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ひぐらしふる
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ひぐらしふるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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小説だから『シンセミア』の神町は山形県東根市神町ではないし、 この、『ひぐらしふる』の天堂市も、山形県天童市ではないのである。 しかし天童生まれの者にとっては、気になるのである。 それが小説読みのほんとうの姿ではないと分かっていても。 天堂高原が天童高原で、そこからじゃがらもがらであるジャガジャガに 自転車で走ってもワープするようには近づけないし、 舞鶴山である舞鳥山から最上川と思える川は見下ろせても、 夏に灯篭は流れていないのである。 天堂高校は、校門前のさくらんぼ畑の描写からすると位置的には 天童高校だが、ここには、千夏や成瀬や、利緒や式部のような生徒は在籍しないのである。 洒落たトリックと小洒落たどんでんがえし。 この小説にはこんな文章があった。 「余計な情景描写やわき道にそれた文学的饒舌は省くべきである」 きっと本作はヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう。 | ||||
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