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MOMENT
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MOMENTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 1~20 1/3ページ
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知人と読書の話しになり、こちらの作品を薦められました。学生時代の趣味は読書!時はすでに何十年も経ち、社会人になって仕事に家事育児。時は過ぎ最近は老眼も進み読書とは無縁な年月…そんな中、薦められたので本当になんとなく読んだMOMENT。引き込まれました!本多孝好さん素晴らしいです。深いです。続きの作品もお勧めです!3冊夢中になって読みました。読書の楽しさを蘇らせてくれた作家さんで、素晴らしい作品です。人それぞれの生きざまを考えさせられる。命の大切さ、重さ、最終的には…望んだ結末に安堵し、心満たされる本との出逢いになりました。 | ||||
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この作者の物語、語り口が好きです。幼馴染の2人の距離も本によって少しづつ変わっていきます。 もう一度、時系列に沿って読み直したい。 | ||||
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少し読むだけですっと物語の世界に引き込まれ、スラスラ読めてしまった。 4つの物語それぞれは別の話ではあるが、ふんわりと繋がっていたりもする程良い構成。 主人公と他の人との掛け合いもユーモラスで文章にセンスが感じられた。 命を題材とした一見重くなりがちなテーマを良い意味でライトな感じで描けたのは作者の力量だなと。 当たり前だが全ての人それぞれに自分の人生があり、その過程を経て今がある。 そういった様々な人々と最期の時を過ごし話を聞けるのは何とも感慨深いものである。 読後感も良くとても素晴らしい短編集でした。 | ||||
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淡々としているけれど、キレイな透明感のある文章に惹かれます 死がテーマですが、この本を読んで「生きるものの葛藤」を強く感じました 自分の置かれている状況によって、その都度起きる感情が変わるかもしれないと思います また数年後再読してみようと思います | ||||
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友人のおすすめで読み始めましたがKindleにに入れて出先ででぼちぼち。こんを詰めずに作中世界にトリップできる不思議な短編集です。 | ||||
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たまたま『MEMORY』を先に読んで、『MOMENT』に遡りました。神田と森野。この二人は、おせっかい(つい人の世話を焼いてしまう)と、ぶっきらぼう(世の中を舐めた連中が大嫌い)という強力コンビですね。 | ||||
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じっくり読みたくなる感じで、周りの声が聞こえなくなるくらい集中できました | ||||
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病院という閉鎖的な空間で繰り広げられる、《死》に纏わる日常的な出来事。 重い。重いんだけど、主人公が良い意味で飄々としているから、不思議なくらいサクサクと全編読み進めることができる。途中、不意に哲学的な文言が飛び込んでくるから、良い意味で驚くし。 死の直前、私は何を思うのだろう。 | ||||
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何度読み返しても良い。 本多孝好の小説は意図的に感情を揺さぶろうとするような、いわば読者の感動を狙ったような描写は少ない。 むしろ非常にあっさりしている、しかしどうしようもなく感情を揺さぶってくる、考えさせられてしまう。 死にゆく人の願いは、 | ||||
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死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる必殺仕事人。大学生の神田が清掃のアルバイトをしている病院には、そんな伝説がささやかれている。神田はひとりの患者の望みをかなえ予想外の謝礼をもらってしまったことこから、負債?を帳消しにするために死に臨む人々のために奔走し始める ・・・ 本作品は、はからずも伝説に人となった神田の活躍を描く、全4話からなる連作短編集である。苦い後味を残す「FACE」で幕を開け、「WISH」、「FIREFLY」と感涙にむせび、「MOMENT」で清々しさ満開となる。 これらの作品はひとの綺麗にな部分だけを描いているわけではない。人間の性(サガ)とか業をきっちり見せつけてくれるのだ。だから、安らかさを取り戻す人々の最期に大きく心を揺さぶられてしまう。ひとつの物語りが終わったとき、ナイスガイ神田の精神的な成長をも感じることができるようになっている。 癌を再発させてしまった女性 上田さんとの交流を描く「FIREFLY」は、中でもピカイチの出来栄えだ。サイドストーリを含めて、様々なシーンに祈りが満ち溢れている。会社の昼休みにここを読み終えたわけなのだが、目からも鼻からも溜まりにたまった水分が押し出され、これは外で読んではいけないのだと気づかされた。 「MOMENT」は、7年後 神田と同級生の葬儀屋の娘 森野を描いた「WILL」、そして「MEMORY」と続く。本作品集では、恋の兆しがうっすらとした神田、森野だが、はたしてどうなるのでしょう? | ||||
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お話は、都市伝説。 この病院、もしくはとある病院で、死に向かう患者さんが、一つだけ 頼みごとを頼める仕事人がいて、どんな願いも聞いてくれる。 その仕事人は掃除のおじさんだったり、出入りの業者だったり、ある 時は看護士さんだったり。 この作品では、掃除のバイトをしている大学生が仕事人。 院長の息子がお医者さんをしているっていうんですから、恐らく私立の 病院。若い心臓病の女の子が入院しているっていうんだから、そして、 30歳くらいで膵臓癌で余命いくらという方が入院しているんだから、 大きな病院なんだろうと思います。 喫煙室でかわされる会話で、仕事人の話題が出たときは、すでに彼が 仕事人。 その一つ一つに、不自然な点がとても多く、あり得ない設定がありすぎ なんですけど、思わずホロッとしてしまう。 なるほど、高評価な訳だ。と思っていたところに最終章。 この話題にだけは、この方、触れてはいけない部分だと、気づかなかった んでしょうねえ。 途中から、医師を掃除のバイトの方が、「 さん」と書いているところで、 何となく気がついてはいたのですが。 この方、医者が嫌いなんでしょうね。 とくに臨死のところ。医師が勝手に決定する死の瞬間を、全て医師のエゴ、 手抜きと思うような位、嫌い、疑っている。 そんな感じがしてしまう最終章。 最終章、ご自分の考えを読者、一般市民の考えと戦わせたかったんでしょう が、それは無茶です。いろんな人の意見も聞いてみて、書かなければ良かった と思いますが、いかがでしょう。 70点。 最終章がなければ90点。かなり無理な設定、出来すぎな設定がありますが。 | ||||
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死の直前に人は何を思うのか。 4つの短編でそれぞれの人物の最期が繰り広げられていますが、 要約が非常に難しい。 「復讐」のようでそうでない気もするし、「恋愛」のようでまた違う。 考えてみると当たり前ですが、人の感情は一言では言い表せません。 昨日思っていたことと違うことを今日は思ったりもする。 生きているのだから当然です。 そして全ての短編がハッピーエンドで終わりません。 そんなところも含め、非常にリアリティを感じる小説です。 | ||||
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気持ちよく、穏やかな気分で読める1冊です。 病院の掃除婦をバイトでしている主人公もさることながら、脇でいい味出している、葬儀屋の幼なじみや、仕事の先輩の老女についてもかなり気になります。 続編が出ているので、さっそく読もうと思っています。 | ||||
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本多氏の魅力が一番良い具合に出ていると思います。 短編が最後に繋がっていくという形のものです。 構成はよくあると思いますが、カッコいいまとめかたで、読後感も良い。 | ||||
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悲しいけど、何か前向きになれるそんなお話といったところでしょうか | ||||
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死へのカウントダウンが間近に迫っている人に、「大丈夫ですよ」「きっと治ります」なんていう人は、心のない人だ。 少しでも誠実さを残している者なら、何かを言おうとして口ごもり、結局何も言えないだろう。 そんな状況で、それでも語られることがあるとすれば、それは真実である可能性が高い。 死を前にして語られる最期の願い。それがいつも人を心地よくするはずもない。純粋ではある。 純粋な孤独や、純粋な呪いだったりもする。 いい人にだって闇はある。 日常ミステリーを味のある人間ドラマに絡めて作りあげた作品。 軽快なタッチで始まった「FACE」のエピソードの後味の悪さに非常に強い印象をもった。ヘビー級のパンチ。 この作品に登場する葬儀屋の森野を視点人物にして、新作「WILL」が書かれている。 | ||||
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みなさんのレビューを読書感想文の参考にさせていただきました笑 ほぼぱくらさせていただいた方もいらっしゃいます♪( '`)ノ 申し訳ございません | ||||
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読みながら自分の手の甲を見た。 静脈が少しだけ浮きだって見えて、そしてそこに血液が流れているのが分かる。 動脈から組織液となり、不要物をもらって静脈に戻っていく。その流れは頭では分かっていても、実感は出来ない。 そして、生きている日々の中で、体は清潔にする対象であったとしても、それが確実に死に向かっている生命体・組織体という認識はどうしても忘れがちになってしまう。 今、このレビューを書いている瞬間も、確実にくる死に向かってゆっくりと老いていっている。忙しい日々の中でどうしてもそれを無視してしまう。正直、いちいち、そんな事を気にしていられないのだ。 だから、この本は良かった。 そのことを少し立ち止まって考える機会をくれた。 本多考好氏の作品は本当に久しぶりに読んだ。と、いうより小説自体何時ぶりだろうか。ゴールデンウィークの空いた日にふらっと立ち寄った本屋でなんとなく懐かしくなったから手をとった。本多氏とは、大学生のころmissingという本で出会った。 missingの瑠璃という作品がとても好きで、ルコという女性に憧れを抱いたのを覚えている。一応、それ以来のファンのつもりだけど、ファンらしい行動は全くしておらず、この本を読んで改めて自分がファンだと気付かされた。 多分、氏の作品は人をすごく選ぶ。いい大人になって読む本かと言われれば正直答えに詰まるし、実際、友人や同僚に勧める本でもない。けど、この作品が好きな人を僕は好きだ。だから、色んな人に読んで欲しいと思う。 この夏の思い出に。このささやかな死と愛の物語を、ぜひ。 | ||||
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「病院でアルバイトをする主人公が、末期の患者の『最後の願い』を叶えていく」 このあらすじを読んだとき、感動の話を集めた短編集何だと思った。 予想とは違って感動は少なかったが、その分人間の裏側の感情や、「命」とはどういうものかを考えさせられる素晴らしい作品だったと思う。 章ごとに教えられることはあったが、一番印象に残っているのは「WISH」の結末と美子の言葉。 純愛映画や24時間テレビなどを見て単純に感動したり涙したりする自分は、人間としてまだまだ未熟なのだと感じさせられた。 「命」について少しでも考えたことがある人は読んでほしい。 自分の意見を構築する参考になるだろう。 | ||||
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ありそうな設定だったので期待度は低かった。 でも、主人公の『必殺仕事人』〔笑〕の立ち位置がほどよく、読んでいて嫌味がなかった。 そしてなによりも、依頼人が全員死の間際というのもよかったのだと思う。 人間誰でも生きていれば一つや二つ心残りもあるというものだ。 | ||||
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