愛の旋律
評判
愛の旋律の評価:
4.56/5点 レビュー 9件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1〜9 1/1ページ
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愛の旋律の評価:
4.56/5点 レビュー 9件。 C ランク
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特に良かったのはジェーンとネル、2人の対比です。
ジェーンは行動や考え方にブレがなく、芯の通った意志の強い人物で、辛辣ながらも言うことは正論ばかり。
そして彼女だけ心理描写が一切無いところがミステリアスで、とても魅力的に描かれています。
しかし圧が強いうえ人の心をぐりぐり抉ってくるので、個人的にはお近づきになりたくないタイプです。
一方のネルは主体性のない人物で、平穏で安定した生活を求めます。
貧乏でも愛のある結婚と、裕福だけど愛のない結婚で揺れ動き、周囲を顧みず自分の利益ばかり考えます。
そんな彼女は作中では酷い言われようでしたが、好きにはなれなくても嫌いにもなれない、むしろ一番共感できる人物でした。
そしてこの作品で特筆すべきはプロローグです。
最初に読んだ時はプロローグがとても退屈に感じましたが、読後に読み返すとものすごく感慨深いものがありました。
原題は「巨人の糧」だそうですが、邦題もそちらの方が良かったのではと思えます。
この作品の中心人物であるヴァーノンが自己中心的で結構イライラさせられるうえに、終盤の展開はご都合主義も目立ちましたが、全体的に見るととても良く出来た作品で最後の最後まで楽しめました。