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殺人を一パイント
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殺人を一パイントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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推理小説としてはなかなか良く出来てると思います。さらに巻末解説ではカナダ騎馬警官隊について詳しく説明があり、とても役にたちました。「女王陛下のメイド探偵ジェイン」シリーズのヒロイン、ジェイン・ビーもカナダ人で、父親がカナダ騎馬警官隊の警部補なのです。読んだ当時は騎馬警官というのは馬に乗ってパトロール程度の儀礼的な任務とばかり思っていましたが、今回のことで、なるほど、ジェインの父親が簡単にイギリスの警察に協力を申し出て、採用されたはずだ、と分かりました。 一方、コージー小説として物足りませんでした。冒頭で亡くなったアギー小母さんを、ジェネットは大好きと評していますが、その割にはどのような親密な交流があったのか、あまり力を入れて描かれてはいませんでした。 主人公のジェネットは料理上手というよりは、まだ手際が良いというレベルに思えました。なによりも、いくら隣家とはいえお茶どころか朝から食事もしていったり、自分ではろくに料理もできないマリオン母子に呆れてしまいました。カナダ=赤毛のアンなものですから、皆勤勉で働き物で、豊かな食卓というイメージが先行してしたので、かなりガッカリでした。マリオンたちはかつては名家、羽振りも良かったようですが、その没落ぶりは単に金銭的なことだけでなく、人間としてどうよ、と思ってしまいました。 | ||||
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