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黒の狩人
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒の狩人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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食い詰めた中国人出稼ぎ労働者が、中国国家保安部の スパイを弾みで殺してしまうという思わせぶりの出だしから、 ちょっとあっけない別れの幕切れまで、重量感のあるハー ドボイルドの世界がにおい立つように展開します。さすが重 鎮の作は、ひとあじ違います。 新宿署マル暴担当の刑事・佐井と、その補助捜査員の 中国人・毛、そして外務省職員・由紀の三人が、共感と互 いの絆を武器に、複数の中国人惨殺事件とその背後にあ る日中にまたがる闇社会の解明に挑みます。 覚醒剤を通じての中国マフィアと日本の暴力団の野合、 二重スパイとニヒルな殺し屋の暗躍、そして野心あふれる 中国国家保安部幹部職員の登場と、その都度目先が変わ って、最後まで飽きさせません。強いて難点をいうなら、時 系列の記述が少なく疾走感が乏しいこと、そして由紀のキ ャラクターの掘り下げが足りず、彼女の行動の動機が不明 瞭なこと。玉に瑕というところでしょうか。 渋いコーヒーを入れて味わいながら、じっくり読むことをお 勧めします。 | ||||
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新宿マル暴の主人公・佐江が強すぎるし冴えすぎ。 対して公安刑事がへたれすぎ。 大沢在昌が書く小説は、娯楽として読むにはどれも一定のレベルに達しているから、外れをひくことはあまりないけど、設定を少し変えているだけでどれもこれも似たり寄ったりの話になってきているように感じる。 まあ本作も一気に読ませるだけの娯楽小説としての面白さはじゅうぶんにあるのですが。 | ||||
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