殺人を一パイント
- コージー・ミステリ (155)
- ジェネット&マドックシリーズ (3)
- ユーモア・ミステリ (167)
- 食中毒 (16)
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推理小説としてはなかなか良く出来てると思います。さらに巻末解説ではカナダ騎馬警官隊について詳しく説明があり、とても役にたちました。「女王陛下のメイド探偵ジェイン」シリーズのヒロイン、ジェイン・ビーもカナダ人で、父親がカナダ騎馬警官隊の警部補なのです。読んだ当時は騎馬警官というのは馬に乗ってパトロール程度の儀礼的な任務とばかり思っていましたが、今回のことで、なるほど、ジェインの父親が簡単にイギリスの警察に協力を申し出て、採用されたはずだ、と分かりました。 一方、コージー小説として物足りませんでした。冒頭で亡くなったアギー小母さんを、ジェネットは大好きと評していますが、その割にはどのような親密な交流があったのか、あまり力を入れて描かれてはいませんでした。 主人公のジェネットは料理上手というよりは、まだ手際が良いというレベルに思えました。なによりも、いくら隣家とはいえお茶どころか朝から食事もしていったり、自分ではろくに料理もできないマリオン母子に呆れてしまいました。カナダ=赤毛のアンなものですから、皆勤勉で働き物で、豊かな食卓というイメージが先行してしたので、かなりガッカリでした。マリオンたちはかつては名家、羽振りも良かったようですが、その没落ぶりは単に金銭的なことだけでなく、人間としてどうよ、と思ってしまいました。 | ||||
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この作品は、ジェネット&マドックシリーズの第1作目にあたる。カナダの田舎町で起きた連続殺人事件の真相を、素人探偵のジェネットと騎馬警官のマドックが力を合わせて探り出すというストーリー。変わり者揃いの脇役達が織りなす騒動は茶番劇の様相を呈していて、ユーモアセンスに満ちた洒落た会話のやり取りに思わず頬が緩んでしまう。しかし、ほのぼのとした雰囲気を保ちながらも、真犯人とその動機の謎解きは最後までなかなか正体を見せず、ミステリーとしてもちゃんと読ませる構成になっている。ジェネットとマドックの恋模様がこの後どのように発展していくのか、とても気になってしまうだろう。 | ||||
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隣の家まで何マイルもあるようなカナダの田舎町。堅実な農家の娘ジョネットは、都会での恋に破れて実家に戻ってきた。ちょうどそこへ近所の古い邸宅に住む頑固ばあさんが食中毒で死亡した。「これはきっと事故に見せかけた殺人よ」冷静な頭脳と良識と行動力と料理の腕前。探偵役のジョネットは魅力的すぎる。マドックならずとも惚れ込んでしまいそう。(二人の仲の進展がこのシリーズのテーマになっています。)日常生活を舞台にした作品なので、あまり日本では知られていないカナダの生活や警察事情がよくわかりました。奇矯な住人たちが織りなす田舎特有の濃密な人間関係が、なかなか愉快に描かれています。登場する料理がなんともおいしそう。読んでおなかの空く小説でした。 | ||||
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