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真夏の方程式
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真夏の方程式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全156件 81~100 5/8ページ
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期待通りの東野ワールドでした。いわゆる悪い人物が私的にひとりだけなのもよかったです。 | ||||
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東野圭吾の作品は名作が多いから、ついレビューが辛口気味になってしまうのですよね。 容疑者Xや秘密が☆5だったら、相対評価で他の作品は星を削らざるを得ないですから。 しかし、今回の真夏の方程式はグイグイ読ませる作品でした。 湯川と少年の熱い友情。 ベタだけど、何かいいなと感じちゃうのが東野圭吾の作品です。 あんまり言っちゃうとアレなのですが、容疑者Xのもしもストーリー的なニュアンスもあります。 結構登場人物は多いですが、ここまで複雑な人間模様を描ける東野圭吾って、どうなってるのかと思ってしまいました。 てっきり湯川だけの話かと思ったら、草薙、内海も出てきます。 湯川の頼れる味方というポジション、彼らの有能さもキラリと光る所がよかったです。 とにかく、みんなキャラが立っていて読みやすかった。 中盤から終盤にかけての展開には夢中になりました。 関係ないと思ってた登場人物がどんどんつながり さらに次から次へと気になる出来事が判明し 「え、どういう事?」とどんどん先に進みたくなる感じでした。 文庫で480ページ位の作品ですが、最後の20ページ位まで真相が全然わかりませんでした。 ある程度予想してたんですが、読者の上をいく展開には脱帽です。 とにかく面白い!最後の終わり方も大好きです。 さすがに容疑者Xには勝てませんが、それに次ぐ面白さは保証します。 さすが東野圭吾。これからもファンで在り続けます。 | ||||
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面白かったし、最後の70ページくらいはタイトルにあげたとおりで、よかったです。 でも、そこに至るまで、 つまり表層的な解決の方向性は割と見えてるので 読む手が止まらなくなるようなスピード感は なかったように思います。 また、過去の事件の犯人については 途中から見えてはきたものの、 殺人の動機としては少々飛躍してるし、 実行可能性を考えても、かなり難しいと思いました。 | ||||
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東野圭吾さんによる湯川学シリーズの長編。 本作は夏休みの海沿いの田舎が舞台になっている。 2013年6月末より映画も公開予定なので読む人も増えそう。 本作も容疑者Xの献身の時のテーマと通じるものだ。 愛する者の身代わりとしてあえて冤罪に飛び込むというもの。 容疑者Xの献身では湯川が真実にたどり着いた。 本作では冤罪はもう起きてしまったこととして書かれる。 そしてささやかな願いを叶えようとやってきた元刑事・・ 悲しい展開ではある。 しかし開けてはならない扉もあるのではないだろうかと思った。 恭平が間接的に殺人に加担していたとは思わず最後のトリック明かしでは 驚かされた。 ミステリとしても面白い本作ではあるけれども、湯川と恭平との 絡みが面白いと個人的に思った。 かつての夏休みの自由研究をやり直したい気持になった。 | ||||
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容疑者Xの献身の下敷きがあってこその一冊。 動機が単純とか、被害者が可哀想という方がいるのも分かりますが、 この本を読み返すと見えてくるものがあります。 確かに被害者は可哀想です。あまりにも理不尽です。 けれど、その全てを知って生きていくことは、どれだけ辛いことか。 全てを知ったヒロインである成美はどんな人生を送ることになるのか。 恭平君に全てを話すときまで彼女は苦悩し続けるのです。 湯川先生は、その全てを知る一人として、恭平君とまたいつか出会うのでしょう。 今回のガリレオは読み始めた当初から科学トリックについては察しが付いた点だけは、 マイナスポイントですが、それを補い余りあるドラマになっています。 | ||||
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やっぱりガリレオシリーズはおもしろいです。 他の読みかけの本を途中で止めて, あっという間に読み終わりました。 | ||||
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湯川博士が次第に聖人君子化の傾向にはあるものの、ストーリー展開は相変わらず絶妙で、一気に読めてしまう。法律とは罪に対して罰を課すものだが、あくまで法律家の見解であり、人々の正義感に基づいた意思や判断が 罪の償い方を決めるとすればやはりこういう結末になるモノと考えられる。殺された人は浮かばれないという見方もあろうが、厳密にすべての事実を明らかにして、それに法律を適応すれば、罪を償って、社会に奉仕することはおろか、その周りの人間の幸せをも大きく損ねてしまう。この作品では、罪を抱えていくのが未青年であったことにその酌量の余地があり、犠牲になっていくものが多少なりとも浮かばれるのであろう。科学的トリックだけを扱うミステリーでないところにこの作品の重みがあると思う。 | ||||
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やっぱり長編ミステリを書かせると東野さんは最高です。 シリーズの中でやっぱりこれが一番面白い。 子どものキャラもいい感じだが、その子に振り回される湯川先生が、人間味あふれる感じでいつもよりいい感じになっています。 | ||||
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素直にガリレオシリーズが好きな方は読んで下さい。 成実、恭平。それぞれに向けて湯川が言った最後の言葉に泣けました。 ある人物の人生が捻じ曲げられる危険性がある・・・ 子供嫌いの湯川先生がこんな展開なんてありえない。 ありえない?聞き捨てならないな。 この物語が映像としてどう表現されているのか・・・・映画も観ます。 | ||||
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云わずと知れた、ガリレオ・シリーズの長編第3作。手練れの作者が織り成す伏線と人間のドラマに、ただただ浸って読みました。面白かった。湯川ガリレオの人物造型も作を追うに従い、深みと渋さそして輝きを増していくようです。今後がますます愉しみです。 「この男にごまかしは通用しない。愛する者のためなら罪を被ることも躊躇わない−そういう「献身」が存在することを湯川は誰よりも知っている」(388頁)。 さながら東野圭吾版『砂の器』といった趣きを多少感じた本作でしたが、一点だけ欲を云えば、川畑重治と節子の内面描写がもっとあれば、より物語に深みが増したように感じました。 | ||||
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ガリレオシリーズの長編3作の中では、一番面白かったです。 前2作では、短編を無理やり引き伸ばしたような間延び感が若干ありましたが、今作ではたくさんある謎が徐々に明かされていく構成で、退屈せずに最後まで読むことができました。 主人公と少年の交流や、寂れた観光地の開発問題など、いろんな要素が詰まっているのも良いです。 (以下、ネタバレ) 最後の、湯川がある人物に対してとった行動には疑問を感じました。 その人物が意を決して話をしようとしているのに、それをちゃんと聴かずに曖昧な言葉をかけてお茶を濁しているような・・。 相手の話を聴いた上で、その人物に責任がないことを明言しておくべきです。 その人物が後でまた不安を感じることがあれば、湯川やあの人に電話などで相談するように言えば良いのでは。 あれでは、湯川が面倒なことをあの人に押し付けているように感じられます。 苦言を呈しましたが、読んで損のない良作だと思います。 | ||||
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湯川教授が活躍するガリレオシリーズの長編。湯川教授が気がついた事件の真相が、あまりにも切なすぎ、そしてこれから関係者の未来を大きく変えてしまうものだった。だから積極的に事件に関与してしまった。という流れでしたが、正直、最後まで、事件の真相が判らず、ついつい一気読みをしてしまいました。事件自体は単純なものだったかもしれませんが、長編にもかかわず全編にわたり伏線があり、最後には、見事に繋がり納得させられ感心してしまいました。映画化もされるようですが、2時間でこの物語が終わらせてしまうには惜しい感もややあります。子供に接し、事件に積極的に関与する普段の湯川教授とは異なった面が全面的に出た作品でなかなか面白かったです。個人的な満足度は100点満点中90点です。まだ余韻に浸っています(^ー^) | ||||
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ガリレオシリーズの最新作だ。 観光地の海岸で元警視庁捜査一課刑事の塚原が変死体で見つかり、CO中毒死で殺害されたことがわかった。たまたまその観光地にきていた湯川は、本来の物理学的な推理とはちょっと違ったアプローチで塚原を殺害した犯人を突き止める。 一方、管理官からの特命を受けた草薙と内海は、それぞれが持つ刑事の勘と地道な聞き込み捜査によって、塚原が関与していた事件の15年も前の真実に向かって、糸を手繰るようにして迫っていく。このストーリー展開は見事で、のめり込んでしまった。 ラストでは、2つの事件の関係と人間模様と真相は解明されたが、真犯人が罪に問われることにはならなかった。最初はこの結末に違和感は感じなかったが、そのうち本当に良かったのかという疑問が生じてきた。他人(後に実の親だと分かる)が自分の身代わりに罪をかぶり服役し、母親とともにその真実を隠し通して15年間生きてきて、15年後に育ての父親がその真実が明らかになることを恐れて第二の殺人を犯す。その実行犯は少年だったが、地元警察はそれを知ることはなく父親らの過失致死と死体遺棄で処理されることになる。 真実を隠したことによって、新たな殺人を引き起こし、多くの人を巻き込んでしまうことになったことが、良かったとは言えないのではないかということだ。 | ||||
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正直、前半部分はそれほど惹きつける展開はなく、後半に向けての準備運動みたいな感じを受けました。しかし、面白くない訳ではなく、その前半部分で、誰が犯人なのか、湯川が守ろうとしている人物とは誰かを読者に妄想させてくれます。警察の捜査って、こんな小さな「とっかっかり」から話を広げていくんだなぁと。草薙たちが聞き込みに走る中で読者も一緒になってドキドキしながら推理するのが楽しかった。 もう後半にいたっては、読者を惹きつけるグイグイ感はさすがです!自分も一緒に草薙たちと推理したピースがパコンパコンはまっていく話の運び方は爽快です!ただ、私は、恭平少年の成長に関しては、??でした。もともと大人びた少年だったので。そこまで特筆すべきとこではないかも。ただ湯川との絡みは微笑ましくあり、たまに湯川に重大なヒントを与える役回りな感じ。ん〜、本筋の父が娘を思う深すぎる愛に霞んだ感じがする。父の深い愛に涙です。 | ||||
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東野圭吾イツキ読みは久しぶり!このような物語の展開をまっていた。 | ||||
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ガリレオ6作目にして長編3作目ですが、今回は素晴らしいです。 やっぱりガリレオは長編の方が良いです。 短編だとトリックに重点が置かれているのに対して、長編は物語に重点が置かれています。 事件のやるせなさ、深い人物描写を感じる事ができるのは長編ならではだと思います。 容疑者Xの献身、聖女の救済、真夏の方程式とこの三作品がシリーズベスト3だと思います。 | ||||
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ガリレオシリーズの中でも傑作に入る内容だと思います。 今回は不思議な現象ということではなく、自殺で発見されたひとつの遺体から色んな人間模様が描かれることとなります。 本当の犯人、真意が最後まで分からずに一気に読み進めることができました。 ガリレオシリーズも人間味を帯びてきたと感じました。 このシリーズはどんどん続けて欲しいです。 | ||||
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ある自然の豊かな地域があって 海を観光の目玉にいままで観光地としてそこそこ栄えていたのです。 しかし不況で、(まあ観光地として努力がたりなくて) すっかりさびれて廃業する店があとをたたない。 しかしその海一帯には、レアメタルをはじめとする 世界規模で貴重な資源が眠るらしい、ことが判明する。 それを調べるために、湯川先生が、開発会社の (一応)味方のひとりとして、住民説明会に呼ばれます。 でも住民説明会で、開発反対者、つまり地元の住民は 口々に不満をゆうばかり。 「海を壊すな」「なにが海を破壊するか完全に影響を 調べてから、行動を開始しろ」 「なにか起きてからでは、遅いんだ。俺たちを見捨てる気か」 これって、たぶん今まで土地開発されるたびに おきる議論なんでしょう。 でも当事者には悪いですけど、 科学者にしたら「そりゃ、海を開発すれば海はその分 破壊されますよ。でも資源が枯渇すれば、 まっさきに人類は死ぬんですよ?」といいたいだろうと 思いました。 住民は、どこまで開発したら どれだけ恩恵がでるのか 冷静に分析して、話をするべきなのかもしれません。 冷たい意見を言えば、海がどうとか考える前に 自分の生計をこれからどうするか もっと考えろよ、とつっこみたくなります。 この小説を読んだのは昨日です。 でもドラマガリレオ2の第一話、「念じる」に通じる 科学と自然、人の共存をどう考えるか。 というようなテーマを感じられて面白かった。 そしてこの前半の観光地を開発する話と 小説のストーリーとなるミステリ、トリック部分は あまり関係がないようにあります。 でも最後、湯川が恭平にさとす 「科学は、すぐに解明できるとは限らない。 自分の、(人類の)成長につれ分かることもある。 だからじっくり、取り組んで、 いつか自分なりに答えを導けばいいんだよ」 という意味の言葉は、感動しました。 | ||||
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科学者「湯川」ではなく「人間 湯川」として事件を解明していく様子が、この作品の魅力かも。ひとつの事件の疑問が、出生の秘密、冤罪など見えない糸でつながっているのを丁寧に描いています。子ども嫌い(?)の湯川が、子どものために真実を公にするのではなく、個々の人たちの判断に任せたのは物理学者(彼のいう一般人)として、まっとうな方法だったかも。真実が一つずつ解明されるにつれ、せつなさが増す作品でした。 | ||||
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どうしてタイトルが「方程式」なのだろう・・・? 読み進めながら、ずっと疑問でした。 ラスト数ページまできたところ、湯川の台詞で、わかりました。 この作品は、東野版(湯川版) 「初秋」(ロバート・B.パーカー)、かな。 仙波は、松本清張「砂の器」の本浦千代吉のようでした。 とすると、塚原元刑事は、三木謙一元巡査かな。 「科学」のガリレオシリーズですが、これは「自然」「子供」を描いています。 湯川とのマッチングが、とてもよかったです。 波の音が、本から聞こえてきました。 | ||||
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