プリンセス・トヨトミ

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プリンセス・トヨトミの評価:

3.42/5点 レビュー 217件。 B ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全446件 401〜420 21/23ページ
No.46
(5pt)

クサイけど、うまい!大衆演劇のようだ。

はじめて浅田次郎を知ったときと 同じような読後感を持った。

空堀商店街も巳さんもタコ焼き屋も、 幼稚園も公園も十二軒町も、松屋町筋も谷町筋も上町筋も、 大阪城も森ノ宮駅も噴水も府庁も府警もNHKも、 ビックマンもグリコの看板も浜寺公園駅も、全部知ってる、 日常利用している、行ったことがある。 (唯一、蜂須賀組の事務所が特定できず残念)
すべてが、自分の生活圏の中で展開される物語ゆえ、 たぶん他の人の数十倍、数百倍もリアルな錯覚を楽しめたことを、意図的に思いっきり差し引く作業をしたとしても、 星5つ。

大阪を知っているものには、 一見、無理目ないろんな設定も妙に腑に落ちる。
知らない人でも実際の街、 路地を歩いたなら「ありかも」と思うんじゃないかな。

大輔の存在、設定に「?」をもつ人がいるようだけれど、 彼はさまざまに“大阪”のメンタリティを体現してるし、 すべては必然に帰結すると思う。 (森下裕美の『大阪ハムレット』の影響もある?)

「お前らアァッ、お父ちゃんの言うこと聞けエェェェッ」は、まんま、大阪のおばちゃんの強さやからね。

最後のゲーンズブールの展開する大団円は、 まんま浅田次郎調。
クサイけど、うまい!大衆演劇のようだ。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.45
(5pt)

クサイけど、うまい!大衆演劇のようだ。

はじめて浅田次郎を知ったときと 同じような読後感を持った。

空堀商店街も巳さんもタコ焼き屋も、 幼稚園も公園も十二軒町も、松屋町筋も谷町筋も上町筋も、 大阪城も森ノ宮駅も噴水も府庁も府警もNHKも、 ビックマンもグリコの看板も浜寺公園駅も、全部知ってる、 日常利用している、行ったことがある。 (唯一、蜂須賀組の事務所が特定できず残念)
すべてが、自分の生活圏の中で展開される物語ゆえ、 たぶん他の人の数十倍、数百倍もリアルな錯覚を楽しめたことを、意図的に思いっきり差し引く作業をしたとしても、 星5つ。

大阪を知っているものには、 一見、無理目ないろんな設定も妙に腑に落ちる。
知らない人でも実際の街、 路地を歩いたなら「ありかも」と思うんじゃないかな。

大輔の存在、設定に「?」をもつ人がいるようだけれど、 彼はさまざまに“大阪”のメンタリティを体現してるし、 すべては必然に帰結すると思う。 (森下裕美の『大阪ハムレット』の影響もある?)

「お前らアァッ、お父ちゃんの言うこと聞けエェェェッ」は、まんま、大阪のおばちゃんの強さやからね。

最後のゲーンズブールの展開する大団円は、 まんま浅田次郎調。
クサイけど、うまい!大衆演劇のようだ。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.44
(4pt)

手軽に読める

作者の著作を初めて読みましたが、手軽に読めてスピード感があり楽しめました。
大阪の方が読まれるといっそう面白いでしょうね。

鳥居くんは、鳥居強右衛門の子孫なのかな?
旭は、秀吉の妹で家康の正室の朝日(旭)姫?
島くんは、島左近かな?
あとはみんなわかるよね♪
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.43
(5pt)

セーラー服は真田の赤備え

男子中学生の大輔がセーラー服で登校することより、大輔は性同一性障害かという議論もあるが、大輔は自分のことを「ぼく」と呼んでいて、性同一性障害にしては、ややおかしい。
しかし、大輔が真田である事を考えると、筆者の意図がわかる。

つまり、
セーラー服=女子の服=赤色の服=真田の赤備え、
という図式。
すなわち、大輔君が学校にセーラー服で登校していく姿は、真田隊が大阪夏の陣で、赤備えで徳川本陣へと突っ込んでいく姿に重なる次第である。

プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.42
(4pt)

手軽に読める

作者の著作を初めて読みましたが、手軽に読めてスピード感があり楽しめました。
大阪の方が読まれるといっそう面白いでしょうね。

鳥居くんは、鳥居強右衛門の子孫なのかな?
旭は、秀吉の妹で家康の正室の朝日(旭)姫?
島くんは、島左近かな?
あとはみんなわかるよね♪
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.41
(5pt)

セーラー服は真田の赤備え

男子中学生の大輔がセーラー服で登校することより、大輔は性同一性障害かという議論もあるが、大輔は自分のことを「ぼく」と呼んでいて、性同一性障害にしては、ややおかしい。
しかし、大輔が真田である事を考えると、筆者の意図がわかる。

つまり、
セーラー服=女子の服=赤色の服=真田の赤備え、
という図式。
すなわち、大輔君が学校にセーラー服で登校していく姿は、真田隊が大阪夏の陣で、赤備えで徳川本陣へと突っ込んでいく姿に重なる次第である。

プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.40
(5pt)

父親とゆっくり歩いてみたくなる本です

これは現実?空想?自分のいる世界が実は架空の世界なんじゃないか?本の中の世界が現実なんじゃなか?と感じるほどのめり込んでしまう魅力的な本です。
万城目作品の登場人物はいつも多彩ですが、「こんなのありえない!」と突っ込みつつも、実はどこか自分にも思い当たるふしがあるから、本の世界に入り込めるのでしょうね。
大阪で生まれ、京都の大学に通う万城目氏と同じような道を毎日通っているはずなのに、自分にはこのような発想がありません。同じものを見ていたとしても、人とは違うような観点から見つめ、それをアウトプットできる能力に脱帽です。
父親と一時間、二時間かけてゆっくりと歩いてみたくなる・・・うーん、やっぱり恥ずかしいかな?会話がなくても、まぁいいか。
お勧めです。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.39
(5pt)

父親とゆっくり歩いてみたくなる本です

これは現実?空想?自分のいる世界が実は架空の世界なんじゃないか?本の中の世界が現実なんじゃなか?と感じるほどのめり込んでしまう魅力的な本です。
万城目作品の登場人物はいつも多彩ですが、「こんなのありえない!」と突っ込みつつも、実はどこか自分にも思い当たるふしがあるから、本の世界に入り込めるのでしょうね。
大阪で生まれ、京都の大学に通う万城目氏と同じような道を毎日通っているはずなのに、自分にはこのような発想がありません。同じものを見ていたとしても、人とは違うような観点から見つめ、それをアウトプットできる能力に脱帽です。
父親と一時間、二時間かけてゆっくりと歩いてみたくなる・・・うーん、やっぱり恥ずかしいかな?会話がなくても、まぁいいか。
お勧めです。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.38
(5pt)

期待通り、面白い!

前作は京都、この作品は大阪。それぞれに古都を舞台とした奇想天外物語。私としてはこっちの方が面白く感じました。少し前まで、10年ほど大阪に住んでいたからそう感じるのかもしれません。
大阪を知らない人は、大阪の地図を片手に、またWEBサイトで空堀商店街のイメージを掴んでおくと、雰囲気が分かるのではないでしょうか。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.37
(5pt)

期待通り、面白い!

前作は京都、この作品は大阪。それぞれに古都を舞台とした奇想天外物語。私としてはこっちの方が面白く感じました。少し前まで、10年ほど大阪に住んでいたからそう感じるのかもしれません。
大阪を知らない人は、大阪の地図を片手に、またWEBサイトで空堀商店街のイメージを掴んでおくと、雰囲気が分かるのではないでしょうか。
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416327880X
No.36
(4pt)

大阪の男たちが守る熱い絆の物語

ウソと歴史を上手に織り交ぜた万城目ワールドの奇想天外さは健在。

よくしゃべり、いつも冗談ばかり言っているように思われる大阪の人たち。
実は普段は口に出せない大きな大きな秘密をもっていて、それをカムフラージュしたいから・・・
そう考えるとこの物語の舞台は大阪以外には考えられない(笑)

私が本気で吹き出してしまった「大阪国内閣総理大臣」という単語が出てきて、話がどんどんおかしい方向へ行くまでが長すぎる。
会計検査院の仕事風景とか、前半の長さは余計でしょ。大阪国の歴史と法律の件も解説じみていて冗長すぎる点は残念。

が、ありえない・ばかばかしい設定の中にも男が男として守らればならないもの、父と息子の強い強い絆・・・それを思うと熱いものがこみ上げてきます。
地域とか家族とか、時代が進むごとに失われつつ絆の大切さを再認識。
まさか万城目作品でこういう気持ちでいっぱいになれるとはっ!!

最後の最後の大阪女の懐の深さと強さに感服。やっぱ大阪のおばちゃんはサイコー(^o^)/
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4167788020
No.35
(4pt)

大阪の男たちが守る熱い絆の物語

ウソと歴史を上手に織り交ぜた万城目ワールドの奇想天外さは健在。

よくしゃべり、いつも冗談ばかり言っているように思われる大阪の人たち。
実は普段は口に出せない大きな大きな秘密をもっていて、それをカムフラージュしたいから・・・
そう考えるとこの物語の舞台は大阪以外には考えられない(笑)

私が本気で吹き出してしまった「大阪国内閣総理大臣」という単語が出てきて、話がどんどんおかしい方向へ行くまでが長すぎる。
会計検査院の仕事風景とか、前半の長さは余計でしょ。大阪国の歴史と法律の件も解説じみていて冗長すぎる点は残念。

が、ありえない・ばかばかしい設定の中にも男が男として守らればならないもの、父と息子の強い強い絆・・・それを思うと熱いものがこみ上げてきます。
地域とか家族とか、時代が進むごとに失われつつ絆の大切さを再認識。
まさか万城目作品でこういう気持ちでいっぱいになれるとはっ!!

最後の最後の大阪女の懐の深さと強さに感服。やっぱ大阪のおばちゃんはサイコー(^o^)/
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.34
(5pt)

ついつい信じちゃう

大阪国って本当にあるんじゃないの!?って信じてしまいそうだし、信じたい!特に大阪国のルールが何か大阪っぽい人情溢れる方法で家族って良いと感じました。大人になると自分のオヤジと2人っきりで話すことなんてないですからね…
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.33
(5pt)

ついつい信じちゃう

大阪国って本当にあるんじゃないの!?って信じてしまいそうだし、信じたい!特に大阪国のルールが何か大阪っぽい人情溢れる方法で家族って良いと感じました。大人になると自分のオヤジと2人っきりで話すことなんてないですからね…
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.32
(5pt)

明日、空堀商店街に行ってみよう

京都・奈良に続く著者の伝奇(!?)小説の舞台は大阪 。大阪という街が持つ歴史的背景を縦糸に、周囲との関係に悩む主人公的な少年(少女)と周りの友人・大人の繋がりを横糸に、荒唐無稽な「大阪の公然の秘密」を書き綴っていきます。
私自身、幼い頃から本作の舞台・空堀商店街とその周辺の雰囲気に馴染んできたこともあってか、読み進める内に、嘗て自分自身が経験したか、のような既視感を感じてしまいました。『鴨川〜』や『鹿男〜』の舞台ほどメジャーではないですが、この小説の舞台を読後、廻って見ることをお薦めします。
『坂を抱いている』商店街や路地(ろじではなく「ろうじ」)を造る長屋達、そして「女の子になりたい」と少年が願掛けをした榎木の巳(みい)さんの祠まで。実際に歩いた上で、改めてこの小説を紐解けば、より愉しめると思います(すみません、思いっきり私情一杯のレヴューになってしまいました)。
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4167788020
No.31
(5pt)

明日、空堀商店街に行ってみよう

京都・奈良に続く著者の伝奇(!?)小説の舞台は大阪 。大阪という街が持つ歴史的背景を縦糸に、周囲との関係に悩む主人公的な少年(少女)と周りの友人・大人の繋がりを横糸に、荒唐無稽な「大阪の公然の秘密」を書き綴っていきます。
私自身、幼い頃から本作の舞台・空堀商店街とその周辺の雰囲気に馴染んできたこともあってか、読み進める内に、嘗て自分自身が経験したか、のような既視感を感じてしまいました。『鴨川〜』や『鹿男〜』の舞台ほどメジャーではないですが、この小説の舞台を読後、廻って見ることをお薦めします。
『坂を抱いている』商店街や路地(ろじではなく「ろうじ」)を造る長屋達、そして「女の子になりたい」と少年が願掛けをした榎木の巳(みい)さんの祠まで。実際に歩いた上で、改めてこの小説を紐解けば、より愉しめると思います(すみません、思いっきり私情一杯のレヴューになってしまいました)。
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416327880X
No.30
(5pt)

はらはらドキドキ

いかにもありそうで、よく考えればありえない物語。
ひさびさに、こころ躍らせて、一日で一気に小説を読み切りました。
会計検査院や大阪の歴史も少し勉強できました。
空堀商店街周辺を散策してみたくなりました。

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4167788020
No.29
(5pt)

はらはらドキドキ

いかにもありそうで、よく考えればありえない物語。
ひさびさに、こころ躍らせて、一日で一気に小説を読み切りました。
会計検査院や大阪の歴史も少し勉強できました。
空堀商店街周辺を散策してみたくなりました。

プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.28
(4pt)

お好み焼きが食べたいーーーーっ

万城目さんの小説では、何気ない日常の中に、実は大きな仕掛けが隠されており、歴史の陰で連綿と受け継がれている。それは、ホルモーというオニを鎮める儀式であったり、サンカクを用いた大ナマズを鎮める儀式であったり。仕掛けに支障が出るとおそらく日常生活もままならなくなるような、ばかばかしく見えるんだけれども実は偉大で壮大な仕掛けである。
三都物語勢揃いの大阪を舞台にしたこの物語では、仕掛けが大掛かり過ぎるのか、全体像が見えてくるまでに時間がかかる。主人公に対する暴力の描写も胸が痛い。しかし、三章以降、仕掛けが見えてき始めてから、俄然、面白くなる。そこからは本を置くことが難しくなった。
名前のことはほかのレビュアーさん達も書いているが、当人たちの知らぬ間に、歴史が繰り返されようとしている。そういう物語である。
たとえ名前の由来にぴんと来なくても、主人公大輔の父親の真田幸一のお好み焼き職人としての朴訥とした誠実さ、鬼の松平と異名をとる副長の容赦のない公正さなど、中年男性らの魅力が褪せることはない。両雄引けを取らぬいい男である。そして、女性たちは実に懐深く、大物である。
派手な演出があるわけでもないけれど、何かが大きく変化したわけでもないけれど、やっぱり奇想天外なんだよなぁ。じっくりと味わうような、静かな余韻が残る。
父から息子へ、母から娘へ。数百年間、受け継がれたのは、仕掛けの秘密ではない。秘密に託された気持ちである。その点、親の老いを感じ始めた世代にこそ、お勧めしたい。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.27
(3pt)

いつもの「あったらいいな」の魅力が…

本屋さんで好きな作家の新刊を見つけたときの喜びはたまりません。またその本が分厚いと、うれしさ倍増です。ただし今回はちょっと期待を裏切られてしまいました。他の方も書いておられますが、自分もこれまでの作品のようなグイグイと読者を惹きつける魅力があまり感じられませんでした。話のスケールが大きくなったからか、細かい設定に気を遣いすぎなのか、はっきり言ってテンポが良くありません。
そしてこの作者の最大の魅力とも言えるファンタジーの要素ですが、「京の町にオニがいたら…」「鹿がしゃべったら…」という、もしかしたら本当にあるかも、あったらいいな、と楽しい気分にさせてくれるところが少なかったです。自分が大阪城に向かうところを想像してみても、いまいち感情移入できません。なんだか悪いことばかり書いてしまいましたが、また次の新刊を楽しみに待ちたいと思います。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020