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人形(ギニョル)
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人形(ギニョル)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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値段の割にはとても綺麗でした。 目立った汚れもなくあまり日焼けもしてませんでした。大満足です。ありがとうございました。 | ||||
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ホラー小説というよりは耽美的な小説です! 私は旦那にも薦めました! 好き嫌いが 分かれる小説かもしれません。 | ||||
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人形のような容姿の美少年、ギニョル。そして、男娼・SM・監禁という、刺激的なワードに惹かれ購入しました。 危険で刺激的な監禁生活のはずなのに、ギニョルと主人公達のやり取りは、何故かほのぼのしてしまいます。 初めは、美しいギニョルの傷だらけの身体にゾクゾクし、これからどのような悲劇が生まれるのかと加虐心を煽られていました。それがいつの間にか、主人公達と一緒にギニョルの虜になっていたのです。 ギニョルが憎たらしくて、愛おしくて仕方なくなるのです! ギニョルが電話をするシーンと、最後のカメラマンの正体には鳥肌が立ちました。 まだまだ謎だらけで消化不良なので、もう一度読み返して見たいと思います。 | ||||
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本作品は、「SM」「同性愛」「売春(?)」と3つのタブーが織り込まれていますが、嫌らしさはまったくありません。悲しい愛の物語です。 ストーリー自体は、アンダーワールドからの使いであるギニョルに恋焦がれ、いつしか平凡な日常から非凡な世界へ落ちていく、、といったいわば「定石」ものです。 しかし、本作品の優れているところは、アンダーワールドへ落ちていく主人公に、 ごくごく平凡な男でなく、男色家でSM小説を書くといういわばアングラな生活を送っている男をあてこんだことです。 アンダーグラウンドで生活しているかのように見える主人公に、本物の変態であるギニョルをあてつけることで、 逆にいかに主人公が平凡でつまらない日常を送っているか、、、をわからせてしまう筆力には参ってしまいました。 SM系の小説は、古くは「O嬢の物語」などが有名ですが、この作品も同様に、徹底してディテールを排除しています。 まるで団鬼六氏の対極にあるかのように、具体的で猥雑な描写を徹底的に排除しています。 恋焦がれたギニョルを見つけ出し、わけもわからずギニョルをベルトで叩きまくるシーンでは、その心情やそこに至った経緯、興奮等は一切抜け落ち、夕日の中で泣きくれます。 SMの世界観の表現としてはとても不十分です。 さらに実際の描写は、せいぜい指を切り落とす程度で、 猟奇的なSMとしてはまったく持って成立しないくらいに軽いモチーフではありますが、 物語の作りこみ、、、ようは人形回しである「ギニョル」の徹底した作りこみによって「なんだかとんでもないすごいこと」が行われているようなゾクゾクとした気にさせます。 その時点で作者の試みは成功といえるでしょう。 | ||||
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本作品は、「SM」「同性愛」「売春(?)」と3つのタブーが織り込まれていますが、嫌らしさはまったくありません。悲しい愛の物語です。 ストーリー自体は、アンダーワールドからの使いであるギニョルに恋焦がれ、いつしか平凡な日常から非凡な世界へ落ちていく、、といったいわば「定石」ものです。 しかし、本作品の優れているところは、アンダーワールドへ落ちていく主人公に、 ごくごく平凡な男でなく、男色家でSM小説を書くといういわばアングラな生活を送っている男をあてこんだことです。 アンダーグラウンドで生活しているかのように見える主人公に、本物の変態であるギニョルをあてつけることで、 逆にいかに主人公が平凡でつまらない日常を送っているか、、、をわからせてしまう筆力には参ってしまいました。 SM系の小説は、古くは「O嬢の物語」などが有名ですが、この作品も同様に、徹底してディテールを排除しています。 まるで団鬼六氏の対極にあるかのように、具体的で猥雑な描写を徹底的に排除しています。 恋焦がれたギニョルを見つけ出し、わけもわからずギニョルをベルトで叩きまくるシーンでは、その心情やそこに至った経緯、興奮等は一切抜け落ち、夕日の中で泣きくれます。 SMの世界観の表現としてはとても不十分です。 さらに実際の描写は、せいぜい指を切り落とす程度で、 猟奇的なSMとしてはまったく持って成立しないくらいに軽いモチーフではありますが、 物語の作りこみ、、、ようは人形回しである「ギニョル」の徹底した作りこみによって「なんだかとんでもないすごいこと」が行われているようなゾクゾクとした気にさせます。 その時点で作者の試みは成功といえるでしょう。 | ||||
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これは、素晴らしいとしか言いようが無い。この圧倒的な世界観。最後までナゾが残る所は、読者の想像を誘っているのでしょう。しかし、この本を読んで、三ヶ月くらいは腑抜けになり、口を開けば「ギニョル」の名前が出てくる位、それはそれはインパクトの強い作品。そして、題名もインパクトがある。「人形」。これは嫌でも手にとってしまう。 これ程までにすごい作品だが、やはりこの素晴らしさが分からない人はいるハズ。この本が好きだと胸を張って言える人は、立派な変態だといえるでしょう。SMがお好きでない方はツマラナイかもしれません。もし自覚していなくても、面白いと思ったなら、立派に変態の仲間です。 | ||||
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帯の文句に、引き込まれて購入、凝った設定の割りに、何が言いたいのか良くわからないままに、最後になってしまった。 まったくもって期待はずれ、空クジを引いてしまったような気分の作品。 | ||||
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帯の文句に、引き込まれて購入、凝った設定の割りに、何が言いたいのか良くわからないままに、最後になってしまった。 まったくもって期待はずれ、空クジを引いてしまったような気分の作品。 | ||||
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設定や前半の展開は面白いのですが、「人形(ギニョル)」と呼ばれる少年の魔性が中途半端で、折角の猟奇性、狂気が続きません。SMを映像化し商品とするにあたり少年も交えた会議をするにいたっては、狂気から正気にもどされた気がして、しょんぼりします。インターネットはやはりアングラではないですよね。最後の落ちも説明不足で、怖いという感じはしません。 | ||||
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設定や前半の展開は面白いのですが、「人形(ギニョル)」と呼ばれる少年の魔性が中途半端で、折角の猟奇性、狂気が続きません。SMを映像化し商品とするにあたり少年も交えた会議をするにいたっては、狂気から正気にもどされた気がして、しょんぼりします。インターネットはやはりアングラではないですよね。最後の落ちも説明不足で、怖いという感じはしません。 | ||||
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ホモ+SMというお気にのジャンルなのでなんとなく読んでみましたがかなり引きこまれました!!SMといってもグロテスクな描写はなく気持ち悪くなるようなことはないです。逆に本気のSMファンには物足りないかと思いますが文学作品としてとてもおもしろいです☆「少女マンガのようなボーイズラブではなくて、もっとこう~…」と思ってらっしゃる方やビジュアル系がお好きな方にもおすすめできるかと思います☆続編がでそうな終わり方なんですけど続編は出るんでしょうか~。期待してます♪ | ||||
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ホモ+SMというお気にのジャンルなのでなんとなく読んでみましたが かなり引きこまれました!! SMといってもグロテスクな描写はなく気持ち悪くなるようなことは ないです。 逆に本気のSMファンには物足りないかと思いますが 文学作品としてとてもおもしろいです☆ 「少女マンガのようなボーイズラブではなくて、もっとこう~…」と 思ってらっしゃる方やビジュアル系がお好きな方にもおすすめできるかと 思います☆ 続編がでそうな終わり方なんですけど続編は出るんでしょうか~。 期待してます♪ | ||||
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全247ページの決して長編ではないのに、読後の疲労感は類を見ない。完璧なまでの気持ち悪い世界に小説の粋を超えているからだ。虐待される少年が、人形のように叫ぶこともせず、身体中に痣をつけ、尻に経文のような文字を刺青していながら、ロシア人の血が混じったような美少年。寝ている姿は愛おしくなるが、起きていると人に残虐な感情を呼び起こさせる。この少年にsm作家とエロカメラマンが、正気の世界に戻れない狂気に執りつかれてゆく。狂気以外何物でもない世界で、小説でありながら度々吐き気を催す。倒錯した世界にしか生きられない人の世界を、無理矢理見せられた生々しさが頭痛をも引き起こす。半端じゃないこの小説。平成14年第三回ホラーサスペンス大賞受賞作品だが、ベストセラーにならないのは、この作品が持つ狂気が読後人に語らせる気力を奪うからではないか。かくいう私も、一年を要したから。 | ||||
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人物・細部の描写の薄さ、結局明らかにならない点が多いなど、もっと書いて下さいとお願いしたい気持ちもあります。それでも尚、読むのを止められない魅力ある作品です。読者は残酷劇の観客となり薄暗い舞台上の三つの世界(そう見えました)を代わる代わる見せられながら劇は進みます。体中に“パレット”の様に色とりどりで凄惨な傷痕を持ち、それでも人形の様な美しさを持つギニョル。個人的には装丁に写真を使うならNARUTOさんのお人形を使って欲しかったと思います。客席にいたはずなのに、何時の間にか観客の居ない舞台に取り残され、帰るべき自分の席が見つからないまま終幕を迎える違和感。敢えて言えばミステリーでもホラーでも無く幻想小説でしょうか。スポットの当たらない陰も見て下さい、貴方の想像力で。 | ||||
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2回ともノンストップで読みました。1回目に読んで、多分こういうことじゃなかろうか・・・という自分なりの結末を考えてもう1度読んで下さい。私は自分なりに想像した結末、というか全容が楽しくて仕方ありません。確かに腑に落ちない点はいくつか残りますがそれを無視しても面白いです。スピード感があっていいと思います。ビジネスとして真似する人が出るのではないかというリアル感もあるのですが、ありえないのは「ギニョル」とその・・・ | ||||
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SMや男娼などの設定が全面に押し出されていますが、セックスシーンなどがある訳でもなく、別にいやらしい小説ではありません。状況描写なども秀逸ですし、頭の中に鮮やかにイメージ出来る場面が多かったのには感心しました。ただ、なまじ描写が巧いだけにストーリーをもう少し練りこんで欲しかった。あんなにはっきりと状況が想像出来るのに、肝心のギニョルやストーリーが消化不良で、終盤にさしかかるにあたり頭の中に?マークが浮かぶ事しきりでした。 | ||||
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最後のほうでギニョルはヤクザまがいの男に誘拐(?)されますが、最終的に素性は明かされないまま終わりました。そこが謎めいていて面白いところだと思います。終わり方はホラーやサスペンスと言うよりは「世にも奇妙な物語」と言ったほうがよいと思います。あと、従順だが寡黙、寡黙でいて話すと意外に生意気といったギニョルの人物像があまりにも自分に似ていたので、まるで自分がいぢめられているような気になりました(苦笑)。自分は中学生・高校生の頃「お前ほど絡むと面白い奴はいない」と言われてむかっ腹がたったのですが、この本読んでむしろそう思われるのは普通なのかと思いました。メインキャラのギニョルに感情移入できたので満点です。 | ||||
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だらだらと続くのは、果たして監禁生活なのか?それとも、短編でも言いような話を長編にすべくひたすら繰り返される同じ描写なのか?この作者は、別の新人賞でも採集選考に残っていて期待されているようだが、他の書評にもあるように、キャラの薄さのために感情移入して読めないので、致命的です。いまの世の中、不条理こそが真実である、という隠れた主題をもっと全面に押し出さなければ、ホラーでもサスペンスでもミステリーでもない、駄文の羅列にしかならない。 | ||||
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無駄な説明も多いが、文体はとても読みやすく、構成もなかなかで新人とは思えない。「ギニョルはどうなるのか?」と気になってどんどん先を追ってしまう。だが、主人公のイノさんのキャラの魅力が薄すぎ、ちょっと感情移入は出来なかった。この作者もきっと中年男性なのだろう。なんかダサいんだよね、という感じ。例えて言うなら、「巧いのはわかるけど、おじさん心理は私には面白くないよ」と思ってしまう赤川次郎作品のような読後感だった。勿論、両者の作風が似ているとかそういうわけではないが。 | ||||
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こんな寒気のする小説は初めて(そもそも普段この手のものは選ばない)。主人公が知らず知らず、人間の隠された一面をえぐるように、美少年「ギニョル」にハマッていく過程は、何か未知の世界に引きずりこまれるように寒気を覚えながら一気読みしました。 | ||||
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