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医学のたまご
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医学のたまごの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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中学生の主人公が「ついうっかり」潜在能力テスト全国一位を獲ってしまったがために放り込まれた医学部の研究室=大人の世界で経験したものは… 主人公が中学生ってのが良いです。 これが大人だったら「なにアッサリ騙されてんだ?」と思ってしまうような展開も「ああ〜騙されてるよ〜」と同情しきり。 さらに悪役に対しても「こども相手にまあ大人気ないオッサンやのう!」と、敵対心20%増し。 いつもながら話の盛り上げかたがウマイ。もう乗せられまくりです。 そんで研究内容はちゃんと描かれる。 大筋はわかりやすく、細部は難しいのだ。この匙加減も重要だよなあ。 | ||||
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タイトルに惹かれ購入。 著者のネームバリューにも惹かれました。 正直、期待していたほどではなかったです。 この本の内容は「ここがヘンだよ大学医学部」。 「中学生医学生」である主人公(つまりは”一般人”)が某大学医学部の内情(世間の人にすれば”異文化”)に触れる。 でも、他のレビューにもありますが、この本にある”内情”は別に医学部に限ったことではありません。 私は他学部を経て医学部に入学し、今現在も学生やってる身ですが、これは大学内では「よくある話」です。 よってテーマ自体に目新しさは感じられませんでした。 「医学の内容がわかりやすく書いてある」という意見もありますが・・・ 描かれている内容は一般的に想像される「医学」というより「分子細胞生物学」という印象です。 (主人公は医学を学びにきたのではなく、研究に参加しにくるという感じです) 中高生向けということを差し引いても、全体的に内容が薄い感じを受けます。 この本から「医学」という目を引くエッセンスと、 著者のネームバリューをとったら、この本はここまで評価されていないのではないかと思います。 | ||||
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中学生が医学部で研究なんてことは、なさそうに思えて、十分にありえる話だと思います。そういう設定の中で人間ドラマに、現在の医学のおかれている状況の問題点が指摘されつつ話が展開します。面白くて、さらさらと読めて、しかも深い話だと思います。 | ||||
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海堂さんのファンで文庫になったものはほとんど読んでます。彼の作品は単品でも楽しめるし他の作品と関連させても楽しめます。今回は「ジーンワルツ」で誕生したカオルくんや「ナイチンゲール」で登場したアツシくんが成長した様子がわかります。海堂さんは小学生の娘さんに批評してもらいながら書き進めたというこの作品、確かに読みやすいものだと思いました。「子どもは難しいことを嫌うのではなくよくわからないことを嫌う」その通りだと思います。理系思考の海堂さんの作品は、表現がくどくなく、でもきちんと描写するべきところは丁寧に描写してあり、大好きです。中学生の娘にも勧めましたが、喜んで読んでます。書式が横書きなところが、新鮮でおもしろかったです。 | ||||
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文句なしに面白かった。医学部にいた人間だら「そうだよ、そうだよ」ってうなずきながら読むのでは?医学部を一言でいうなら、「相撲部屋」です。すごい上下関係や不合理や不条理があるところです。それを中学生医学生というキャラクターで上手に切り出すあたり、筆者のすばらしいセンスを感じます。医学部を経験してなくても、その実情が生々しく伝わると思いました。ぜひ読んでください。 | ||||
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医学系の研究室で研究をすることになった普通の中学生が、 ジェットコースターのように変化する環境に翻弄されつつ成長していく姿を描いています。 社会の不条理さに憤慨し、人間関係の機微に戸惑いながらも、 最後に「道は自分の目の前に広がっている」という事実にいきつき行動する様は、 ぜひ自分の子にも読ませてやりたいと思いました。 きっと何か感じる所があるのではないかと思います。 バチスタよりちょっと未来を描いているので、 様々な登場人物のその後が垣間見れるのも感慨深いものがあります。 スーパー高校生佐々木君にはぜひがんばってもらいたいです。 | ||||
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『時をかける少女』『サマーウォーズ』のチーム細田でアニメ化して夏休み公開したら、なかなかはまりそうな感じのお話です。 文中に登場するメールでのやりとりが重要になるためか、横書き装丁でブログ小説風の演出です。 文体自体も中学生付近向けの夏休み推薦図書のようなので既出作品と少々毛色は違いますが、海堂イズムはきっちり息づいてます。 海堂作品のいわゆる桜宮サーガは、読む順番次第で感想がかわることもしばしば。 螺鈿迷宮、ブラックペアン、ジェネ伝説の短編を読んだら、イマイチだと思っていたナイチンゲールが妙に魅力的に感じたりとか・・・ 本作もご多聞にもれず、ジーン・ワルツ、ナイチンゲールとともに読むとかな〜り楽しめます。 そういえばジーン・ワルツとペアになっている作品だとジェネ伝説の中でも述べられていますね。 ようやくマドンナ・ヴェルデ読了しました。 本作を読むことで、ジーンとマドンナがより楽しめます。 | ||||
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難しい言葉を使わずに難しい内容を書くのはとても大変だと思う。 医学用語がちんぷんかんぷんの私は、この方の作品を読めることの 幸せを噛み締める。 装丁がとってもいい。特に柱が素敵。 | ||||
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バチスタ以来、ほとんどの桜宮サーガ作品は読んでいます。中高生向けとのことで、後回しにしていましたが、他のは全部読んでしまったため、手に取りました。 作品に盛り込まれた事象、作者の意図、ストーリー、どれもわかるけど、中途半端な感じがぬぐえませんでした。何故かといえば、海堂さんの鋭い舌鋒が、中高生向けの作品という事で「ぐにゃりと」曲がっている感じがしたからです。大人同士の熾烈な論法合戦の方が好みです。(余談ですが、海堂さんは、「ぐにゃり」とか「ひらり」とか好きですよね。) ただ他のレビューを見ていても思ったのですが、「大人でも充分楽しめました」って、この作品、実は理解力のある大人向けなのでは?逆に、読み終えて面白いと思える中高生が何人いるんだろう?と疑問です。よって、変に中高生向けにアレンジしないで欲しかったな、というのが正直なところです。 最後に、桜宮サーガの関連人物出没はいつも楽しみですが(泣き虫アツシ君が成長していた!)、主人公が双子の父親側の一人だとはレビューで知るまで気付きませんでした!(確か理恵先生の母親が育てていたのでは・・・?違ったかな。)うーん、私の読み込みもまだ「脇が甘い」です。 | ||||
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理系の本はむり、ましてや医学部? でも、ヤングアダルトものならば…… と手にとったら、面白く読めました。大学研究者の序列や、研究室の無言のカルチャー、論文作成から発表までのプロセス、そしてマスコミと大発見の関係が迫真的に、でもユーモラスに描かれていて、ふーんとうなってしまった。 横書きのページのレイアウトも面白いし、イラストが文章とよくマッチしている。そして、警句めいた章のタイトルがなかなかにくい。「悪意と無能は区別がつかないし、つける必要もない」と、パパは言った…… 、とか。少女マンガですが、『パパ・トールド・ミー』をちょっと思いだした。若い人たちにもっとどんどん読んでもらい、時に「心に飼っているサソリを解き放て」る研究者を目指してもらいたいと感じた。 | ||||
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中学生に書かれた本書ですが、なかなか面白いです。 一人でも多くのちびっ子に読まれることを期待します。 | ||||
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14歳の少年が医学部に入学し、論文を発表して注目をあびるが・・・。大学病院における権力、評価システムなど小説を読みながらイメージが浮かび面白い。一番よかったのは、主人公の父親がしばしば発する「悪意と無能は区別がつかない」「ムダにはムダの意味がある」「初めての場所でまず探すべきは身を隠す場所だ」「逃げるが勝ち」など様々な助言・警句だ。これが小説のスパイスとしてよく効いている。 | ||||
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舞台は桜宮市東城大学医学部で『チームバチスタ』シリーズともリンク。主人公の薫君は、『ジーン・ワルツ』の最後に出てきた双子の赤ちゃんの一人。薫くんは、父方に引き取られもう一人の忍君は、母方にいるいう設定。医学の領域に踏み込み充実した日々を過ごしていく薫。しかし医学部という狭い世界の裏側が描かれていきます。最後は、父親の助けもあり、アクティヴ・フェーズをもって大人と対峙します。ラストはとても壮快です。 ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ) | ||||
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海堂さんは中高校生向けと書いていますが、日経メディカルに連載されただけあり、十分大人向けです.私も医学研究の世界に見せられ、キャリアの半分をサイエンスの世界で過ごしましたが、まずは結果と金というのは悲しいながら現実です.特に日本では十分な研究費が得られず、雑用におわれて沈んでいく研究者がたくさんいます。論文ねつ造はそういうサイエンスの世界のあってはならないが、常におこる悲しい現実です.それにもめげずに病気をなおすという目標のためには、研究がなければ何も進みません.新研修制度のため、多くの医学部卒業生が大学を離れ、研究の楽しさを知らずに医師になってしまうことは、残念でなりません.今から10年後の東城大のお話.ほかの作品とのリンクも楽しめる、海堂ワールドの傑作のひとつです. | ||||
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主人公は曾根崎薫という14歳の中学生.彼の父親が出題者となっている潜在能力試験で,父親の猛特訓のお陰で曾根崎少年は日本一となり,海堂作品ではお馴染みの東城大学医学部の総合解剖学教室で最先端の医学研究を行うこととなる.このような発端でストーリーは展開する. 中学生を主人公に据えているが,決して中学生向けという訳ではなく,大人でも十分楽しめる内容となっている.その内容は,最先端の医学研究の現場から世界を股に掛けた激しい研究競争まで,非常に読み応えのあるものとなっている. 海堂作品では,医療現場や医療行政における問題点を鋭くえぐり出すという手法を取っているが,本作品では特に研究者倫理という点に焦点が当てられている.近年,公的研究費の不正使用など研究者倫理を疑うような事件がメディアで報道されているが,本書を読むとなぜ研究者がそのような不正に手を染めてしまうのかという一端を覗くことができる. | ||||
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可愛らしいイラストと含蓄ある各章のタイトルが含意あり面白い。センチメンタルな気分を感じる。医療は本来ボランティアであり、社会福祉を担う基本的素養だと言いたげな著者がいる。医療界に蔓延る権威主義に不屈の闘志を暗喩的に燃やす曽根崎薫君の姿から著者海堂尊氏の医療に対する問題提起の姿が嗅ぎ取れる。以上 | ||||
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海堂尊は 奇跡の人 パパとぼくと友だちたちが体験したワクワクする物語。 主人公のぼくは中学1年生で日本のある場所でお手伝いさんと共に生活していた。 パパは天才。世界の○の権威者。ボストン在住。 毎日パパとぼくはメールでやりとり。 ジャジャジャーン! ぼくが医学部の研究者と中学生を一緒にすることになった。 この秘密は本書を読んで下さればよくわかる。 我らは 研究者業界の厳しい現実、効率と成果主義をようく知ることになる。 架空の世界ではない。 現実におこる世界である。 研究者業界の過酷な現状とその被害者になった研究者のことを想像していただきたい。 あいかわらず、海堂尊は真面目である。 さすが。 | ||||
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2008年1月リリース。初出は『日経メディカル』2007年2月〜2008年1月。海堂尊の8冊目の本。読み出してすぐ気がつくが、これは『ジーン・ワルツ』の最後に出てきた双子の赤ちゃんの『薫』くんの方が主人公だ。薫君はゲーム理論学者の父の方にいるらしい。つまりもう一人の『忍』が産婦人科医の母の方にいるということなのだろう。きっとそのうちに『忍』の方の話も出てくるということだな。パパとママはどちらも凄いのにどうも『薫』くんはフツーらしい。まあ、そういうことも遺伝学的にはあるな。 まだ中学生の『薫』が医学の世界を体験するうちに沢山の人と出会う。作者は中高生向きに書いたようだがオトナが読んでも気持ちが熱くなってくるのを感じる。特にラストでの父の格好良さと息子のたくましさ。そして医学に真剣に取り組んでいる人の真摯さに思わず涙しそうになった。 海堂作品はどれも『Warm At Heart』だ。文章のテクニックなど関係ない。登場人物の魅力がそういう細かいモノを遙かに凌駕している。変に媚びるような文体の芥川・直木受賞作の数倍は多くのモノを残す傑作だ。 | ||||
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中高生向けだからでしょうが難しい医学の話も、とても読みやすく、あっという間に速読してしまいました。 ただ、難点をいうならば、皆さんも言われていますが左開きの横書きには疲れました。 読み終わる頃には苦痛も和らいでいましたが、やはり小説は縦書きがいいと感じました。 | ||||
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This book was really good for people who have some big trouble or problem which could be solved by a conversation. The reason I want to show this book to other people was that this book's main character mail to his parents about what he did or some problem into mail for each day. Why I like this book is that the theme of the mail that the main character sends to his parents are really interesting and makes the reader continue to read this book. | ||||
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