図書館戦争

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

図書館戦争の評価:

3.60/5点 レビュー 291件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.60pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全405件 321〜340 17/21ページ
No.85
(5pt)

読後感の爽快さが最高!!

今まで読んだ本の中でも、最高に好きなもののひとつになりました。
ラブコメ要素も可愛いし、なにより「ありえない!」という設定を、
こんなにもみっちり、しっかり調べて
「ありそう」な世界観に仕立て上げる腕前は「さすが!」ってかんじです〜。。
そして、読み終わったあとのさわやかさったらほかに無いっ。
有川わーるどの最高峰。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.84
(5pt)

決して本>人間なんかじゃありません

本>人間という考え方が理解できないと批判する方がいらっしゃいますがそんな事はありません。
そもそも最初に武力行使をしてきたのはメディア良化委員会側です。
図書館員は無抵抗だった為に人間にも本にも甚大な被害が出ました。
警察もメディア良化委員会側の味方なのでいくら通報しても助けになんて来てくれません。
それで仕方なく武装する事になったのです。
シリーズが進むにつれてこれで正しかったのかと苦悩する場面もありますし、最終的には一応の決着も着きます。

国民が危機感を抱いていない事ですが、国の法律に飼い慣らされているからです。
全ての国民が本などを読む訳ではありませんからメディア良化法の異常さを理解していません。
メディアが積極的に報道しなかったのも一因です。
完全に対岸の火事状態で本などが高くなったなぐらいの認識でしかありません。
もちろん図書館で検閲にあったら怖いなとは思っていますが、 日常的にあるものではありませんし、図書館外での戦闘は禁止されていますから図書館に近づかなければ被害はありません。
これこそ現代に起こりうる大問題で、無関心さがいかに恐ろしいかがよくわかります。

活字の本の規制が特に厳しいのは規制しやすいからです。
文字データを取り込んで規制ワードを検索するだけですからね。
田舎の書店にまで検閲しに行くのは出版前から規制できないからです。
一応出版自体は規制していないので表現の自由は守られているというメディア良化委員会側の苦しい理屈です。
出版後に検閲で没収されるのでどうしても値段が高くなるみたいです。
収入がないと出版社が潰れてしまいますからね。

この事が引っかかって読まないのは凄くもったいないですよ。

追記
郁、篤さん呼びの何が悪いのでしょうか?
上司と部下で年の差カップルですよ?常識では?
頭ポンポンも年上彼氏物では定番ですよね。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.83
(4pt)

『月9連ドラ風で一発GO!』

作者のあとがきにある、
『月9連ドラ風で一発GO!』
というコンセプト通りの作品に仕上がっています。

まず、「図書館」という言葉のもつ真面目で堅苦しいイメージを残しつつポップなノリに仕上がっていること。
そして、全体的にとってもライトで読みやすいこと。
これはもう、作者の画力がすごいってことだと思うんです。

時は地球のパラレルワールドのような近未来。
メディアへの侵食度が権力と武力によって肯定される風潮から、「メディアの自由」を守るため、図書館は自主武装組織を持っています。

そこに入隊した主人公の笠原郁さんは長身でスポーツ万能。
高校のときに本屋で助けられた「王子様」に憧れて、思わず入隊。
厳しい訓練を突破していきます。
そして、女性としては初めての特殊部隊入り。
そこに、メディア良化委員会との戦争めいたものに巻き込まれ、人質にとられた郁。
憧れの教官、堂上との行く末と郁の運命やいかに?

といった感じの、本当にドラマのような小説。
ページをめくる手も軽く、話もどんどんと進行していきます。

本が重いのがタマにキズ。
文庫化して欲しいシリーズの1作目です!
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.82
(3pt)

なんでハードカバーなの?

この作品、何でハードカバーなんでしょうね…。無駄に高いです。ライトノベルなら、それらしく文庫で出して下さいよ〜。私はマンガ版(弓きいろ・作画)から入ったので、余計にそう思います。普段は女性向けライトノベル(ビーン〇とかコバ〇ト)と、マンガしか読まないので、正直イラストの無い本は辛いです。なので、その辺はマンガからイメージを補完しました。原作ファンの方々にとって、マンガ版は賛否両論ですけどね…。全体のお話は面白いと思いますが、女性読者には戦闘シーンは重た過ぎですし、男性読者には恋愛要素が多過ぎで、果たしてどの層をターゲットにしているのか解りません。続きが気になる所ではありますが、あと1680円×3冊も掛かるのはなぁ…痛い、痛すぎる。図書館では、市内の蔵書全て貸し出し中で、まだまだ人気は衰えていない様です。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.81
(1pt)

図書館は知の聖地であり、知の象徴です。

図書館は、本好きな人にとっての知の聖地であり『知の象徴』です。
知力でなくて、武力で解決しようとする『戦争』とは、本来は相容れないものです。
そういったものをあえて結合させるなら、作家の力量が問われる部分ですが、
作家が整合性をつけることに関して投げやりなのか、うやむやな感じがみられます。

本が好きな私ですが、たとえ本が狩られる時代になっても、
それを力と力を衝突させてまで守って欲しいとは思いません。
知の本来の姿とかけ離れているからです。
著者は、人知というものの本来の姿、そして知の本当の力を知らない、
もしくは信じていないのだと思いました。
(人知の本来の姿は『白バラは散らず』などを参考にしていください)


タイトルを最初に見た時は、戦争に対するシニカルなコメディか
知力と武力の衝突を書いたものだと思いましたが、違いました。
戦争的背景は、上官と部下の関係を引き立てるための単なる舞台背景です。
そして著者の妄想を、そのまんま投影させたようなお話で、読んでいて少し恥ずかしいです。
主人公が上官に叱られるパターンも、ある種のプレイみたいで
どうしても生理的な部分での気持ちの悪さが拭えませんでした。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.80
(2pt)

テーマについて疑問が

話題のベストセラーでユニークな題材ということで読んでみました。

小説の部分については、ここでも指摘されてるようにタッチや構成が漫画的だとか
いろいろ拙く感じる点もありますが、まあ読めると思いました。
ライトノベルというのはこういうものなのでしょう。
でも、自分には、やたら騒がしい主人公が全然魅力的に感じなかったので、楽しめはしませんでした。

また、この作品の根本テーマに関わることで、「図書館の自由」と、
この作品で「メディア良化法」として謳われている公序良俗の維持・人権保護などとは、
武闘までして雌雄を決しなければならないことなのか、
実際はもっと高いレベルでは同じことの違った側面なのではないか? 
という気がしました。

そういう意味ではこのシリーズの結末は気にはなりますが、
続編を読もうという気を起こさせる程の作品ではありませんでした。

つけたし。
この話のメイントリック?で、衝撃的な出会いをして、たった数年しかたってないのに、
その人物が誰だったか分からなくなってたなんて、ありうるかな?
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.79
(4pt)

恋愛ものとしては

本編は全て読みました。
職業+ラブストーリーとしては☆5つです。
でも肝心の図書館+戦争としては、☆2つ。
間をとって4つです。

以下感想。
図書館と戦闘を絡めた内容はユニークでおもしろく、キャラ達もベタを踏襲しつつ、爽やかに描かれているので気持ちよく読めました。

ただ他の方も言われていましたが、後半は完全に主人公の恋愛にストーリーがシフト。
せっかくの設定が霞んでしまった感があります。最終的には、図書館も法律も、主人公たちの恋と青春を彩るスパイスになってしまったような…。

危険な職業につく若者の恋愛を描くなら、なにも図書館をつかわず、実在の組織を舞台にすればよかったのでは…?
などと思ってしまいました。
(事実、同じ著者の「クジラの彼」は、自衛隊が舞台のラブストーリーですが、とてもおもしろかったので。)
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.78
(2pt)

もったいない

すでに何度となく言われていることですが好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。ハードカバーだとライトノベル印象が薄れやすいので余計にそうなのではないでしょうか。
ラブコメ、キャラのかけあい重視で読むものなら楽しめると思います。
しかし舞台設定などはつっこみどころ満載です。
重いテーマの割にスケールが小さく、図書館内ですべてが完結。社会性は皆無です。メディア良化法が社会や文化にもたらす影響、言論の自由の危機と重要性、などと掘り下げを期待すると脱力してしまうでしょう。
ヘリや武器の説明などミリタリー系は得意だという自信が書き手にあるのだろうなと思いましたが、正直いらん説明が多いような気もしました。
ミリタリー系が好きな人はそっちメインの作品を読むでしょうし、そうした読者からすればこちらの描写はぬるいと感じられるでしょう。
ラブコメを期待して読んだ方はミリタリー系要素をはたして喜ぶのでしょうか。どのあたりの読み手にむけて書いているのかいまいちわかりませんでした。
テーマなども作者の言いたいことはわかるけど、ややくどくて押しつけがましいように思いました。キャラの独白というよりは作者の説教?と思えるような箇所もいくつかありました。大人大人と連呼するわりにキャラが子供っぽいです。
かけあいにしてもいかにも典型的なライトノベルで最初は楽しいのですが、ワンパターンでテンションの高さにだんだん飽きてきてしまうところもありました。
こてこてのラブコメなのに重いテーマを無理やり飲み込もうとしているから摩擦が生じているように思いました。
ただ、言論や図書館について考える「とっかかり」のようなものになるのではないでしょうか。入門編、あくまでラブコメ、ハードカバー装丁のライトノベル、少女マンガであると念頭において読むと有意義だと思います。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.77
(1pt)

メディアワークスも終わり

はっきり言って、こんなしょうもない作品を生み出す作家を(前作もクソでした)電撃大賞に選ぶとは、ここはもう出版に関わらない方が良いんじゃないのか?
「めでぃありょうかほう」なるものでまずこの作品を取り締まってくれ(笑)
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.76
(4pt)

自由な読書ができる幸せを感じます

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる
「メディア良化法」(実質上の検閲の合法化)が成立・施行された
架空の2019年の現代日本が舞台。

強権的かつ超法規的な「メディア良化委員会」と
その実行組織「良化特務機関」の言論弾圧に
唯一対抗できる存在が図書館。

不当な検閲から図書館の自由と本を守る為、
図書館は武装し、図書隊を組織して、
良化特務機関との永きに渡る抗争を続けている。

そんな図書館抗争と図書隊員たちの日常が、
ヒロインの成長や、周りの人物・環境を元にした
エピソードをメインに描かれています。

知らないうちに通っている法案がたくさんある現代において、
《もしかしたらこんな世界になることも…?》と思ってしまうのが悲しい・・・

自由に好きな本をたくさん読むことのできる幸せを
かみしめながら読みました。

けっこう分厚い本ですが、読みやすくってすぐに読み終わっちゃいました☆

図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.75
(4pt)

読みやすいです。

アニメの方を先に見てから、原作のほうを読んだのですが、原作とアニメの双方の持つ印象がまったく同じでアニメファンの方にも読んでいて楽しめる内容だと思いました。
一見すると分厚い本ですが、さくさくと読み進められ楽しめると思います。

また、アニメ化されなかったエピソードもあり、「図書館戦争」の世界にどっぷりとつかりたい方はシリーズを読破されてはいかがでしょうか?
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.74
(2pt)

図書館向け図書

人気ラノベという事への興味からまずアニメを見ましたが、かなり疑問を感じました。しかしながら原作を読まずしてこの作品の評価は出来ないかなと思いながらも、試しに読んでみるにはちょっと躊躇するお値段。だが、ようやっと機会に恵まれ本書を読了するに至りました。

アニメでは続編も含まれているようですが、とりあえず本書のみに対して感じたのは、まだ恋すら始まっていない物語だと言う事です。試しに各主要メンバーの性別を別なものにしたとしても、物語としては成り立つと思ってしまう。王子様・堂上が女でも、もしくは笠原郁が男でも、つまりあの二人が同性でも全然構わない。
考えるに、ここでの性別は記号であり、そこに内在するロマンスは恐らく読者の妄想に委ねてしまっているのだろうと。つまり本書を楽しめるかどうかは、その妄想を純化できるかにかかっており、ここにある設定等のノイズに気を囚われてしまう人には合わないと思います。

実のところページ数的にはこの物語におけるロマンス分は他のミニタリー部分や設定、思想部分に比べて圧倒的に少ない。にもかかわらず多くの人がロマンスに注目するのは、図書隊という緊張感があり、上下関係があり(内在する軋轢を含む)、そして適度に安全であるという設定が大いに寄与していると考えられます。
【緊張感・上下関係】→これは今人気の『スキップビート』と似た構造を持っているとも思います。面白い事に『スキップビート』の主人公もアニメまでのエピソードだけで言えば恋すら始まっていない。あちらは変なノイズに悩まさせられる事が無かったので純粋に楽しめましたが。
【適度に安全】→もし本当に生死を分ける戦争をしていたならこの雰囲気は醸し出せないという事です。

私が思うに、この本はまさに図書館でかりて読むべき本なのでしょう。そう考えるとハードカバーである事とこの装丁デザインも納得です。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.73
(5pt)

ツボに入れば

今更ながらハマりました。

出たころは、ハードカバーであの表紙、タイトル、にそうは惹かれなかったのですが。
ベタな、甘い系のライトノベルだとは思えないじゃありませんか。あの装丁は。
でもそういうのが好きな人には最適だと思います。

軍隊モノっぽかったり、少し小難しい箇所(そしてその部分は他のレビュアーさん達がおっしゃるように穴だらけですが)もありますが、軽く恋愛ものとして楽しめました。

ありえない設定、というのは前提です。
こんな世の中になってもらっても困りますし。

だけど、この内容でハードカバー、あのお値段というのはいかがなものか、とは思いますが。
結構学生さんには辛いのでは。やはり図書館で借りろと?
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.72
(1pt)

【焚書対象認定(笑)】 驚異の駄作

絶賛する書評が多いが、正気を疑う。
なぜこれが売れているのか、
また高い評価を受けているのか、全然分からない。
一般紙にしつこく掲載される宣伝が奏功しているのか?
それとも、アニメ化の影響?
とにかく「浅い」、ストーリーにもヒネリも工夫もなく、つまらない。
続刊も多く出ているが、読むだけ時間の無駄だと思う。
結論:【焚書対象認定】出版社の宣伝に踊らされないよう気をつけましょう(笑)
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.71
(2pt)

ハードカバー出版でラノベの裾野を広げた・・・か?

現実世界の上に仮想の世界観を描く娯楽作品,となると思い出されるのが万城目学「鴨川ホルモー」ですが,ホルモーの世界観がそれほど違和感を感じなかったのと比べると,こちらはちょっと行き過ぎ。

いくら空想世界でも市街地で死者が出るほどの銃撃戦を繰り広げられたら住民としてはたまらないし,「気分だ」という理由で奥多摩でアドベンチャーレースまがいの野外行軍訓練をするのも理解に苦しむ。

「検閲勢力から読書の自由を守る戦い」がメインであれば,必ずしも戦争ごっこをさせる必要は無い。訓練の記述に妙にリアリティを追求しているのも,著者の個人的に趣味でこの世界に引き込みたいから,と勘ぐらずには居られない。

その部分さえ目をつぶれば,キャラがうまく立っていることもありスイスイ読めます。読んでいて吹き出したこと多数。ていうか,ライトノベルなんだからその部分がこの作品の生命線なのか。漫画と割り切って読むのが吉でしょう。

図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.70
(4pt)

図書館が自ら防衛隊を構成して国家と戦うという架空のストーリ

メディア良化法という人権侵害も甚だしい法律に対抗すべく、図書館が自ら防衛隊を構成して国家と戦うという架空のストーリだが、妙にリアリティがあっておもしろかった。特に人物描写が細かくキャラクターの個性がしっかりと表現されていたので読みやすかった。ただ、法律や人物描写がいい分、発生した事件については内容が薄く、個人的にはちょっと物足りなかった。

図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.69
(4pt)

他の方の意見にちょっと補足

何人かの方が「月9ドラマ」「恋愛ドラマ」「少女漫画」という表現を使っていらっしゃいますが、全巻通して読み、かつ作者後書を読んだ上で補足させていただきますと…

作者自身が「連ドラっぽい」を目指して書かれているようです。
なので「月9ドラマ」「恋愛ドラマ」「少女漫画」っぽい事を納得済であれば普通に面白いと思います。

私自身は特に「月9」的な感想はもちませんでしたが…

図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.68
(3pt)

発想としては面白い

強烈なネーミングの題名と立派なハードカバー、活発なメディア展開にかなり期待して読んでみたが…拍子抜けしてしまいました。
正直、戦争というくらいだから戦闘ものもしくは頭脳戦のようなものを想像していました。ところがこの本の内容は明らかに少女マンガ。(実際少女マンガにもなっていますが…)
別にそれならそれで、きちんと恋愛話を書いていただければいいのですが、少女マンガにはかなりありがちな内容であまり面白くなかったです。

一応本を守る特殊部隊の話ですから、いくらか本が狙われる場面もありますが、その場面も全く緊迫感ナシ。

設定は奇抜だしキャラクターも個性的でそこはいいですが、私は最後まで読めませんでした。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.67
(5pt)

言論の自由

自称文学少女の私は、メティア良化法なるものがある世界は、恐ろしいです。自覚がないうちに恐ろしい法案が通ってしまうということは、現実にもあり得るわけで注意しなければと思いました。郁の成長が、楽しみです。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616
No.66
(2pt)

設定の無理を補う、アイデアの素晴らしさがあれば・・・。

図書館司書の日々の奮闘を軍隊のそれに模した設定を、無理と言うか、奇抜と言うかは、読む人の自由だろう。国民の表現の自由と、図書館の自律権を侵す公権力に、「理性的な言論」という手段を飛び越えて、単純に「有形力の行使」という形で抵抗するという設定は、単純明快で、個人的には面白かった。登場人物も快活で、心理描写、言葉のやり取りには、思わずニヤリとさせられた。

しかし、それ以前に、メディア良化法の成立と、その周辺の設定には、奇抜さを通り超えた無理がある。

普通のファンタジーの場合、読者は、主人公が直面する問題に、より適切な解決方法を提案できないことが多い。例えば、冒険ファンタジーで、武器や魔法によって怪物を倒そうとする主人公に、こちらは、より強い魔法や武器を提示することはできない。多くの場合、すでに全力で戦っているか、登場人物もすでに知っているからだ。読者は、それ以上のものを覚知することができない。

ところが、本作の場合、読む者はより適切でより強力な武器を提案することができるのである。それは、『憲法』という名の武器である。図書館に限らず、国民は、銃を持たなくとも、『人権』という武器を、すでに『憲法』によって保障されているのであり、『検閲』が明文で禁止されている現憲法下では、検閲が、その下位の法律によって合法化されることはありえない(正確には、立法化されても、それが有効なまま存続することはない)。著者も、その点には無知でいられないはずであるが、にも拘らず、いや、だからこそ、その点につき、冒頭で乱暴に無視されたまま物語が進んでいくのは、物語を構築する上でやむを得ないのであろうが、それは、設定の奇抜さを超えて無理があると言わざるを得ない。

現実の『図書館の自由に関する宣言』は、憲法による保障とそこから導かれる司法による救済が背後にあるからこそ、力を持つのである。図書館の自由を守ろうという意思の表明は、そのまま憲法上の権利を守ろうとする、静かな意思の表明でもあるのだ。

『図書館の自由』に限らず、文中には、少なくない回数、『権利』や『人権』という言葉が出てくるが、冒頭で憲法の存在を無視することを暗に宣言した(実際には「違憲」という文言が出てくるが)本作では、これらの言葉にどれ程の意味があるのだろうか。

やはり、この辺のことについて、もう少し言及が欲しかった。

もっとも、現実の世界にも、憲法や司法による人権の保護が全く期待できない国が存在することに思いを致すなら、本作の設定もあながち嘘ではないことに、ふと恐怖がよぎる。

もしかすると、現実の日本も、そのような社会になるかもしれないが、それは、ここまで述べたとおり、憲法や司法など、様々なことを国民が放棄したときに初めて現れるのであり、今のところ、心配には及ばない。

本作には、このような設定上の無理も気にならない程の、アイデアの素晴らしさがあれば良かったが、残念ながら見付けられなかった。
図書館戦争 Amazon書評・レビュー: 図書館戦争より
4840233616