ひぐらしふる
- 青春ミステリ (357)
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ネタバレなしにレビューするのが難しいです。 ミステリとして読んだら私的には「ナシ」です。 短編連作で、プロローグ+計四章+エンディングという構成。 内容説明のところに「最後の最後に、二重三重のどんでん返しが待ち受ける。」とありますが。 ……どんでん返しじゃなくてアンフェアだろ!と叫びたくなりました。 どんでん返しについては、ミステリ好きな人ならば、一章の段階である程度の仕掛けに気づくと思います。 実際、中四章の読みにくさ(どくに第一章ミツメル)は、そのための仕掛けなのだと思いながら読んでいました。 が……どんでん返しを知った後では、ただ三人称文体が下手なだけじゃと悪態つきたくなるよーなないよーな。 試みた仕掛けは確かにおもしろいと思うのですが、もっとやりようがあったのではと思いました。 中四章も、一章はそれなりにおもしろかったのですが、他はちょっと……。 四章もネタとしてはおもしろいのに、それに気づく理由が……。 これほど刑事物ドラマがはやっている現代で、そのくらいのネタ知っていて当然では?と思ったり。 加えて、エンディングで「男にさらわれた親友」を助けにいくんですが。 推理というほどのものもなく、ただ追っかけるだけ。 落ちが……だから仕方ないのかもしれませんが。 ミステリとして読まなければおもしろいかなぁと思います。 | ||||
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こういうお話は大好物なのですが、 どういうお話かというと盛大なネタバレになりそうです(笑) 個人的には、第四章「ボーイズライフ」のトンデモトリックに爆笑しました。 東北の架空の町を舞台にした夏の情景や雰囲気が、息を呑むほど美しかった。 読み終わってから今日マチ子のジャケットを見返して「なるほど〜」と思いました。 良かったです。 | ||||
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小説だから『シンセミア』の神町は山形県東根市神町ではないし、 この、『ひぐらしふる』の天堂市も、山形県天童市ではないのである。 しかし天童生まれの者にとっては、気になるのである。 それが小説読みのほんとうの姿ではないと分かっていても。 天堂高原が天童高原で、そこからじゃがらもがらであるジャガジャガに 自転車で走ってもワープするようには近づけないし、 舞鶴山である舞鳥山から最上川と思える川は見下ろせても、 夏に灯篭は流れていないのである。 天堂高校は、校門前のさくらんぼ畑の描写からすると位置的には 天童高校だが、ここには、千夏や成瀬や、利緒や式部のような生徒は在籍しないのである。 洒落たトリックと小洒落たどんでんがえし。 この小説にはこんな文章があった。 「余計な情景描写やわき道にそれた文学的饒舌は省くべきである」 きっと本作はヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう。 | ||||
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