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ルナティック ガーデン
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ルナティック ガーデンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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SFミステリとして、以前SFマガジンに紹介されていたので読みました。 軌道エレベータによる月観光が日常化した、今から70年後の世界。著名なミュージシャンで億万長者の男が月に作った住まいに日本庭園をつくるため、庭師を呼び寄せる。この庭師が探偵役の若い女性。男の住まいには、ノーベル賞作家や往年の大女優、大企業家など、ひと癖も二癖もあるような老人たちが同居している。 軌道エレベータの終着駅から月行きのシャトル乗り場で起こる幼女誘拐事件、月の住まいに徘徊する死んだ男の亡霊、月のクレータに飛び降り自殺を遂げようとした男の目的は心中なのか? かつて愛した男は果たして自分を愛していたのか? など、月の住人を巡って、連作短編のように小さな「日常の謎」が起こっては解決されていきます。 全編を貫くのは、月という過酷な環境でどうやって地球でのような日本庭園を造るかというプロジェクトの成否にあります。様々な妨害や試練の中、庭を作るプロジェクトは、まるで『ソラリス』を思わせる宇宙的な壮大な事件に発展していきます。 とても読みやすい作品です。未来の世界のディテールもしっかり書かれていて好感が持てます。SFとしては、ファーストコンタクトものとして、なかなか面白いかもしれません。 ただ、ミステリとしてはいま一つです。謎がどれもSF的とはいえない日常の謎で小粒なのと、それほど難しい謎ではないからです。これが、SFでしかありえない謎だったりすると良かったのですが。 あと、主人公があの人にいったいいつどうして恋をしたの?という部分も、ちょっと謎でついていけなかったのが残念です。 | ||||
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軌道エレベーター、月面基地が設置され、比較的容易に月面旅行が可能となった近未来が舞台 タイトルから推測すると、月に庭園を造るプロジェクトの話かと思い読み始めました 小川一水著「第六大陸」みたいな話かなと思っていましたが違いました しかし、ハードSF的要素有りませんが、SF的なラストを迎えます 誘拐事件、幽霊騒動、短歌に秘められた想い 等、ミステリー要素も多数散りばめられています 最近の太田氏の作品によくみられる特異な世界を舞台にしたミステリーでした | ||||
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軌道エレベーター、月面基地が設置され、比較的容易に月面旅行が可能となった近未来が舞台 タイトルから推測すると、月に庭園を造るプロジェクトの話かと思い読み始めました 小川一水著「第六大陸」みたいな話かなと思っていましたが違いました しかし、ハードSF的要素有りませんが、SF的なラストを迎えます 誘拐事件、幽霊騒動、短歌に秘められた想い 等、ミステリー要素も多数散りばめられています 最近の太田氏の作品によくみられる特異な世界を舞台にしたミステリーでした | ||||
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