■スポンサードリンク


ひぐらしふる



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ひぐらしふる

ひぐらしふるの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう

小説だから『シンセミア』の神町は山形県東根市神町ではないし、
この、『ひぐらしふる』の天堂市も、山形県天童市ではないのである。

しかし天童生まれの者にとっては、気になるのである。
それが小説読みのほんとうの姿ではないと分かっていても。
天堂高原が天童高原で、そこからじゃがらもがらであるジャガジャガに
自転車で走ってもワープするようには近づけないし、
舞鶴山である舞鳥山から最上川と思える川は見下ろせても、
夏に灯篭は流れていないのである。
天堂高校は、校門前のさくらんぼ畑の描写からすると位置的には
天童高校だが、ここには、千夏や成瀬や、利緒や式部のような生徒は在籍しないのである。

洒落たトリックと小洒落たどんでんがえし。

この小説にはこんな文章があった。
「余計な情景描写やわき道にそれた文学的饒舌は省くべきである」
きっと本作はヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう。
ひぐらしふるAmazon書評・レビュー:ひぐらしふるより
4344019954

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!