■スポンサードリンク


真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-Aの評価: 3.90/5点 レビュー 42件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
<<12
No.11:
(4pt)

質と量とミステリーエッセンス分量ともバランスの取れた一冊

初期の作品にしてはミステリー色を抑えた内容で、しかも主人公は少し変わっているが魅力的な物語です。主人公以外の全ての登場人物の顔が見えてきそうな人物設定が物語を盛り上げます。一気に読んでしまい、続きを読みたくなる作品です。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.10:
(4pt)

心をむき出しに出来るか

独自の価値観で生きている『自己完結型タイプ』の主人公。もともと世間の価値観との間に多少の誤差(5分遅れと表現)はあったものの、恋人の死で感情の一部を凍結してしまったため、ますますそのズレが大きくなっている。そんな主人公が出会った女性は、真逆タイプのかすみ。彼女は常に他人の心を揺さぶって、自分の存在価値を見出そうとする典型的『他者評価型タイプ』。そんな二人の心がぶつかったとき、今までどうやっても壊れなかった心の殻が崩れだした。認識している『自分』とは、実は社会の都合にあわせて自己制作した“うそキャラくター”で、ラクに生きられるがゆえに、本当の自分と信じ込んだまま“演じる”毎日をすごしているのかもしれない。心に殻を被って生きている!なんて見透かすように言われても、だれだって自分じゃ認めたくない。。自己認識の修正は、痛みがありそうで想像以上にとても勇気のいる作業です。でもどうせなら愛する人とは生身(なまみ)の心でふれあいたい。そして、心をむきだしにする怖さを乗り越えた先には幸せがあってほしい。どうかどうか、sideーBではこの幸せが発展していますように!と願わずにはいられない。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.9:
(4pt)

☆4つ!

本多さんの世界にどっぷり浸れます。待ってました!という期待感を裏切られる事はありません。よく言葉を吟味しているんだろうなあという感じがいつもしますが、そうは言っても変にこねくりまわしている印象がなく、心にすとんと落ちてくるんですよね。とくにside-Aのラストの「僕」と「かすみ」のやりとりが秀逸です。ながら読書ではもったいないです。心して時間を作って静かに読んでほしいです。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.8:
(4pt)

ありがちっぽいのに心地よい

どこかでこういう人物設定は読んだような気がするな、と思って正直、内容は期待せずに読み進めていきました。が、なんとも もどかしく、それでいて 心地よい文の流れは読み手を スーッと引き込んでいくようでした。主人公を 自分に重ねてしまい何かから成長してほしい、そう感じるのかもしれないですね。side-Bはどんな展開になるのか、楽しみです。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.7:
(4pt)

あこがれの出会い

表紙に見とれて選んだ恋愛物。最初は何だこの話、これから何が始まるんだと思いながら読んでいると、双子の片割れと出会った主人公。あまり本を読む習慣がない私だが、映画館で見る恋愛物のストーリーより自分の頭の中で考えながら読むこの物語の方がおもしろかった。平凡な生活を送る感動の少ない主人公に、普通体験できない出会いが訪れる。side-Bをまだ読んでない私は早速本屋へ行くことにした。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.6:
(4pt)

どこを切っても

もう、どこを切っても本多節。主人公と付き合っている女性がいいんだよね。いつも。「こんな女の子と付き合いたい!」と思わせる。多くの世のナヨナヨ男性(含むオレ)のハートをがっちりキャッチ。 世間からはちょっと浮いている主人公。柔らかい孤独感。死別。脇役の意外な恋愛。繰り返し使われているモチーフなんだけど、ファンにはそれがたまらない。 それにしても今回のラストは堪える。「どちらにせよ」男にとっては痛い。激痛。まぁ、それを乗り越えて、というの話なのだけれども。 それでも、また再読しよう、と思わせるのが本多作品の最も良質な部分なのかと。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.5:
(4pt)

本当に「愛してる」のか

自分の意思がしっかりしていて潔い。初めての彼女を突然失った時に自分の感情に向き合い、自ら分析し、その後恋愛においてとても冷静になっている主人公。と言っても冷たいわけではなく、むしろ暖かい人物。理性の強さに少し憧れますが、少し悲しくなりました。でもすっきりしていて読みやすい作品です。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.4:
(5pt)

心の傷は閉じて時間を必要とする

交通事故で19歳の命を落とした水穂水穂は主人公が始めて交際した彼女だった26才になった僕は広告代理店で勤めるが、特定の彼女は居ないヘッドハンティングされたやり手の上司小金井さんの下で、仕事を仕事として捉えて働く会社で蠢く人間関係の情は僕の心に響かない世間が持つ幻想「やりがいのある仕事」とか「純愛」は、僕には実感としてない始めて交際した彼女が突如亡くなる交際の感情での終末を迎える前に彼女が亡くなる世間が言う「愛している」という感情は、物差しとなる恋愛が必要なのにその部分が語られない事が多い僕の感情は空転し、閉じてしまった基準を失った僕の周囲に、心を閉じて働く人が感情の吐露をする人は感情を殺すことは出来ない傷をどんなに大きく背負っても、時間を要してその傷と向き合うべき時がくるこの主人公は、傷を心の壁をどう打ち破るのか本多作品の『眠りのための静かな場所』の男性版みたいな印象そう言えば、あの作品も人の命と心の傷がキィワードだった
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.3:
(5pt)

「恋愛感情」小説

著者の作品はいつもミステリーやファンタジーの中に心が少し温かくなる部分が含まれているのが特徴だったけど,今回の作品はいい意味でその期待を裏切られた。まぎれもなく純真な恋愛小説だ。(本人もそう言ってるけどね。)学生時代の恋人の死。亡くなった恋人を忘れられない心。7年後双子の姉を愛する彼。そしてまたその彼女の死。どちらの恋愛でも彼は「本当に僕は彼女を愛してたのか。彼女は僕を愛してたのか。」と悩む。この心の動きが著者の言う「恋愛感情小説」なのかな。2つの恋愛とも過去のものになってしまっていることが切ないけど,そこからまた新しい一歩を踏み出す彼に少し安心する。恋愛に必ず付きものの不安や切なさを取り上げた作品。ページをめくる指を休ませず,上下一気に読み終えた。切ないけど悲しくない作品。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.2:
(5pt)

切ない。でもこれが人生

人を恋しく想う気持ち、人を愛する気持ち。その人へ本当に自分の想いが通じているのだろうか?同じものを食べ、一緒に寝て、同じものを見て、同じ時を過ごす。その人のことを本当に理解したいと思っても、なぜかできないもどかしさ。人はやっぱり独りであって、孤独なのだ。でもその孤独の深度を多少なりとも埋めながら、共有する幸せな気持ちを温めて希望を抱いて生きていくのだ。それは切ないけど、それでも人生は続いていくのだ。恋愛小説、と一言ではいいきれない小説。著者が述べているように、恋愛感情を細やかに描き出している。哀しくて、寂しくて、涙があふれた。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014
No.1:
(4pt)

少し短いけれども良作です。

こんなことを考えているのは僕だけかもしれないけれど、本多さんの小説の何が魅力的なのかっていうと、やっぱり女の子がすごく可愛く描かれていると言う点にあると思う。この本は2冊組みなのだが、side-Aだけを読んだ感想はやっぱりいいなと思えるようなものだった。あらすじだけを言えば、普通だけど異常な男がいて、仕事をしながら恋人と別れて、そしてまた新しい恋人を見つけるというだけのストーリィなのだけれど、要所要所の繊細な表現が心に染み渡ると言うか、じんと来る感じだった。難点をいえば少し短いところかな?
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-AAmazon書評・レビュー:真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-Aより
4104716014

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!