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1303号室
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1303号室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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言うまでもなく、大石氏はJホラーの双壁ともいうべき、「リング」に並ぶ「呪怨」シリーズのノベライズのほとんどを手掛けている。それが氏の望むところであったかどうかは、知るよしもない。そもそも断片パートで構成されたオリジナルの「呪怨」シリーズは、口コミで有名になったという第一作の冒頭を見なければ、因果関係を把握することは困難である。まして、大げさに言えば「お化け屋敷」映像の羅列であるビデオや映画を文章にすることなどは――何をかいわんや。が。この難題に果敢に挑戦した大石氏のクリエイタ―魂に、「自分ならばこうする」「ここはこうあるべきだ」という「何か」が語りかけ、膨らんだ末の所産が本書ではあるまいか。つまり、本書は大石流のオリジナルの「呪怨・特別編」とも解釈できる。超常の力を持ちながら、不遇のまま常軌を逸した母親(近親者)に翻弄されたあげく、死をとげた女性。そこから始まる、特定の「物件」にかかわった無関係の者への「死」の連鎖。これが「呪怨」のフォーマットでなくて、何だというのか。もっとも、あたかも傍観者としての作者の化身であるかのように、「呪怨」では見られなかった要素も加味されては、いる。人ともそうでないとも。実在すら定かではない謎の少女。何の説明も与えられないこの少女あらばこそ、本作は作者のオリジナルたりえていると言えば、偏見であろうか? ハードカバー版は、思わず引いてしまう装丁で、電車のなかなどでは、読みがたい。が、あえて、これも作者の抑えがたき心の一部と解釈し、こちらを推すものである。 | ||||
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テーマが伝わらないし繰り返しがくどい。しかしけっこう怖い。読んだ後、読んだことを少し後悔した。今突然変な臭いしたら滅茶苦茶びびるなとか思ったw | ||||
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適度に怖かったと思います。 あまりホラー小説に「当たり」がない私にとって、これは結構良いホラー小説だったのではと思います。 ですが。 同じフレーズや場面が何度も文中に出るのはどうかと思いました。 そうすることによって読者に印象付けようとしたのかもしれませんが、これはしつこすぎます。 もうひとつ。 明らかに最初の女性のエピソードの下りは必要ないと思います。他の1303号室に泊まる女性ともまるで関連性が無いですし。 最後に、あの隣の部屋の女の子についてもう少し語って欲しかったなと思いました。 「読者の想像に任せる」という魂胆でしょうか。しかしそれでは言い逃れにしか聞こえませんね(笑 以上を踏まえて星は3つとします。やっぱりホラー小説が行き着くところは「グロテスク」なんでしょうかね。 | ||||
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正直、ほとんど恐怖を感じなかったし、どの場合も同じパターンだったため読み応えがなかった。怨念の元となった女性の過去についても、自殺した母親と一緒に暮らすところは気持ち悪かったが、それ以外は平凡だったため何も感じなかった。途中、怨念が叫ぶ「私の椅子を返せ」という意味が分からなかったのだが、幸せの数は人間の数より少なく用意されていて、それを椅子取りゲームのことに例えていたのはうまいと思った。 | ||||
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文章のテンポがいいので、サクサクっと読めます。 章割りも正解。 が、しかし、バカみたいに臭いが臭いが・・・とか、何度も言わなくてもいいのでは? 私的には、1303号に執拗に人を住まわせようとする不動産屋が隣の家の母親役に思えましたが、 深読みしすぎですかね☆ | ||||
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現実離れしたホラーということなのだろうが、怖さ加減は、現実にもあり得るかもしれぬというところに起因するのではないか。とすれば、出来事を繰り返し、叙述したこの構成では、怖さ加減を味わうことが、どうもできない。 | ||||
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確かに怖い。 でも、幽霊の怖さなんですね。 生身の人間の持つ悪や恐怖といった、大石ワールドとはやはり違いますね。 「誰にも気にされない存在」というのも、またかという感じですし。 むしろ、1303号の隣に住む、不思議な少女とその母の方が、大石ワールドを担いそうでしたが、こちらはあまり掘り下げられませんでした。ホラーとしては十分でしょうが、大石作品としては星は3つ。 | ||||
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