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図書館戦争
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図書館戦争の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 41~60 3/4ページ
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冒頭でオチが読めてしまったことがエンターテイメント小説として致命的。設定は面白いのに中身が残念な本だった。 | ||||
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この物語は行き過ぎた情報検閲をする良化委員会(一応国家組織です)とそこから図書を守る図書館隊の勧善懲悪的な話です。 なぜか目線が完全なる図書館側贔屓で、良化委員会ははなから絶対悪の位置づけになっており、まるで勝者によって記された歴史書を読んでいる気分でした。 そんな中で出てくる、図書館隊の自己陶酔しているような振る舞い・言動も鼻につき、途中で読むのをやめました。 検閲制度や、民間による戦闘も、現在の日本とほぼかわらないとされる舞台においては相当無理があるものであり、これらの設定 をすべてスルーして恋愛小説として読めるの方なら、文章自体は読みやすいので良いと思います。 | ||||
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書店で平積みになってる話題の本なので一応読んでみたけど、 あまりに酷い内容で読み切るのが苦痛だった。 軍隊組織で主人公の態度はあり得ないし それを許してる上官がいるはずがないってのは常識。 言論統制してる組織とそれに反対してる組織が戦争してたら とっくに政府とか崩壊してそうなのに他の日常生活は普通みたい。 読んでいる間、ずっと「茶番劇」という声が聞こえてきそうだった。 いったい作者は何を書きたかったのだろう。 恋愛? それも誰でも予想しそうな展開だし。 舞台設定× 軍隊ものとして× ラブコメ× いいところなし。 焚書ものなら『華氏451度』という名作があるのでぜひ読んでみて欲しい。 | ||||
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あくまでも個人の感想です。 いちいち小難しく、大した意味も無いのに、堅苦しい熟語ばかり使った遠回りな説明文に対して、チェリーボーイの妄想としか思えないような、安っぽい女性主人公のキャラに30手前で独身男性の私も閉口。ライトノベルですから、多少強引な舞台設定は当たり前だし、そこにリアリティなんてものは求めません。ありえない世界こそ読み手はわくわくすると思うので。 ただ大量に消費された古いラブコメのような人間関係の描写は、ホントにいただけないです。いくらなんでもキャラが浅い!いくらなんでも舞台との温度差がありすぎ! こうなってくると、普段はそう気にしないのに、人称が統一されない文体にもイライラしてきて途中で投げちゃう始末。。。 正直私には辛い作品でした。 | ||||
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評判がよかったので買ってはみたものの、全く自分の好みに合わず何とか我慢して読み終えたという感じです。 まず第一の苦痛はメディア良化法や図書館法とかいった架空の法律に関する説明やその他わかりづらい説明部分が多いこと。 第二の苦痛はやたら難しい説明部分とは全く正反対のドタバタヒロインによる乱暴で品のない言葉使いとドタバタ劇。 高校生くらいまでなら良いのかも知れませんが、高校生ははるか昔の自分にとってはとうてい受け入れられないタイプです。 極めつけはこのヒロインが一度会っただけの男性を「王子様」と探し求めている時点で完全に興醒めしてしまいました。 続きが何冊も出ているようですが、ヒロインの恋の行方も全く興味が持てないし、何一つ共感できる要素がなかったので、もう読まなくていいかなという感じです。 | ||||
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書籍を読む・書く自由を守るために戦う。 それは良いのですが・・・ 何故、軍隊張りの訓練と武器を使ってまで戦わねばならないのか? そんな疑問が最後までまとわりついて楽しめませんでした。。。 話題の本だったので同時刊行していた2冊共に買おうと思いましたが、1冊だけにしておいて正解でした(-.-) | ||||
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おもしろいと聞いて、文庫化を機に買ってみたが、コバルト文庫か?と思った。 初めて見たのが近所の中学校の図書室だっただけに「なるほど」という気がしないでもない。 SFものを小説として書くには読者を引き込む緻密で壮大なプロットが必要だと思う。 そういう点で作者は筆力からは到底無理なものを書いてしまったか、とも思う。 テーマの大きさの割に話が矮小だし、自衛隊や法律に詳しくなくとも至る所で違和感を感じる。 設定は面白いと思っただけにガッカリもひとしおで、全体的にとても稚拙な作品だと思った。 だが、これで賞をとってしまったというのだから驚きというか、嘆かわしいというか。 もったいない。もっと練ればよかったのに。大人が読むには辛い本だ。 話自体はドタバタラブストーリー。人気があるのはこのベタな部分ゆえだろう。 検閲や図書隊にまつわる重いテーマも実際はこの軽いベタ部分を彩る背景でしかない。 登場人物の設定や、主人公の性格(どう考えても本を読みそうにない)、 階級組織での上官への態度なども、少女マンガでの「お決まり」といった感じだ。 また、言葉の扱いが粗雑。本の大切さを語るのなら、言葉の美しさも考えてほしかった。 発売直後に2冊買って読んでしまったので、一応最後までは読んでみるつもり。 せっかくだからドカンとすごい裏切りを期待したい。 | ||||
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以前から友達に薦められていたこともあり 文庫化を機に購入。 う〜ん・・・ 正直私にはちょっと受け付けないかも。 というのも、登場人物のセリフ語尾が気になってしまい、 (小さいカタカナのァであったり、〜すぅであったり) あまり登場人物に感情移入できませんでした。 というか読み始めてから中身がライトノベルだと知って 軽く衝撃を受けてしまったこともあるのかな。 普通の小説だと思ってました; とりあえず同時に2冊購入してしまったので、 2巻でこのお話を好きになれたら良いなと思います。 | ||||
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わたしはあまり楽しめませんでした。この作者の方の癖かもしれませんが、「子供だ」とか「何もわかっていない」とか「未熟だ」等々上から目線の説教のような表現が盛り込まれていて、キャラ間のやり取りとはいえとても鼻につきます。この方の小説で是とされる価値観と自分の価値観が合わないからでしょうか。まるで自分がこき下ろされているような気分になります。ストーリーもどこかで何度も見た、物語世界にしか存在しえないキャラ、設定、心情ばかりで組み上げられており、あまりにも完成され尽くしていて感情移入する隙がありません。唯一最大の個性である表現の自由に関するテーマも、政府や特定団体が国民を危険思想に誘導しようとするような状況と戦うならともかく、差別表現や青少年への影響を懸念してのことなら多少行き過ぎがあっても軍隊を使ってまで戦うほどのことでもないような気がします。今の日本社会ベースで公的機関同士で内戦を繰り広げるだなんて・・・表現の自由の問題以前のとんでもない内患です。漢字が多くて使われる言葉も平易ではなく、読みやすいとはとても言えないのに内容はマンガ・・・。 | ||||
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有名な作品であるし、タイトルにも興味をそそられて読み出しましたが・・・。 設定は面白いと思ったのですが、全くもって受け付けませんでした。 おそらくドラマやアニメとして見るならOKなのでしょうが、この展開を小説として読む事は 出来ません。 というより、ドラマ化、アニメ化されることを前提に書いているのではないか?と思って しまいました。 ただレビューを見ると絶賛されている方も多いので、好き嫌いの分かれる作品なのでしょう。 自分は若い女性ではないので、おそらくこの本のターゲット層では無かったようです。 とりあえずハッキリしたことは、私はライトノベルの類は受け付けないということ。 今後、どんなに絶賛されている小説でも、種類がライトノベルであれば絶対に手を出さない ようにします。 | ||||
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キャラ小説としては面白かったですよ。 特に会話のテンポはさすが、という感じでしょうか。 しかし本を守るために武力を衝突させるのはいかがなものかと 図書館隊=正義と良化部隊=悪? こんな単純な問題ではないはずです。さらに世の中には焚書されても仕方ないような本もあることも事実。 問題はそれを国家が行おうとしている点であり、制度として機能してしまっている点です。 武力で本を守るのとはレベルの次元が違う気がします。武力のような低次元での決着の付け方で雌雄を決するべきものではありません。 また気になってくるのは良化部隊&良化委員会無き後の図書館部隊。 あれだけの軍事力を持ち、訓練学校まである巨大な組織が良化委員会が潰れたからといって消えるとは思えません。 おそらく存続し続けるでしょう。国の軍隊とは独立した軍事組織として。 どんな組織でも権力を持てば必ず暴走します。良化部隊がいい例です。 図書館部隊が「自由を守るため」暴走する可能性も高いはずです。宿命のライバルの消失で、ストッパーが外れ良化部隊のように自分達の意見を武力で押し通す・・・そんな事態も十分に考えられます。 著者にはそこまで含めて書いて欲しかった。図書館部隊が巨大な組織である以上良化委員会消滅後だって想定していないとおかしいですから。 | ||||
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アニメの出来が良かったので、原作も読んでみた。しかし好きな方には申し訳無いが、私は生理的に受け付けなかった。 稚拙な文章表現に、何処かで見た設定を足して薄めた様なキャラクター達。ストーリーに関しては、映像の支援を得てようやく最低限楽しめる程度のレベルのものだ。プロットも雑で、図書館という大変魅力的な施設を生かしきれておらず、代わりに作者の無駄な軍事御託だけは生き生きと表現されている。 ライトノベルが悪いとは言わないが、この作品はレベル的にはケータイ小説に近い。小説に構築の美学を求める方々には不向きだと思われる。 またアニメから入る方も、一度本屋で文章の軽さに耐えられるかを試してみる事をおすすめする。 | ||||
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会話などテンポはいいが品がない。 文章表現はうまいなと思えるところもいっぱいあったのに、「微妙に」という、プロの作家が そんな表現で逃げるかという言い回しが何十回も出てきて、文章に対する鈍感さが気になった。 それと、ヒロインの言葉遣いが汚すぎる上に精神年齢が中学生並みで、まったく共感できなかった。 本が好き? どこが? 読書してるのは高3のシーンだけでしょ。 こんな女を好きになる堂上の気が知れない。 だいたい、軍隊の中で惚れたはれたと何をチャラチャラままごとやってんだ。 彼らのやってるのは戦争ごっこ、軍隊ごっこであって、実際の戦争体験者に対して失礼だ。 大げさに事件を次々起こす割にはやっていることは幼稚でたいしたことがなくて拍子抜け。 だいたい、設定が穴だらけで政治や法律の知識がろくにない者でもおかしな点に多々気づく。 突っ込みどころ満載でとても物語の中に入ってゆけなかった。 表現の自由の侵害という大きなテーマを扱っているのに、社会も人間も全然描けていない。 ただラブコメありきの薄っぺらな内容だ。 他のレビュアーも書いていたが、図書館と軍隊はそもそも相容れないものだ。 それがわからない無神経な作者に図書館や本を愛する者の気持ちを語ってほしくない。 大人が読むにはきつい内容だった。 こんな作品が高評価を得ているのが信じられない。 | ||||
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シリーズ6冊全て購入して、何回も読み返しているので好きと言えば好きなんでしょうけど、決定的に受け付けない部分が多いです。 まず主人公が嫌い。郁も堂上もどちらも私の嫌いなタイプです。 郁は、熱血で何を言っても結局突っ走る、それで悪気がない感じ、図書館に勤めてるエリート部隊の公務員の言葉遣いではない、子供の扱いが上手いようだけど馬鹿にしてるような会話がある、170cm位で大女って言うのがムカツク等ですが、純粋で真っ直ぐな性格みたいに書かれてて違和感に感じる。 堂上教官の方も、そんな郁を叱りながらも認めてる、いち部下に対して頭ポンポンとか意味がわからないし私だったら嫌、相手や郁に対してお前って言ったり、いきなり郁って呼び捨てにするくせに自分は篤さんって、何で?と思う。 階級世界で仕事してて、上司に接する態度が完全に間違ってるし、座学で寝てて給料貰ってるとこも、不適切な利用者とはいえボコボコにしたり、骨わざと折ったりは、正直眉をひそめます。 本を焼くような国、言葉狩りするような国、そして無関心な国民、本を守るために武装した図書館というストーリーはすごく好きだけど、冷める部分が多すぎる。 アンチヒーロー系が好きな方は、イマイチな主人公かもです。 | ||||
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大体、自衛隊みたいなとこでこんなことやる訳ないじゃん。 登場キャラもバカばっかだし、どこがおもろいのかわかりまへん。 多分、作者は図書館できちんと資料集めや、勉強をした訳ではない思います。 | ||||
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図書館は、本好きな人にとっての知の聖地であり『知の象徴』です。 知力でなくて、武力で解決しようとする『戦争』とは、本来は相容れないものです。 そういったものをあえて結合させるなら、作家の力量が問われる部分ですが、 作家が整合性をつけることに関して投げやりなのか、うやむやな感じがみられます。 本が好きな私ですが、たとえ本が狩られる時代になっても、 それを力と力を衝突させてまで守って欲しいとは思いません。 知の本来の姿とかけ離れているからです。 著者は、人知というものの本来の姿、そして知の本当の力を知らない、 もしくは信じていないのだと思いました。 (人知の本来の姿は『白バラは散らず』などを参考にしていください) タイトルを最初に見た時は、戦争に対するシニカルなコメディか 知力と武力の衝突を書いたものだと思いましたが、違いました。 戦争的背景は、上官と部下の関係を引き立てるための単なる舞台背景です。 そして著者の妄想を、そのまんま投影させたようなお話で、読んでいて少し恥ずかしいです。 主人公が上官に叱られるパターンも、ある種のプレイみたいで どうしても生理的な部分での気持ちの悪さが拭えませんでした。 | ||||
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話題のベストセラーでユニークな題材ということで読んでみました。 小説の部分については、ここでも指摘されてるようにタッチや構成が漫画的だとか いろいろ拙く感じる点もありますが、まあ読めると思いました。 ライトノベルというのはこういうものなのでしょう。 でも、自分には、やたら騒がしい主人公が全然魅力的に感じなかったので、楽しめはしませんでした。 また、この作品の根本テーマに関わることで、「図書館の自由」と、 この作品で「メディア良化法」として謳われている公序良俗の維持・人権保護などとは、 武闘までして雌雄を決しなければならないことなのか、 実際はもっと高いレベルでは同じことの違った側面なのではないか? という気がしました。 そういう意味ではこのシリーズの結末は気にはなりますが、 続編を読もうという気を起こさせる程の作品ではありませんでした。 つけたし。 この話のメイントリック?で、衝撃的な出会いをして、たった数年しかたってないのに、 その人物が誰だったか分からなくなってたなんて、ありうるかな? | ||||
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すでに何度となく言われていることですが好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。ハードカバーだとライトノベル印象が薄れやすいので余計にそうなのではないでしょうか。 ラブコメ、キャラのかけあい重視で読むものなら楽しめると思います。 しかし舞台設定などはつっこみどころ満載です。 重いテーマの割にスケールが小さく、図書館内ですべてが完結。社会性は皆無です。メディア良化法が社会や文化にもたらす影響、言論の自由の危機と重要性、などと掘り下げを期待すると脱力してしまうでしょう。 ヘリや武器の説明などミリタリー系は得意だという自信が書き手にあるのだろうなと思いましたが、正直いらん説明が多いような気もしました。 ミリタリー系が好きな人はそっちメインの作品を読むでしょうし、そうした読者からすればこちらの描写はぬるいと感じられるでしょう。 ラブコメを期待して読んだ方はミリタリー系要素をはたして喜ぶのでしょうか。どのあたりの読み手にむけて書いているのかいまいちわかりませんでした。 テーマなども作者の言いたいことはわかるけど、ややくどくて押しつけがましいように思いました。キャラの独白というよりは作者の説教?と思えるような箇所もいくつかありました。大人大人と連呼するわりにキャラが子供っぽいです。 かけあいにしてもいかにも典型的なライトノベルで最初は楽しいのですが、ワンパターンでテンションの高さにだんだん飽きてきてしまうところもありました。 こてこてのラブコメなのに重いテーマを無理やり飲み込もうとしているから摩擦が生じているように思いました。 ただ、言論や図書館について考える「とっかかり」のようなものになるのではないでしょうか。入門編、あくまでラブコメ、ハードカバー装丁のライトノベル、少女マンガであると念頭において読むと有意義だと思います。 | ||||
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はっきり言って、こんなしょうもない作品を生み出す作家を(前作もクソでした)電撃大賞に選ぶとは、ここはもう出版に関わらない方が良いんじゃないのか? 「めでぃありょうかほう」なるものでまずこの作品を取り締まってくれ(笑) | ||||
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人気ラノベという事への興味からまずアニメを見ましたが、かなり疑問を感じました。しかしながら原作を読まずしてこの作品の評価は出来ないかなと思いながらも、試しに読んでみるにはちょっと躊躇するお値段。だが、ようやっと機会に恵まれ本書を読了するに至りました。 アニメでは続編も含まれているようですが、とりあえず本書のみに対して感じたのは、まだ恋すら始まっていない物語だと言う事です。試しに各主要メンバーの性別を別なものにしたとしても、物語としては成り立つと思ってしまう。王子様・堂上が女でも、もしくは笠原郁が男でも、つまりあの二人が同性でも全然構わない。 考えるに、ここでの性別は記号であり、そこに内在するロマンスは恐らく読者の妄想に委ねてしまっているのだろうと。つまり本書を楽しめるかどうかは、その妄想を純化できるかにかかっており、ここにある設定等のノイズに気を囚われてしまう人には合わないと思います。 実のところページ数的にはこの物語におけるロマンス分は他のミニタリー部分や設定、思想部分に比べて圧倒的に少ない。にもかかわらず多くの人がロマンスに注目するのは、図書隊という緊張感があり、上下関係があり(内在する軋轢を含む)、そして適度に安全であるという設定が大いに寄与していると考えられます。 【緊張感・上下関係】→これは今人気の『スキップビート』と似た構造を持っているとも思います。面白い事に『スキップビート』の主人公もアニメまでのエピソードだけで言えば恋すら始まっていない。あちらは変なノイズに悩まさせられる事が無かったので純粋に楽しめましたが。 【適度に安全】→もし本当に生死を分ける戦争をしていたならこの雰囲気は醸し出せないという事です。 私が思うに、この本はまさに図書館でかりて読むべき本なのでしょう。そう考えるとハードカバーである事とこの装丁デザインも納得です。 | ||||
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