■スポンサードリンク
浅草偏奇館の殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
浅草偏奇館の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 文庫本、単行本も出ているが、この新書の表紙が一番いい。 ずいぶん前の本を今頃読むのもなんだかと思うが、購入したまま、表紙だけ眺めて、十六年たってしまった。そんな本もあるのだ。この所浅草に興味を持ってるせいもある。物語は、戦前の浅草六区で踊子が何人も殺された事件を、50年後に追想として語る、という内容だが、トリックは最低の部類に入るだろう。 浅草の空気感や、情緒は満載されている。しかし、トリックは都合よぎる。一応書かないけれど、こtれは、ある意味「あぁあああ!」と驚きますよ。十六年も読まなかったのは、なにか天の声だったのではないかと思う。 (意見にはいろいろあると思うこれは個人の意見である) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 昭和7年から8年にかけての風俗と、戦争へ否応なしに巻き込まれる人々の緊張、かすかな抵抗を「偏奇館」を舞台に描いてほとんど哀愁すら感じる一編。ミステリとしてはWhydunitを中心としたやや不完全なものだが、たとえ細部のディテールが不足していようとも戦時中を書くという心意気と、この設定でなくてはミステリとして成立しないという点で大いに了とされるべき。特高に虐殺される知人、義捐金のために強盗を働き死亡する友人の姿を見ながら時代にどのように関わるべきかを問いつづける「私」と、浅草への愛からこそエロ・グロを貫こうとする「偏奇館」の先輩との微妙なすれ違いもよい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!






