災いの古書
評判
災いの古書の評価:
4.63/5点 レビュー 8件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1〜8 1/1ページ
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災いの古書の評価:
4.63/5点 レビュー 8件。 C ランク
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ジョン・ダニングWidipekiaにとると下の・・・内のように記してあったので転載したい。
・・・1942年ニューヨークのブルックリンにて生まれ、3年後父親の故郷であるサウスカロライナ州チャールストンに引っ越す。1964年に親元を離れコロラド州のデンバーに移り住み、競馬場の廏務員として働いたのち新聞社のデンバー・ポストに就職する。1970年には新聞社を辞め、様々な仕事を経験しつつ小説の執筆に取り掛かっていく。出版社とのトラブルもあって1981年以降は執筆活動を休止し、古書稀覯本専門の書店を開いていたが、作家仲間の強い勧めもあり1992年に『死の蔵書』で小説界に復帰した。・・・
評者が気に入ったのが、出版社とトラブルから作家活動を辞めて古書稀覯本の書店を開いたのち作家仲間たちの強い勧めから再び作家活動を始め、『死の蔵書』を発表したことでる。
このような頑固な人柄や、経歴に興味を持って読む気になってしまった。
著者の経験から稀覯本にまつわる作品を何作も発表していることを知り、再起した初作より何作かのちのほうに興味があり、このシリーズ第四作目の本書『災いの古書』(The Sign of the Book=2005年の作品)を、入手して読むことにした。
本書の主人公クリフ・ジェーンウェイは、コロラド州デンバーで刑事の職を辞してから古書店を商っている。
共同経営者である弁護士のエリン・ダンジェロは彼の恋人でもある。
エリンの旧友ローラが、夫殺しの罪で拘留され弁護を依頼されてこの物語は始まる。
ローラとの確執(ローラは、エリンの恋人ロバートを横取りした)は、未だ断ち切ることはできないエリンなのだが、ローラが拘留されているコロラドの山奥の街パラダイスへジェーンウェイに、とにかく出かけて行き弁護を引き受けるかの下調べをしてもらうことにした。
秋も深まる雪模様のコロラドの片田舎の街パラダイスへ向かってジェーンウェイは車を飛ばす。
物語のプロット構成に少し細密さを欠くところもあるが、コロラドの山奥の街の雰囲気や景色などの描写は秀逸であり読ませてくれる。
人口5000人ほどのコロラドの田舎街ならではのレニー・ウォルシュ保安官代理の登場などは、アメリカでは今でもこんな保安官も実在しているのだろうと思いながら読み進んでしまった。
ネタバレになってしまうが、結末への数ページは、かのスティーヴン・キングさながらの展開であり、読者を楽しませるために著者の筆が走っているのだろう。
古書稀覯本の業界について、本書に記述されていることにはリアリティがあり、興味深く読ませてくれたのは収穫であった。
作家活動を始めたころの作品もなにか読んでみようと思いながら本書を読み終えたのです。