大富豪令嬢とその執事が主人公の「謎解きは〜」、破天荒な学生が主人公の「放課後は〜」と比べると、名探偵(迷探偵?)の鵜飼とその弟子の流平くんを主人公に据えた方が、この著者にはあっているようです。お譲さまの日常を舞台にしても、どこかしら庶民臭さがつきまといます。しかし烏賊川シリーズでは、著者の若い時分の困窮したという体験が貧乏探偵を通じて滲み出ているように感じました。(例えば「密室に向かって撃て!」に登場するホームレス、「完全犯罪に猫は何匹必要か?」に登場する何でも屋など。) 今後も短編長編を問わず、烏賊川シリーズを書き続けていただきたいです。 | ||||
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烏賊川市シリーズ第五弾、短編集とあって、登場人物は探偵、鵜飼と助手の流平がメインで、最近影の薄かった流平くんが、そのぶんアクションや大立ち回りで、かなり痛い目に合うなど、事件の中心に立ち会います。 短いものが多いので、骨組みであるトリックのみがきわだつ印象はありますが、トリックはそれなりにキレがよく、物理的に可能かどうかは疑問であるものの、楽しめました。その理由として今回初めて気づいたのは、トリックが明かされたあと、犯行場面のその(脳内再現)シーンが頭に焼き付いて離れなくなることです。 軽トラックの上の人物を直撃する意外な物体、それを操った人物。また、深夜に海に向かって走ってゆく車椅子の正体は・・・ トリックが巧いかどうかという以上に、忘れられない映像がどの話にもあって、それがぽんっとインパクトとなって、残っています。 ユーモラスな語り口から、著者の本領は「語り」「せりふのかけあい」にあるように思いがちですが、このシリーズを読みすすめるうちに、むしろ映像喚起力の鮮明さが、わたしには響いてきました。夜中の畑に等身大(正確には人間大)のまねき猫がぬっと立っている第三作(『完全犯罪に猫は何匹必要か?』)は特にその感が強かったのですが、今回のように短編で読んでみると、作者は決定的瞬間をカシャッと映像のように決めていて、そのインパクトのほうが(ディテールの笑い以上に)心に響いてきているような気がします。 ミステリの本質とこの映像喚起力は必ずしも関係があるかどうかわかりませんが、この著者の持ち味として、あとまで残る強烈な映像、ということが少なくともこの本では納得されました。 最後の動物視点の話はまさに変格。これも映像が浮かんできて、記憶への定着力が強いです。 ・・ | ||||
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烏賊川市シリーズ第五弾、短編集とあって、登場人物は探偵、鵜飼と助手の流平がメインで、最近影の薄かった流平くんが、そのぶんアクションや大立ち回りで、かなり痛い目に合うなど、事件の中心に立ち会います。 短いものが多いので、骨組みであるトリックのみがきわだつ印象はありますが、トリックはそれなりにキレがよく、物理的に可能かどうかは疑問であるものの、楽しめました。その理由として今回初めて気づいたのは、トリックが明かされたあと、犯行場面のその(脳内再現)シーンが頭に焼き付いて離れなくなることです。 軽トラックの上の人物を直撃する意外な物体、それを操った人物。また、深夜に海に向かって走ってゆく車椅子の正体は・・・ トリックが巧いかどうかという以上に、忘れられない(トリックの)映像がどの話にもあって、それがインパクトとなって、残っています。 ユーモラスな語り口から、著者の本領は「語り」「せりふのかけあい」にあるように思いがちですが、このシリーズを読みすすめるうちに、むしろ映像喚起力の鮮明さが、わたしには響いてきました。夜中の畑に等身大(正確には人間大)のまねき猫がぬっと立っている第三作(『完全犯罪に猫は何匹必要か?』)は特にその感が強かったのですが、今回のように短編で読んでみると、作者は決定的瞬間をカシャッと映像のように決めていて、そのインパクトのほうが(ディテールの笑い以上に)心に響いてきているような気がします。 ミステリの本質とこの映像喚起力は必ずしも関係があるとは言えないでしょうが、この著者の持ち味として、あとまで残る強烈な物理的トリックの映像、ということが少なくともこの本では納得されました。 最後の動物視点の話はまさに変格。これも映像が浮かんできて、記憶への定着力が強いです。短編集ながら、この著者のファンなら十分に楽しめます。 | ||||
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烏賊川市シリーズ第五弾、短編集とあって、登場人物は探偵、鵜飼と助手の流平がメインで、最近影の薄かった流平くんが、そのぶんアクションや大立ち回りで、かなり痛い目に合うなど、事件の中心に立ち会います。 短いものが多いので、骨組みであるトリックのみがきわだつ印象はありますが、トリックはそれなりにキレがよく、物理的に可能かどうかは疑問であるものの、楽しめました。 その理由として今回はたと気づいたのは、トリックが明かされたあと読者の脳裏に浮かぶ犯行シーンの映像としての明晰さです。 軽トラックの上の人物を直撃する意外な物体、それを操った人物。また、深夜に海に向かって走ってゆく車椅子の正体など、キーとなる場面が脳内に焼きつきます。 どのトリックにもそういう天啓のような映像があって、これがこの著者の持ち味なのだな、と改めて思いました。 ユーモラスな語り口から、著者の本領は「語り」「せりふのかけあい」にあるように思っていましたが、このシリーズを読みすすめるうちに、むしろ物理トリックの映像喚起力の印象のほうが強くなってきました。 夜中の畑に等身大(正確には人間大)のまねき猫がぬっと立っている第三作(『完全犯罪に猫は何匹必要か?』)はとりわけその感が強かったのですが、今回のように短編で読んでみると、作者は決定的瞬間をカシャッと静止画像のように決めていて、そのインパクトが「笑い」以上に脳内に残りました。 好みはわかれると思いますが、この著者のそういう持ち味のファンなら、十分に楽しめる短編集です。 | ||||
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これまで東川作品、特に烏賊川市シリーズは膨大な伏線をギャグにまぶして読者を幻惑するスタイルでした。本作は短編集なので、ちょっと様子が違います。朱美さんなどのラブコメ??系サブキャラは全く登場せず、レギュラーキャラで活躍するのは鵜飼探偵と戸村助手だけです。砂川警部も名前が出るだけ。それだけに、トリックとプロットと叙述の切れが要求されます。中にはだいぶ無理な解決もありますが、力づくながら筋は通しており、相当複雑なプロットをするすると読ませてしまうのは東川篤哉ならでは。 | ||||
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執事とお嬢様よりこちらのシリーズのファンなので、待ってましたの新刊。 全体的に、とても小粒にまとまってます。本当に無難に。 んー…もっとはっちゃけても良かったかも。 短編なのでしょうがないのですが、ちょっと無理にオチをつけようとして、 「いやいや、それはないだろ!?」と突っ込まずにいられないトリックや犯人になってるのが残念。特に時速40キロの密室はふきました。 ただ、最後の宝石泥棒と母の悲しみはとてもいいです。他の話は読んだら3日で忘れそうですが、これだけは多分、忘れないと思います。 他の皆さんがいうように、長編に期待ですね。 ※朱美さんは出てきません。 表紙のハイキックのお姉さんは朱美さんではないのであしからず。朱美さんファンとしてはそこで☆−1で(笑) | ||||
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あの迷探偵コンビが実際にはとても起こりそうもない事件を痛みを伴いつつサクッと解決していく短編小説集です。いつもの二人がいつものように 活躍?します。特に最後の一編は東川氏ならではの、読者の先入観を巧みに利用したオチがあって楽しめました。ただ……今度こそは是非長編が読みたい!幾重にも張り巡らされた伏線を見事に回収していく物語は、東川氏が長編小説の中で紡いでこそ活きてくるものだと思うから。 | ||||
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