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医学のたまご
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医学のたまごの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 41~60 3/4ページ
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YAに分類されていますが、大人も充分楽しめます。 14歳の主人公曽根崎薫の成長が頼もしい。 そして、過ちを自覚する大切さ、責任のとりかたを導く父親との、強い絆に心打たれました。 この作品を読んで、面白い!と思った中高生のみなさん、 是非他の海堂作品にも挑戦してみてください。 | ||||
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天才中学生が医学の世界で大活躍 みたいな内容かと思って購入したのですが 違いました。 等身大中学生が医学の世界で大混乱 荒唐無稽が フィクションとして成立する範囲で 上手にコントロールされ 現実から切り離されていないのには ちょっと感心しました。 読み終わってからココの書評を読んだら ほかのシリーズとリンクしてるんですね 関連書籍を読んでみよう思います。 | ||||
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本書で気に入った点は、章の冒頭にある含蓄のある言葉だ。 「道はいつも自分の目の前に広がっている」 この言葉が、物語のすべてを語っている。 薫は、自分の非を詫びることができた。 まず、その点が大きく評価できる。 同時に、たくさんの大人に囲まれながら、そして理不尽な目に遭いながらも 不屈の闘志を持って、闘う姿勢に共感した。 スーパー中学生に限らず、謝罪すること、闘うことは 生きていくうえでは必要なことである。 読後に、何かを感じないことはまずないであろう。 | ||||
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この本を読んで驚いた。 なぜならば、この本のテーマ『捏造論文を生み出す原因』はまさしく私が大学院で研究しているテーマだったから。 学術の世界に疎いひとならば、この本は白黒つけられない現実を学んだ少年の成長物語として捉えるだろう。もちろんその面も大事だ。 しかし、近年捏造論文は増加していると言う面も是非知っていて欲しい。 思い当たるだけでも東大・京大・阪大、そして韓国のES細胞を巡るハン教授の捏造。 特に黄(ハン)教授の研究は人から採取した大量の卵細胞を使用していた為、倫理的に大きな問題を孕んでいた。女性研究員の中には自ら研究のために卵細胞を提供する者もいたらしい。 そこには加熱する競争意識、研究成果へのプレッシャー、助成金、インパクトファクターの強い雑誌への投稿願望など様々な思惑が絡んでいて、一概に誰が悪いとは言えない。この作品はそんな事情も上手に描いている。 でも何より強いメッセージだったのは佐々木青年の「何の為に医学を研究するのか」という問いかけだと思う。そのことを念頭に置かずに目先の利益を追うと黄教授のようになってしまう。この物語の中で子供たちはそれぞれ成長するけど最も真摯に命に向き合っていたのは佐々木だったと思う。 この話は決して物語なんかじゃない。現実に今起こっていることだ。 この思いテーマをコミカルなタッチで、でも真正面から取り上げた著者の力量は素直にすごいと思う。 | ||||
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おもしろかったです。真実は強い。時がそれを証明します。 大人になるってなんだろう。うまくごまかして生きていくことではないことは確かです。子供たちに向かって、そういうことを言いたいんじゃないのかな、この本は。読んだあと、頭がすっきりするのはよいストーリーの特徴であると思います。「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎)を思い出しました。しかし、悪役がわかりやすいですね。実際にいるのか?こんなひと。善悪の区別がつきやすい分、子供向けなのかもしれません。 | ||||
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児童書シリーズなんだけど大人も十分堪能出来る。 医学のことなんてちんぷんかんぷんな中学1年生薫くんが東城大学医学部の研究室に参加という設定なので、医学用語に無知な子どもも大人も分かり易い医学介入で、そこに分かり易い悪者藤田教授がからむ。 生きるうえで難題を乗り越えるためのキイワード。 生きるうえで心の支えになりそうなキイワード。 よりよい明日に向けて前進させる気持ちにさせる内容。 更に桃倉さんの生き様にも読者として心揺さぶられるラストになっていて 「夢見る黄金地球儀」で危ぶまれた海堂尊をも見直す仕上がりだった。 | ||||
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文部科学省の『潜在能力試験』で全国1位になった中学生。 大人たちの思惑から大学の医学部で学ぶことになり、そこで繰り広げられるスーパー中学生医大生のコミカルで、シリアスな物語。 天才的な潜在能力があると思われた中学生が、突然、大学の医学部で学び、研究することになる。 夢のような飛び級で、中学生でもあり大学生でもある少年が主人公。 心理描写と情景描写からだろうか? 主人公の動きと心理が、読みながら、どんどん伝わってくる。 特に、目の動きや描写が、その人物の心理状態を表現しているように思える。 正義感だけでもなく、あいまいな世の中を表現され、教授の助手・桃倉さんの大人の判断も魅力的だ。 僕は、「自己犠牲って好きじゃないけど、人間にしかできない尊い精神」を学ぶこともできる。 海堂尊(かいどうたける)さんの『チーム・バチスタの栄光』も読んでみようと思う。 大学の医学部を舞台にした小説では、エリック・シーガルの『ドクターズ』(1991年)とニール・シュルマンの『ついに…僕は医者になった』(1983年)を思い出す。 特に、『ドクターズ』には、いろいろな難しい医療の課題が盛り込まれていて、読みながら思考力がジャンプしたような気がした。 この本を薬学部で学んでいる姪っ子(20歳)が高校生の頃にプレゼントしたけど、彼女は読んでいるだろうか。 彼女の父親が、内科専門医として大活躍しているのを思い出しながら、僕は読みました。 | ||||
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この物語の主人公はごく普通の中学生です。殺人も起きなければ、推理すべき点もありません。だから、ミステリーを期待して読むと、期待外れになるでしょう。でも、海堂作品ファンなら、とても楽しめる作品です。病院の患者、教授会で質問する医師、看護師、窓から見える風景(の一部)、食堂のメニューなどなど、過去の海堂作品に出てくる人・ものが、次々と登場します。過去の海堂作品を読んでいなくても本作は読めますが、すべてを読んでいれば、もっと面白く読めます。海堂作品はやはり、順番通りに読むのが一番面白いでしょう。 | ||||
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研究論文発表をめぐる、暗闘をジュビナイル小説で書く・・それがいかに難事か、ちょっと考えてみればわかります。 それを見事にやってのけた筆力には、本当に脱帽です。 他の海堂作品に登場したキャラクターも登場し、大人の読者にも充分、楽しめる内容です。 お奨め。 | ||||
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中高生向きに書かれた物語(日経メディカルの連載を単行本化)。 世界的ゲーム理論学者の息子、曾根崎薫君(中学一年生)。 普通の中学生が、医学部解剖学教室で網膜芽腫の基礎研究をすることに。 前半で登場人物像を蓄え、後半は発見、投稿、捏造疑惑…と展開。 少年が大人の世界と接し、さわやかに成長して行く。 高階先生、田口先生、如月ナース等の東城大学メンバーがチョイ役で友情出演しています。 | ||||
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医学部に限らず、大学・大学院とは、指導教授次第では、書いたこともない論文が自分の名前で出ることもあれば、逆に、どんなに努力しても一度指導教授に睨まれたら、まったく日の目を見ないという古〜い、恐ろしいヒエラルキーが残っているところであります(わたしの経験からもこれはウンウンと思い読みました)。しかし同時に、大学の研究室は常に新たなものを切り開いて行かなくてはならないという使命を持つ場所でもあります。学部で6年、研修医2年を経て大学院に進み、いよいよ研究という頃にはストレートでいった場合でもすでに20代後半〜30歳近くになってしまう・・これでは教授に対するおべっかは上手になるかもしれませんが、画期的な成果などなかなか望めません。「中学生の飛び級」はいささか荒唐無稽かもしれませんが、せめて20代前半までには成果を発表できるようなシステムが必要と思いました。 | ||||
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僕の名前は曾根崎薫,潜在能力試験で全国1位になり,東城大学医学部に飛び級で通うことになった。ただし,その試験の作成者は,世界的ゲームの理論の研究者でもあるパパこと,曾根崎伸一郎であり,僕はその試験問題を事前に知っていただけの普通の中学生である・・・ チームバチスタシリーズの作者の番外編である。たの番外編に漏れず桜宮市の東城大学を舞台にした物語であるが,この作者もこの世界の中でここまで様々な種類の物語を作り,これらをきちんとリンクさせて作っていると毎回ながら感心させられる。ナイチンゲールのレティノを中心におきつつ,黄金地球儀のヘラ沼までとは・・・脱帽である。単品でももちろん楽しめるが,最後にもあるが,関連作を読んでいた方が思わずニヤリとできる作品である。楽しませてもらった。 | ||||
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最初の10ページだけ読んで読むのをやめた。 読む価値はないと判断したからだ。 『チーム・バチスタの栄光』など今までの作品は楽しめた。 しかし、今作は最低だ。意図的に文章のレベルを落として書いている。 単調な表現が目立つ。 ミステリーYA!として出しているからなのだろうか。 若い世代をターゲットとしているから 文章のレベルを落とすというのは間違っている。 バカにするなと言いたい。 もっと高いレベルで文章が書ける作家のはずだ。 意図的に文章のレベルを落としたことに納得できない。 | ||||
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かなり面白かったです。ページを開くと横書きなのにはビックリしましたが…「ナイチンゲールの沈黙」の登場人物も出てきて嬉しかった。章ごとのタイトルの付け方も好きです。“世界は呪文と魔法陣からできている”ってのが洒落てます。続きが読みたいです。 | ||||
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主人公曾根崎薫はとあることをきっかけに、スーパー中学生として飛び級で名門医学部に入る。普通の中学生だった薫は、友だちから羨望されたり、未知の領域に踏み込んだ興奮などで充実した日々を過ごしていく。しかし医学部という狭い世界の中での大人たちの行動に疑問を感じる。エンディングでは、父親や友人の助けもあり、行動をもって大人と対峙する。ラストはとても壮快です。 中高生向けに書かれおり沢山ルビがふられておりますが、充分大人も楽しめます。子どもの視点で大人の世界を語られていくのも面白く感じました。 | ||||
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裏表紙の絵と扉の文字が可愛らしくて個人的に一番気に入りました。 あたたかいながらに含蓄のあるストーリーに 感動しました。 特に子供の視点からの大人の姿と、お父さんと子供の 愛の溢れる会話が自然に心にしみこみました。 素朴な元気をくれる作品です。 | ||||
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一言、面白かった。 文系頭の自分には、医学用語だとか、 小難しい説明とか、分かりにくいところもあるんだけど (まるで主人公の薫くんのようでした) 易しめに書いてあるので、何とか最後まで読めました。 スーパー中学生に祭り上げられた薫くん。 その奮闘振りが健気です。 数学だって英語だって成績悪いのに、 中学の友人たちに手を借り、頭脳を借り、なんとか結果を出せた。 あ〜それなのに・・・・。 登場人物が一癖も二癖もあり、一筋縄ではいかない面々が 話の顛末を面白くしてくれます。 いけ好かない教授なんかも出てきますが、 やはり悪役がいてこそ、面白さも倍増でしょう。 最後はスカッとする終わり方で、読んでて気分よかったです。 それまでが薫くんがあまりにもかわいそうで。 もちろん自分からまいた種とはいえ、 子どもをだしにする大人の汚さに比べたら・・・。 海堂さんのほかの作品とも少しずつリンクしているようです。 まだ他の作品を読んでいないので どの辺がリンクしているのか分かりませんが、 設定は2020年のようなので 分かる人にはわかるのかな?? 他の作品もこの際読んでみようか、という気にさせてくれた1冊です。 | ||||
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書いたのだそうです。 へたな伝記とか読むより、余程ためになります。 この本を読んで、医学に目覚めた子供たちが、 医療を担うようになれば、いくらかでも、 日本の医療は改善されるのでは?と思います。 今は、やる気さえあれば(あと頭脳) 全額奨学金で医学部にいける世の中です。 ぜひ、小学生・中学生のお子さんが居るかたは読ませてあげてください。 | ||||
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劣等中学生の僕が、医学部に入学することに…。医学書10冊、英語の論文と難題ばかりの上に更なる問題が…!?☆中高生をターゲットに書かれた本ですが、大人の私でも十分に楽しめました。☆もちろん、舞台は桜宮市そして東城大学医学部で今までの作品ともリンクしてます。☆極悪非道の教授に結局は、僕がうまく利用されてしまうお話ですが…。ラスト、モグラさんこと桃倉さんや佐々木君のやりとりが良かったです。☆医者の著者が書くだけあってなんとなく医学の裏側ってこんな風なのかなぁと妙にリアルでした。 ☆『道はいつも自分の前にひろがっている』は、ラストを締めくくるにはとても良い響きを持った言葉ではないでしょうか? | ||||
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所々にシリーズものリンクがあったり、今後発売されるであろう!?著書の登場人物が 出てくる(と予想)のが色々な想像を掻立てられ嬉しいですね! 「中高生」向けとは書いてあるものの、大人が読んでも懐かしい気分になるストーリーで 相変わらずグイグイと読者を独自の世界に引込んでしまい、気づいたら一気に読み終わって いる。 そんなお話しでしたね。 自分的には?一番感動したのがスーパー高校生が最後の方にに盛上げてくれるシーンであり、 過去と未来が繋がった嬉しい瞬間でしたね! そういえば、これは桜宮の近未来のお話しだったのですね ・・・ | ||||
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