マルドゥック・スクランブル

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評判

マルドゥック・スクランブルの評価:

4.31/5点 レビュー 115件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 81〜100 5/6ページ
No.40
(5pt)

著者の愛

私はこの本からマルドゥック・スクランブルにはいりました。
調べてみると改訂新版の他に完全版3巻と2003年に一番最初に出版されたものが3巻あるらしい。
この事からも著者のこの作品に対する強い思い入れを感じますが、
綿密なストーリー展開、設定からも著者の愛を感じた。

序盤に主人公が瀕死の状態になり、金属繊維の人工皮膚を移植されることで一命を取り留め、能力を得ますが
その能力(様々な電子機器に触れずに操作する能力など)がオリジナリティに溢れていて面白いし敵キャラのボイルドの能力(擬似重力)もカッコいい。
シェルもボイルドも敵としての唯の大きな壁ではなくて、良くも悪くも人間的なのが良かった。
圧縮のバロットがウフコックを汎用するシーンは迫力があり本当に寒気がしたし、カジノでバロットが少しずつ成長してウフコックと
対等になり目的を達成した時には爽快感があった。
切ない幕引きで余韻に浸れること間違いなし。
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉 Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉より
4152091533
No.39
(5pt)

新たなマルドゥック・スクランブルが生まれた

「マルドゥック・スクランブル」と言えば、2003年に早川書房から文庫3冊として出され、その年の日本SF大賞を受賞した名作SF。この「改訂新版」はその3冊の合本版。ただし、大幅改訂が加わっている。

この改訂新版が出た2010年は、著者の「天地明察」のヒットや「マルドゥック・スクランブル」のアニメ化もあり、冲方丁が売れに売れた年だった。もちろん、私は文庫判刊行時からのファンでもあり、迷わず購入したのだが、内心は便乗商法かとも思っていたが、そんなことはなかった。3分冊にわかれた文庫判ももちろん読んではいたんだが、改めて1冊の本として、第1部「圧縮」、第2部「燃焼」、第3部「排気」を通して読むと、より一層読み応えのあるハードボイルドミステリの雰囲気を持った大長編SFの傑作であると思った。

ただ、大幅改訂ということだったんだけど、具体的にどこがどう変わったのかは正直分からなかった。それは私の記憶力の無さもあるのだろうが、それだけ、この小説が完成した小説であるせいだと思う。それぞれの版は、同じマルドゥック・スクランブルでありながら、独立した小説なのだ。

この「改訂新版」の後には、「完全版」なる文庫判も出ているので、そちらは、ちゃんと読み比べてみよう。
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉 Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉より
4152091533
No.38
(5pt)

素晴らしいの一言

今巻は、カジノ活劇の続きからボイルドとの決着まで。哀愁感の残る幕引きは、読者に思わず彼女たちのその後を想像させてしまう。

この巻を手に取ろうとしている人は、圧縮、燃焼と読み進めてきただろうから、もう、多くを語る必要はないだろうと思う。


この物語は、文句なしに、素晴らしい。



マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310165
No.37
(5pt)

能力を応用した心理戦



どの読者もレビューの際に必ず書いていることだが、今巻の肝はカジノ活劇。もっぱら戦闘に有利だと思われていた能力が、心理戦でその牙を剥く。それは、カジノゲームという、勝率が状況によって無限に変動する難解極まりない娯楽を著者がかなり深く調べ上げていることと、著者自身の発想力の凄まじさが生んだ、鳥肌が立つことを免れない、至極のドラマであると言える。


ただ、一読しただけでは正直、状況がよくわからない。読者はカジノゲーム――少なくとも、今巻で一番熱いブラックジャックだけでも――についての最低限のルールは知っておいた方がいいと思う。そうでないと、作中の展開についていけなくなる可能性がある。まぁでも、仮に知らなくてもとりあえず『やべぇ、よくわかんねぇけどなんかすげぇ!』みたいな感覚は味わえるとは思うので、余裕がないのであれば無理して覚えなくても大丈夫。


そして今回も、前回ほどではないにせよ、あまりキリのいい終わり方ではないので注意が必要。この作品特有の、物語の山場の直前で切る終わり方が嫌なのであれば、ハードカバーの分厚い改訂新版を読むことをオススメする。内容は全く違わないので、少女と銃の、魂の再生の物語がノンストップで味わえるはずだ。



マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310157
No.36
(5pt)

傑作と呼べるかどうかは人による



SFというよりはサイバーパンクの部類に入ると思う。しかし、だからといって科学知識の誤認を生かしただけのどんちゃん騒ぎというわけでもない。むしろ、設定は緻密に作り上げられていて、個人的にはかなり好感。

ただ、女性にしか理解できない悲劇を描写している部分があり(売春、近親相姦、風俗など)、事件の鍵を握る登場人物に男尊女卑の気色があるので、あまり気持ちのいい作品とは言えない。畜産業者なんかはみんな極度に狂ったフェティシズムを展開していて、それが悪役っぷりを存分に引き出している反面、読者に嫌悪感を感じさせる可能性は十分にあり得る。

しかし、中にはそういった残酷な背景が好きな読者もいるわけで。そういった方々にはかなりストライクなのではないだろうか。仮にそのような人でなくとも、主人公の少女が命の恩人二人に気持ちを許す様は、ちゃんと心に響いていくと思う。

ただ、終わり方はかなりキリが悪い。自分は三冊全部予め買っていたので不満などを感じる必要はなかったが、一冊ずつ買っていた人には、一種のフラストレーションを感じたのではないだろうか。その点だけ注意していただければ、マルドゥックの世界に引き込まれることに不快は生まれないはず。


マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310149
No.35
(5pt)

哀愁漂う結末で、キレイに〆ている

以前の版は未読。よって旧版との比較はできないが、
第一巻冒頭から紡がれる緻密な世界造形は圧倒的。
「日本文学としてはあくまで借り物のサイバーパンク」
と片付ける読者もいるだろうが、その深みある世界描写は
未来という舞台を借りただけの安直なSF作品とは一味も二味も違う。

翻訳文を強烈に意識した文体、造語に近いカタカナ語、
表現部分も相応にスタイリッシュ。

第3巻も冒頭から延々とカジノ描写。
ブラックジャックの心理戦だけでシリーズの
クライマックスを演出するとは度肝を抜かれる。
ラストはお定まりのボスキャラ対決。
哀愁漂う結末で、キレイに〆ている。

マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310165
No.34
(4pt)

緻密な世界観は圧倒的

以前の版は未読。よって旧版との比較はできないが
冒頭から紡がれる緻密な世界観は圧倒的。
「日本文学としてはあくまで借り物のサイバーパンク」、
と片付ける人もいるだろうが、その深みある世界描写は
舞台を借りただけの安直なSF作品とは一味も二味も違う。

翻訳文を意識した文体、造語に近いカタカナ語、
表現部分も相応にスタイリッシュ。

第2巻は第1巻とは違い、スローなスタート。
途中から延々とカジノの描写が続き、そのまま終了、
これにはびっくりした。戦闘の舞台としてカジノ場が
選ばれているのではなく、カジノの参加すること、
それそのものが戦闘、そしてクライマックスだったとは!

マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310157
No.33
(4pt)

冒頭から紡がれる緻密な世界観は圧倒的

以前の版は未読。よって旧版との比較はできないが
冒頭から紡がれる緻密な世界観は圧倒的。
「日本文学としてはあくまで借り物のサイバーパンク」、
と片付ける人もいるだろうが、その深みある世界描写は
舞台を借りただけの安直なSF作品とは一味も二味も違う。

翻訳文を意識した文体、造語に近いカタカナ語、
表現部分も相応にスタイリッシュ。

クライマックス、お定まりの戦闘描写も
緊張高い文章で存分に読ませてくれる。

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310149
No.32
(3pt)

ヒロインの成長物語として見れば納得

3巻の表紙にトランプが散りばめられているように、
長い長いギャンブルシーンが読者によってネックですね。
2巻中盤から最終巻中盤までギャンブルの
戦術論が延々と続くのは流石に長すぎると感じました。
物語上必要な「戦闘」ですし、ヒロインがカジノで
精神的に成長する過程も読み応えあるのですが。
(作者の作品は人物の内面描写がとても巧みです)
マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)より
4150307261
No.31
(5pt)

カジノが熱い

文句なく面白かったです。('-,_ω-`)プッ
前半は首から下が無い頭だけのキャラクターが何やら説明文みたいなセリフを言いまくるんですが、これは人によって楽しめるか楽しめないか変わってくるんじゃないですかね。ちなみに自分は楽しめませんでした。(^Д^)ギャハ!
しかもこのキャラクター、鳥かごに入れられて少年に運ばれてきたりします。('-,_ω-`)プッ

今回は後半が特に熱いですね。
カジノに行って色々とゲームをやるんですが、ゲーム最中の緊迫感とかバロットとウフコックのコンビプレイの模様だとかを非常にうまく書き上げていると思います。
ポーカーとかブラックジャックなどのゲーム模様が綴られているんですが、ルールをよく知らない人でも楽しめるんじゃないかと思います。('-,_ω-`)プッ

やはり今回もバロットとウフコックの"絆"を感じる会話が良いですね。非常に心地よくなります。
前半は個人的にちょっとだるかったのですが、終わりよければすべて良しと言う事で☆五つ。('-,_ω-`)プッ

マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)より
4150307261
No.30
(5pt)

SFってまさにこの感覚!

~ハードボイルド。これは現代日本の状況におけるハードボイルドだ。圧倒的な科学技術と物理法則と数学規則によって縛られた世界で、ひとすじの人間性を貫く勇気を示している。娼婦、事件屋、殺し屋、賭博師の卑しい姿をした孤高の騎士たちがここにいる。自らの存在理由を戦い取ろうとする少女のりりしさと、自分の生命を削りながら有用性という欺瞞で自らの存~~在理由を証明しようとする男のけなげさが、心を打つ。一握りの知識で全世界に戦いをいどみ、世界に変革を求める物語。これこそがSFだ。この物語は絶対面白い。~
マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)より
4150307261
No.29
(5pt)

この作品を初めて読む人が羨ましい。最初に読んだときの衝撃に勝るものはない

マルドッゥク・スクランブルの約7年ぶりの改訂新版。

今回数年ぶりに、『マルドッゥク・スクランブル』を読んでみての印象としては、この作品はやはり密度が非常に濃く、またとても面白いということ。そもそも旧版も一度しか読んでいないので、全体に渡って手を入れられているといっても、時折、こんなシーンはあったかな、という程度でその辺りの変化、或いは違和感というのはほとんど気にかからなかった。ただ、当然のことながらストーリーを知った上で読んでいるので、初めて読んだときに受けたほどの圧倒的な衝撃はなかった。 あと印象としては、カジノでのシーンがもっと長かったような気がしたが、全体的に無駄な動きがないというか、非常にテンポ良くラストまで進んでいったように感じた。

この単行本のバージョンも、これだけのボリュームでありながら値段もかなり抑えめだし、良いと思うがやはりちょっとでかいので、文庫の「完全版」もそろそろ読みたい。ただ、できるならもう少し時間を置いてなるだけ真っ白な状態で読みたい気もする。更に、映画も完成度は非常に高いようだし、或いはコミック版も面白そうだし、更に英訳版もあるらしいので徐々にそちらも見ていきたい。
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉 Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉より
4152091533
No.28
(4pt)

既読者向けレビュー

世にも珍しい鼠と少女のハードボイルド恋愛SF「マルドゥック・スクランブル」の改訂新版です。

天地明察で一気に一般化(?)した冲方丁ですが、その影響でえげつない描写やらが削られるのかと危惧していましたが杞憂でした。
ヒーハーな解体業者の皆様の描写も健在です。内容の旧版との大まかな違いは、

1.導入の短い一文
2.一部描写の削除(ウェルダンが駐車場に行く途中の描写等)
3.バロットのプールでの経験が後に活きるという描写の追加
4.全体的に前日譚のヴェロシティ等を意識した台詞や回想の追加

あたりでしょうか。旧版を読まれている方は些細な違いが気になってすんなりとは読み難いかもしれません。
そのため、辛口ですが星4つとさせて頂きました。

ただ物語としては抜群に面白く、その辺りは全く損なわれていないので、初めて読む方に星5つでお薦めしたいと思います。
また、前後のつながりが良くなったのでマルドゥック・ヴェロシティを読んでからこの作品を読むのもお薦めです。
マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉 Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉より
4152091533
No.27
(4pt)

滑らかに進行する完結編

この版で初めて読んだ。ストーリーを変えずに文章だけ全面改稿したものだという。
完結編だけに、新しいセンス・オブ・ワンダーはもうない。
1巻の思わせぶりな魅力、2巻の奇想天外なサイバー・キメラの世界に比べると、ややおとなしい。
これまでのピースをしっかり展開させ、ストーリーに責任を持ってまとめ上げた感じ。
カジノの場面、ボイルドとの対決場面が非常に精密で長い。
この場面をいかに楽しむかによって満足度が変わってくるだろう。
ハードカバーの改訂版は、この「完全版」とはまた違うのだという。
作者にとってそれだけ大切な作品なのだ。
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310165
No.26
(5pt)

文句無しに大傑作。

完全版第3巻。

カジノでのブラックジャック(対マーロウ)から、対アシュレイ。そして、ラストまで。

2003年の最初の版。改訂新版。そしてこの完全版。これまで3度読んでいる。最初の時は、その圧倒的な存在感にただ凄いという感想しかなく、2度目には懐かしさと同時に、最初の時よりももう少し深い所まで覗き込めたような気がした。そして、今回の3度目、やはり、その凄さを感じた。当然それぞれの番で大幅な修正がなされているとはいえ、ストーリー自体は当初のものと変わっているわけではない。したがって、初めて読んだ時と同じ種類の衝撃を受けることはもうない。しかし、それでいてなお、読んでいて引き込まれてしまう。また、ある程度流れがわかっていることで、これまであまり見えていなかった部分が見えてきたのか、それとも文章が直されたため気付けたのか、バロットの変化の様子が非常によく見えた気がした。それは色々な人物との会話であり、或いは対決であり、そこから何かを得、変化もしくは成長していく過程が、その様子が強く感じられた。

まだこの作品を知らない人、読んだことがない人が羨ましい。願わくは、この作品に関する記憶を消去して、もう一度体験したい。
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310165
No.25
(5pt)

こうして三度読んでみると、洗練されていて無駄がないことがわかる

完全版第2巻。

隠れ家屋上でのボイルドとのバトルから、楽園、カジノでのルーレット(対ベル・ウィング)、ブラックジャック(対マーロウ)まで。

2003年の最初の版。改訂新版。そしてこの完全版。これまで3度読んでいる。最初の時は、その圧倒的な存在感にただ凄いという感想しかなく、2度目には懐かしさと同時に、最初の時よりももう少し深い所まで覗き込めたような気がした。そして、今回の3度目、やはり、その凄さを感じた。当然それぞれの番で大幅な修正がなされているとはいえ、ストーリー自体は当初のものと変わっているわけではない。したがって、初めて読んだ時と同じ種類の衝撃を受けることはもうない。しかし、それでいてなお、読んでいて引き込まれてしまう。また、ある程度流れがわかっていることで、これまであまり見えていなかった部分が見えてきたのか、それとも文章が直されたため気付けたのか、バロットの変化の様子が非常によく見えた気がした。それは色々な人物との会話であり、或いは対決であり、そこから何かを得、変化もしくは成長していく過程が、その様子が強く感じられた。

まだこの作品を知らない人、読んだことがない人が羨ましい。願わくは、この作品に関する記憶を消去して、もう一度体験したい。
マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310157
No.24
(4pt)

カジノ活劇編

全面大幅改稿による「完全版」の文庫第2巻。
 電磁力と重力制御システムで空中を自由に泳ぐ鮫たちに守られた実験施設「楽園」や、フェイスマン博士、脳組織の一部を互換した人とイルカの義兄弟など、またまた新たなセンス・オブ・ワンダーが炸裂する。
 後半の舞台はカジノになり、頭脳戦が繰り広げられる。
 ただ、この世界の警察機構と司法システムが今一つふに落ちない。

マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310157
No.23
(5pt)

学校に持っていき気づいたら授業も聞かずに読み終えてしまった



ある番組でマルドゥック・スクランブルの特集をしていて、初めてこの作品を知りました。
映画化されておれ、あらすじもとてもおもしろそうでしたので迷わず購入しました!

よんでみて、なかなかおもしろい作品でした。
できたら、映画の方も見たいです。

残念だったのは本が大きかったことです。

私は、本にカバーを付けているのですが
小説用のカバーだと小さくて
コミック用だと大きすぎます

それはすこし残念でした。

でも、読む価値はあるので買ってみてください。


マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310149
No.22
(3pt)

読み手を選ぶ作家さん

作者独特の文体、手法に2巻中盤までで慣れれば
となる感じがあり、慣れる前に読み止めてしまう人もいるかもしれません。
1巻を一気に読み解ける勢いならば問題ないでしょうが
1巻の50ページで止まる人もいるかもしれません。

気持ち悪い描写とかダークな部分の描写は、
上手いと受け取れるか、吐き気がするか、でも意見が分かれるでしょう。
話のテンポがとてもスローだと受け取るか、濃密に描かれていると受け取るかでも
意見は分かれるでしょう。

ハマれば面白い、ハマる前にとまる、という差が大きく出る作家だと思いましたので
評価的には悪くないが、万人受けでもハードボイルドやSF好きの一般向けとも違う気がしたので
3としました。
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310149
No.21
(5pt)

読み始めたら止まらない。大傑作。

完全版第1巻。

スタートから、隠れ家での畜産業者(バンダースナッチ・カンパニー)、ボイルドとの最初のバトルまで。

2003年の最初の版。改訂新版。そしてこの完全版。これまで3度読んでいる。最初の時は、その圧倒的な存在感にただ凄いという感想しかなく、2度目には懐かしさと同時に、最初の時よりももう少し深い所まで覗き込めたような気がした。そして、今回の3度目、やはり、その凄さを感じた。当然それぞれの番で大幅な修正がなされているとはいえ、ストーリー自体は当初のものと変わっているわけではない。したがって、初めて読んだ時と同じ種類の衝撃を受けることはもうない。しかし、それでいてなお、読んでいて引き込まれてしまう。また、ある程度流れがわかっていることで、これまであまり見えていなかった部分が見えてきたのか、それとも文章が直されたため気付けたのか、バロットの変化の様子が非常によく見えた気がした。それは色々な人物との会話であり、或いは対決であり、そこから何かを得、変化もしくは成長していく過程が、その様子が強く感じられた。

まだこの作品を知らない人、読んだことがない人が羨ましい。願わくは、この作品に関する記憶を消去して、もう一度体験したい。
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150310149