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(短編集)
幸福な生活
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幸福な生活の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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百田尚樹の作品は今回で5作品目。初の短編集でした。ストーリーの展開が軽快でオチは明快、非常に読みやすく面白いです。しかし、前半は意表をつくオチを楽しめるのですが、いくつものストーリーを読んでいるうちに後半はオチが読めてくる様になり、段々飽きてきます。通気電車などの時間つぶしには良いですが、純粋な読書として物足りないことは間違いないです。 | ||||
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友人に、すすめられて購入。図書館では、一ヶ月待ちの人気とか。 短編なので、一気に読破。 はっきり言って、怖かった・・・。 | ||||
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短編なのでちょっとの時間で読めるのが良いですが、 後半ないし、ラストもうちょっとで最後の一行が想像できてしまって、 あ、やっぱりね。。。感。 | ||||
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短編集とは知らずに買った。 一話一話は面白いが、読み進むうちに、オチがわかるようになってくるのは私だけではなかろう。 百田さんの長編を読んだあととしては、深みがなく、拍子抜けがした。 「永遠の0」のように何度も読みたいという気にはならない。 タモリの「世にも奇妙な物語」のネタとして最適だと思った。 | ||||
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「衝撃のラスト1行!」をお題に小説の体で作者が大喜利に回答している、と勝手に捉えました。 その点、ブラックな結末が多く少々残念。 百田さんならではの、「瞬間に心がパアアッと晴れるラスト1行!」を読みたかったなあ。 | ||||
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通勤や待合に読むのに丁度よかったです。 最後の一行にオチがある発想もいいです。 後書きの宮藤官九郎さんが述べてるように ギャンブルのオチが一番洒落てます。 でも不機嫌なお父さんの話は後味悪すぎたり だんだんオチが分かって来ちゃうんですよね・・・ その点星新一先生の場合話を忘れちゃって 何度も読んだりできますし、SFだから サッパリしていて軽妙感があるんです。 やっぱりボックスや永遠の0みたいに 感動ものが良いのではないでしょうか? | ||||
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百田作品は「永遠のゼロ」「モンスター」を読んでいます。 ショートショートは星新一作品が好きです。 筒井康隆や小松左京のショートショートも嫌いではありません。 個人的にはショートショートと言えば星新一が最高だと思っています。 この「幸福な生活」はある意味ショートショートの お手本というか教科書的な作品であると思います。 つまり、 1作品が25ページ以内 オチをつけて完結させること がショートショートの定義であると何かで読んだ記憶があります。 (たしか星新一作品の解説かなにかで) 執筆の際には入念な下調べを行う百田氏のことですから この作品を書くにあたってもかなりの資料を調べたり これまでのいろいろな作家のショートショート作品を精査したりされたのだと思います。 その結果、どこかで見たようなネタの作品が複数あるけれど、 お得意の読みやすい文体と展開のうまさがあいまって 全体としてはかなりの良作に仕上がっていると感じます。 どれもこれも「世にも奇妙な物語」でドラマ化できそうです。 全体として、手堅くまとめているけど星新一は越えていない、 個人的にはそのような感想を持つ作品でした。 | ||||
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この作者の作品を初めて読みました。 短編集なら読みやすいかも、と思い読み始めてみて、最初の2作まで「おもしろい!」 夢中になって次々読み進めるうちに…おもしろいんだけど、すべて最後の一行にオチがある形式で、 少々飽きてしまったので星3つです。 収録の短編を、さまざまなジャンルの短編集に潜り込ませてあったら、飽きなくてよかったのにと思いました。 今度は長編を読みたいです。 | ||||
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うまい作家さんだと思います。 相変わらず読みやすい文章と、最後できちっと落としてくれる律儀さ。 十分面白いのですが、なんとなく中学生の頃読んだ「星新一」を 思い出しました。 可もなく不可もなく、といったところでしょうか。 自分的には長編の方が好みです。 | ||||
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全編通して「ほー!」ではなく「ふぅん…」という感想を持つ本。 他の方も書いているように何となく先が見えたり、さほど意外ではなかったり。 もしくは「どっから来たの!?」とつっこみたくなったり。 どこかで読んだ、見た気がするなーっていう話もあってちょっと期待外れかな。 わざわざ時間を割いて読むのではなく、ほんとに暇つぶしだったら読んでみても いいかも知れませんが。私は2度は読まないと思います。 ただ、長編でうまいなー!と感心する作家でも、短編だとあれ?ってこともあるし やっぱり短編は難しいのか?と考え出すと煙に巻かれたような気もしてきます。 文章は読みやすいし変なクセもないと思うので、長編読んでみようかなーとは 思える作家でした。 | ||||
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「娘の蓉子が恋人を初めて我が家につれてくる!」 妻の孝子と一緒に待つ間、なぜか男は、蓉子の幼稚園のときの運動会を思い出す。いつかこんな 日が来るだろうと思っていた頃のことを。幸せに満ちた生活だが、ラスト1行に衝撃が!表題作 「幸福な生活」を含む18編を収録。 「ラスト1行に驚きの真実が隠されている。」どの話も、そういう構成になっている。特に印象に 残ったのは、「母の記憶」「豹変」「そっくりさん」だ。ネタバレになってしまうので詳しい感想は 書けないが、静かに穏やかに流れている日常が最後の1行でものの見事にひっくり返ってしまうと いう、その落差が面白いと思った。読んでいるとき、星新一さんのショートショートを思い出した けれど、星新一さんの作品よりはインパクトが弱い気がした。また、途中で結末が想像できてしまう 話や、ラストに意外性を感じない話もあったので、多少の物足りなさも残る。全体としては、まあまあ 楽しめる作品だと思う。 | ||||
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タイトルや表紙からは楽しいファンタジーを想像してしまいそうですが、違います。 普通の生活の裏に隠されたちょっと怖い話です。 怖いといっても幽霊や怪物ではなく、一番怖いものは一緒に暮らしている「家族」です。 誰だって家族の全てを知っているわけではありません。 家族が自分の知らない一面、秘密を持っているかもしれないのです。 「自分の家族は大丈夫」なんて言えないところがリアルで怖いです。 短編集であり、それぞれの話の繋がりはありません。 共通しているのは、ラストのたった一言でそれまでの「幸福な生活」が一変してしまうことです。 読後感がよいとは言えませんが、現代版"怪談"として楽しめます。 | ||||
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全18話、274ページからなる短編集。 百田氏の短編集というとクリスマスのテーマにした「輝く夜」を思い出されます。個人的には「輝く夜」が好きだったので楽しみに読みましたが、本作品には"感動"を味わうものではなく、作品中に作られた仕掛けを楽しむものでした。 仕掛とは"最後の1行"がストーリーの"オチ"のような役割果たしていて、その1行に意外性を持たせる為に1行だけが別のページに書かれています。 最後のページをめくって、その1行を見て、「え!そうだったの?」なんていう楽しみ方です。 1話ずつが短いのでサクサクと読むことが出来ますが、読んでいるうちに全話が同じ仕掛なので、若手お笑い芸人の一発ネタが続くようなマンネリを感じました。 特にいただけない…と思ったのは本書のタイトルでもある「幸福な生活」が、「輝く夜」の中の「ケーキ」と酷似していることでした。 気に入った展開なのでしょうが、ネタの使い回しにしか思えないのは残念です。 「永遠の0」や「影法師」などで感動を与えてくれた百田作品ですが、「モンスター」の頃から失速して、「錨をあげろ」では淡々と読むだけの作風となり残念です。 今後も百田氏の作品は楽しみに待っていますが、時間をかけても良いので"仕掛本"ではなく、残るような名作を見せて欲しいと願いします。 百田氏のポリシーに"人生に役立たない読み物は認めません…"とあった信念が失われませんように。 | ||||
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重厚な長編を拝読していたので、短編はどうかなと 読んでみた。 まぁ、こんなものでしょう(ちょっと偉そうな言い方かな)。 各編の最後のページをめくると一言で落とす、という 手法はありきたりだし、パターンも似ていて、落ちが 読めるモノも多々あり。 ショートショートは着想がすべてだ、と拙私は思っているので、 その点では、百田氏ならもっと新機軸なモノを生み出せたような気がする。 ズシリと考えさせる長編の、合間のコーヒーブレイクとしては、 適度な佳作ではないでしょうか。 これを読んだ後に、次回作での強烈なリバウンドを、いい意味で 期待できる著者ですので、お待ちしております。 | ||||
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最後の一行が…という、とっても魅力的な帯につられました。今回は前作の重厚さとのギャップで勝負ですかね?(^O^) 確かにどの話も面白いんだけど、全て同じパターン(最後の一行のページはその言葉のみ)に徹したことが逆に「こんなのも、こんなのも書けますよ」と作者のあざとさを感じてしまいました(^_^;) 「影法師」の感動と「錨をあげよ」の素晴らしさを、また是非! | ||||
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百田尚樹の前作「錨を上げよ」は、鈴木隆の傑作「けんかえれじい」を彷彿させるような痛快青春小説であったが、上下巻800ページの大作は、些か長過ぎた(笑)。購入して5カ月、ようやく読了したと思ったら、早くも新刊が出た。 著者最初の短編集との事で、どうやら奇妙な味付けの恐怖小説の様らしい。既に何冊も読むべき本たちがウェイティングしている事もあり逡巡したが、短編集との気楽さと“最後の1行の衝撃”との帯の惹句の誘惑に負けて購入した。 平成21年12月から、23年5月まで、業界誌に連載されていた物を加筆修正した上で纏めた作品。一話20ページ弱の全18篇。取りあえず、2、3話だけでもと思い読み始めたが、結局一気に読了。 奇妙な感覚のアンソロジーと言うと、ロアルド・ダールの「あなたに似た人」をまずは思い出すのだが、今作は、そんな格式高いモノではなく、TV「世にも奇妙な物語」辺りのテイストと言った方がしっくり来る。 京極夏彦の如く、文章の配列にちょっとした仕掛けがある。帯にもあった最後の1行、即ち、登場人物たちから明かされる一言(告白)に秘められた恐怖。これを、“衝撃”と感じられるか否かで、評価は変わってくるだろうな。 より効果的に、より鮮やかに、そしてより余韻を残すような幕切れ。著者は、このアンソロジーを書くに当たって、まずこの手法とオチから考えたのではないかと、と思える。 今作のポイントはこれに尽きるし、だから、読み手も、このエピソードのオチはどうなるのか、推測しながら読んでいっても楽しいんじゃないか。 個人的に面白かったのは、「夜の訪問者」、「そっくりさん」、「再会」、「深夜の乗客」、「幸福の生活」。 正直、信じられないほど退屈であったり、オチが完全に読めてしまったエピソードもあるが、まずは、“百田尚樹の恐怖の小噺”、1篇辺り83円、百田ファンとしてはお手軽に楽しめる。ただ、ちょっと品性がないですが(笑)。 | ||||
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