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スカーペッタ 核心
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スカーペッタ 核心の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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一気読みしてしまった。次々と明らかになる過去の亡霊とも言える意外な犯人像。毎度の事だが期待を裏切らない作品になってた。 | ||||
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読み進むにつれて、早く次の展開が知りたくて時間を忘れて読んでしまいました! | ||||
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このシリーズも17作目と言う事で、初期の作品とはいろんな意味で変わってきています。 本作も、ミステリーと言う範疇には入れずらいほど、登場人物たちの心理的葛藤が上下二冊本の半分以上を占めています。 作者の意図がどこにあるのかは想像するしかありませんが、大きな事件に遭遇した後のトラウマが描きたかったのか、そうではなくて、登場人物たちをそうしたトラウマから解き放つためにこの巻を書いたのかも知れません。 いずれにしろ、ウォーキング中の女性のレイプ殺人や女性の行方不明事件や、スカーペッタに届けられた爆弾の事件と言った事件は起きます。 しかし、それらに対する直接的な事件の捜査の様子よりも、そうした事件に携わるスカーペッタを中心とした登場人物たちの心理状況にこそ作者の関心があるようです。 もちろん、このシリーズの特徴である最新の技術を駆使した捜査は健在です。 こちらはこちらで楽しめますが、逆にそこまで進んだかと、怖くなる部分もあります。 ちょっと異質な一巻ですが、これはこれで楽しめました。 | ||||
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最近のコーンウェルはあまり面白くないと思っていたのですが、今回は面白かった。緊迫感みなぎるストーリーに思わず引き込まれました。ただ、伏線の張り方がいまいちだし、文章力が普通のような気がします。最近読んだ神崎和幸のデシートのほうが文章力もあり、伏線の張り方も巧妙。神崎和幸のような新人の作家でもデシートぐらいのものが書けるのだから、コーンウェルにはもっと上を目指してほしいですね。でも、核心は本当に面白かったです。 | ||||
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自分の中では年末の恒例行事である、スカーペッタシリーズの新刊。毎年、かなり年末が近付かないと出版のアナウンスが流れないのでヤキモキさせられる。今回もここ数作と同様上下巻二冊同時発売だったが、一時期の様に異常にひらがなが多い・一ページ当たりの文字数が少ない、などのヘンテコな水増し増ページ作戦によるものでは無く、まあ上下巻二冊分の読み応えがある内容と言って良いものだった。尚、池田真紀子氏の翻訳は秀逸也。乗りモノや銃器など様々な分野の専門用語が多数出てくるが、その分野に知識が無くとも読みこなしやすいとても良く練れた訳文になっている。描かれる物語は非常に短期間(正味二日間。物語開始前に起こった事件も絡むが)で、スカーペッタ以外の人物の視点も交えつつほぼ時系列に進むのでドラマ「24」などのようにリアルタイムドラマの様。大立ち回りは少ないが、多くの捜査機関の多元的な活躍や最新鋭のハイテク装置などが次々に現れ、物語はテンポ良く且つドラマチックに展開する。スカーペッタが検死局長を辞めた前後に、彼女以外の登場人物も公私ともに大幅に生活環境が変わったが、前作では概ね然るべき役職を得ていた。これで一安心か、と思いきやまだまだ過去の亡霊たちが彼らを苦しめる。ここ数作でレギュラーメンバーはほぼ全員かなり深刻なトラウマを背負ってしまっていたが、今回はその中でもスカーペッタ始め多くの者の人生に多大な悪影響をもたらした因縁の宿敵がまたしても現れる。ベントンの苦悩の人生の意外な真相も明かされていたはずだったのだが、更なる真相がまたまた初めて明かされる。尚、相変わらず幾人かの「物凄く下種で卑怯で嫌な奴」が登場し、如何にそいつらが嫌な奴なのかがかなり詳細に描かれる(マスコミ関係者や投資コンサルタントなど職業は様々)。またしてもコーンウェル自身の私生活で何か不愉快なことがあって、それに絡む人物なんかがモデルになっちゃってるのかな、などとついつい勘繰ってしまう(笑)。如何に嫌な奴なのか、という描写は非常に詳細に執拗に描かれるのだが物語にはあまり関係ないというか、そもそもその登場人物をすごく嫌なヤツとして描いた必然性があまり感じられない。というようなところも相変わらずのコーンウェル節と言えるだろうか…伏線等に多少の疑問の余地も残ったが、前作「スカーペッタ」に続く今作を読む限りでは、シリーズ初期の面白さを概ね取り戻したと感じている。次作にも期待! | ||||
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年末恒例の検屍官シリーズも17作目となると、ケイ、ベントン、ルーシー、ピートといったおなじみのキャラクターもそろそろお疲れが出てきたようだ。彼らに付きまとうあのおぞましい回想が、それぞれの脳裏から離れず日々彼らを悩まし続ける。読者ともども忘れられないシーンがある。 シリーズ1作目から読んでいないと、この流れはなかなか理解できない。 あの宿敵も現れる、そして・・・・・。 リアルタイムで展開するミステリーを読むことは、なかなか楽しいものだ。本書の原作がアメリカでリリースされたのは、2009年、あのリーマン・ショックの影響が尾を引き、ニューヨークもいまだに景気は停滞気味である。警察組織も改変され、セキュリティ・チェックが非常に厳しくなった。個人情報保護、守秘義務等々、彼らの仕事にも影響が出てきた。 日本でよく聞くブランド名も出てくる。オリンパスBX41顕微鏡、ウィキペディア、SNS,アシックスのゲルカヤノ・シューズ、等々・・・・・。 派手な立ち回りはない。前作と同じように、FBI捜査官を含めた彼らのカンファレンスを中心とする地味な謎解きがストーリー展開の大半を占める。その解決というのが、ベントンの直観が中心になっている・・・・・。 「スカーパッタ・ファクター」という原作名を邦訳では「核心」としているが、このタイトルが意味を持つのはほとんど前半部分だけというのは残念である。 | ||||
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