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黒の狩人
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒の狩人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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でも、何時ものパターン。 ・幾つもの組織が一つの事件を追いかけ、それぞれが色々と憶測するので、それぞれの 組織の、少しずつ違った事件に対する解説が繰り返し述べられるので、読み手としては 把握しきれなくなる。 ・そこに、物語の進行の途中、途中に時事解説(中国マフィアとか、)が長々と差し挟まれ、 物語はなかなか進展しない。(そのかわり、ページ数だけはドンドン増える。) 日刊紙掲載ということで、ダラダラ長引かせるのは仕方の無いところかもしれないが、 書き下ろしにしていれば、結構話題になったかもしれない。 ・誰が喋っているのかわかりにくい。 それでも、私にとっては狩人シリーズでは一番面白かった。理由は主人公が鮫島の雰囲気 そのまま受け継いでおり、新宿鮫シリーズの番外編みたいな趣きがあったこと。 主人公が最後には気持ちよく弾けてくれたこと。(”魔物”みたいな中途半端では ガックリくるところだった。) それに”毛”という新しいキャラクターは(これも”毒猿”の台湾の殺し屋の違うパターン みたいな感じだが)また新作で使えそう。 予断ですが、日本人の登場人物の名前が陳腐なのはなんで? 佐江なんて苗字ではなく 名前かと思ってしまった。 | ||||
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新宿署ベテラン刑事の佐江が、組織犯罪対策課と関係のない特命捜査を命じられる。その捜査には、スパイの疑いのある中国人を通訳として捜査の相棒にするという条件がつく。殺害された中国人3人それぞれに、「○山」「泰山」「衡山」という山名刺青で共通項が発見される。それは中国の道教の聖地の山名だった。「五岳聖山」をキーワードに捜査が展開されていく。中国人殺害はさらに増える。 インテリジェンス活動、中国マフィアの黒社会、薬物MDMAをめぐるヤクザと中国人の連携、中国軍隊での内部告発の顛末、第二次天安門事件に起因する殺人、スパイ問題、刑事警察と公安警察などが、「五岳聖山」の捜査の展開に合わせて複雑に絡んでいくストーリーだ。 外務省のノンキャリア中国課職員の野瀬由紀の活動、彼女と佐江との関わりが捜査展開のもう一つの太い軸になっている。 黒社会・裏の世界を読み手に垣間見させながら、複雑怪奇なジグソーパズルを、佐江刑事が読み解いていく。 読者を飽きさせず、ぐいぐいとストーリーに引き込まれていく。一気に読ませてしまう力量はさすがだ。 | ||||
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