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空の中
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空の中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 101~111 6/6ページ
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凄い作品だと思います。 だまされたと思ってたくさんの人に読んで欲しい。 文章、特に登場人物達の会話の作り方のレベルが相当高い。 言葉に対する技術とセンスがあるからできることだと思います。 また、主人公をはじめ、登場人物の心の動きがとても丹念に書かれていて、 かつ無駄がない。一気に読めるし、読んだ後の余韻もとても爽やかな一冊です。 同じ著者の、最近話題になってる「図書館」シリーズからこの作品を知りましたが、 時間も忘れて一気に読んじゃいました。 個人的には他の作品も含めた作者の著書の中で一番好きです。 題材からしてSFモノですが、その一言で片付けず、多くの人にぜひ読んで欲しい作品。 ハードカバーですが、物語に引き込まれてすぐに読めると思いますよ。 気持ちのいい読後感を味わいたい人にお勧めの一冊です! | ||||
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まったき一なるものの平安と幸福。万能感に満ちた世界。それは、幼い子どもの世界に似ている。 人と出合った人ではないものは、人と対話し、自我に目覚める。 物語は、人と人ではないもの、の対立と、人ではないもの内部での対立が、同時平行する。 そして、人と人、人の内部での自分との対決。 子どもが暴走したとき、それを引き止める。それも先行く大人の仕事なのだろう。 あやまつことは、誰にでも、いつまでもあるから。 誤るからこそ、その分、大人は子どもに、折れる時を、教えてやったり、与えてやることができるかもしれない。 誤ることと謝ること。亀の甲よりも年の功がものを言う、大人の魅力が際立つ小説。 すっきりと晴れた青空のような読後感。 | ||||
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読み終わった後、ぼけっとなります。 まず一文目から物語に引き込まれる!一気に読んでしまいました。 SF(なのかな?)は初めて読みましたが、意外とすんなり入ることができました。柔軟な文章がいい! 個人的にはディックサイドの話が好きです。 | ||||
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文体と構成とキャラクター。どれもいい。 作者は非常に「小説」を書く力のある方だと思う。登場人物全員(怪獣?のディックやフェイクも含んで)が、主人公にもなれるほどの書き方でありながら、キャラクターだけで読ませる小説ではないところもいい。 怪獣ものということですが、特に悲壮感はなく、知能の高い、けれども人間と同じ概念を持たない生物との会話が面白く、同じ概念を持つはずの人間同士の会話もまた面白い。 そして何より、作者の書く物語は切なくも温かい。決して見かけの温かさではなく。 物語全体に流れる空気は綺麗だけれども、ただ綺麗なだけでもない。 何と言おうか、なんだかとても、「人間」なのである。 SFとか怪獣ものとか自衛隊とか、読んだことがなくてもすんなり入っていけるんじゃないか、と思えるのは、そういう部分がメインだからなのではないだろうか。 登場する男性キャラクターが皆、色んなかっこ良さで描かれているのははご愛嬌。 | ||||
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ラピュタとガメラとプテラノドンが好きだという作者が書いた初のハードカバー本。 高度2万メートルで起こる二度に渡る航空機事故。 その事故で自衛隊のパイロットである父を亡くした少年瞬は、海でクラゲのような生物を拾い、その生物と交流を始める。 面白かったです。 少年と並んで、事故に遭ったときの飛行に同行し、危うく助かった光稀も一方の主人公です。 どちらの思いもとても丁寧に描かれています。 事故の原因を知って、それをぶつけられた『フェイク』の戸惑いが切ないです。 | ||||
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電撃文庫初のハードカバーということで、若干躊躇しましたが、作者の前作「塩の街」が好きだったので、購入しました。結論、買ってよかった。 空の中に何かいる。不可思議な航空事故を調査していく過程で判明していく事実。それとは無関係に思えるのどかな場所で子供が拾ったもの。それぞれの場所にいる無関係な人間達がリンクしていくとき、これまで人類に知られていなかった存在が歴史の表舞台に出てくる… 綿密な取材に基づくリアリティとファンタジーの融合。同じ事件を見つめる子供と大人の立場の衝突。親子で読めば、それぞれの見方ができそうな物語です。 | ||||
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出だしのスピード感からしてウルトラQを思わされる。突然起きる不測の事故。そこに潜むなぞを、執念で追う第一発見者。一見関係なさそうな田舎町の暮らしに、事件の鍵が落ちる。親子の情愛が絡み、軽妙で洒脱な会話が織り込まれる。 初期のウルトラシリーズ、特に正義のヒーローが出てこないウルトラQの空気に非常に似ている。空を飛ぶメカニズムが少々乱暴だが、全体としてとても楽しい。鉄人を操る正太郎くんのような感覚も味わえる。 今までなかったタイプのエンターテイメントではないだろうか。 | ||||
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内容を簡潔に言うと、怪獣もので青春もの、ついでに自衛隊。 怪獣がいる世界をリアルに描いています。一応SF的な解説があるが、結局怪獣がどうしてそこにあるかについては明確な説明がありません。 怪獣はただそこにいるのであって、作者自体が対談などで述べているように、「怪獣がいる世界」を描いた平成ガメラシリーズの影響が見られます。 読者に「そうか怪獣がいるのか」と思わせる力量は見事だと思います。 大人と子供の二組の主人公がいるため、職業ものと青春ものを同時に楽しめる点がお得だと思います。 大人がきちんと大人であり、自らのつとめを果たし、子供を導くという点で、非電撃系的な要素が強いといえますし、その点に好感を持ちました。 そのことがハードカバー、挿絵無しという本の形式にあらわれているのではないかと思います。 | ||||
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簡単に感想を言うと、前半は盛り上がり、後半は少しダレ、最後はきれいにまとまった。 きっちりページ数の半分くらいで、ピタッと盛り上がらなくなります。それまでページをどんどんめくれていたのですが、そこから少し読むペースが落ちました。つまり、あまり興味深くないと。しかし、そこはじっくり読ませてもらい、最後のきれいな展開にも一味出しています。 前作同様、設定はなかなかいい感じがします。それでもやはり、人物描写は雑かなとも思います。今回はキャラクターの位置はしっかりしていたので、そこはプラスでしょう。 メディアワークスのハードカバーということに、違和感はありませんでした。それにハードカバーで、この厚さでこの値段は意外に安めかもしれません。 僕個人の主観で、前作「塩の街」より非常によくできた作品だと思っています。 | ||||
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簡単に感想を言うと、前半は盛り上がり、後半は少しダレ、最後はきれいにまとまった。 きっちりページ数の半分くらいで、ピタッと盛り上がらなくなります。それまでページをどんどんめくれていたのですが、そこから少し読むペースが落ちました。つまり、あまり興味深くないと。しかし、そこはじっくり読ませてもらい、最後のきれいな展開にも一味出しています。 前作同様、設定はなかなかいい感じがします。それでもやはり、人物描写は雑かなとも思います。今回はキャラクターの位置はしっかりしていたので、そこはプラスでしょう。 メディアワークスのハードカバーということに、違和感はありませんでした。それにハードカバーで、この厚さでこの値段は意外に安めかもしれません。 僕個人の主観で、前作「塩の街」より非常によくできた作品だと思っています。 | ||||
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電撃大賞にてデビュー後、第2作目でハードカバーの作品っていうのは面白いと思いました。内容はやはりライトノベルな感じですが、結構幅広な年代の人が読める作品だと思います。買って損はしない作品かと。 | ||||
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