ほうかご探偵隊

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評判

ほうかご探偵隊の評価:

4.05/5点 レビュー 20件。 B ランク

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平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(4pt)

かわいいミステリー

誰も死んだり、傷ついたりしない、けれど本格的なミステリーです。

舞台は学校。
盗まれたのは展示してあった絵や巨大な招き猫、縦笛の真ん中の部分、飼育小屋のニワトリ。
探偵は小学生。

かわいらしい探偵たちがかわいらしい謎に取り組んでいきます。
でも、ミステリーとしての魅力もたっぷり。
良質なミステリーだと思います。


ほうかご探偵隊 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)より
4062705745
No.4
(5pt)

「男子」の本懐

ミステリーランド中最高作と言い切ってしまおう。
 ミステリーランドのコンセプトと刊行作品の実際との差異(断絶?)について、異論反論激論かまびすしいわけですが、まぁ学校図書館のさほど片隅でもない棚にズラーッと並んでいた大乱歩全集のその挿絵が結構エグかったというのが読書経験の原初にあるからという個人的な事情があるからかも知れませんが、なんと言うか、いい大人が真面目な顔して子どもたちに「毒」を与えるのは基本的にはモラリスティックなことだと思うわけですよ。免疫ないのは困るし。あんまりエグくてもアレなんですが。
 で、本作はそれとは対極的位置にある作品なんです。――が、ひねくれてますねえ。「名探偵」はかくあるべしという思い込みを遠慮なく脱臼させていくその手際はこの作者ならでは。この作品を読んだお子たちは、コナンやらダイチやらは、もうベタすぎて読めない――ということもないんでしょうが、まぁ冷笑的になるのは仕方ないんじゃないか。この作品は何も知らないお子たちに現代(現在)のミステリの洗練された手付きのその最良の部分を饗するという実に罪作りなものです。
 と同時に、この作品はある種の「男子」における、その滑稽さを、滑稽なまま容赦なく描き出した小説でもある。身につまされる「男子」のみなさんが多かろうと推測する次第でございます。
 というわけで、『猫丸先輩の空論』刮目して待て。
 (にしても、本書の表紙絵のポスター、販売してくれませんかね)
ほうかご探偵隊 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)より
4062705745
No.3
(5pt)

倉知氏の持ち味

あらすじは、何人もの方が書かれているので割愛しますが・・・。
とにかく、楽しい。
小学校が舞台と言うこともあり、派手な事件がどんと起こるわけではありませんが、だからといって謎も謎解きも、軽いわけではありません。特に、終わったかと思うところで起こるどんでん返し。二転三転の面白さです。また、登場人物たちが個性的! 主役の子どもたちだけではなく、先生たちもいなさそうでいそうな、いそうでいなさそうな人々です。そしてまた、表紙がいい。丸い窓から覗くまねきねこという装丁が、なんともユーモラスです。しかも、なぜこのまねきねこが大きいのか。。。これもまた、本文と関わっているのだと想像すると、笑えます。倉知氏の持ち味がしっかりと出ている素敵な作品だと思います。
ほうかご探偵隊 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)より
4062705745
No.2
(4pt)

放課後探偵隊だっ!

これまでのミステリーランドの作品は、みんな読んでます。
で、うちの4年生の子どもにも読めそうなものは、
「ほれ、読んでみれ」
と、薦めるのですが、なかなかページが進まない。
はやみねかおるさんのだって、何日かかったか分からないほどだったんですけど・・・。「ほうかご探偵隊」は、私が読んでみる前に、インフルエンザにかかって退屈していた子どもに、
布団の中で読んでなさい、と渡したところ、3時間とかからずに持ってきて、
「すごい、面白かった!」確かに、読みやすくって、さらさら読めてしまう。
だからといって、内容が薄っぺらいわけでは決してない。
人が死なない、誰も大して困っていない、無理やりな展開もない、それでもしっかりミステリー。
伏線もちゃんと張ってあって、きちんと読んでいれば、あれっと思う。それでいて、最後の最後にはやられた!と思わせるんだから・・・。唐沢なをきのイラストもいい味出てますよ。
ほうかご探偵隊 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)より
4062705745
No.1
(4pt)

ノスタルジックなミステリ

本書は、小学校5年生の藤原君(ぼく)が、友人たちとともに学校で起きた怪事件に挑むもの。舞台は静岡県の小学校。5年3組はおおざっぱなお兄さん、といった感じの若い山崎先生が担任のクラス。ある日、校内でも絵がうまいことで有名な男子の絵が突然消えたのを皮切りに、いらなそうなものばかりがクラスから消えていく。男子の学級委員が作ったはりぼての巨大な招き猫、そしてぼくの縦笛の真ん中の部分、誰も気に留めなかった飼育小屋のニワトリ。
 いらないものだからこれといって困らないのだけれど、江戸川乱歩を愛読する龍之介君に誘われて、ぼくも調査を開始した。やがてそこに利発な女子の学級委員の吉野、内気で几帳面な飼育係の女子、成見沢が加わってくる。
 だがニワトリ事件の調査ですでに行き詰る。ニワトリ小屋の金網には破れたところもないのだ。ニワトリ消失事件だ。他の事件もさまざまな角度から検討するものの、さっぱり手がかりがつかめない。そんな中、ニワトリが腹を割かれて惨殺されたという噂が飛び交うのだった…。
 マイペースのぼくと、猫丸先輩を彷彿とさせる目がくりっとした龍之介君、そして女子2人のやりとりが何だか懐かしさを感じさせる。放課後の教室で、仲良しグループでおしゃべりしている感じ。固い木の椅子や床のワックスの香りまで思い出す。個性溢れる先生やクラスメイトたちも味がある。
 でも内容はいたって本格的なミステリだ。聞き込み調査はもちろんのこと、尾行や暗号やアナグラムまで登場する。何だか少年探偵団みたいでわくわくするなあ。しかも最後の最後のどんでん返しもある。「学校」という舞台が抱かせるノスタルジックな感情や不気味さを十分に活かした物語だと思う。
ほうかご探偵隊 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)より
4062705745